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もんじゅ 2018年8月31日  もんじゅに装填されているプルトニウムの生物毒性について

2018年08月31日 | 未分類
昨日、もんじゅの核燃料が一体取り出されたと報道された。

 核燃料棒は、原子炉内に370体、貯蔵プールに160体の計530体あり、毎日一体ずつ取り出すのだという。

http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2018083102000058.html



 最初のうちは、クレーン落下の影響のない、比較的安全な領域で作業可能だろうが、やがて、危険性の高い位置に向かう。

 一体目のナトリウム除去は、不活性ガスを吹き付けて行ったらしい。たぶん安価なアルゴンガスを使ったのだろう。

 しかし、機構=動燃は、これまで安全な作業を貫徹したという例を聞いたことがない。これまでも、トラブル続きで、何度も遅れてきたが、このままノートラブルで作業が進むとは、とうてい思えない。



 今朝の、中津川市内の環境放射能データ シンメトリックス社 IFKR254環境放射能測定器

8月30日AM6時から31日AM6時までの連続測定データがこれ。

20180831motodate.jpg



このデータから、8月28日のデータを差し引いたものが、これ。突出した異常値だけが見える仕組みである。



20180831date.jpg





 もし、セシウム137が来ていれば、662Kにピークが立つが、今朝のところは、まったく異常がない。

 おおむね、測定器のヨウ化セシウム結晶に、10カウントも当たれば、立派なピークが表示される。



 なお、2010年、原子炉容器内に落下した重さ3.5トンの中継装置は、2011年6月24日に引き上げられたとの記事が見つかった。

 この情報は知らなかった。間違った情報を書いていて謝罪したい。

 回収不能と聞いていたのだが。



https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2401Q_U1A620C1CC0000/



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 もんじゅに装填されているプルトニウムの生物毒性について



 もんじゅの核燃料取り出しが始まったことで、そもそもプルトニウム239製造目的である「もんじゅ」の核燃料には、製造途上のプルトニウムが莫大な量含まれている。



 昨日から行われている抜き取り作業で、核燃料集合体を、ナトリウムプールから引き上げて、高圧アルゴンガスでナトリウムを吹き飛ばし、水冷却プールに入れる一連の作業で、もしナトリウムが何らかの理由で十分に落ちずに、水に入れられた場合、破壊力のある爆発が起きるため、燃料棒を損傷し、内部のプルトニウムが環境に漏洩する危険性がある。



 このとき、人間の生活環境に放出されたプルトニウムが何を引き起こすのか? 考えてみたい。



 プルトニウムの生物毒性については、知能の劣る原子力推進派学者から「毒性は塩なみ」であるとか、「重いから飛ばず、環境を汚染しない」とか、相当にひどい低俗デマが飛び交っているが、元、京大原子炉研の小出裕章氏は、「人類が作り出した最悪の毒物」であると断言している。



 http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kouen/Pu-risk.pdf



 原子力推進派による放射能百科事典ATOMICAによれば、プルトニウムの化学毒性は一般の重金属なみであるとしている。



http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=09-03-01-05



 実は、プルトニウムの人体毒性の知見は少なく、アメリカが、秘密裏に被験者に一切知らせないまま、プルトニウムを摂取させる大規模な人体実験を行い、まるで731部隊のような凄惨で悪意に満ちたデータを出している。



http://d.hatena.ne.jp/amadamu/20121106/1352223953

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E4%BA%BA%E4%BD%93%E5%AE%9F%E9%A8%93



 この非合法で悪意に満ちた生体実験の結果として、知らされずにプルトニウムを注射された妊婦や女性、病人のうち、癌や血液病、免疫障害が出現したと書かれている。

ATOMICAの記述は、もんじゅを運営し、当然、原子力推進である「原子力開発機構」の主導によるものであるため、マイナーな事実については一切触れられていないが、化学毒性より放射能毒性が、数万倍強いことは触れられている。



 プルトニウムの生物毒性は、ウランの10万倍といわれるアルファ線のエネルギーに由来している。

 核利用の主目的であるプルトニウム239の場合は、半減期が2万年、千分の一減期が20万年なので、一度、人体に吸収されると、他のアクチノイド元素やウランなどと同様、骨に沈着して死ぬまで排出されることはない。

 それどころか、死後、火葬されると、煙とともに環境に放出され、再び、人体に吸収され、それが延々と数十万年も繰り返されることになる。



 アルファ線というのは、皮膚に当たった範囲では、よほど大量でない限り、皮膚を損傷することも少なく、吸収もされにくいが、飲食を通じた内部被曝となると、まるで事情が異なり、人体内の細胞のなかでアルファ線を放射し、細胞のすべての分子に強烈なエネルギーを与えて破壊することになる。

 したがって、アルファ線内部被曝は、最大級、最悪の発癌物質として知られる。



 プルトニウム239が最悪であるといわれる理由は、アルファー線のエネルギーが5.1MeVもあり、並み居るアクチノイド核種のなかでも最強クラスであって、内部被曝における細胞損傷能力もひときわ高いからである。



 これは人類の肺癌発症の遷移を示したグラフである。

 従来、肺癌が喫煙の結果であるといわれてきたが、それがウソであることを示している。

 肺癌と本当に因果関係があるのは、実は、核実験と原発放射能による大気汚染なのである。

 喫煙率は年々下がっていて、大気汚染も減る一途なのに、肺癌は増える一途である。

 これは、明らかに、原子力発電や核実験による環境汚染に比例している。



haigan.jpg





 地球大気中の放射能濃度の遷移を示すグラフがあれば、一目瞭然になるはずだが、残念ながら、この種の情報は、核兵器を正当化するアメリカ政府や日本政府自民党などの勢力によって隠蔽されている。



