「この夏富士山に登って、お鉢めぐりで古銭を探そう」



「この夏富士山に登って、お鉢めぐりで古銭を探そう」
【説明概略文】
 富士山の火口は浅間神社の奥ノ院にあたり
ます。かつて登山者は無事の登山を感謝し一
族の幸せを願い火口に賽銭を投げるお散銭
(さんせん)の習慣がありました。火口は巨
大な賽銭箱だったわけです。その習慣は室町
時代にはすでにあったといいます。


 賽銭を投げればそれを拾う人がいるはずで
す。遠藤秀男「富士山よもやま話」によれば、
散銭の処務を富士山八合目以上の所有者であ
る村山修験辻之坊が受け持っていたといいま
す。


 江戸時代になると浅間大社がその処務を受
け持ち、一番拾いを浅間大社、二番拾いを須
走浅間が行ったということです。しかし一番
が拾ったあとでは賽銭の額が大違い。一番拾
いの権利争いが相次ぎ、元禄時代には本宮と
須走で4対6の配分に決まり、江戸末期まで
つづいたといいます。


 日本一の霊峰といっても金銭がからめば
「きれいごと」という訳にはいかなかったよ
うですね。このように昔、投げられた賽銭が
長い年月のうち、風で噴火口の底から吹き上
がり、いまでもお鉢めぐりの登山道で見つか
ることがあるらしいよ。


【説明本文】をどうぞ。
https://toki.moo.jp/mail-maga/gate-mail/gate10.html


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