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食糧危機はどこへ行った?

2023年10月26日 | インポート

 数年前から世界的な食糧危機が叫ばれてきて、昨年のウクライナ侵攻で頂点に達し、昨年中、あるいは今年に食糧危機が必ず発生すると大宣伝され、大震災への備えも相まって、食料備蓄をしている家庭は多いと思われる。

 私も、一昨年までに約1万円分の密閉包装(真空パック)の玄米と、かなりの量の缶詰を用意した。
 過去の経験から、無酸素包装玄米なら5年程度保管しても、それなりに食べられることが分かっているのだが、さすがに、そろそろ開封して無理にでも食べなければならないと思っている。
 缶詰は10年程度の保管は全然問題なく、消費期限など関係ない。

http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5927018.html

 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5953034.html

  http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6023321.html

 日本では、一昨年くらいから、食料不足危機の代わりに、食料価格高騰危機がやってきていて、今年に入って加速している。ありとあらゆる食品が高騰して、庶民の生活はかつてないほど追い詰められているのだ。

 食料品高騰で“エンゲル係数”が過去最高域の29%に 政府・日銀が掲げる経済政策の弱点と今後の対策を専門家が解説 10/25(水)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f298dd13c57f3383b53c976a7371570e185ee803

 10月に発表されたエンゲル係数が過去43年間で最も高い29%に達した。
 エンゲル係数は、家計の消費支出に占める食料費の割合を示したもので、今回発表されたのは、2022年9月から2023年8月の平均値である。

 食料費が増え続ける理由について、第一生命経済研究所の首席エコノミスト、熊野英生さんに背景と対策を聞いた。
 日本の豊かさが脅かされている証 ーーエンゲル係数は何を表す数値?
 エンゲル係数は生活の豊かさを示す指標の1つで、食料品が消費全体の金額のどれくらいの割合を占めているかを表します。

 食料品のウェイトが小さいと食料品以外にお金を使っていることになるので、生活が豊かになっていると解釈します。
 新興国などのエンゲル係数は高い一方、豊かな国ではエンゲル係数が低下していくという経験則があります。
 こうした中、今回の日本の数字というのは、食料品価格が高騰し、豊かさが脅かされていることを示しています。

ーー今回発表された29%は、どれくらい高い数値?
 日本は、1980年代前半は今と同じ29%ぐらいの係数でしたが、それがだんだんと低下して、再び上昇しました。
 コロナ禍の初期は、外出ができなかったため消費全体が縮小してエンゲル係数が高くなりましたが、今回はそれとは違う形で、食料品の値段が高くなり、特に高齢者の生活が圧迫されている状態です。

 43年ぶりの高水準で、2001年以降の数値では最高タイとなっています。
 ではなぜ食料品の値段は高騰しているのか。
 熊野さんは日本の食料自給率の低さも影響していると分析する。

ーーエンゲル係数が高くなる理由は?
1つはやはり世界的なインフレ、物価上昇の影響で、食料品の価格が10%近く上がるといった状況が長く続き、負担が大きくなっていることが背景にあります。

 なぜ食料品が高いのかを分析してみると、日本の食料自給率は約38%で、62%は輸入品です。輸入している物が円安でどんどん値上がりしていくと、エンゲル係数も高くなるという図式で、他の物品よりも食品の値上がりが目立つという状況です。

ーー家計への影響と下げるための課題は?
 エンゲル係数が上がるということは、食料品の負担が増えるということなので、家計は苦しくなります。
 給料が上がらないとエンゲル係数は下がらないので、賃上げを中小企業まで幅広くやることと、年金支給額の引き上げが必要です。

 また、食料品が高い理由は円安に原因があるので、日本銀行は行き過ぎた金融緩和を是正することによって、過度な円安を円高方法に転換し、輸入価格を下げていくことも重要な条件です。
 政府と日銀は緊密に相談しながら、金融政策が円安を後押しし過ぎないよう検証する必要があります。

給料を上げることが先決
 23日に行われた岸田総理の所信表明演説では、高騰するガソリン代や電気・ガス代などへの支援延長が示された。
 しかし、エネルギー消費の2倍ほどにあたる食料品価格の対策は薄く、熊野さんは経済対策の弱点だと指摘する。

ーー政府が取るべき対策は?
 1つだけ良い話として挙げるなら、政府は10月から、輸入した小麦を製粉会社に売り渡す価格を11%程下げます。
 これで麺類やパンなどは少し安くなるので、エンゲル係数が下がる方向に若干は効いてくると思います。
 ただ、根本的にはエンゲル係数を下げる政策よりも、給料を上げる方が先です。
所得を増やし、消費を膨らませて食料品の割合を薄めていくしかありません。

 家計の中で、エネルギー消費は光熱費を含めても、15%程度です。
 それに比べて食料品は2倍ほどにもかかわらず、ほとんど何の手当てもされていない点は、今回の経済対策の弱点だと考えます。
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 引用以上

 上の説明では「給料を上げれば問題が解決する」かのような頓珍漢な説明をしているが、問題の本質が、全く分かっていない。
 エンゲル係数が高くなってしまった最大の本質は、安倍晋三政権が行った「消費税」なのだ。
 給与所得は、給与生活者だけの一部の問題にすぎない。現在、年金生活者、生保生活者、派遣など非保証生活者も含めて、給与が上がることの恩恵を受けられない人々が国民の半数以上を占めている。

 岸田自民党政権は、選挙対策のための「めぐんでやった」=上から目線の、「お情け」対策だけしかしない。だが、一番必要なものは、恒久的に消費税を廃止することである。
 消費税を廃止すれば、ほぼすべての経済問題が一気に解決するのだが、岸田文雄のひどく劣った知能では、「上から与えてやる、一時的な、その場しのぎのお情け対策」しか頭に浮かばないのだ。

 日本経済の低迷の最大要因は、1989年、竹下登政権が発足させた「人頭税」である消費税だ。
 そして、日本社会に致命的なダメージを与えたのが、2013年の安倍晋三政権による8%そして10%の巨大増税である。
 これは竹中平蔵の入知恵であることは確実だが、これによって日本の大企業は、事実上大きな減税を受け、2020年度までに実に500兆円という超巨大な内部留保を貯め込んだ。

 内部留保とというのは「死んだ金」であって、経済推進には役立たない。投機くらいにしか使われない。だが、この500兆円が労働者の給与に還元されていたなら、その消費経済効果は凄まじいものになり、現在の数十倍の好況を産み出していただろう。
 日本の「失われた30年など、いったいどこの話」となっていただろう。

 これは、ケインズが100年近く前に指摘していたことだ。
 経済を本当に循環させているのは社会の底辺における「需要」であり、決して供給ではない。
 不況を供給増大によって解決できると主張したのは、「セイの法則=古典経済学」であり、供給さえしっかり行えば、自然に需要が増えるとしたものだ。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E5%85%B8%E6%B4%BE%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%AD%A6

 だが、これに対して、ケインズは、社会資本投下や財政投資によって社会の底辺の需要を高めることが、景気の本質であることを明らかにした。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BA%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%AD%A6

 何よりも、底辺の生活者に金が回り、需要を生み出すことが景気の本質であると指摘したのだが、当時の資本家は「労働者に金を回すなどとんでもない」と拒絶し、セイの法則にしがみついて、需要もないまま供給を拡大しようとした結果、ニューデール大恐慌の底なし沼に沈んでいった。