 放射能大気汚染のなかでも、もっとも危険なものがアクチノイド・マイナーアクチノイド系のプルトニウム239などのアルファー線核種で、これが呼吸から内部被曝を引き起こすと、数十年の潜伏期間を経て肺癌を引き起こすのである。

 潜伏期間が非常に長いので、疫学的調査も困難が大きく、ほとんどの場合は、因果関係が偶然の確率の陰に隠れてしまうので証明は難しい。



 なお、フクイチ事故の直後に「プルトニウムは重いから飛ばない」と宣った東大の馬鹿学者=中川恵一がいたが、これは真っ赤なウソである。

 放射線科医のくせに、無知蒙昧もいいところで、実際には、プルトニウムの分子クラスの超微粒子では、重さよりも形状に左右され、空中を風に乗って自由自在に闊歩することが知られている。

 空気を吸っているだけで、地球上を飛び交っているプルトニウムが呼吸から肺に入って内部被曝を起こすため、人類はどんどん肺癌の死亡率が上がってゆくのである。



 もし、もんじゅが大規模なプルトニウム239放出を行ったとすれば、日本列島はおろか、地球上全域の大気をプルトニウム汚染することになり、肺癌の死亡率は極限に達し、全人類が40歳になれば肺癌を起こして死んでしまうことにもなりかねない。



 この問題、いずれ、まとめて取り上げたい。



もんじゅ、核燃料取り出しの続き

2018年08月30日 | 未分類
 今日から、福井県若狭地区にある動燃=機構の管理してきた高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉作業の第一弾、核燃料抜き取りが始まった。



https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34764160Q8A830C1000000/



 この危険性については、昨日のブログで、大雑把に述べた。

 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-463.html



  高速増殖炉では、ウラン238に中性子を照射して原子に潜り込ませ、プルトニウム239を生成させるのだが、このときの核反応でウランがもの凄い発熱(崩壊熱)をする。



 核燃料集合体の鞘容器は、ジルカロイという合金で公称1767度の融点だが、原子炉のなかで、他元素との反応で、わずか800度程度で水素分解、溶融、劣化が始まるとの報告もある。



 現在の、もんじゅ核燃料の温度や脆性劣化推移など詳細なデータは隠されているが、危険なナトリウムで冷却しなければ、ジルカロイが溶融するほどの発熱量が残っていることだけは間違いない。

 この理由によって、一日5000万円、年間200億円の電気代を使って強制冷却を続けなければならないのである。



 私が強い危機意識をもって警戒を呼びかけている理由は、第一に事業主体の、日本原子力開発機構=旧動燃が、ウソと隠蔽にまみれた、まったく信用ならない、殺人さえ平然と犯す暴力的な悪意に満ちた団体であること。こんなデタラメ団体に、まともな仕事がやれるはずがない。



 第二に、そもそも、もんじゅの設計には解体手順が一切含まれておらず、トイレ=放射性廃棄物処理施設も作らないまま建設したマンションであり、日本の原子力すべてに共通する「行ってこい! 帰ってこなくていい」という、片道燃料だけを積んで自爆航路に向かった戦艦大和と同じ、「後は野となれ山となれシステム」であること。



 第三に、公開されている作業手順では、どこをどうやってもナトリウムプールに隠れた核燃料集合体を引き抜くことは理論的に不可能であること。



 金属ナトリウムは約100度で溶融するが、常温では固体である。

 なんで、水を使わないかといえば、水で冷却すると中性子が散乱減衰して、プルトニウムが増殖できなくなるからである。

 だから、冷却効率が比較的良くて、中性子を減速させない素材であるナトリウムが冷媒に選ばれたが、本当に廃炉にするのであれば、増殖など関係なく、冷却効率だけを考えた冷媒を使用すればいいのだ。



 仮に、旋盤などの冷却潤滑に使っているエマルジョン油脂ならば、非常に良好なはずだが、水分が含まれているため、天ぷら油のような油脂を代わりに使えばよい。

 ちょうどオイルヒーターのような温度媒体として利用できるはずだ。

 これを少しずつ金属ナトリウムに置き換えてゆけばよいが、600トン以上といわれるナトリウム冷媒の再利用は乳化作用や化学反応によって困難になる。



 機構が、ナトリウムの保全にこだわる理由は、たぶん設備の再利用を狙って、再びもんじゅに寄生して甘い汁を吸い続けたいのではないだろうか?

 もし本気で廃炉に向かう気があるならば、何はなくともナトリウムの爆発危険性を除去する作業から始める必要がある。

 上に書いたように、アルカリ金属であるから、油脂で乳化させながら冷却を続け、最後は、全部、油脂に置き換えてしまえば安全になるはずだ。

 取り出したナトリウムは、塩酸を混ぜて中和し、塩にして地層保管処分すればよい。



 機構=旧動燃は、安全性を確保するどころか、2010年に炉心に落として回収不能になっている3.5トンもある中継装置を、そのまま放置して、核燃料集合体を引き上げようとしている。

 炉心で安全な作業を行うためには、何はなくとも、この巨大な鉄くずを回収しなければならないのに、回収不能と万歳したまま、核燃料だけ回収するというのだ。



 開いた口が塞がらないとは、このことだ。ナトリウムによって目視も放射線透過も不可能になっているのに、鉄くずも回収できないのに、核燃料集合体だけ回収できるつもりなのか?



