某月某日 山の伝承に遊ぶ【ひとり画ってん】「南アルプス前衛入笠山・ふたつの清水伝説」

▼山の伝承に遊ぶ【ひとり画ってん】「南アルプス前衛入笠山・ふ
たつの清水伝説」
【概略】
 スズランで有名な入笠山は南アルプスの最北の前衛の山。見晴ら
しよい山頂からは霧ヶ峰、蓼科山、八ヶ岳連峰、南アルプス、中央
アルプス、また富士山、秩父連峰、北アルプスまで360度の展望が
望めます。
 山名は、山の形が稲を刈り取り束にして重ねた「にお」に似てい
るところからきているそうです。この山は湧き水が豊富なところで、
「首切り清水」、「頼重水」などがあります。
 仏平(ぶっぺい)峠の「首切り清水」は昔、高遠藩の金奉行が江
戸に参勤の藩主のもとへ金を届けるために近道をして、この清水で
喉をうるおそうと腹ばいになったところを、後からつけてきた盗賊
に首を切られたという伝説が残っています。
 また富士見町若宮から入笠山登山道の「頼重水」という清水は、
諏訪頼重が武田信玄と戦い、敗れて逃れる途中、杖で掘ったところ
に湧いた清水だそうです。
・長野県伊那市と同県富士見町との境。
……【さらに本文】筆者のページで→
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山の民俗伝承ひとり画ってん。「奥多摩鳩ノ巣・将門の愛姫御幸(みゆき)姫」


「奥多摩鳩ノ巣・将門の愛姫御幸(みゆき)姫」
【概略】
 奥多摩周辺には平将門にちなんだ伝説が多くあります。秩父地方
では、秩父で生き残った将門一族が奥多摩側へ移住し子孫が繁栄し
たとの言い伝えもあります。
 本仁田山や川苔山の登山口・鳩ノ巣駅近くの棚沢集落には、将門
神社というそのものズバリの神社があります。この神社は、将門の
子の将軍太郎良門が建立。
 亡父の遺影を刻んで奉納して将門宮と呼んだという。やはり平将
門の子孫で当村の領主三田忠平が将門神社の鎮守になってから栄
え、かつては秩父地方からの参詣者で賑わったという。
 ここは将門の舘跡といわれ地名も将門。姫塚(御幸塚)と呼ぶ将
門の愛姫・御幸姫を祭った塚もあったという。
 神社には御幸姫観音像も建てられており、いまでも奥多摩町の民
家では将門の愛姫・御幸姫のお札を戸口に貼っているのを見かけま
す。
しかし、愛姫とはなんだ。愛(まな)娘か?妃か?愛妾か?
・東京都奥多摩町
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こんな話も大まじめ「天狗にもお経があります」


▼山の伝説ひとり画ってん「天狗にもお経があります」
【概略】
 天狗といえば山の妖怪。修験道で修行する行者が、各地の霊山の
天狗を招いて祈念を込める時に唱える「天狗経」というお経があり
ます。室町後期にはすでに唱えられていたものらしいという。
 その内容は「南無大天狗小天狗十二天狗有摩那(うまな)天狗数
万騎天狗、先づ大天狗には、愛宕山太郎坊、妙義山日光坊、比良山
次郎坊、常陸筑波法印、鞍馬山僧正坊、彦山豊前坊、比叡山法性坊、
大原住吉剣坊、横川覚海坊、越中立山縄乗坊(しじょうぼう)、富
士山陀羅尼坊(だらにぼう)、
 ……とつづき、をんあろまや、てんぐすまんきそわか、をんひら
ひらけん、ひらけんのうそわか」と、48の天狗名が出てくるお経
です。
 ただこのお経は四国石鎚の行者たちが、あちこちの天狗名を唱え
ているうちに、徐々に出来上がってきたものではないかという。そ
の証拠に近畿以西の天狗が圧倒的に多く、「八天狗」にも登場する
丹沢大山の伯耆坊や、関東東北の有名天狗名が抜けてしまっていま
す。
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山の民俗伝承ひとり画ってん。「奥多摩本仁田山・平石尾根に迷い込んだごぜ」

「奥多摩本仁田山・平石尾根に迷い込んだごぜ」
【概略】
 本仁田山の名はイノシシなどのヌタ場からきているという。ここ
にはこんな悲しい物語があります。昔、一座のみんなに遅れてしま
った瞽女が、鳩ノ巣から峰の集落へ向かって登ってきました。
 大根ノ山ノ神の祠のあるところまで来たとき、地元の炭焼きに会
い、道を聞きました。炭焼きはついいたずら心で、自分が降りてき
た別の方向を教えました。瞽女は歩いても歩いても峰の集落に着き
ません。
 夜になり霧雨が雨に変わりヨロヨロとしながら、烏帽子型をした
岩のところで力尽きて、眠るように死んでしまったという。
 それが本仁田山の三角点から尾根道をちょっと北上、コブタカ山
から川苔山方面へ曲がるあたり、西に向かって平石尾根の平石山先
の「ごぜ岩」だということです。
 いまでも雨の日には、岩かげから怨みを込めたような三味線の音
が、か細く聞こえてくるそうです。
・東京都奥多摩町
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山の伝承ひとり画ってん「丹沢表尾根二ノ塔・日本武尊の足跡」


「丹沢表尾根二ノ塔・日本武尊の足跡」
【概略】
 いつなくなったのか、以前は二ノ塔に「日本武尊足跡」の道標が
ありました。道を下ると鳥居のある日本武尊の遺跡に到達します。
 その昔、日本武尊が火攻めにあい、草なぎの剣で難を逃れた日本
武尊は相模の国の大山に兵を進めました。しかし、のどが渇きまし
たが水がありません。
 兵士たちも、いきも絶え絶えに疲れ果ててしまっています。日本
武尊は、「水無きを憂う」といいながら、そばにあった岩石に乗り
踏みつけました。
 すると、大きな岩石の下から清水が湧き出したというのです。こ
れで一同は元気を取り戻したのでした。
 この水はどんなに干ばつが続いても水が枯れたことがなく、村人
たちの飲み水として使われたという。村人は、この恩を忘れないよ
う石碑を建てました。
 ところが明応7年(1498)に大地震が襲い、清水は一瞬にして埋
まってしまいました。しかしいまでも岩の上に、縦45.5センチ、
横32センチくらいの足跡に似た凹みが残っていて、そこにはいつ
も水が溜っていて旱魃の時でも枯れることがなかったという。
・神奈川県秦野市。
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