 結局、この大恐慌は、第二次世界大戦まで終わることはなかった。日本軍(皇道派)の暴走のおかげで、アメリカ経済は史上最高の回復を遂げたのだ。
 ケインズ経済学では、何はなくとも「需要」が大切で、これをどう作り出すかが政治のもっとも重要な本質であり技術であるといわれた。

 だが、フリードマンによって新自由主義が台頭してくると、再び死んだはずの「セイの法則」が頭をもたげてきて、労働者から金を奪い去り、供給を増やすことが有効という、反ケインズ主義がゾンビのように出てきた。
 日本では、竹中平蔵と薫陶された自民党議員たちが主張している。

 私が驚愕したのは、数日前に行われた岸田文雄の演説に、「供給力を増やす」というセイの法則が強調されていたことだ。
 https://www.youtube.com/watch?v=Caz4SnPN5JY&ab_channel=TBSNEWSDIGPoweredbyJNN
 ああ、岸田という男は、これほどの馬鹿なのか? と大きくため息をついた。
 岸田の脳みそには、「与えてやる」政治しか存在しないのだ。
 経団連の大半の役員も同じ思想であり、これは竹中平蔵の新自由主義思想なのだ。

 消費税を廃止した瞬間に、日本経済は劇的な復興を遂げ、生活者の生活の質も劇的に改善されるのが確実なのだ。
 自民党は、国民大衆を富ませることで、国家がもの凄い勢いで富んでゆくメカニズムがまったく理解も想像もできないのだと絶望した。
 「供給を増やせば需要が回復する」という根拠のない19世紀の妄想を口走っている岸田文雄を見て、私は、強欲低知能の自民党政権ある限り、日本が第三次世界大戦で、ほとんど滅亡することが避けられないと確信した。

 さて、もう一度「食糧危機」に戻る。
 「先進国=金持国」では、不足の食料に高値をつけて優先的に購入することで、食料価格が高騰すること、これが「食糧危機」の真実である。

 つまり、食料が不足すると、どんどん食料価格が上がってゆくが、それでも金持ち国は高い対価でも飢えるよりマシと考え、食料を無理にでも輸入するが、当然、小売価格は高騰することになる。だから、食料が本当に消えるのは、最後の最後ということになる。
 後進国=貧乏国では、絶対量が減って価格が高騰すれば、もうそれを手に入れることができない。援助物資に頼るしかない。最初から本当に飢えが始まるのだ。

 このようにして、国民のエンゲル係数が際限なく上がってゆく状態が先進国における「食糧危機」であり、後進国では実際に飢餓が訪れ、餓死者が国を覆うことになる。
 https://www.youtube.com/watch?v=kOaBm8lnwWU&ab_channel=ANNnewsCH

 主食作物である米・麦・馬鈴薯・トウモロコシのなかで、もっとも大切な肥料であるカリウムの生産を、ウクライナ・ベラルーシ・ロシアなどが事実上寡占状態だったので、戦争によってカリウム肥料の供給不足と暴騰が起きた。
 昨年、芋畑にカリウム肥料を投入しようとしたら、なんと20Kg、3000円近い価格になっていて、これでは収穫した芋よりも肥料の方がはるかに高価という事態になってしまっていたことに驚かされた。

 現在、市場でトマトが暴騰していて、熱暑のせいで育ちが悪いと説明されているが、実は、肥料価格が上がったことによる影響も大きいかもしれない。ブロッコリー、キュウリ、ナスとみんな数年前の数倍の価格になっている。
 芋類はカリウムを入れないと肥大しないので、高価な市販肥料の代わりに、みんな草木灰を入れるようになっている。

 ウクライナ戦争、猛暑による生育障害、中国による巨大な食料買い占めなどが、世界の食糧価格を大きく押し上げている。
 ほぼすべての生活物資が上がっているのだが、なかでも困るのが建材価格の高騰だ。

 田舎にいると、降雨による腐食などで数年に一度、建物を修理しなければならないのだが、建材価格の暴騰ともいえる値上がりによって、我が家ではカモシカが壊した門扉の修理さえままならない。朽ちた薪小屋が倒れかけても再建することができない。腐った木製階段の修理もできなくてブロックで代用している。

 いつまで高騰が続くのかといえば、実は、永遠に終わることはなく、このまま第三次世界大戦に突入し、人命も含めてあらゆるものが破壊されることになるような気がする。
 つまり、これから食料や物資の高騰は、今よりも何桁も深刻なものになる可能性を考えなければならない。
 壊れた部分を再建しても、近い将来破壊されることを予見すると、直す気にもなれない。

 人間社会が時間の経過とともに、上昇があれば下降がある。発展があれば衰退がある。進化があれば退化があるという弁証法的本質を考えれば、もう人類は衰退と滅亡の局面に入っているという考え方が正しいように思える。
 私は、核戦争に生き残った人類が、細々と原始共産制的なライフスタイルで、新しい社会を築くと信じているが、それは、もはや資本主義による浪費文明とは縁遠いものだ。

 人類誕生から文明に至るほどの長い時間をかけて、原始的生活に戻った人類が、ゆっくり滅亡してゆくのだろうと思う。
 これからの人類の課題は、資本主義による浪費文明を、どう克服し、地球自然秩序と折り合いをつけた合理的なライフスタイルを見つけるかということだ。

 もう、資本主義社会での化石燃料の浪費も許されないだろう。可能な限りエネルギーを節約し、移動手段も、再び自転車の出番がやってくると私は思う。
 だから、これから日本経済が破壊されたなら、第一次大戦の賠償責任で疲弊したドイツ経済をシャハト財相がアウトバーン建設で立て直したように、自転車交通インフラの建設を社会の主題として始めなければならないと予想してる。

 核戦争後には、私はたぶんこの世にいないだろうが、何が必要なことか、ヒントを残して起きたいと思う。
 人々が一致団結して取り組める課題と、連帯感が社会を救うのだ。
 一番大切なことは、移動の自由を保証することであり、安価な移動を確保することだ。
 だから、私は全国的な規模で、自転車走行インフラの整備に取り組むのが良いと思っている。

 大戦争の後、もう化石燃料が容易に輸入できるとは思えない。だから化石燃料に頼らない移動手段として、自転車を主体にするしかないと思う。
 坂の多い地方では、電気的補助動力が必須だろう。

 このインフラ整備を復興事業の柱とすれば、すくなくとも人々の当面の目標を共有することができる。これがシャハトの意図したアウトバーン建設による復興と同じ意味である。
 安価な移動手段が成立すれば、あらゆる物資が血液のように全国津々浦々に運ばれ、壊れたインフラを補修することができるのだ。

 そして、超猛暑と超寒冷の気象激変がやってくる。人々はもう小さな家族の単位で生活を守ることは不可能になる。
 いよいよ共同体の出番となると、私は予想している。
 人々は、高原で馬鈴薯を作って自給自足のライフスタイルを作らねばならなくなると思う。芋が社会を救うのだ。

 
 

熊被害の問題 その2

2023年10月25日 | インポート
 前回、10月19日に「熊被害の問題」を書いてから、わずか5日間なのに八幡平で女性が襲われて殺され、負傷者は数十名に上る。
 https://www.sakigake.jp/news/article/20231020AK0001/

 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231024/k10014235331000.html

 これは、これまでもっとも熊被害の多かった2004年を超えてしまい、戦後最悪になっている。

 富山市では、市街地のなかの自宅の庭で熊に女性が殺され、北秋田市では、中心部に近い市街地の主要道路で、次々と五名が襲われ重傷を負った。
 https://news.yahoo.co.jp/articles/83b72accec4441daa94d8bcc41039d8e246a1852

