人は、3歳くらいから「物心」=理解力がついて、17歳くらいまでの少年期に与えられた情報が、人生の価値観の基礎になることは、誰でも納得するはずだ。
私も親父が「蔵書好き」で、家には小さな図書館くらいの本が置かれていたので、小学生になって字が読めるようになってから、片っ端から読みあさった。
このころ読んでいたのは、古い文体のプルターク英雄伝や、三国志・水滸伝、それに司馬遼太郎文学を夢中になって読んだ。
なぜか、中島敦や井上靖なんかにも凝って、難しい文体の李陵を読みながら涙がポロポロ出たことも思い出す。大人になってから古い文体の本を読むのは困難だが、子供のうちに要領を覚えてしまうと、普通の人が敬遠する文体でも、スラスラ理解できるのだ。
森鴎外の舞姫なんかもスラスラと読んで、感情移入することができた。
読後、「大田って、なんて嫌なやつなんだ!」と激怒してた記憶がある。
後に、太田のモデルが鴎外その人であったことを知り、長い間、鴎外を好きになれなかった。
司馬遼文学は一通り読んだつもりだが、これは、ちょうど思想形成の土台になる時期に読んでしまったことで、現在に至るまで、表現や文体にいたるまで強すぎる影響を残している。
おかげで、学校でも国語や社会・歴史のテストは高得点をもらうことができた。
そんなことよりも、小説のなかに出てきた主人公たちが、読後に頭の中を自由自在に駆け回り、あらゆる価値判断に介入してくるのには困った。
読んだ本の中の主人公の思想が、自分に入り込んで、日常生活のあらゆる判断に介入し、自分が、歴史小説の主人公になったつもりで、荒唐無稽な妄想のなかで生活するようになってしまった。
私の子供時代、テレビで月光仮面のような人気番組があって、これを見ていた子供たちは、みんな手ぬぐいを頭に巻き付けて、サングラスをかけて、風呂敷を背中にひらめかせ、月光仮面になりきったつもりで走り回ったものである。
これが役者なら結構な素質なのだろうが、一介の小中学生では、いつでも妄想の世界に棲んでいるアタマのおかしな子供ということになる。
相模原やまゆり園事件の植松聖も「ヒトラーが自分に降りてきた」と凶行に及んだのだが、私に降りてきたのがヒトラーでなくて良かったと胸をなで下ろすのだ。
幼児期~青年期に遭遇した情報というものは、人の一生、人生観・世界観に多大な影響を与えるもので、私のように共有されない情報なら「独りよがりの妄想」ですむのだが、これが一定の集団に共有されて、アイデンティティにまで昇華してしまうと、集団の運命を左右する思想性ということになる。
また、この頃、周囲から受けていた愛情や迫害もまた、生涯の思想性を定める要素となる。
例えば、私の親父は徴兵されて、軍隊でさんざん殴られてきたから、私に対しても、愛情からかけ離れた理不尽な仕打ちを行うことが多かった。
親父は、晩年、認知症になったが、原因は軍隊で殴られて脳挫傷を起こしたせいだと、後から分かった。
このため、父親に対する信頼感や愛情が育たず、老衰で死ぬ寸前まで、私は父親を許せず、子供時代は、「こんちくしょう」という恨みが頭を離れずに、親に隠れて悪さをする動機になった。
今、オレオレ詐欺なんかやってる若者の大半が、両親から不快な思いをさせられ、頭の隅に「こんちくしょう」を抱いていたのではないかと思う。
少年・思春期に与えられた情報によって、強烈な妄想に取り憑かれ、おまけに、親から不条理や理不尽な仕打ちを受けてきた子供たちは、集団で悪さをするようになる。
例えば暴走族がそうだ。私の知る限り、暴走族の父親たちは、権威に弱くて頭ごなしに子供を叱りつけるのが好きな馬鹿親ばかりで、こんな親にして、こんな子供が育つという見本のようなものだった。
おとなしい、理性的な両親に愛情を受けて育った子供は、決して詐欺や暴走行為のような犯罪に走らない。
実は、こうした傾向・法則は、国家を運営する政治家でも、同じことで、国家が人権破壊の独裁に向かうとき、指導者たちの子供時代の情報と生活環境が大きな問題なのだ。
ここでは、今、音を立てて崩壊している中国社会が、どのような必然性で、人権を無視して、壮大な虚構を作りたがるのかを考察したい。
まずは、中国人は、幼い頃から、どんな情報を与えられ、それを共有し、アイデンティティとして昇華してきたのか? 民衆に圧倒的に支持されたヒーローを考えたい。
中国において、古代から伝えられた史書や物語はどのようなものだったのか?