 私も、たくさんの施工事例を知っているが、こんな超困難な作業に成功した例は世界に存在しないだろう。

 何度も書くが、ナトリウムプール内にある核燃料集合体も、3.5トンの落下粗大ゴミも、まったく視認できず、それを正確に把握することさえ不可能なのである。



 それで、無理矢理作業を進めれば、まったく視認不能のナトリウムプールのなかで、どうやって、核燃料体を吊って、どうやって粗大ゴミにぶつからないように引き上げるのか、ありえない超危険な作業になることは確実である。



 まして、まだ莫大な発熱中の集合体を引き上げ、周囲に貼りついている金属ナトリウムを素早く完全除去し、水冷却プールに入れる作業が待っている。

 ナトリウムの除去が完全でなければ、水冷却プールに入れた瞬間、大爆発を起こして核燃料が破損し、中の超危険な長寿命核種放射能が大量に環境に漏れ出すことになる。



(このとき、間に合わない場合は、油脂プールに一時保管して仮冷却すればいいのに、計画には存在しない。=ナトリウムは油脂に反応しない)



 本当に、そんなことができるのか? ナトリウムから引き上げて水冷却するまでの時時間的余裕は10~20時間程度だろうと思う。

 もし、作業にもたついて、時間がかかったなら、今度は集合体内部に熱がこもり、どんどん温度が上昇して、800度を超えた段階で、周囲の物質と反応して劣化、溶融する可能性があり、このときも内部の放射能が環境に放出される。



 ナトリウムプールから集合体を引き上げ、外気に触れると、含まれる水分と酸素が反応して、発熱するわけだから、これらの一連の作業は、密封環境で、窒素を注入して行わなければならない。

 当然、人間は入れず、視認もできないから、ロボットによるプログラム作業になるが、この作業の途中で、トラブルが起きて故障してストップしたらと考えると空恐ろしいことになる。



 人間が内部に入って修理ができないのだ。しかも、核燃料集合体の冷却は待ったなしであり、時間的余裕は少ない。

 いろいろ想像しただけで、これが、どれほど恐ろしい、失敗と悲惨な結果の約束された作業なのか、理解は難しくない。



[さて、事故が起きたなら!]



 今日から作業を始めたとして、いきなりクレーンで核燃料集合体を吊り上げる前に、ナトリウムで閉ざされた視界のなかで、見えない物体の位置を完全把握し、クレーン移動装置の動作をコンピュータで解析したりする作業が必要だが、延期してきた、この期間内に、本当にやったのだろうか?



 動燃=機構の恐ろしいところは、超をいくつもつけねばならないほどの杜撰さである。



 https://blog.goo.ne.jp/keichan1192/e/ae75eca4ce0b7441240523024dbe8fd6



私は、機構の、本当の目的は、核燃料回収にあるのではなく、作業を徹底的に遅らせ、回収不能でしたという結論の先に、再稼働を狙っていると考えている。

 したがって、あの超杜撰な機構が、安全作業のための綿密な準備をするはずがないし、その能力もないと考える。



 「やるフリをする」 というのが、今回の回収作業の本質であろう。



 しかし、数体程度は引き上げる可能性もある。そうすれば、必ず事故になる。

 最悪、8ヶ月運転し、20年以上放置された核反応を起こしかけた核燃料集合体には、長寿命核種が数十トンも詰まっていて、セシウム・ストロンチウム・ウラン・プルトニウム・マイナーアクチノイド元素が大量に環境に出てくる。



 短寿命核種は崩壊してしまっているので、我々の測定器にかかるのは、セシウム137である。

 もしも私の住む中津川市で、24時間測定中の環境放射能計にセシウム137=662Kのピークが立ったなら、そのときは、関西と中部、北陸の妊産婦・乳幼児は、ただちに北海道か九州に退避すべきである。



 もし、やるとすれば9月上旬かなと予想している。若狭から、我が家まで、放射能雲が北西季節風に乗れば2時間程度で到着し、汚染が定着してしまう。

 こうなれば、場合によっては、福井県・岐阜県・京都府の数十万人以上、たぶん百万人オーダーの人々が土地を放棄しなければならなくなるかもしれない。



 何が起きるか?

 まずは、急性心筋梗塞・脳梗塞が激増し、次に白血病と発癌、免疫系難病が激増するのは、フクイチ事故とまったく同じである。



 違うのは。短寿命核種がないので、ヨウ素131による子供たちの甲状腺被害が存在しないこと。代わりに、老人たちの血液血管系の急性障害が激増すること。

 福島でも起きたが、若狭地方で、住民にもの凄い数の急死者が出る可能性があることである。



 そして、怖いのは、妊産婦の胎児被曝である。

 以下に示すように、わずか5ミリシーベルトの被曝で4.4%に重度知的障害が起きるデータが報告されているのだ。



 https://www.rerf.or.jp/programs/roadmap/health_effects/uteroexp/physment/



 5ミリシーベルト=グレイ といえば、フクイチ事故のとき、福島県の多くの胎児が、その程度の被曝を受けている。

 その結果は、一切報道されず、厳重に統制され、医療関係者の口も封じられているが、チェルノブイリでも広島でも、起きていることは同じであって、福島でも隠されているだけで、同じことが起きているはずである。



 私は、人口動態統計などから調査しているが、原発に都合の悪いデータは、すべて隠されるか矮小化され、報道もされず、みんなが知らない状態に置かれているのである。

 真実を述べようとした私はツイッターから永久追放を受けている。

 今辛うじて、FC2ブログに公開しているが、すでにヤフーやはてなからは追放された。

 毎日、悪臭を放つ人間のクズどもから、大量の嫌がらせが書き込まれ、FC2に圧力が加えられている。

 

 これが現実である。汚染が始まったなら、守るのは自分しかいないことを知っていただきたい。

 



もんじゅ核燃料抜き取りの危険性   明日から放射能汚染が起きる! 測定を!