 熊は成功体験の学習能力によって、一度人を襲って成功すると、次々と同じように人を襲うようになるといわれる。
 富山市江本で女性を殺した熊が、近所の安養寺でも男性を襲って一ヶ月の重傷を負わせ、駆除された。両方の足跡が一致したことから同一個体と判断されている。
 https://webun.jp/articles/-/489321

 動物保護に熱心な人から、駆除に対して強い抗議が殺到しているといわれるが、熊が一度でも人を襲って味をしめると、同じことを繰り返すようになるので、駆除以外に問題を解決する方法はない。
 例えば、有名なOSO18は66頭の乳牛を襲ってから駆除された。また70頭の馬ばかりを襲って食べたヒグマも記録されている。
 https://news.yahoo.co.jp/articles/1b803ebf8d575b8bc45f42403124c9eba067908a

 人間を襲って食べれば、同じように人間を襲い続けるので、人殺しを学習してしまった熊は駆除するしかないのである。
 仙北市では、2018年頃、根曲がり笹を採取していた地元民が次々に熊に襲われ、4名が殺害され食べられた。これはツキノワグマが人食い熊と化した例だ。たぶん1988年に起きた、朝日連峰での連続人食い熊事件以来だろう。
 https://bunshun.jp/articles/-/58306

 https://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/20180511-OYT8T50002/3/

 実は、人を襲って成功体験を得て、人に対して襲撃するクセをつける動物は、熊だけではない。犬でも猫でも、アライグマでもハクビシンでも、人間でさえも同じである。それほど成功体験は、危険な学習をもたらす。
 ツキノワグマは基本的に肉食ではないが、一度でも人を襲って食べて味をしめると、上のリンクのように殺人鬼と化すのである。

 成功体験は失敗体験になるまで止まることはない。失敗とは駆除されることだ。
 狛江市で老女を殺したルフィーたちも、成功体験が続くうちは逮捕されるまで絶対に犯行が止まらない。まあ、三人とも死刑執行で駆除される運命だが。
 
 野生動物を駆除することに抵抗を持つ人は多いだろう。この場合、判断、評価の基準になるのは、人間社会の安全と野生の自然保護とのバランス問題である。
 両者のバランスが取れていて、熊が山の自然界の一部として溶け込んでくれているなら駆除する必要などまったくなく、駆除に反対する自然保護派の人々も心配する理由はない。

 ところが、熊やイノシシに関しては、明らかに人間界と自然界のバランスが崩れて、人間界に強烈な被害が及ぶようになってきた。
 いったい、なぜ熊が自然界を飛び出して人間界に迷い込んでしまったのか?
 今回は、それを主題にしたい。

 私は、若い頃から山歩きが趣味で、肺線維症を患ってからも、近郊の山々をのろのろ歩き回っている。私は、何十年にもわたって、自分の目と足で山を観察してきた。
 私の若い頃は、全国津々浦々に原生林とはいわなくとも自然林が大規模に残っていた。
 自然林の主役は広葉樹である。日本は、ヒマラヤ・長江・台湾・日本列島を結ぶ東亜三角弧の「照葉樹林帯文化圏」なのである。

 照葉樹林帯は、山の動物たちにとって餌の宝庫だ。とりわけブナ科の森には豊富などんぐりが生産されて、熊やイノシシや、さまざまな動物たちを養ってきた。
 ところが、1970年代、林野庁は、日本中の原生林を伐採して、建築用材になる針葉樹林に変える方針を示した。

 動物たちの餌の木が皆伐され、ことごとく杉や檜に変わり、動物たちが飢えるようになってしまった。
 この人間側の金儲けへの強欲、自然保護思想の欠落が、自然界のバランスを破壊する最大の要因となった。戦後自民党政権は、金儲けしか頭にない強欲を代表する政党であり、自然保護という発想が存在しなかった。
 だから、あの尾瀬の人類の宝でさえ、東京電力のダムの底に沈めようとしたのだ。

 元々、大自然のなかで主役だったはずの熊の縄張りに人間が侵入して、自分勝手に自然を破壊し、餌場の照葉樹林帯を勝手に伐採し、テリトリーを破壊すれば、熊が山で生きて行くことができなくなり、里に下り餌を探し、人と危険な遭遇をすることになることは必然である。
 だから、一連の熊被害は、駆除を言う前に、原因を作ったのは人間側の強欲であることを、きちんと理解する必要があるのだ。

 私が1970年頃から山歩きをはじめて、2023年に至るまで50年以上、日本の山を観察してきて、半世紀前に、夢のように美しかった全国の紅葉が、今ではごく一部の自然保護区でしか見られなくなったことに大きな憂いを感じている。
 みんな紅葉のない針葉樹林に変わってしまった。

 しかも、この数年、建築用材の暴騰傾向があって、もの凄い勢いで伐採が行われるようになった。
 私のよく歩く、美濃笠置山や、高峰山、二ツ森山など、登山道を長期間閉鎖して登山者を締め出して伐採が続いている。伐採が終わった後は、無残に山肌が破壊され、至る所に木材搬出道路が作られ、景観が一変してしまった。
 「あの自然はどこにいった!」と叫ぶほど無残に変貌しているのだ。

 この伐採は何のために行われているのか? もちろん高価になった建築用材として流れているのだが、その行く先の多くが中国であり、伐採の主体も中国の企業が関与していることが多い。
 例えば、習近平の実弟が経営する上海電力などが伐採事業主体なのだ。
 それは、安倍晋三と自民党が強引に強行採決した森林法=国有林野管理経営法の改悪によるものが大きい。

 竹中平蔵・安倍晋三が外資への規制を撤廃し、自由に儲けさせるようになった結果、中国資本が日本に一斉進出! 2022年04月10日
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5913587.html

 水道法に次いで、とんでもない悪法が衆院を通った 国有林野管理経営法 改悪 2019年05月17日
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827934.html

林野法改悪が、どのようなものか、具体的に見ておこう。
 まず、戦後、林野庁によって大切に管理されてきた国有林の伐採権を、実に50年間もの間、民営企業に売り渡すと言っている。これまでは最大1年間であった。

 そして、伐採権を購入した、民営企業は、山の保全、水源地の保全に義務を負わず、さらに伐採後の植林に対してさえ義務を負わないのである。
 これは驚異的なルーズさで、かつての民間企業に多重の規制をかけて徹底的な管理主義を貫いてきた日本の林野行政の姿を思うなら、「ありえない」姿である。
 
 完全に、伐採権を取得した民営企業の「デタラメ経営、やりたい放題」で、大切な国有林の管理など完全無視して、金儲けだけに邁進できる、こんな杜撰な法律は見たことがない。
 これは、つまり、この法律改悪が、どこの利権によって推進されたのかを端的に証明している問題であり、安倍政権を背後で支配している勢力が何を求めているのかを示す問題である。

 「50年もの伐採権」だけもらって、植林義務も、土砂崩壊保全対策も、林道開発も、すべて国がやり、もしも過伐採によって、山林山野が崩壊しても犯罪に問われない可能性がある。
 下流まで土石流が押し寄せて、大規模な人的被害が出ても、それを賠償するのは国なのであり、伐採権を得た業者ではない。
 おまけに、その業者は、日本企業でない可能性が強く、ボリビアのコチャバンバ水紛争の当事者、トゥナリ社のような卑劣な企業ばかり我が世の春を謳歌することになる。
 http://www.rinya.maff.go.jp/j/kokuyu_rinya/sizen_kankyo/pdf/sanko3.pdf
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 木材輸出業者の多くが中国企業だ。これは親中国派として知られた二階俊博や竹中平蔵の画策ではないかと私は考えている。諸悪の根源は安倍晋三である。

