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 嫌われる東海アマ

2020年07月31日 | 未分類
 私がブログを書き始めて、すでに20年くらいは経ているが、初期のブログは、ヤフーに掲載していたせいで、ヤフーがブログサイトを廃止するとともに消されてしまった。
 移行引っ越しが、うまくいかなかったのだ。ごく一部だけ、FC2ブログに転載することができたが、100本くらいは消えてしまった。

 30年くらい前に書いた登山紀行文を、最近、noteブログに掲載している。
 https://note.com/tokaiama/n/n1e9ab7c6a90c

 しかし、noteブログは、投稿の全索引がないため、一定数を超えると古いブログを読むことができなくなるので、私の死後でもブログを保存しておきたいという希望がかなえられず、書き込む意欲が消えた。

 2008年3月に、以下のFC2ブログへのコンテンツを出してからツイッターで紹介したら、とたんに7万近いフォロワーのいた私のツイッター・アカウントは永久凍結にされてしまい、3年以上経た今でも復活できないでいる。

 再掲  原子力発電は事故を起こさなくとも日本人を殺戮している  その1 北海道
2018年05月09日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-340.html

 ツイッター社が私を追放した根拠にしたと称するツイートは以下のとおり。これは、五年も前のツイートを、後出しの基準でありながら遡及して処分したひどい言いがかりで、本当の狙いは、原発批判者の排除であることがよくわかる。
 ツイッター社のCEOは、安倍政権とズブズブのお友達なのだ。
 http://tokaiama.minim.ne.jp/tuitter/akaunntoteisi.html

 ブログの「原発通常運転による健康被害告発コンテンツ」は、その1からその6まであるが、普通に検索しても、なかなか出てこない。
 私の書いたものが、グーグルから「好ましからざるブログ」として、原則、検索から排除されだしたのは2014年頃からである。もちろん、ヤフーでも同じだ。
 「東海アマブログ」と付箋をつけないと、まず検索にかからない。

 ちょうど、「マスコミに載らない海外記事」サイトが、グーグルに対し、同じような告発をしている。
 http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-cf0cdf.html

 彼らは、自民党のネット監視団の意向に沿って、自民党権力に都合の悪い言論を意図的に排除しているのである。グーグルは、その国の権力に迎合癒着するのが大好きだ。
 たぶん中国共産党の露骨な言論統制=弾圧を見て、「右にならえ」という姿勢なのだろう。

 大規模なネット情報統制を自民党政権が行い始めたのは、北村滋(国家安全保障局長=日本のCIA長官に相当)が内閣官房に入ったのと時を同じくしている。こうした情報統制を企画し、強力に実現させた張本人黒幕は、北村滋をおいて他にはいない。
 ちなみに北村滋は、杉田や中村とともに東大原理研出身である疑いを強く抱いている。

 2014年というのは、2011年の東京電力フクイチ放射能大事故のもの凄い情報統制が確立した年である。
 この頃、自民党は青年部の反共グループ(統一教会系)を使って、大規模なネット世論介入を始め、反自民・反権力のアカウントに、執拗な嫌がらせを始めたのである。
 これは、大規模で個人的な内容の誹謗中傷で、放射能被曝について批判する我々を、身元をこそこそ隠しながら、あらゆる下劣な誹謗攻撃を行い続けた。

 私に対しては、デマ屋とか中卒とか、人間性の腐敗した、ひどい個人攻撃が行われた。
 あんまり下劣で悪質なので、トラップを仕掛けてIPアドレスを捕捉したら、大半が同じ区域から発信されていた。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-65.html
 それは自民党本部のある場所だった。たぶん、自民党関係の出版社あたりに下請け攻撃をやらせていたのだろう。これが「自民党青年部ネット工作部隊」の正体だった。

 この自民党青年部ネット工作部隊による、私への個人的な誹謗中傷は、ときに大きな効果を上げた。
 ネット上での、私のブログの評判は、頗る芳しからないものとなった。「タクシー運転手風情とか、中卒とか」私の主張が、ドシロウトによる無責任なデマであり、まったく信用できないという評価をすり込まれてしまった人が多かった。

 ネット上での私のブログ評価を見てみると、これもひどいものだ。
https://bloguide.net/blog/24734/

 まったく笑ってしまうが、この種のブログ評価が非常に政治的な立場で行われていることを知っている人なら、「ああ仕方ないな……」と笑い飛ばすしかない。
 冒頭に述べた自民党ネット工作部隊の魑魅魍魎が、あらゆる評価書き込みで、徹底的に誹謗中傷を行い続けて私のブログを潰したいのだから当然だ。