2018年08月29日 | 未分類
 明日8月30日から、もんじゅの核燃料取り出しが始まる!



https://mainichi.jp/articles/20180829/k00/00m/040/138000c



 施工母体は、地球上最悪クラスの原子力産業、腐敗業者 日本原子力開発機構=動燃



 この企業は、大半が天下りで占められ、これ以上ありえないほどのデタラメ企業

 安全姿勢皆無で、この会社が行う業務で、まともな仕事など一つもない

 すべて、悪質な放射能汚染と隠蔽に満ちている



 もんじゅ核燃料取り出しは、必ず大規模で深刻な放射能汚染を引き起こす!



 北西の季節風が吹いてくれば、京都・福井・岐阜県を直撃する



 核種は、セシウム・ストロンチウム・アクチノイド元素、ウラン、プルトニウム

極めて危険な長寿命核種ばかりで、妊婦は逃げる準備が必要だ



 東海アマは、過去5年間、シンメトリックス社のIFKR254環境放射能測定器を24時間稼働させてデータをとっている。

 北朝鮮の核実験も検出できた。

おそらく、今回のもんじゅ汚染放射能も検出できるはず。



 妊産婦と乳幼児は、遠い非汚染地域に退避する準備をお願いしたい





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 もんじゅは、ウラン238に中性子を当ててプルトニウム239を増殖させる目的で1994年から稼働が始まっている。



 特徴は、生成されるプルトニウム239の純度が99%以上と、極めて高性能の核兵器を製造可能なレベルになることである。

 通常原発が生成するプルトニウムは60%程度、兵器用に安定した核原料にするためには、純度が93%以上必要であるといわれる。



 もし、それ以下だと、プルトニウム240に代表される、非制御型核爆発を起こしかねない不純物が含まれてくるため、核兵器としての安定運用が非常に困難になる。

 フクイチで、3号機が核爆発した理由は、プルトニウム240だったといわれる。



 もんじゅの生成する純度99%のプルトニウムは、安定した戦車砲クラスの超小型核弾頭を製造できる水準であり、もし稼働が成功していれば、日本は小型核武装に突進していたであろう。

 核武装マニアの安部晋三は、現行憲法下でも小型核兵器なら保有可能と発言している。



 つまり、数十兆円という莫大な税金を投入しながらも失敗を繰り返し、まともな成果が皆無という「もんじゅ」を20年以上も無理矢理稼働させ、生きながらえさせてきた本当の理由は、自民党政権の兵器用プルトニウムへの執着以外のなにものでもなかった。



 ついでにいえば、フクイチ3号機の核爆発は、純度50%級の粗悪なプルトニウムであっても、兵器用ほどの巨大な爆発は望めないにせよ、テロ目的で、放射能汚染を引き起こす核爆発程度なら、原発用核燃料でも十分に使えることを示した。

 これは世界中のテロリスト、イスラム国やアルカイダにとって、大きな朗報であろう。



 もんじゅは、1994年4月5日に臨界し、同年12月8日、ナトリウム漏洩事故を起こして稼働不能になった。わずか、8ヶ月の実働であったが、1968年に計画され、動燃が運営主体となって現在まで、無意味で、実りのない運営が続いてきたが、2016年、やっと廃炉が決定された。

 現在に至るまで、30年近く、無意味、無駄な税金の浪費を続けた怪物であり、まさしく自民党、戦争愛好家・国粋主義者どもの核武装妄想の生み出した妖怪である。



 この間、動燃では、杜撰などという言葉ではとうてい表せないほどの、悪意というしかないデタラメ運営が続き、2005年に解体されて核燃開発機構に変わったものの、看板の掛け替えだけで、中身は腐乱しきって悪臭を放つ、ほとんどヤクザ同様のインチキ集団である。



 https://op-ed.jp/news/%E3%81%84%E3%81%BE%E3%82%82%E7%94%9F%E3%81%8D%E7%B6%9A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%80%8C%E5%8B%95%E7%87%83%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%82%A6%E3%82%BD%E3%81%A4%E3%81%8D%E3%83%87%E3%82%BF%E3%83%A9%E3%83%A1dna/



http://www.mdsweb.jp/doc/1404/1404_03t.html



 こんなものは、とうてい科学とは呼べない、予算にたかるだけのチンピラ集団であり、政府から予算をせしめて遊び歩く、自民党族議員のたまり場であり、日本の闇社会=暴力団とも深い関係を持っていることが明らかにされている。



 動燃のもんじゅ運営には、少なくとも数名の、殺人を疑う不可解な自殺が存在するが、警察は、裏から手を伸ばして事実を隠蔽する原子力産業や自民党の圧力によって、まともな捜査は放棄している状態である。



 もんじゅ西村事件



 http://tanakaryusaku.jp/2017/01/00015186



 https://dot.asahi.com/wa/2013030500067.html



 http://www.mdsweb.jp/doc/1470/1470_45n.html



 https://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/89284aa1947c678ae8238e87473d35ea



 私も、過去40年以上、原子力発電に関心を抱き、一定の資格も取得して関与したこともあるのだが、動燃=原子力開発機構ほどデタラメ、嘘つき集団は、他では聞いたこともない。あるとすれば東京電力と関西電力だが、実は、これらは、いずれも暴力団と深く結びついていて、また動燃と表裏一体の組織といってもよく、主要幹部は、電力や行政からの天下りばかりなのである。



 こんな嘘つき、インチキ、デタラメの権化のような動燃に、全人類の存亡、命運さえかかる、超超危険なもんじゅの解体が可能なのか?