中国人が誰でも知っている書籍・物語といえば……。
興味深いサイトがあったので、引用させてもらった。
https://www.toho-shoten.co.jp/toho/readers-ranking.html
インテリ階層に受け入れられた書籍としては、まず『荘子』だ。ちょうど、日本の今昔物語のような寓話が含まれていて、読書の興味を誘う。
『史記』 司馬遷
これも、「事実は小説より奇なり」を地で行く、歴史そのものの持つ魅力にあふれた波瀾万丈の英雄歎でもある。
『紅樓夢』 曹雪芹
私が、中国人だったなら、想像力を働かせて、どれほど抜いたことか……。
『三国志演義』 羅貫中
これぞ中国である。現代中国が、まるで秦の始皇帝を模したように、三峡ダム・北水南調なんて無謀な巨大事業をやりたがる原因が、この書にあると私は思う。
鄧小平や江沢民、胡錦濤、習近平なんて連中は、子供の頃、三国志と水滸伝を、本がボロボロになるまで読んだのだろう。
そうして秦や漢の巨大事業を想像しながら「男子一生の本懐」なんて人生観を味噌蔵の味噌のように時間をかけて醸造したのであろう。
中国人が権力闘争を大好きな理由も、この書をむさぼるように読んだ子供たちを想像すれば、容易に理解できよう。この本が、中国史の本質なのだ。
『論語』 孔子
もちろん儒教の祖、中国人がメンツだけを人生観の根底に置くようになった理由は、孔子の権力主義にある。
この書は、中国の冊封国家群、ベトナム・朝鮮・日本にまで権力者たちの存在を合理化し正当化する思想として深すぎる影響を与えた。
東アジアの諸悪の根元と言っておきたい。
『西遊記』 呉承恩
これは、私は河口慧海の壮大な人生と重ね合わせている。チベットへの憧れを作り出した名著、みんなが想像する以上に、日本人にも大きな影響を与えている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E5%8F%A3%E6%85%A7%E6%B5%B7
『水滸伝』 施耐庵
三国志とともに、中国人男子の権力妄想を生み出した巨大な著作。
『金瓶梅』 笑笑生
中国でエロといえばこれ。中国人の性生活の基礎を作り出した。今に残る性文学は決して多くないが、中国人は、普遍的な小説を読みながら想像力で空白を補ってきたのだ。
『唐詩三百首』 孫洙
申し訳ないが、ほとんど覚えていないので、今は良く分からない。
『孫子』 孫武
これは私も読んだ。極めて普遍的な価値の高い名著中の名著、中国の戦略家たちも、たぶん孫子の影響が巨大なはずなので、中国と戦争をやりたいなら、絶対に読んで、思想パターンを理解しておく必要がある。
『聊斎志異』 蒲松齢
私としては、恥ずかしながら読んでいない。
『老子』 老子
読んだ記憶はあるが、孫子ほど覚えていない。
唐詩
古代詩集だが、レベルは、現代の誰よりも高い。高貴な音楽にも通じる。
『高僧伝』 慧皎
残念、記憶にない
『随園詩話』 袁枚
知らない、お恥ずかしい。以下も同じ。中国通を自認していた私は、ただの軽薄な妄想だった。
登鸛鵲楼 王之渙
『捜神記』 干宝
『閲微草堂筆記』 紀昀
『楚辞』 屈原ほか
『棠陰比事』 桂万栄
『青邱子歌』 高啓
『黄氏日抄』 黄震
『夢粱録』 呉自牧
『呂東莱全集』 呂祖謙
『資治通鑑』 司馬光
『宋名臣言行録』 朱熹ほか
『古今事文類聚』 祝穆ほか
『昭明文選』 昭明太子
『夢渓筆談』 沈括
『浮生六記』 沈復
『三侠五義』 石玉混
『咸淳臨安志』 潜説友ほか
兵車行 杜甫
『児女英雄伝』 文康
『東京夢華録』 孟元老
『孟子』 孟子
『鏡花縁』 李汝珍
『官場現形記』 李伯元
『唐詩選』 李攀竜
『朱子語類』 黎靖徳ほか
『易経』
『点石斎画報』
『唐代伝奇』
『論語注疏』
上に引用した、中国文学は、今の中国人の思想を知る上で、トップ6くらいは読んでおく必要があるだろう。
なぜ江沢民が無謀を絵に描いたような三峡ダムを無理矢理造らせたのか? 習近平の頭の中身は、おそらく始皇帝の万里の長城が焼き込まれているであろうこと、中国共産党指導部の頭のなかは、古代英雄歎で塗りつぶされているであろうこと、などを理解するために、つまり中国人の行動様式を理解しようとするなら、必ず思想の雛形をプレスした原典を知っておく必要があるのだ。
