昨日、もんじゅの核燃料が一体取り出されたと報道された。
核燃料棒は、原子炉内に370体、貯蔵プールに160体の計530体あり、毎日一体ずつ取り出すのだという。
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2018083102000058.html
最初のうちは、クレーン落下の影響のない、比較的安全な領域で作業可能だろうが、やがて、危険性の高い位置に向かう。
一体目のナトリウム除去は、不活性ガスを吹き付けて行ったらしい。たぶん安価なアルゴンガスを使ったのだろう。
しかし、機構=動燃は、これまで安全な作業を貫徹したという例を聞いたことがない。これまでも、トラブル続きで、何度も遅れてきたが、このままノートラブルで作業が進むとは、とうてい思えない。
今朝の、中津川市内の環境放射能データ シンメトリックス社 IFKR254環境放射能測定器
8月30日AM6時から31日AM6時までの連続測定データがこれ。
このデータから、8月28日のデータを差し引いたものが、これ。突出した異常値だけが見える仕組みである。
もし、セシウム137が来ていれば、662Kにピークが立つが、今朝のところは、まったく異常がない。
おおむね、測定器のヨウ化セシウム結晶に、10カウントも当たれば、立派なピークが表示される。
なお、2010年、原子炉容器内に落下した重さ3.5トンの中継装置は、2011年6月24日に引き上げられたとの記事が見つかった。
この情報は知らなかった。間違った情報を書いていて謝罪したい。
回収不能と聞いていたのだが。
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2401Q_U1A620C1CC0000/
*******************************
もんじゅに装填されているプルトニウムの生物毒性について
もんじゅの核燃料取り出しが始まったことで、そもそもプルトニウム239製造目的である「もんじゅ」の核燃料には、製造途上のプルトニウムが莫大な量含まれている。
昨日から行われている抜き取り作業で、核燃料集合体を、ナトリウムプールから引き上げて、高圧アルゴンガスでナトリウムを吹き飛ばし、水冷却プールに入れる一連の作業で、もしナトリウムが何らかの理由で十分に落ちずに、水に入れられた場合、破壊力のある爆発が起きるため、燃料棒を損傷し、内部のプルトニウムが環境に漏洩する危険性がある。
このとき、人間の生活環境に放出されたプルトニウムが何を引き起こすのか? 考えてみたい。
プルトニウムの生物毒性については、知能の劣る原子力推進派学者から「毒性は塩なみ」であるとか、「重いから飛ばず、環境を汚染しない」とか、相当にひどい低俗デマが飛び交っているが、元、京大原子炉研の小出裕章氏は、「人類が作り出した最悪の毒物」であると断言している。
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kouen/Pu-risk.pdf
原子力推進派による放射能百科事典ATOMICAによれば、プルトニウムの化学毒性は一般の重金属なみであるとしている。
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=09-03-01-05
実は、プルトニウムの人体毒性の知見は少なく、アメリカが、秘密裏に被験者に一切知らせないまま、プルトニウムを摂取させる大規模な人体実験を行い、まるで731部隊のような凄惨で悪意に満ちたデータを出している。
http://d.hatena.ne.jp/amadamu/20121106/1352223953
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E4%BA%BA%E4%BD%93%E5%AE%9F%E9%A8%93
この非合法で悪意に満ちた生体実験の結果として、知らされずにプルトニウムを注射された妊婦や女性、病人のうち、癌や血液病、免疫障害が出現したと書かれている。
ATOMICAの記述は、もんじゅを運営し、当然、原子力推進である「原子力開発機構」の主導によるものであるため、マイナーな事実については一切触れられていないが、化学毒性より放射能毒性が、数万倍強いことは触れられている。
プルトニウムの生物毒性は、ウランの10万倍といわれるアルファ線のエネルギーに由来している。
核利用の主目的であるプルトニウム239の場合は、半減期が2万年、千分の一減期が20万年なので、一度、人体に吸収されると、他のアクチノイド元素やウランなどと同様、骨に沈着して死ぬまで排出されることはない。
それどころか、死後、火葬されると、煙とともに環境に放出され、再び、人体に吸収され、それが延々と数十万年も繰り返されることになる。