 廃炉の技術的展望を問われると、動燃=機構は、恐るべき事実が明らかになった。

 もんじゅには、廃炉の想定段取りが設計段階から存在しなかったのである。



https://mainichi.jp/articles/20171129/k00/00m/040/166000c



https://buzzap.jp/news/20171129-monju-na/



 明日から、動燃=機構が、核燃料取り出しを行うと宣言したのはいいが、その方法が存在しないのである。

 実は、増殖用プルトニウムは、もの凄い崩壊熱を持っていて、通常の地層保管が可能とされる100度を下回るには、実に500年を超える歳月が必要であって、その間、エネルギーを使って冷やし続けねばならない。



 だから、冷却用ナトリウムを抜き取れず、一日5000万円を超え、年間数百億円規模の電気代、管理費が必要になるのである。



 http://www.news24.jp/articles/2016/09/20/07341522.html



 下手に冷却媒体を抜き取れば、たちまち加熱して、核燃料集合体が溶融し、環境に放射能を大放出するのである。

 あのインチキ動燃=機構は、どうやって冷却ナトリウムから核燃料を抜き取るというのか?

 そんな技術は世界中で誰も持っていないのだ。



 それどころか、動燃は、過去に、とんでもない失敗をしている。

 2010年8月、動燃は、もんじゅの炉心のナトリウムプールに、3.5トンもある中継装置(クレーン?)を落下させている。



 http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col18022t.htm



 この事件をめぐって、上にリンクした西村氏殺人事件が起きながら闇に葬られている。

(この記述は間違い。西村氏の自殺?は1995年ナトリウム漏洩火災の調査報告をめぐって起きた。失礼しました)



 この中継装置は、どうやっても回収不能であるという。炉心に3トンを超える鉄の塊が落ちていて、回収できず、そのまま、どうやって核燃料を脱出させるというのか?



 冷却媒体のナトリウムは、水分に触れた瞬間に大爆発を起こす。

 https://www.youtube.com/watch?v=DTT8glxQL7g



 なんで、こんな危険な冷媒を使うのかといえば、安全な水を使うと、大半が水素であるため、中性子が弾性散乱を起こして減速してしまうからであり、炉心内での中性子密度を下げない冷媒は、今のところ、融点の低い軽金属しか見当たらないということだが、実は、ナトリウムのように爆発しない低融点金属は、スズやビスマスなど探せばいくらもあるのに、原子力関係者は馬鹿しかいないので、廃炉が不可能な設計をしてみたり、もっとも危険なナトリウムを使用したために人類の存亡を危機にさらしているのである。



 結局、600トンある金属ナトリウムの再利用にこだわらなければ、スズやビスマスなどに入れ替えていけばいいはずだし、場合によっては、油脂と入れ替えたっていいはずだ。もちろん水素の多い冷媒は、再稼働が不可能になるわけだが。

 それができないのは、機構が、もんじゅの再稼働に未練を持っている証拠であろう。



 動燃=機構は、もんじゅの廃炉を真剣にやるつもりなど、まったくないのだ。

 もしあれば、まず金属ナトリウムを安全な低融点金属に入れ替えたり、油脂冷却に切り替えたりするはずだが、一切やらず、金属ナトリウムを保全しようとしている。

 したがって、作業を失敗しながら、再び、再稼働の利権にしがみつこうとしている以外、考えられないのである。



 問題は、この核燃料抜き取り作業が、フクイチ事故に匹敵するほどの危険を伴うということである。

 まずは、巨大な落とし物が、燃料集合体の移動を邪魔するはずで、ナトリウムは透過性ゼロなので、どこに何があるか、目視ではまったくわからず。X線視認も不可能である。



 仮に、燃料引き上げに成功したとしても、冷却のゆとり時間は、おそらく10時間程度もないであろう。

 その間に、付着したナトリウムを完全に落とし、水プールに移動して再冷却するのだ。

 ところが、ほんの微量でもナトリウムが残っていれば、水プールに入れた瞬間に大爆発を起こすのである。



 いったい核燃料集合体に付着するナトリウムを完全に落とす技術などどこの誰が持っているのだ?

 私が責任者なら、油脂プールを別に用意して、仮置きして冷却をするだろうが、調べても、機構の手順に油脂プールなど、どこにも存在していない。

    

もし仮に、冷却が間に合わなければ、どうなる?