  国有林を伐採する権利が民間企業に。土砂災害が多発しないか 橋本淳司
 https://news.yahoo.co.jp/byline/hashimotojunji/20190515-00126067/

 今、熊が山を追われて里に現れて人を襲っている事情の根本に、安倍晋三による森林法(国有林野管理経営法)の改悪があると私は考えている。これを背後で画策したのが竹中平蔵だ。
 私は、熊を駆除する前に、安倍(駆除済み)や竹中平蔵の駆除が必要だと思う。

 彼らのような自然保護に関心絶無の強欲政治家がいる限り、日本の残り少ない大自然は破壊され続け、居場所を失った熊やイノシシが次々に里に下りてきて人々を襲うと思う必要がある。
 何よりも、バランスのとれた大自然の回復が必要なのだ。もう建築用材の針葉樹はいらない。動物たちを養う広葉樹、照葉樹林帯を復活させよというのが、私の意見だ。

 日本に中国共産党直営企業といわれる上海電力の存在を許しているのは、自民党であり、二階俊博や林芳正である。また鳩山由紀夫も、「一帯一路構想に日本が参加しろ」と信じがたい愚劣な発言をしている。彼らは、日本国民の資産を中国共産党の腐敗官僚たちに売り飛ばしているのだ。

 維新も竹中平蔵が作った政党なので、親中国姿勢は変わらず、中国共産党に利権を売り飛ばし続けるだろう。上海電力を日本に迎え入れたのは、橋下徹である。
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6065769.html
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6065770.html

 全国の熊駆除反対派は、熊駆除に反対する前に、日本の自然を破壊する連中を駆除せよ!

習近平・推背図・天安門事件・谷村新司の死

2023年10月24日 | インポート
 習近平が、唐代の極めて信頼性の高い預言書として有名な推背図の「鉄板図」に描かれた予言を恐れて、とんでもない迷走を繰り広げていることは、大紀元や新唐人テレビが何回も報告している。

 習近平は、今年はじめ、中国人民解放軍のなかの陸空海軍とともに併設されているロケット軍の幹部を粛清したことが報道されたが、その理由が、「推背図」に描かれた予言が、ロケット軍による習近平暗殺計画を示すと被害妄想に陥って行われたことが明らかにされている。
https://www.youtube.com/watch?v=JHIxszaU1dw&ab_channel=%E3%83%86%E3%83%AC%E6%9D%B1BIZ

 習近平を狂気の被害妄想に陥らせている「推背図」には何が描かれているのか?
 以下は、推背図の解説
 http://www.t3.rim.or.jp/~hiroto/suihaizu1.html

 これには44象までしか書かれていない。しかし、習近平が恐れているのは46象の記述であり、「鉄板図」である。
 
【推背図 第四六象 己酉 ䷺ 坎下巽上 渙 推背圖第46象
讖曰:【讖(せん)に曰(いわ)く】
黯黯陰霾 殺不用刀
 【黯黯(あんあん)たる陰霾(いんうん) 殺すに刀を用いず】
萬人不死 一人難逃
 【万人死せず 一人逃れ難し】
頌曰:【頌(しょう)に曰(いわ)く】
有一軍人身帶弓 只言我是白頭翁 【身に弓を帯びる一軍人あり。ただ言う我は白髪の翁なり】
東邊門裏伏金劍 勇士後門入帝宮 【東辺門の裏 金剣を伏す 勇士後門より帝宮に入る】
金聖歎:「此象疑君王昏瞶,一勇士仗義興兵為民請命,故曰萬人不死一人難逃。」【金聖歎の解説: この象は王君が昏瞶として一人の勇士が正義と人民救命のために立ち上がるので、万人死せず、一人逃れ難し】】
*********************************************************

習近平は共産主義の呪縛から解かれるか 2023年9月9日 看中国
  https://www.visiontimesjp.com/?p=43252

 「鉄板図」はいつの時代から流伝し始めたかは検証ができませんが、民間に密かに伝わっていました。本の中には、歴代王朝の最後の運命を預言する絵が描かれており、それが全て現実となっているため、本に予言されたことは鉄板のように固く変わらないものとなることから、「鉄板図」と呼ばれるようになったそうです。

「鉄板図」
 「鉄板図」の最後の絵は、中国共産党の滅亡を予言していると推測されています。その絵には、5羽の鳥が描かれています。その内の4羽は黒い鳥で、すでに峠を越えて飛んで行きましたが、最後の5羽目の白い鳥は、右側の断崖絶壁に衝突し、血を流して墜落している様子が描かれています。絵の左下に「白羽毛鸟儿撞死在山这边」、つまり「白い羽の鳥は山のこちら側で墜落死」と書かれています。

 teppannzu


















 5羽の鳥は中国共産党の5人の党首を表していると解釈されています。 4羽の黒い鳥はそれぞれ毛沢東、鄧小平、江沢民、胡錦濤を表し、5羽目の白い鳥は習近平を表していると見られています。習近平の「習」は、「白」と「羽」からなっているため、習近平は5羽目の「白羽の鳥」と思われているのです。

 そして、この絵は2つのことを預言していると思われています。一つは、習近平(白羽の鳥)が中共王朝の最後の「皇帝」となり、中国共産党は習近平の代で滅亡すること、もう一つは、習近平(白羽の鳥)は、中国共産党に殉死してしまうことです。


 中国貴州省平塘県で2002年に発見された自然石である「蔵字石」に刻まれた「中国共産党亡」の6文字は、人々を驚愕させた。
 これは、人工的に加工されたものではなく、2億7000万年前に自然の風化作用によって刻まれたことが証明されている。
 https://www.visiontimesjp.com/?p=4683

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習近平の習を分解すると「白い羽」になる。鉄板図には、白い羽の鳥が血を流して死ぬ姿が描かれていた。これは習近平が殺害されることを予言している。
 そして、推背図46象には、弓を持った軍人がいる。自分は「白髪の翁」と名乗った。
  東辺門の裏に金の剣を隠した。そして勇士が後門より帝宮に入る。
 (習近平の住む中南海の東の門に金の剣が隠されたが、暗殺者は刀を用いない、弓で殺害するとも書かれている。暗殺者は裏門から習近平の家に入る)
 
 習近平は、この予言を見て、「弓」をロケットと思い込み、ロケット軍に対して大粛正を開始した。そして、国際会議など、姿を見せて演説する必要のある機会を、すべてキャンセルしはじめた。
 現在、習近平は、一切のスケジュールを公開せず、神出鬼没で行動しているといわれる。

 習近平が自分で任命した中国共産党大幹部たちも戦々恐々で、名前に弓が含まれる李強は、暗殺者疑惑の筆頭にあげられて、辞意を表明する事態になっている。
 習近平の身近にいる権力者で、弓や白髪翁を連想される氏名を持った幹部たちは、ことごとく粛正を恐れていると伝えられている。
 
暗殺の予言 怯える習近平 |【時事ノイズカット:21】
  https://www.youtube.com/watch?v=TvWOvs8q7eY&ab_channel=%E5%A4%A7%E7%B4%80%E5%85%83%E3%82%A8%E3%83%9D%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3