アルファ線というのは、皮膚に当たった範囲では、よほど大量でない限り、皮膚を損傷することも少なく、吸収もされにくいが、飲食を通じた内部被曝となると、まるで事情が異なり、人体内の細胞のなかでアルファ線を放射し、細胞のすべての分子に強烈なエネルギーを与えて破壊することになる。
したがって、アルファ線内部被曝は、最大級、最悪の発癌物質として知られる。
プルトニウム239が最悪であるといわれる理由は、アルファー線のエネルギーが5.1MeVもあり、並み居るアクチノイド核種のなかでも最強クラスであって、内部被曝における細胞損傷能力もひときわ高いからである。
これは人類の肺癌発症の遷移を示したグラフである。
従来、肺癌が喫煙の結果であるといわれてきたが、それがウソであることを示している。
肺癌と本当に因果関係があるのは、実は、核実験と原発放射能による大気汚染なのである。
喫煙率は年々下がっていて、大気汚染も減る一途なのに、肺癌は増える一途である。
これは、明らかに、原子力発電や核実験による環境汚染に比例している。
地球大気中の放射能濃度の遷移を示すグラフがあれば、一目瞭然になるはずだが、残念ながら、この種の情報は、核兵器を正当化するアメリカ政府や日本政府自民党などの勢力によって隠蔽されている。
放射能大気汚染のなかでも、もっとも危険なものがアクチノイド・マイナーアクチノイド系のプルトニウム239などのアルファー線核種で、これが呼吸から内部被曝を引き起こすと、数十年の潜伏期間を経て肺癌を引き起こすのである。
潜伏期間が非常に長いので、疫学的調査も困難が大きく、ほとんどの場合は、因果関係が偶然の確率の陰に隠れてしまうので証明は難しい。
なお、フクイチ事故の直後に「プルトニウムは重いから飛ばない」と宣った東大の馬鹿学者=中川恵一がいたが、これは真っ赤なウソである。
放射線科医のくせに、無知蒙昧もいいところで、実際には、プルトニウムの分子クラスの超微粒子では、重さよりも形状に左右され、空中を風に乗って自由自在に闊歩することが知られている。
空気を吸っているだけで、地球上を飛び交っているプルトニウムが呼吸から肺に入って内部被曝を起こすため、人類はどんどん肺癌の死亡率が上がってゆくのである。
もし、もんじゅが大規模なプルトニウム239放出を行ったとすれば、日本列島はおろか、地球上全域の大気をプルトニウム汚染することになり、肺癌の死亡率は極限に達し、全人類が40歳になれば肺癌を起こして死んでしまうことにもなりかねない。
この問題、いずれ、まとめて取り上げたい。
核燃料棒は、原子炉内に370体、貯蔵プールに160体の計530体あり、毎日一体ずつ取り出すのだという。
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2018083102000058.html
最初のうちは、クレーン落下の影響のない、比較的安全な領域で作業可能だろうが、やがて、危険性の高い位置に向かう。
一体目のナトリウム除去は、不活性ガスを吹き付けて行ったらしい。たぶん安価なアルゴンガスを使ったのだろう。
しかし、機構=動燃は、これまで安全な作業を貫徹したという例を聞いたことがない。これまでも、トラブル続きで、何度も遅れてきたが、このままノートラブルで作業が進むとは、とうてい思えない。
今朝の、中津川市内の環境放射能データ シンメトリックス社 IFKR254環境放射能測定器
8月30日AM6時から31日AM6時までの連続測定データがこれ。
このデータから、8月28日のデータを差し引いたものが、これ。突出した異常値だけが見える仕組みである。
もし、セシウム137が来ていれば、662Kにピークが立つが、今朝のところは、まったく異常がない。
おおむね、測定器のヨウ化セシウム結晶に、10カウントも当たれば、立派なピークが表示される。
なお、2010年、原子炉容器内に落下した重さ3.5トンの中継装置は、2011年6月24日に引き上げられたとの記事が見つかった。
この情報は知らなかった。間違った情報を書いていて謝罪したい。
回収不能と聞いていたのだが。
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2401Q_U1A620C1CC0000/
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もんじゅに装填されているプルトニウムの生物毒性について
もんじゅの核燃料取り出しが始まったことで、そもそもプルトニウム239製造目的である「もんじゅ」の核燃料には、製造途上のプルトニウムが莫大な量含まれている。
昨日から行われている抜き取り作業で、核燃料集合体を、ナトリウムプールから引き上げて、高圧アルゴンガスでナトリウムを吹き飛ばし、水冷却プールに入れる一連の作業で、もしナトリウムが何らかの理由で十分に落ちずに、水に入れられた場合、破壊力のある爆発が起きるため、燃料棒を損傷し、内部のプルトニウムが環境に漏洩する危険性がある。