 プルトニウムのたっぷり詰まった核燃料棒ジルカロイが、空気中の水分と反応して溶融を始めるだろう。おおむね800度程度で溶融するとの報告があり、現在温度が500度前後としても、メルトダウンのリスクは決して小さくはない。



 何もかもうまくいって水プールでの冷却にも成功したとして、その後、地層処分可能になるまで500年、西暦2500年に、日本国家が存在するのか? 日本政府が存在するのか? 機構が存在できるのか? いずれも否定的である。



 しかし、核燃料棒は、確実に破壊され、環境に漏れだして、地球上の全生物に悪影響を与え続けるであろう。

 プルトニウム239の半減期は2万年 千分の一になるのに20万年かかるのである。

 人類が存在している可能性など、ほとんどない。おそらく、この数十年で滅亡してしまうはずだ。



 さて、明日からの、もんじゅ核燃料取り出し作業、機構が無事に成功する可能性は、私はゼロに等しいと考えている。

 必ず大事故を起こす。動燃には、まともな作業の見通しも意欲も、技術力も存在しないからである。

 チンピラヤクザの集団に、まともな仕事ができるはずがない。



 もし事故を起こせば、セシウム137・ストロンチウム90・ウラン235・238・プルトニウム239・マイナーアクチノイド元素多数が含まれた長寿命極悪核種が、大量に環境に放出される。

 その被害は、フクイチ事故を超えるかもしれない。



 私は、妊産婦と乳幼児を持つ家庭に避難準備を呼びかける。

 私はシンメトリックス社のIFKR254環境放射能測定器で、5年間常時観測をしているので、放射能を検出できる自信がある。

 事故を起こすとすれば、9月上旬と予想している。毎日の報告を注視していただきたい。



 被曝地、福島で何が起きるのか?

2018年08月28日 | 未分類
 被曝地、福島で何が起きるのか?



 引用=

  福島の政治家がついに決死の大暴露! 「政府は現実をことごとく隠す」 「復興は原発セールスのため」 (TOCANA)

 http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/633.html



阿部憲一氏(以下、阿部)  私は、福島原発事故の直後から、放射能汚染や被爆の問題を調べてきました。2011年の夏ごろから年末にかけて、私を含めて福島の数多くの市民が軟便や喉の異変などの被爆症状を訴えていたのです。私は事故直後、普段はできない口内炎に珍しくなりました。だいたい放射性テルルが放射性ヨウ素に変化するタイミングですね。



 福島に1週間もいればわかることですが、このような状況が現実に起きているにもかかわらず、地元のテレビ・新聞はほとんど放射能問題を取り上げません。たまに早野龍五氏や(物理学者)、坪倉正治(東京大学医科学研究所研究員)、開沼博(社会学者)らによる“安全・安心誘導”的な話題を扱う程度です。ですから、多くの住民は現状に慣らされ、「ここに住んでも大した問題にはならない」と考えているんです。そして、いざ放射能問題を取り上げると、「復興妨害」「風評被害を助長」と厳しい言葉を浴びせられる。



 福島の復興は経済産業省の主導で行われていますが、「高度汚染地域に住民を戻して、地域を発展させる」というのが政府の意向です。あの震災と原発事故の影響で、日本は原発50機もの輸出が困難になりました。そこで、それまでは「原発は安全」として売り込みしていたのを、高濃度の汚染地帯に住民を戻して、自分たちの手で除染をさせ、「あんな過酷な事故があっても、ほらこの通り、住民が戻って普通に暮らしていますよ」というセールスに切り替えようとしているのです。国や県はJヴィレッジ(※)を復興のシンボルにして、その近くにわざわざ新駅までつくり、飯館村(福島県相馬郡)を“モデルルーム”のように位置づけています。これは原発事故の後、IAEAやOECDなどの学者たちによるシンポジウムで意思の統一が図られています。つまり、すべてはアベノミクスの成長戦略の柱に位置づけている原発のセールスのための復興なのです。そして、その手足となって動いているのが地元の一部の町長やNPOだということです。



 私は、うちの町が避難者のことを無視して政府の手足のように動いていることに我慢がならず、2015年11月の町議会選挙で何とか滑り込むことができ、それ以来、放射能汚染・被曝・避難の問題に取り組んでいます。



※ 震災後、原発事の前線基地となってしまったサッカーナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」(楢葉町・広野町)を、再び緑のグラウンドに戻し、人々が集いスポーツの喜びを分かち合う場所として再生するプロジェクトが進行中



 引用以上



 福島で何が起きるのか? 事故から7年目、チェルノブイリ事故のときは、7年8年目に被曝障害のピークが来て、たくさんの人々が不可解な病気で死んでいった。

 その数は、1.3億人のなかで数千万人に上る可能性さえある。



 福島でも同じことが起きているはずなのに、一切報道されない。人口動態統計も政府によって捏造され、ほとんど何も起きていないかのように公開されている。

 この巨大な欺瞞を、朝日新聞も東京新聞も報道しない。赤旗も報道しない。



 これから福島で起きることを示唆する、私の書いたブログがある。

 それは、人形峠再処理工場が、1973年から2001年まで稼働して、莫大な放射能を環境に放出したが、その結果起きたことを書いている。



 残念ながら、私のブログは、もの凄く重大な内容なのに、社会の注目は、ほとんど浴びず、逆に、これをツイッターで取り上げたとたんに、私のアカウントは永久凍結となった。



 いったい、何が書いてあるのか、ちゃんと読んでいただきたい。



 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-349.html



 ここに掲載した関西・中国地区の心筋梗塞の全国平均からの乖離を、あなたの目でしっかり確認していただきたい。



 これは2012年から2014年のGDFRAKによる人口動態統計記録の再編集である。

 http://jp.gdfreak.com/public/detail/jp010120004010101403/1



 人形峠で、ウラン精製、再処理が行われたのは1973年から十数年であるといわれる。それから40年も経って、人形峠を中心とする西日本の広範な地域で、大規模に、心筋梗塞や発ガン率が劇的に上がっている。

 それは数%なんてケチなものではない。場所によっては全国平均の数倍に達しているのである。

 放射能の影響は、40年という時を経ても、恐ろしい結果を見せることを知っていただきたい。



 東日本では、フクイチ事故によって、何も起きなかったと思いこまされているあなた。本当の被害は、これから出てくるのである。



 ついでに、泊原発と、六ヶ所村再処理施設のデータも、目やにをとって、しっかりと見つめてほしい。いったい、これから何が起きるのか? いつまで続くのか?



  http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-340.html



 泊原発稼働後、地元自治体(泊村)の心筋梗塞・癌の発生率は、実に全国平均の4倍以上となっている。



 青森、六ヶ所村の健康被害はどうなのか?