 ころっと話が変わるのだが、10月8日に谷村新司が死去したことが18日頃報道されて、多くの日本人から惜しまれている。
 私も、「この人はホンモノだ」と、半世紀前の若い頃から思い続けてきた。たぶん日本で、もっとも本質的な意味で、レベルの高い歌を作った人だろうと思う。
 それとともに、日本人の平均年齢がフクイチ事故の放射能汚染による影響で、どんどん下がって行く現実を思い知らされた。

 谷村新司の代表作といえば「昴」だ。
 この歌は、もちろん日本でも凄まじくヒットしたのだが、世界でもっとも歌われたのは中国だったのだ。
 
故・谷村新司さんは中国では“国賓級”歌手 中国人から愛された理由と仰天エピソード 2023/10/23
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/330958

 谷村新司が昴を中国共産党首脳に披露したのが1981年。そして第二次天安門事件が起きたのが1989年6月4日だった。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E5%9B%9B%E5%A4%A9%E5%AE%89%E9%96%80%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 実は、この凄まじい大虐殺が起きるに先立つ1976年に、第一次天安門事件が起きて、周恩来の死を悼む数千名の市民が、解放軍に虐殺されていた。
  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E4%BA%94%E5%A4%A9%E5%AE%89%E9%96%80%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 周恩来は、中国史のなかで、もっとも優れた人間性であり、もっとも庶民に愛された政治家だった。
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5828521.html

 その死因は胃癌だったが、毛沢東は、周恩来を治療するなと指示した。
 死後、それを知った人々が、天安門に集まり抗議したのだが、人々に対して一斉射撃が加えられ、数千名が殺された。

それから13年後に、北京大学の民主化を求める若者たちが、当時の鄧小平による独裁を批判し、民主化要求の籠城を行った。きっかけは民主化を強く主張してきた胡耀邦(元中央委主席)の死だった。
 胡耀邦は、周恩来の片腕として、広く中国民衆に支持されていた。
 このとき武力弾圧を主張したのが、周恩来の養子でありながら腐敗で知られた李鵬だった。

 中国人民解放軍は数百台の戦車で、天安門広場のテント群を中に人がいたまま挽きつぶしていった。逃げ出した学生たちは銃撃で殺された。
 このときの犠牲者は、数千名から一万名に達するといわれている。

 学生たちの民主化運動を思想的に支えたものは何だったのかといえば、胡耀邦の生前の民主化活動に対する支持が大きいのだが、実は、学生たちは、死の直前まで谷村新司の「昴」中国語訳を歌い続けていたのだ。
 この事実はネット上から排除され、検索しても出てこない。
 しかし、大虐殺の前の報道では、学生たちが昴を歌い続けていた姿が何度も放映されていた。以下は、歌われていた中国語版「昴」
 
 踏過荊棘苦中找到安靜
踏过荆棘苦中找到安静
踏過荒郊我雙腳是泥濘
踏过荒郊我双脚是泥泞
滿天星光我不怕狂風
满天星光我不怕狂风
滿心是期望 過黑暗是黎明
满心是期望 过黑暗是黎明
啊 星夜燦爛 伴我獨行給我光明
啊 星夜灿烂 伴我独行给我光明
啊 星光引路 風之語輕輕聽
啊 星光引路 风之语轻轻听
帶着熱情 我要找理想 理想是和平
带着热情 我要找理想 理想是和平
尋夢而去 哪怕走崎嶇險徑
寻梦而去 哪怕走崎岖险径


啊 星夜燦爛 伴我獨行給我光明
啊 星夜灿烂 伴我独行给我光明
啊 星光引路 風之語輕輕聽
啊 星光引路 风之语轻轻听
帶着熱情 我要找理想 理想是和平
带着热情 我要找理想 理想是和平
尋夢而去 哪怕走崎嶇險徑
寻梦而去 哪怕走崎岖险径
明日誰再來 領路也是星
明日谁再来 领路也是星

これをグーグル翻訳にかけると以下のような詩にになる

 いばらを通り抜け、痛みの中に安らぎを見つける
いばらを通り抜け、痛みの中に安らぎを見つける
荒野を歩くと足が泥だらけになる
荒野を歩くと足が泥だらけになる
空は星だらけで強い風も怖くない
空は星だらけで強い風も怖くない
期待で胸がいっぱい 闇の後に夜明けが来る
期待で胸がいっぱい 闇の後に夜明けが来る
ああ、星降る夜は眩しいよ 一人歩きに付き合って光を与えて
ああ、星降る夜は眩しいよ 一人歩きに付き合って光を与えて
ああ、星の光が道を導き、風がそっとささやきます。
ああ、星の光が道を導き、風がそっとささやきます。
情熱を持って理想を見つけたい、理想は平和です。
情熱を持って理想を見つけたい、理想は平和です。
たとえ険しく危険な道を歩むとしても、夢を追い続けてください。
たとえ険しく危険な道を歩むとしても、夢を追い続けてください。
来る
来る
ああ、星降る夜は眩しいよ 一人歩きに付き合って光を与えて
ああ、星降る夜は眩しいよ 一人歩きに付き合って光を与えて
ああ、星の光が道を導き、風がそっとささやきます。
ああ、星の光が道を導き、風がそっとささやきます。
情熱を持って理想を見つけたい、理想は平和です。
情熱を持って理想を見つけたい、理想は平和です。
たとえ険しく危険な道を歩むとしても、夢を追い続けてください。
たとえ険しく危険な道を歩むとしても、夢を追い続けてください。
明日また来る人は道を導くスターになるだろう
明日また来る人は道を導くスターになるだろう
***********************************************************

まあ、簡単にいえば、「闇の世界のあとに夜明けがやってくる。それは茨の道だ。
 我々は、明日のために犠牲になり、あの星になる」
 という意味で、この歌を天安門の籠城学生たちが、大虐殺される直前まで歌い続けていたのだ。
 ある意味、中国共産党にとって、もっとも危険な思想を意味しているので、この事実は徹底的に隠蔽されてきた。

 そして谷村新司の死とともに、34年ぶりに、中国で昴が歌われはじめた。歌っているのは、当時の記憶を持った50歳代の人々だ。
 これは、同時に、人々に天安門事件の大虐殺の記憶を呼び覚ますものでもあった。
 もちろん、この種の報道は、中国共産党によって厳重に弾圧されるので、ニュースラインに乗ることはない。

 だが、私には、冒頭に紹介した、習近平の恐怖と重なって見えている。
 谷村新司が天安門事件を呼び覚ましているのだ。中国人は、権力や富貴が大好きだが、一方で、正義への要求も大きい。
 私には、天安門事件の記憶が、中国の人々の正義感を覚醒させるように思えてならない。そして習近平の宮殿に、弓を持った勇士が入る。
 習近平を意味する白い羽の鳥が血しぶきを上げて倒される。
 このビジョンが、これから実現するような予感がしてならない。

リニア新幹線とは何か?

