いま甦る「丹沢山ものがたり」(山渓)加筆本。「大みそかの城ヶ尾峠」

「大みそかの城ヶ尾峠」

【概略文】
 西丹沢加入道、畦ヶ丸から菰釣山・高指山へとつづく縦走路。し


ばらく歩くと城ヶ尾峠に出ます。北へ進めば山梨県側道志村に下り


ます。南側は神奈川県山北町。いまでは道が崩壊し廃道になってい


ますが、かつては甲斐(山梨県)と相模(神奈川県)を結ぶ交易路


だったそうです。


 こんな静かな峠でも、南北朝時代、また戦国時代と幾多の戦乱の


場となったといいます。南北朝時代、河村一族は南朝に味方します。


足利尊氏に追われた新田義興も河村城にかくまわれともに戦います


が足利勢の猛攻撃に絶えきれず落城。西丹沢山中に退却、城ヶ尾峠


付近に城を築き防戦。






 しかし、足利側の力は強くとうとう敗れて峠を越え、甲斐側に入


り越後に落ちていったという。それとは別に、戦国時代には武田信


玄小田原攻めで、大勢の甲州兵がこの城ヶ尾峠近くの信玄平あたり


に陣を張ったという話もあります。




・神奈川県山北町と山梨県道志村との境。






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いま甦る「丹沢山ものがたり」(山渓)加筆本。「丹沢塔ノ岳・尊仏ツァンの大岩」

「丹沢塔ノ岳・尊仏ツァンの大岩」



【概略文】
 丹沢の塔ノ岳には昔、山頂北側に、仏像に似た大岩・尊仏岩があ


り、庶民の信仰を集めていたといいます。しかし、1923年(大正12)


年の関東大震災が起こり、その翌年の余震で、大岩はコナゴナにな


って、北西側直下の大金沢にくずれ落ちたといいます。






 ここには狗留尊仏がまつられていて、干ばつのときは、雨乞いの


場になっていました。岩の高さは1丈とも3丈とも、また5丈8尺


あったともいわれていますから、いずれにしても大岩だったわけで


す。






 4月、尊仏山荘でイラストの個展を開催させて戴き、その最中の


に大岩を訪れてみました。くずれたなごりの尊仏岩は急なガケにへ


ばりついて裏から測るのと表からでは大きな差。






 これでは測り具合で高さが違ってくるわけです。満開のコイワザ


クラの中、首をとられた仏像がコケむしていました。


・神奈川県秦野市と山北町、清川村との境






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けふも山の与太ばなし「夜叉神峠の夜叉の神」

旧「岳人」発行本『山の神々紀行』「夜叉神峠の夜叉の神」


【概略】
 夜叉神峠は白根三山の眺めがすばらしい。昔、水出川(いまの御


勅使川)の源に荒ぶる神・夜叉神が棲んでいたという。夜叉は神通


力を自由にあやつる半神半鬼。






 困った里人は水出川を見おろせる峠に石祠を建て祭り上げ封じ込


めました。以来、夜叉神のたたりはやみ、豊作・縁結びの神として


親しまれるようになったという。






 8月はじめ、夜叉神峠小屋の前はヤナギランがまっ盛り。花の中


で写真を撮りっこしている人もいます。汗をふいてから、早速夜叉


神のホコラを探します。






 あった、あった。中には木のお札がまつられ、誰があげたかサイ


銭の前に山の神とならんで建っています。夏の夕日を背中にスケッ


チしている陰がながくのびていました。






 帰り、甲府の駅の売店で夜叉神の民芸品をみつけました。さっそ


く買い求め、居間に飾ってありますが、なにかご利益があるのでし


ょうか。






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▼けふも山の与太ばなし。「群馬県至仏山・至仏色はココア色」




▼「群馬県至仏山・至仏色はココア色」

【概略】
 尾瀬ヶ原をはさんで、燧ヶ岳、至仏山は好一対をなす秀峰。とくに至仏


山は、高山植物の宝庫。鳩待峠から小至仏山、至仏山間東斜面にはオ


ゼソウや、ホソバヒナウスユキソウ、ユキワリソウ、ハクサンコザクラ、タカネ


ナデシコ、タカネシオガマ、シブツアサツキ、ジョウシュウアズマギク、カト


ウハコベ、ホソバヒナウスユキソウ、タカネトウチソウ、ムシトリスミレなどな


どが咲き乱れます。






 とくにホソバヒナウスユキソウは固有種。またオゼソウ、ジョウシュウアズ


マギクなども貴重なもの。至仏山は大正時代、登る道がなくてムジナ沢


(渋ッ沢)沿いに登ったので、その「シブツ沢」から来たのではともいいま


す。






 この沢の岩は、赤泥をなすり付けたような暗赤色でココアに近い色だと


いう。江戸時代後半の文書には「四仏山」とも書かれたそうです。


・群馬県みなかみ町と片品村との境。




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山の与太ばなし。「奥多摩・棒が折れた棒ノ折山」

「奥多摩・棒が折れた棒ノ折山」



【概略文】

 奥多摩の棒ノ折山は、棒ノ嶺、坊ノ尾根などいろいろな名前で呼ば


れていましたが、いまは棒ノ折山に統一されているようです。しかしい


まも地形図には棒ノ嶺とし、棒ノ折山はカッコの中に記されています。






 山名は、畠山重忠が愛用していた石棒の杖がこの山で折れたからと


か、金精さまの石棒に由来するといわれています。鎌倉時代、源頼朝公


の重臣だった畠山重忠は美男だったため、一行が鎌倉へ向かう街道


筋の若い女たちが、重忠をひと目見ようと集まってきました。






 それをうっとうしく思った重忠は、ある日、街道を通らずに、尾


根づたいに道をとりました。四方を見渡せる山の頂上に着いた時、


重忠はついていた石の杖をへし折ってしまったのです。






 そして半分を奥多摩側大丹波の谷へ、もう半分を秩父側名栗の有


馬の谷へ投げました。そんなことから、この山を棒ノ折といい、頂


上を棒ノ嶺というようになったということです。


・東京都奥多摩町と埼玉県飯能市との境。




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