 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-342.html



 再処理施設からの排煙(高さ150mの煙突)の流れる先の市町村では、大半で心筋梗塞が3倍以上に上がっていることを自分の目で確かめていただきたい。



 福島では今、何が起きているのか?



 やはり、平田村で最大4倍以上、周辺市町村では2倍を大きく超えている。

(新潟の含まれた地図をクリックすると大きな地図が表示される)



 これを見れば、これから福島はおろか、東日本全域、とりわけ関東で、何が起きるのか、想像がつくはずだ。



 今は、こうなっている。



 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-345.html



 これから30年も40年もして、上にリンクした、人形峠再処理工場と、関西地区の異常な健康被害、驚くほどの心筋梗塞データが、関東に現れることになる。

 福島は、そんな生やさしいことではすまない。



 私がもっとも危惧しているのは、妊娠3ヶ月で被曝させられた胎児が知的障害を起こす可能性で、繰り返し警告し、事故直後から「妊婦は安全地帯に逃げろ!」と繰り返した。



 それは、ABCC放射線影響研究所のデータを前提に言ったのだが、先月、リンクしてみたら、なんとデータが消されていた。

 (どこかのパソコンに保存した記憶もあるが)

 https://www.rerf.or.jp/radefx/uteroexp/physment.html



 これが、何をもたらすのか? 放影研のデータは、胎児が5ミリシーベルト被曝しただけで、重度知的障害が4.4%増えると公表していたのだ。



 福島で、被曝した子供たちが出生して、これから先、脳にどのような問題が出てくるのか?

 私は、考えただけでも震えが止まらないが、これを書くと、もの凄いデマ攻撃=復興妨害とかの激しいバッシングが止まらないのは、冒頭の報告と同じである。



 真実を述べようとして、過去のニュースや、データを引用しようとするとどうなるか?



 福島で、事故直後に数千名が死亡していると報道された記事も消された。ウクライナで、政府系団体が、チェルノブイリ事故で200万人以上の死者が出たと報告した報道も消された。

 GDFRAKのデータも、いつ消されるか分からない。

 政府や原子力産業に都合の悪いネット上のデータは、本当に片っ端から消されている。



 私の上の原発被害のブログをツイッターで報告したとたん、私のアカウントは永久追放され、半年以上経ても絶対に回復させないらしい。



 放射能事故ではない、通常の原発稼働、通常の再処理工場稼働で、何が起きたのかを、私はブログでデータを上げて報告したのである。

 上のブログを取り上げてくれたのは、本当にわずか、数件しかない。

 私は、これほど重大なことを理解できない人が多いことに心から失望している。



 みんな、日本の原子力政策と日本政府が、何をしようとしているのか、まるで理解がない。

 背後には身の毛もよだつような恐怖が忍び寄っている。



 



 被曝地、福島で何が起きるのか?

2018年08月28日 | 未分類
 被曝地、福島で何が起きるのか?



 引用=

  福島の政治家がついに決死の大暴露! 「政府は現実をことごとく隠す」 「復興は原発セールスのため」 (TOCANA)

 http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/633.html



阿部憲一氏(以下、阿部)  私は、福島原発事故の直後から、放射能汚染や被爆の問題を調べてきました。2011年の夏ごろから年末にかけて、私を含めて福島の数多くの市民が軟便や喉の異変などの被爆症状を訴えていたのです。私は事故直後、普段はできない口内炎に珍しくなりました。だいたい放射性テルルが放射性ヨウ素に変化するタイミングですね。



 福島に1週間もいればわかることですが、このような状況が現実に起きているにもかかわらず、地元のテレビ・新聞はほとんど放射能問題を取り上げません。たまに早野龍五氏や(物理学者)、坪倉正治(東京大学医科学研究所研究員)、開沼博(社会学者)らによる“安全・安心誘導”的な話題を扱う程度です。ですから、多くの住民は現状に慣らされ、「ここに住んでも大した問題にはならない」と考えているんです。そして、いざ放射能問題を取り上げると、「復興妨害」「風評被害を助長」と厳しい言葉を浴びせられる。



 福島の復興は経済産業省の主導で行われていますが、「高度汚染地域に住民を戻して、地域を発展させる」というのが政府の意向です。あの震災と原発事故の影響で、日本は原発50機もの輸出が困難になりました。そこで、それまでは「原発は安全」として売り込みしていたのを、高濃度の汚染地帯に住民を戻して、自分たちの手で除染をさせ、「あんな過酷な事故があっても、ほらこの通り、住民が戻って普通に暮らしていますよ」というセールスに切り替えようとしているのです。国や県はJヴィレッジ(※)を復興のシンボルにして、その近くにわざわざ新駅までつくり、飯館村(福島県相馬郡)を“モデルルーム”のように位置づけています。これは原発事故の後、IAEAやOECDなどの学者たちによるシンポジウムで意思の統一が図られています。つまり、すべてはアベノミクスの成長戦略の柱に位置づけている原発のセールスのための復興なのです。そして、その手足となって動いているのが地元の一部の町長やNPOだということです。