2023年10月23日 | インポート

  中央新幹線は、東京都から大阪市に至る新幹線の整備計画路線である。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9A

 リニア新幹線は、1980年代、後にJR東海の代表取締役に長期にわたって君臨した葛西敬之が、国鉄民営化後の企画本部長時代に提唱したビジョンで、旧国鉄労働者を弾圧し、解体しながら、新しい歴史的な巨大事業を自分の業績として華々しアピールすることを目的に開始した。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%91%9B%E8%A5%BF%E6%95%AC%E4%B9%8B

 葛西がJR東海に幹部赴任したのは、おそらく中曽根康弘の指示ではなかっただろうか?
 それは国鉄愛知が非常に強力な労働組合組織を持っていたので、東京本社の人材のなかで、もっとも産業界を代弁し、強引な実行力を持った強硬派として名古屋に送り込まれた。つまり国労愛知を完全破壊するための尖兵だった。
 国鉄分割民営化にあたっては、松田昌士(後にJR東日本社長)や井手正敬(後にJR西日本社長)と共に「国鉄改革3人組」と称された。

 ちょうど、国労愛知の最盛期時代、私の父親が国労書記長や愛労評事務局長を務めていたが、父の引退後に入れ替わるように葛西が名古屋に着任したので、直接の軋轢はない。
 葛西はアイデアマンといわれ、国労体制を破壊することに執着を見せたが、民営化事業で成功したものは少ない。
 葛西の肝いりで御嶽山の天然記念物級原生林を大規模に破壊して高所に作られたチャオスキー場も、見事な失敗に終わって、今は、施設が風化し、無残な姿を見せている。
 失われた原生林は戻らない。私には葛西敬之に対する憎悪しかない。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%AA%E5%BE%A1%E5%B2%B3%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%88

 葛西敬之は、昨年、私と同じ間質性肺炎で長期入院の末、死亡した。私のように山歩きで呼吸トレーニングすることで悪化を防ぐという発想はなかったようだ。
 彼は、科学技術や「発展する未来」に幻想を抱く、ひどく視野の狭い人物だったように見える。葛西の視野には「衰退する日本」が見えなかった。未来永劫、科学も日本経済も発展し続けるという妄想しかなかった。

 御嶽山の原生林も、南アルプスの手つかずの大自然も、自分たちが利権のために好き勝手に改変して利用することに、何一つためらいを見せなかった。
 そして、フクイチ原発事故の政府側賠償計画責任者になっていたが、被害を受けた民衆に寄り添った姿勢は何一つ見せなかった。
 徹底して、経団連など産業界の代弁者であり尖兵であり続けた。

 2000年9月11日の東海豪雨で、JR東海は東海道新幹線の無理な運転続行を強行したため、5万人を超える乗客が車内に取り残され、一夜を明かす事態となったことについて、葛西はその数日後に開かれた社長定例会見で、「あれは未曾有の大災害が原因で、正常で適切な運行だった」と発言し、大きな批判を浴びた。
 また、この頃、人妻との不倫が報道され、独善的な性格が社会的に暴露された。

 葛西は、2011年に決定されたリニア計画について、「すべてJR東海が独自資金で実現する」と大見得を切ったが、葛西が後援会長を務めていた安倍晋三政権で、JR東海に対する3兆円という巨額の無担保無利子融資が決定された。
 しかし、2023年現在、総工費見積もりは10兆円に膨れ上がっている。今後の追加大規模融資がなければ事業続行は不可能である。
それどころか、爆発的な資材高騰の嵐のなかで、20兆円でも無理という声さえある。

 リニア計画について、詳細は、ここでは触れない。 ただ、第一期工事で、東京(品川)の地下大深度と名古屋駅を結ぶ、リニア鉄道ということだが、現在、新幹線のぞみ号が1時間40で運行していて、リニアは40分とはいうものの、実は、駅が大深度であるため、地上に出るのに10~20分を要するため、新幹線での移動時間とさほど変わらなくなってしまう。

 問題点としては、第二期工事である名古屋・大阪間が開業した場合、既存新幹線の4倍=80万キロワットという大電力食いのエネルギー浪費鉄道であるため、新しい電力インフラが必要になり、これを原子力発電所の増設でまかなうという自民党の計画になっている。
 必要な発電所は、100万キロワットなので、化石燃料発電所ではなく原発に依存する計画なのだ。また、供給に必要な送電線などの電力インフラも膨大なものがある。

 最大の問題は、川勝知事問題をさておいて、何もかもうまく実現したとしても、日本社会は完全な衰退期に入っていて、人口減少が加速し、肝心の乗客がいなくなるということだ。
 葛西敬之は、現行新幹線よりも千円程度高い運賃に据え置くと発表したが、すでに予算が二倍以上になっているので、それは絶対にありえない。
 たぶん東京・名古屋間2万円でも不可能で、3万円というレベルになる可能性がある。

 しかし、自民党政権による大増税のなかで、庶民の生活は追い詰められていて、そもそも高額の移動ニーズが劇的に減って行く。
 つまり、リニアが完成しても今の習近平新幹線のように「誰も乗っていない」という事態が予想される。
 リニア新幹線は、狐や狸や幽霊と空気ばかりを乗せて走ることになるのである。
 東京名古屋間が現行新幹線よりも十数分短縮されたとしても、高額運賃が約束されたリニアに誰が乗るというのか?

 これは葛西敬之はじめ、経団連など日本の産業振興論者たちが、「社会は発展した以上、必ず衰退してゆく」という弁証法的本質を、何一つ理解できていなかったことによる必然的な結末なのだ。
 日本の人口減少がもたらす未来、消費税によって萎縮した産業と市民生活の意味するものを、まるで理解できなかった自民党政権の愚かさの結末なのである。

 そして、リニア新幹線に問題が生じているのは、すべて川勝静岡県知事の悪意によるものとの風評が全メディアに蔓延しているが、事実はとんでもない話だ。
 葛西敬之が歩いた後は、かけがえのない大自然が次々に取り返しがつかないほど荒廃してゆく。御嶽山の原生林も、今後数万年を経なければ取り返しがつかない。
 南アルプスで、リニア工事のため破壊された大自然は、まさに驚愕のレベルだ。
 それに真正面から立ちはだかって、正当な権利を主張しているのは、川勝知事だけだ。

 https://imidas.jp/jijikaitai/a-40-127-18-03-g725
 リニアでは、品川―名古屋間286kmのうちトンネル区間が86%も占めるが、その掘削工事では約5680万立方メートルという東京ドーム約50杯分もの膨大な残土が排出される。
 ところが、その処分先がまだ2割台しか決まっていない。つまり、処分先が決まらないことにはトンネルも掘れない。
 現在は、南アルプスの希少な生態系を破壊して、残土を沢筋に捨てるとしている。

長野県は、JR東海が処分先の候補地と睨んだ地域では、「沢の上流に置かれた残土が豪雨で土砂崩れを起こしたら大変なことになる」との指摘により、反対運動が起きている。
 また、トンネルを掘った残土を運ぶダンプカーが一日に何往復もこの道路を行き来する。(長野県大鹿村)
 これは私の住む中津川市でも同じで、苗木地区では一時期、ダンプ街道になってしまった。近隣の井戸水など地下水にも大きな影響が出ているが、なぜか報道されない。

 トンネル工事で地下水脈が断ち切られ水枯れが起こる。これまで山梨県下の実験線周辺で起きた問題の一つが水枯れだ。
 実験線の建設工事が始まったのは1990年。実験線もその8割がトンネル工事だったため、各地で地下水脈が断ち切られ、その数年後から各地の川が枯れた。
 たとえば、大月市朝日小沢地区では、1994年に簡易水道の水源の沢が枯れた。2011年には、上野原市無生野地区の棚の入沢が枯れた

 実は、南アルプスの工事予定区間は、国内最大級の破砕地帯である。
 山体基盤が、いわば砂利の体積の上にある。なんでそうなったかというと、数百万年間、続いた中央構造線の活動によるものだ。
 このため、計画地直上の千枚岳(2879m)はこれまでに何度も大規模な崩壊を繰り返している。