仮に経済崩壊を起こした中国が、国内の不満を侵略戦争に置き換えるような誤魔化し政策を採るとして、尖閣諸島や日本列島に中国が攻め寄せてくるとしたら、どのようなパターンが現れるのかも、思考様式から、ある程度理解できると私は思う。
私も親父が「蔵書好き」で、家には小さな図書館くらいの本が置かれていたので、小学生になって字が読めるようになってから、片っ端から読みあさった。
このころ読んでいたのは、古い文体のプルターク英雄伝や、三国志・水滸伝、それに司馬遼太郎文学を夢中になって読んだ。
なぜか、中島敦や井上靖なんかにも凝って、難しい文体の李陵を読みながら涙がポロポロ出たことも思い出す。大人になってから古い文体の本を読むのは困難だが、子供のうちに要領を覚えてしまうと、普通の人が敬遠する文体でも、スラスラ理解できるのだ。
森鴎外の舞姫なんかもスラスラと読んで、感情移入することができた。
読後、「大田って、なんて嫌なやつなんだ!」と激怒してた記憶がある。
後に、太田のモデルが鴎外その人であったことを知り、長い間、鴎外を好きになれなかった。
司馬遼文学は一通り読んだつもりだが、これは、ちょうど思想形成の土台になる時期に読んでしまったことで、現在に至るまで、表現や文体にいたるまで強すぎる影響を残している。
おかげで、学校でも国語や社会・歴史のテストは高得点をもらうことができた。
そんなことよりも、小説のなかに出てきた主人公たちが、読後に頭の中を自由自在に駆け回り、あらゆる価値判断に介入してくるのには困った。
読んだ本の中の主人公の思想が、自分に入り込んで、日常生活のあらゆる判断に介入し、自分が、歴史小説の主人公になったつもりで、荒唐無稽な妄想のなかで生活するようになってしまった。
私の子供時代、テレビで月光仮面のような人気番組があって、これを見ていた子供たちは、みんな手ぬぐいを頭に巻き付けて、サングラスをかけて、風呂敷を背中にひらめかせ、月光仮面になりきったつもりで走り回ったものである。
これが役者なら結構な素質なのだろうが、一介の小中学生では、いつでも妄想の世界に棲んでいるアタマのおかしな子供ということになる。
相模原やまゆり園事件の植松聖も「ヒトラーが自分に降りてきた」と凶行に及んだのだが、私に降りてきたのがヒトラーでなくて良かったと胸をなで下ろすのだ。
幼児期~青年期に遭遇した情報というものは、人の一生、人生観・世界観に多大な影響を与えるもので、私のように共有されない情報なら「独りよがりの妄想」ですむのだが、これが一定の集団に共有されて、アイデンティティにまで昇華してしまうと、集団の運命を左右する思想性ということになる。
また、この頃、周囲から受けていた愛情や迫害もまた、生涯の思想性を定める要素となる。
例えば、私の親父は徴兵されて、軍隊でさんざん殴られてきたから、私に対しても、愛情からかけ離れた理不尽な仕打ちを行うことが多かった。
親父は、晩年、認知症になったが、原因は軍隊で殴られて脳挫傷を起こしたせいだと、後から分かった。
このため、父親に対する信頼感や愛情が育たず、老衰で死ぬ寸前まで、私は父親を許せず、子供時代は、「こんちくしょう」という恨みが頭を離れずに、親に隠れて悪さをする動機になった。
今、オレオレ詐欺なんかやってる若者の大半が、両親から不快な思いをさせられ、頭の隅に「こんちくしょう」を抱いていたのではないかと思う。
少年・思春期に与えられた情報によって、強烈な妄想に取り憑かれ、おまけに、親から不条理や理不尽な仕打ちを受けてきた子供たちは、集団で悪さをするようになる。
例えば暴走族がそうだ。私の知る限り、暴走族の父親たちは、権威に弱くて頭ごなしに子供を叱りつけるのが好きな馬鹿親ばかりで、こんな親にして、こんな子供が育つという見本のようなものだった。
おとなしい、理性的な両親に愛情を受けて育った子供は、決して詐欺や暴走行為のような犯罪に走らない。
実は、こうした傾向・法則は、国家を運営する政治家でも、同じことで、国家が人権破壊の独裁に向かうとき、指導者たちの子供時代の情報と生活環境が大きな問題なのだ。
ここでは、今、音を立てて崩壊している中国社会が、どのような必然性で、人権を無視して、壮大な虚構を作りたがるのかを考察したい。
まずは、中国人は、幼い頃から、どんな情報を与えられ、それを共有し、アイデンティティとして昇華してきたのか? 民衆に圧倒的に支持されたヒーローを考えたい。
中国において、古代から伝えられた史書や物語はどのようなものだったのか?