 私は、うちの町が避難者のことを無視して政府の手足のように動いていることに我慢がならず、2015年11月の町議会選挙で何とか滑り込むことができ、それ以来、放射能汚染・被曝・避難の問題に取り組んでいます。



※ 震災後、原発事の前線基地となってしまったサッカーナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」(楢葉町・広野町)を、再び緑のグラウンドに戻し、人々が集いスポーツの喜びを分かち合う場所として再生するプロジェクトが進行中



 引用以上



 福島で何が起きるのか? 事故から7年目、チェルノブイリ事故のときは、7年8年目に被曝障害のピークが来て、たくさんの人々が不可解な病気で死んでいった。

 その数は、1.3億人のなかで数千万人に上る可能性さえある。



 福島でも同じことが起きているはずなのに、一切報道されない。人口動態統計も政府によって捏造され、ほとんど何も起きていないかのように公開されている。

 この巨大な欺瞞を、朝日新聞も東京新聞も報道しない。赤旗も報道しない。



 これから福島で起きることを示唆する、私の書いたブログがある。

 それは、人形峠再処理工場が、1973年から2001年まで稼働して、莫大な放射能を環境に放出したが、その結果起きたことを書いている。



 残念ながら、私のブログは、もの凄く重大な内容なのに、社会の注目は、ほとんど浴びず、逆に、これをツイッターで取り上げたとたんに、私のアカウントは永久凍結となった。



 いったい、何が書いてあるのか、ちゃんと読んでいただきたい。



 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-349.html



 ここに掲載した関西・中国地区の心筋梗塞の全国平均からの乖離を、あなたの目でしっかり確認していただきたい。



 これは2012年から2014年のGDFRAKによる人口動態統計記録の再編集である。

 http://jp.gdfreak.com/public/detail/jp010120004010101403/1



 人形峠で、ウラン精製、再処理が行われたのは1973年から十数年であるといわれる。それから40年も経って、人形峠を中心とする西日本の広範な地域で、大規模に、心筋梗塞や発ガン率が劇的に上がっている。

 それは数%なんてケチなものではない。場所によっては全国平均の数倍に達しているのである。

 放射能の影響は、40年という時を経ても、恐ろしい結果を見せることを知っていただきたい。



 東日本では、フクイチ事故によって、何も起きなかったと思いこまされているあなた。本当の被害は、これから出てくるのである。



 ついでに、泊原発と、六ヶ所村再処理施設のデータも、目やにをとって、しっかりと見つめてほしい。いったい、これから何が起きるのか? いつまで続くのか?



  http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-340.html



 泊原発稼働後、地元自治体(泊村)の心筋梗塞・癌の発生率は、実に全国平均の4倍以上となっている。



 青森、六ヶ所村の健康被害はどうなのか?



 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-342.html



 再処理施設からの排煙(高さ150mの煙突)の流れる先の市町村では、大半で心筋梗塞が3倍以上に上がっていることを自分の目で確かめていただきたい。



 福島では今、何が起きているのか?



 やはり、平田村で最大4倍以上、周辺市町村では2倍を大きく超えている。

(新潟の含まれた地図をクリックすると大きな地図が表示される)



 これを見れば、これから福島はおろか、東日本全域、とりわけ関東で、何が起きるのか、想像がつくはずだ。



 今は、こうなっている。



 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-345.html



 これから30年も40年もして、上にリンクした、人形峠再処理工場と、関西地区の異常な健康被害、驚くほどの心筋梗塞データが、関東に現れることになる。

 福島は、そんな生やさしいことではすまない。



 私がもっとも危惧しているのは、妊娠3ヶ月で被曝させられた胎児が知的障害を起こす可能性で、繰り返し警告し、事故直後から「妊婦は安全地帯に逃げろ!」と繰り返した。



 それは、ABCC放射線影響研究所のデータを前提に言ったのだが、先月、リンクしてみたら、なんとデータが消されていた。

 (どこかのパソコンに保存した記憶もあるが)

 https://www.rerf.or.jp/radefx/uteroexp/physment.html



 これが、何をもたらすのか? 放影研のデータは、胎児が5ミリシーベルト被曝しただけで、重度知的障害が4.4%増えると公表していたのだ。



 福島で、被曝した子供たちが出生して、これから先、脳にどのような問題が出てくるのか?

 私は、考えただけでも震えが止まらないが、これを書くと、もの凄いデマ攻撃=復興妨害とかの激しいバッシングが止まらないのは、冒頭の報告と同じである。



 真実を述べようとして、過去のニュースや、データを引用しようとするとどうなるか?



 福島で、事故直後に数千名が死亡していると報道された記事も消された。ウクライナで、政府系団体が、チェルノブイリ事故で200万人以上の死者が出たと報告した報道も消された。

 GDFRAKのデータも、いつ消されるか分からない。

 政府や原子力産業に都合の悪いネット上のデータは、本当に片っ端から消されている。



 私の上の原発被害のブログをツイッターで報告したとたん、私のアカウントは永久追放され、半年以上経ても絶対に回復させないらしい。



 放射能事故ではない、通常の原発稼働、通常の再処理工場稼働で、何が起きたのかを、私はブログでデータを上げて報告したのである。

 上のブログを取り上げてくれたのは、本当にわずか、数件しかない。

 私は、これほど重大なことを理解できない人が多いことに心から失望している。



 みんな、日本の原子力政策と日本政府が、何をしようとしているのか、まるで理解がない。

 背後には身の毛もよだつような恐怖が忍び寄っている。