 大鹿村など、中央構造線破砕帯では、例えば青崩峠のトンネルは、日本の土木技術の粋を集めて40年かかっても、破砕帯のため完成できなかった。
 (今年10月に貫通したと報道されたが、完成できるか不明のままだ)
 https://www.youtube.com/watch?v=zR08DplpG2Y&ab_channel=NBS%E9%95%B7%E9%87%8E%E6%94%BE%E9%80%81%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9

 この、日本で一番恐ろしい中央構造線破砕帯を突っ切ってリニアトンネルが通る。
 中央構造線では、千年に一度、巨大な地殻変動が起きて10mを超えるような横ずれ断層が活動するともいわれる。
 大地震が発生すると、リニア通過中のトンネルが一気に10m以上横ずれを起こす可能性があるのだ。
  https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/72734

 石橋克彦 リニア中央新幹線は地震に耐えられない 2020年9月
 https://historical.seismology.jp/ishibashi/opinion/linear_chuo_shinkansen.html

 時速500Kmで走行中のリニア新幹線がトンネルで巨大な地殻変動に遭ったとき、それは未曾有の「走る棺桶」に変わる。まるでガザのような阿鼻叫喚の事態が起きる。
 リニアが開通されるとされる2030年には、日本は五人に一人が認知症といわれる国になり、日本の移動ニーズは、自宅勤務などの変化によって大幅に減るといわれる。

 人口も少ないし、自民党政権が増税で国民を追い詰めているので、リニアに乗ることのできるのは超高額所得者だけという事態になりそうだ。
 それよりも、開通までに、リニアトンネルが無事である可能性は極めて低いと思わざるをえない。
 私は、リニア新幹線計画は、21世紀最大の「負の遺産」として、日本経済を窮乏化させる要因にしかならないと予想する。

アメリカがネバダで核実験を実施

2023年10月22日 | インポート
 まだ国内のニュースラインに出ていないのだが、「地球の記録」を覗いたら出ていて、びっくりさせられた。
 「地球の記録・INDEEP」は情報収集力があるが、ロシア・プーチンびいきなので嫌気がさして見ていなかったが、たまたま目に入った。今のところ、情報は岡氏のものだけだ。
 日本のメディアが一つも報じていないのは、米国飼犬政党による政治的な制約がかかっている可能性がある。

 The Times of India
https://timesofindia-indiatimes-com.translate.goog/us?from=mdr&back=1&_x_tr_sl=en&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=sc
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 米国の核実験でロシアとの新たな軍拡競争の懸念が高まる
 https://news.yahoo.com/us-nuclear-test-raises-concerns-205555346.html

 アメリカがネバダ州で核実験を実施 2023年10月21日 地球の記録
 https://earthreview.net/a-nuclear-test-in-nevada/

 以下引用 
 ロシア米国の双方が核実験の禁止を撤回
いろいろと各地で焦臭い日々ですが、米国が「核実験」を行ったことが報じられています。これは、ロシアが「核実験の禁止を撤回する法案を議会に提出」した数時間後に行われたと FOX ニュースは伝えています。
 行われたのは、ネバダ州にある核実験場です。

 今月のはじめには、ロシア政府が、初めてとなる全土規模での核攻撃に対しての想定演習」を行っています。

(記事)ロシアが、建国以来初めてとなる「全土規模での核攻撃に対しての演習」を10月3日に実施
地球の記録 2023年9月30日
 https://earthreview.net/first-nationwide-nuclear-attack-exercise/

 そして、ロシアの議員たちが核実験禁止を撤回する法案を提出し、その数時間後にアメリカが核実験を実施した、という流れとなります。
 まずは、米 FOX ニュースの報道です。

 世界的な核実験禁止を撤回するロシアの動きの数時間後、米国はネバダ州で核実験を実施
US conducts nuclear test in Nevada hours after Russian move to revoke global test ban
FOX News 2023/10/19
 https://www.foxnews.com/us/us-conducts-nuclear-test-nevada-hours-russian-move-revoke-global-nuclear-test-ban

 この実験は、ロシア議員が世界的な核実験禁止条約の批准を取り消す計画を発表した数時間後に行われた。
 ロシアが核兵器実験の禁止を撤回した数時間後、米国はネバダ州の核実験場で高性能爆発実験を実施し、ロシア政府はこれにより米国はロシアと同等になると述べた(※ 米国も核実験の禁止を撤回したという意味)。

 ブルームバーグが米エネルギー省の話として報じたところによると、10月19日の実験では、他国での原子爆発の検出に役立つ「新しい予測爆発モデルの検証のため」に化学物質と放射性同位元素が使用されたという。

 国家核安全保障局の国防核不拡散担当副長官コーリー・ヒンダースタイン氏は声明で、「これらの実験は、米国の核不拡散目標を支援する新技術開発の取り組みを前進させるものです」と述べた。
 「地下核爆発実験の検出を改善することで、世界的な核の脅威を軽減するのに役ちます」

 この実験は、そのタイミングが注目に値する。その数時間前、ロシア議員たちが、包括的核実験禁止条約の批准を取り消す意向を表明した。
 この法案はロシア上院の連邦評議会に送られ、来週審議される予定だ。連盟評議会の議員らはすでにこの法案を支持すると表明している。

 1996年に採択されたこの包括的核実験禁止条約は、世界のあらゆる場所での核爆発を禁止するものだが、まだ完全には発効していない。米国に加えて、中国、インド、パキスタン、北朝鮮、イスラエル、イラン、エジプトはまだ批准していない。

 米国当局者たちは、米国とロシアは弾頭の実験は行っていないものの、連鎖反応を維持するのに必要な原子物質の量を必要とせずに兵器の設計を検証する爆発など、いわゆる未臨界実験は行っているため、さらなる透明性が必要だとブルームバーグは伝えた。

 ロシアが西側諸国によるウクライナへの継続的な支援を思いとどまらせるために核実験を再開するのではないかとの懸念が広がっている。
 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、一部の専門家が核実験実施の必要性について話し合っているが、この問題については、まだ意見をまとめていないと述べた。
 セルゲイ・リャブコフ外務副大臣は先週、ロシアは今後も禁止措置を尊重するが、米国が先に核実験を実施した場合にのみ核実験を再開すると述べた。

 アメリカが核実験をしたのなら、ロシアも行うと、ロシアの外相は述べていたようです。このアメリカの核実験に対してのロシアの反応も報じられています。
 ロシアはネバダ州での米国の核実験を注意深く監視しているとプーチン大統領の報道官は語った

 FOX News 2023/10/20
 ロシア国営メディアは 10月20日、米国が今週ネバダ州の核実験場で実施した爆発物実験をクレムリンは注意深く監視していると報じた。
 ブルームバーグがエネルギー省の話として報じたところによると、10月18日の実験では、他国での原子爆発の検出に役立つ「新しい予測爆発モデルの検証」に化学物質と放射性同位元素が使用されたという。

 インタファクス通信は 20日、ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官が記者会見で、ロシアは現在状況を注意深く監視していると述べたと伝えた。

 「以前、ロシア上院の連邦評議会は、米国は包括的核実験禁止条約の署名国であり、ネバダ州で 10月18日に行われた地下実験は国際的な法的評価を受ける必要があると述べた。「米国は、この協定に違反しない義務がある」とインタファクス通信も報じた。
 