このとき、人間の生活環境に放出されたプルトニウムが何を引き起こすのか? 考えてみたい。
プルトニウムの生物毒性については、知能の劣る原子力推進派学者から「毒性は塩なみ」であるとか、「重いから飛ばず、環境を汚染しない」とか、相当にひどい低俗デマが飛び交っているが、元、京大原子炉研の小出裕章氏は、「人類が作り出した最悪の毒物」であると断言している。
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kouen/Pu-risk.pdf
原子力推進派による放射能百科事典ATOMICAによれば、プルトニウムの化学毒性は一般の重金属なみであるとしている。
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=09-03-01-05
実は、プルトニウムの人体毒性の知見は少なく、アメリカが、秘密裏に被験者に一切知らせないまま、プルトニウムを摂取させる大規模な人体実験を行い、まるで731部隊のような凄惨で悪意に満ちたデータを出している。
http://d.hatena.ne.jp/amadamu/20121106/1352223953
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E4%BA%BA%E4%BD%93%E5%AE%9F%E9%A8%93
この非合法で悪意に満ちた生体実験の結果として、知らされずにプルトニウムを注射された妊婦や女性、病人のうち、癌や血液病、免疫障害が出現したと書かれている。
ATOMICAの記述は、もんじゅを運営し、当然、原子力推進である「原子力開発機構」の主導によるものであるため、マイナーな事実については一切触れられていないが、化学毒性より放射能毒性が、数万倍強いことは触れられている。
プルトニウムの生物毒性は、ウランの10万倍といわれるアルファ線のエネルギーに由来している。
核利用の主目的であるプルトニウム239の場合は、半減期が2万年、千分の一減期が20万年なので、一度、人体に吸収されると、他のアクチノイド元素やウランなどと同様、骨に沈着して死ぬまで排出されることはない。
それどころか、死後、火葬されると、煙とともに環境に放出され、再び、人体に吸収され、それが延々と数十万年も繰り返されることになる。
アルファ線というのは、皮膚に当たった範囲では、よほど大量でない限り、皮膚を損傷することも少なく、吸収もされにくいが、飲食を通じた内部被曝となると、まるで事情が異なり、人体内の細胞のなかでアルファ線を放射し、細胞のすべての分子に強烈なエネルギーを与えて破壊することになる。
したがって、アルファ線内部被曝は、最大級、最悪の発癌物質として知られる。
プルトニウム239が最悪であるといわれる理由は、アルファー線のエネルギーが5.1MeVもあり、並み居るアクチノイド核種のなかでも最強クラスであって、内部被曝における細胞損傷能力もひときわ高いからである。
これは人類の肺癌発症の遷移を示したグラフである。
従来、肺癌が喫煙の結果であるといわれてきたが、それがウソであることを示している。
肺癌と本当に因果関係があるのは、実は、核実験と原発放射能による大気汚染なのである。
喫煙率は年々下がっていて、大気汚染も減る一途なのに、肺癌は増える一途である。
これは、明らかに、原子力発電や核実験による環境汚染に比例している。
地球大気中の放射能濃度の遷移を示すグラフがあれば、一目瞭然になるはずだが、残念ながら、この種の情報は、核兵器を正当化するアメリカ政府や日本政府自民党などの勢力によって隠蔽されている。
放射能大気汚染のなかでも、もっとも危険なものがアクチノイド・マイナーアクチノイド系のプルトニウム239などのアルファー線核種で、これが呼吸から内部被曝を引き起こすと、数十年の潜伏期間を経て肺癌を引き起こすのである。
潜伏期間が非常に長いので、疫学的調査も困難が大きく、ほとんどの場合は、因果関係が偶然の確率の陰に隠れてしまうので証明は難しい。
なお、フクイチ事故の直後に「プルトニウムは重いから飛ばない」と宣った東大の馬鹿学者=中川恵一がいたが、これは真っ赤なウソである。
放射線科医のくせに、無知蒙昧もいいところで、実際には、プルトニウムの分子クラスの超微粒子では、重さよりも形状に左右され、空中を風に乗って自由自在に闊歩することが知られている。
空気を吸っているだけで、地球上を飛び交っているプルトニウムが呼吸から肺に入って内部被曝を起こすため、人類はどんどん肺癌の死亡率が上がってゆくのである。
もし、もんじゅが大規模なプルトニウム239放出を行ったとすれば、日本列島はおろか、地球上全域の大気をプルトニウム汚染することになり、肺癌の死亡率は極限に達し、全人類が40歳になれば肺癌を起こして死んでしまうことにもなりかねない。
この問題、いずれ、まとめて取り上げたい。