中国人が誰でも知っている書籍・物語といえば……。
興味深いサイトがあったので、引用させてもらった。
https://www.toho-shoten.co.jp/toho/readers-ranking.html
インテリ階層に受け入れられた書籍としては、まず『荘子』だ。ちょうど、日本の今昔物語のような寓話が含まれていて、読書の興味を誘う。
『史記』 司馬遷
これも、「事実は小説より奇なり」を地で行く、歴史そのものの持つ魅力にあふれた波瀾万丈の英雄歎でもある。
『紅樓夢』 曹雪芹
私が、中国人だったなら、想像力を働かせて、どれほど抜いたことか……。
『三国志演義』 羅貫中
これぞ中国である。現代中国が、まるで秦の始皇帝を模したように、三峡ダム・北水南調なんて無謀な巨大事業をやりたがる原因が、この書にあると私は思う。
鄧小平や江沢民、胡錦濤、習近平なんて連中は、子供の頃、三国志と水滸伝を、本がボロボロになるまで読んだのだろう。
そうして秦や漢の巨大事業を想像しながら「男子一生の本懐」なんて人生観を味噌蔵の味噌のように時間をかけて醸造したのであろう。
中国人が権力闘争を大好きな理由も、この書をむさぼるように読んだ子供たちを想像すれば、容易に理解できよう。この本が、中国史の本質なのだ。
『論語』 孔子
もちろん儒教の祖、中国人がメンツだけを人生観の根底に置くようになった理由は、孔子の権力主義にある。
この書は、中国の冊封国家群、ベトナム・朝鮮・日本にまで権力者たちの存在を合理化し正当化する思想として深すぎる影響を与えた。
東アジアの諸悪の根元と言っておきたい。
『西遊記』 呉承恩
これは、私は河口慧海の壮大な人生と重ね合わせている。チベットへの憧れを作り出した名著、みんなが想像する以上に、日本人にも大きな影響を与えている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E5%8F%A3%E6%85%A7%E6%B5%B7
『水滸伝』 施耐庵
三国志とともに、中国人男子の権力妄想を生み出した巨大な著作。
『金瓶梅』 笑笑生
中国でエロといえばこれ。中国人の性生活の基礎を作り出した。今に残る性文学は決して多くないが、中国人は、普遍的な小説を読みながら想像力で空白を補ってきたのだ。
『唐詩三百首』 孫洙
申し訳ないが、ほとんど覚えていないので、今は良く分からない。
『孫子』 孫武
これは私も読んだ。極めて普遍的な価値の高い名著中の名著、中国の戦略家たちも、たぶん孫子の影響が巨大なはずなので、中国と戦争をやりたいなら、絶対に読んで、思想パターンを理解しておく必要がある。
『聊斎志異』 蒲松齢
私としては、恥ずかしながら読んでいない。
『老子』 老子
読んだ記憶はあるが、孫子ほど覚えていない。
唐詩
古代詩集だが、レベルは、現代の誰よりも高い。高貴な音楽にも通じる。
『高僧伝』 慧皎
残念、記憶にない
『随園詩話』 袁枚
知らない、お恥ずかしい。以下も同じ。中国通を自認していた私は、ただの軽薄な妄想だった。
登鸛鵲楼 王之渙
『捜神記』 干宝
『閲微草堂筆記』 紀昀
『楚辞』 屈原ほか
『棠陰比事』 桂万栄
『青邱子歌』 高啓
『黄氏日抄』 黄震
『夢粱録』 呉自牧
『呂東莱全集』 呂祖謙
『資治通鑑』 司馬光
『宋名臣言行録』 朱熹ほか
『古今事文類聚』 祝穆ほか
『昭明文選』 昭明太子
『夢渓筆談』 沈括
『浮生六記』 沈復
『三侠五義』 石玉混
『咸淳臨安志』 潜説友ほか
兵車行 杜甫
『児女英雄伝』 文康
『東京夢華録』 孟元老
『孟子』 孟子
『鏡花縁』 李汝珍
『官場現形記』 李伯元
『唐詩選』 李攀竜
『朱子語類』 黎靖徳ほか
『易経』
『点石斎画報』
『唐代伝奇』
『論語注疏』
上に引用した、中国文学は、今の中国人の思想を知る上で、トップ6くらいは読んでおく必要があるだろう。
なぜ江沢民が無謀を絵に描いたような三峡ダムを無理矢理造らせたのか? 習近平の頭の中身は、おそらく始皇帝の万里の長城が焼き込まれているであろうこと、中国共産党指導部の頭のなかは、古代英雄歎で塗りつぶされているであろうこと、などを理解するために、つまり中国人の行動様式を理解しようとするなら、必ず思想の雛形をプレスした原典を知っておく必要があるのだ。
仮に経済崩壊を起こした中国が、国内の不満を侵略戦争に置き換えるような誤魔化し政策を採るとして、尖閣諸島や日本列島に中国が攻め寄せてくるとしたら、どのようなパターンが現れるのかも、思考様式から、ある程度理解できると私は思う。