さまざまな場所で軍事的気カオスがどんどん増大していますが、どうなっていくのでしょうかね。
************************************************************
 引用以上

 また一歩、第三次世界大戦が近づいた。1962年以来のアメリカとロシアの核兵器軍拡が再開することが約束された。バイデンもプーチンも、認知症を疑うしかないほど思考回路が異常に雑になっていて、互いのプライドをかけて、真正面からの核戦争に向けて突っ走っている印象だ。

 私は、世界の核汚染を検知するため、2016年頃から、シンメトリックス社のIFKR254という環境ガンマ線測定器を連続稼働させてきた。
 非常に優れた放射線検知器で、2017年9月の北朝鮮水爆実験のセシウム汚染(起爆は原爆)を検知することができた。
 今回、アメリカの核実験放射能のセシウムが出ていないか確認したが、本日までのデータには存在しない。

 ネバダの核実験は、基本的に地下核実験で、放射能の漏出が非常に少ないので検知は無理のようだ。しかし標識核種を添加していると書いているので、もう少し観測を続けたい。今のところ、規模や核分裂なのか融合なのかさえ分からない。
 北朝鮮は、地下核実験であっても実に杜撰で大量の放射能が漏れ出して日本列島に飛んでくるので、大気圏核実験に等しい。インドやパキスタンも大気圏核実験である。

 私は、イスラエルのハマス侵攻で、バイデンが「自分はシオニストだから、イスラエルを徹底的に支持する」と発言したことを見て驚愕させられた。
 まるで911テロでのブッシュの姿勢をそのままコピーしているように見えた。
 イスラエルに同調して、ガザを殲滅し、パレスチナ先住民を皆殺しにすると宣言したに等しいのだ。

 もう80歳を超えたバイデンは、すでに正常な判断力を失っているとしか思えない。バイデンの思考回路にあるのは、シオニズムへの積極的関与と、アメリカのメンツ、プライドだけなのだろう。
 どうせ自分の余命も少ないのだから、世界を核戦争に叩き込んでも、あとは野となれ山となれという認知症老人の末路なのだ。
 バイデンの姿勢は、明確に第三次世界大戦を容認するものといっていい。

 実は、これまでの世界戦争を振り返ると、必ずといっていいほど戦場での激突の数年前から、先駆的に陰謀に満ちた偽旗作戦が行われてきた。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%81%BD%E6%97%97%E4%BD%9C%E6%88%A6
 上のウィキリンクにあるとおり、大きな戦争の前には必ず偽旗作戦が行われている。

 日中戦争の前には、1928年張作霖爆殺事件 1931年柳条湖事件から満州事変。
 1939年8月 グライヴィッツ事件 ドイツ軍によるポーランド侵攻のきっかけ
 1939年11月26日 マイニラ砲撃事件 冬戦争の戦争目標正当化のために計画されたソ連が起こした偽旗事件(シモヘイヘら、わずか30名のフィンランド軍狙撃兵にソ連が撃退された)

 1941年に行われた真珠湾攻撃は、米軍は日本軍の暗号を完全解読していて、意図的に真珠湾を攻撃させた。真珠湾基地からは、最新鋭の空母や戦闘機は、すべて退避させ、老朽化した鉄くず軍艦しか残されず、そこには全米から手のつけられない不良兵士3000名が集められていた。
 フランクリン・ルーズベルトは、ケインズの助言によって、「太平洋戦争がニューデール大恐慌で疲弊したアメリカ経済を救う」と考え、日本を大戦争に巻き込んだのだ。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%9F%E7%8F%A0%E6%B9%BE%E6%94%BB%E6%92%83%E9%99%B0%E8%AC%80%E8%AA%AC

 1962年 ノースウッズ作戦 キューバのカストロ政権を転覆させるため米国が秘密裏に計画した偽装工作(計画のみ)
 1964年8月 トンキン湾事件 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%B3%E6%B9%BE%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 この偽旗作戦を口実に、ニクソンはベトナム戦争に本格参入して北爆を開始し、5万人の米兵が戦死して、アメリカが歴史上初めて地域ゲリラに敗北した戦争になった。
 1999年 ロシア高層アパート連続爆破事件は、当時のFSB長官プーチンが行ったとされる。プーチンロシアはチェチェン人の仕業に見えかけて軍事侵攻し、30万人のチェチェン人を虐殺することで、大統領としての名声を得て現在の地位を築いた。
 
 そして、公式文書に語られることはないが、911WTCテロ事件は間違いなくイスラエル、モサドによって実行された大量の証拠がある。
 この事件によって、ブッシュはイラクに大量殺戮兵器があると決めつけ、侵攻してイラク国家を崩壊させてしまった。フセインは絞首刑にされた。
 
 その後、シリアにイスラム国なる奇っ怪なゲリラ組織が成立したのだが、これもイスラエルが作らせた証拠がたくさん出ている。
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827668.html

 ベイルート巨大爆発も、専門家は、モサドがヒズボラ組織を破壊するために仕掛けたと考えている。
 これらの巨大テロ事件は、グレーターイスラエルというシオニズム計画のため、先住民を追い出してユダヤ教徒が土地を独占するために仕掛けられたと考えられている。

 グレーターイスラエルの核心部は、シリア・イラク・レバノン・ヨルダンで、すべて深刻な巨大テロ事件が起きて住民を追放する圧力になっている。
 シリアからは先住民が欧州に難民として押し寄せている。
 しかし、なぜかサウジアラビアにだけはテロが起きない。これはサウジ王家が実は噂通りユダヤ人だとすれば辻褄が合うのだ。

 モサドは偽旗作戦専門の、世界最大の諜報陰謀軍隊なのだ。もちろん、今回のハマス侵攻も、偽旗作戦の証拠が無数に出ている。
 今回の事件を口実に、イスラエルは先住民であるガザ住民を皆殺しにする決意だろう。生き残った者も全員エジプトに追い出し、ガザをブルドーザで更地に変えるつもりだろう。

 このように、巨大戦争が始まる前、数年間に、偽旗作戦が頻繁に行われてきた。
 そして、すべてが歩調を合わせるように、破局的世界大戦に向けて突っ走ってゆく。
 まともな指導者は口を封じられ、バイデンやプーチンのような認知症老人が、周囲の諫めに耳を貸さずに戦争に向けて突進するのだ。

 そんなかで、始まったアメリカによる核実験の再開が、ロシアの核実験の口実となり、両国で、大規模な核実験合戦が1961~2年と同じように行われ、世界中の器官形成期胎児に巨大な悪影響を与えるだろう。
 我々は、まだ目の黒いうちに人類存亡の局面に放り込まれたのだ。
 世界は、間違いなく核戦争=第三次世界大戦に向かって疾走している。

 今後、数年のうちに、世界の人口は3割しか生き残れないと、信頼性の高い予言者たちが予言している。(出口王仁三郎は日本人は3%しか生き残れないと)
 https://my-viewpoint.net/news-essay/baba-vanga/

 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5967194.html

 http://eri2013.blog.fc2.com/blog-entry-12.html

 私は、近い将来の死が約束されているので、人類滅亡には立ち会えないかもしれないが、肉体は滅んでも、また新しい輪廻転生の命として復活できると信じている。
 今度生まれ変わったときのために、どのようなライフスタイルを選ぶのか、プーチンや習近平のような独裁者を生まないための社会体制をどのように構築するのかについて、ビジョンを蓄積しておきたいので、このブログを書いている。