 まあ、評価が五分の一ばかりであるならば、FC2ブログで、分野別ランキング2位、日アクセス数1万なんか出るはずがないのだが、東海アマが無価値なブログであるとのレッテルを貼りたい気持ちは分からないでもない。

 私=東海アマがネット上の一分野で、蛇蝎のような扱いを受けて嫌われていることも、よく知っている。
 それは安倍晋三信者団体のメンバーと、皇国日本信奉者会のメンバーからである。
 ことあらば、安倍晋三の悪口を書きまくり、皇族は「ただの人」にすぎない、と書き続けているのだから、安倍や天皇に、特別な思い入れのある人たちが面白いはずがない。

 私は、皇室が、我々と何一つ違わない「ただの人」にすぎないと繰り返し書いて、天皇制への刷り込みによる憧れや信仰を捨てよと主張してきたのだ。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-589.html

 万世一系の天皇家なんて真っ赤なウソを糾弾し、ただの人が、捏造された権威を身にまとって、人々を欺しているだけだと書いてきたわけだから、天皇制の熱烈な支持者から「非国民」として蛇蝎のように嫌悪されるのは、まったく当然のことだ。

 もう一つ、私は死刑制度に一貫して反対してきた。私自身は、自分がいつ暴走して死刑相当の犯罪を犯すかわからない粗暴な人間であることを知っているが、国家が天に成り代わって人の命を奪う資格など存在しないと固く信じている。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-828.html

 人は人を裁く資格がない。許されるのは、二度と凶悪犯罪を起こさないように、犯人を閉じ込めておくことくらいだろう。
 世界の大半の国が死刑制度を廃止している。神の代理人のような顔をして死刑制度を残しているのは、地球上に残された数少ない全体主義国家だけである。
 中国・サウジ・イラン・日本・アメリカなどだ。死刑制度を残しているのは、人類の知的レベルから見て、非常に恥ずべきことである。

 ところが、日本では、死刑制度の支持者が実に9割もいる。
 これは恐ろしいことだ。私が、死刑制度反対を書くたびに、そうした死刑推進派の人々は、私のブログを嫌悪し、拒絶し、見なくなるのだ。
 もしかしたら、私が嫌われる最大の原因が、死刑制度反対の姿勢にあるのではないかと感じている。
 これなら、私のブログが最低評価であることも当然のことだ。

 どうして、みんな、こんなに死刑が好きなのだろう?

 確かに、ヤマユリ園で20名近くを虐殺した植松聖や、京都アニメで、34名を焼き殺した青葉真司は残酷で許せない。池田小事件の宅間守は、もっと許せない。
 殺してやりたい!
 でも、絞首刑は、もっと残酷なんだ。

 これを国の看板で「天に代わって」死刑を実行するのは、天使でもなければ地獄の番人でもない。看守というただの人にすぎない。
 首に縄を巻いて、二階から落とし、首の骨を折って、目玉を飛び出させ、糞尿をまき散らせる絞首刑は、どうしてもやりたければ、安倍晋三が直接やるべきだろう。

 人間が人間性を見失わない範囲で、法の執行を行うとすれば、せいぜい死ぬまで牢獄に閉じ込めておく程度だろう。殺せば解決するというものではない。
 その処刑殺人を日本人の9割が「さまーみろ」とか言いながら支持しているのだから、これは民族のカルマを大きく増やすだけであり、いずれカルマを返す日がやってくる。
 
 この死刑制度に繰り返し反対意見を書いている私は、世間の嫌われ者である。9割の日本人が圧倒的に支持している死刑制度に反対し続けているのだから。
 まあ、ブログ評価で星が一つしかもらえないのも当然だろう。

 だが、心霊的視点(スピリチュアリズム)から言えば、他人に対して苛酷を求めれば、自分に苛酷が還ってくる。これを因果応報の法則という。
 現世で還ってこなくとも、来生で還ってくる。自分の人生での行いは、100%必ず自分に還ってくる。これは釈迦が繰り返し諭してきた真理だ。
 私など、今生きているうちに、子供の頃からの悪行が、すべて還ってきて、毎日苦しんでいるのだ。

 「対象的世界は、自分の心が作り出す茶番劇である」
 人生は客体的に流されてゆくものだと思っているのは、とんでもない間違いだ。実は、人生は、すべて自分の心がカルマに応じて作り出しているのだ。
 自分の過去生の総決算が現在の自分の人生である。

 こんなことを思ったのは、今から40年以上も前だったが、当時、こんなことを口にすれば、たちまち、周囲から精神病院に送られそうだった。
 客体的実存がリアリティを持って存在していて、自分はその中の一つの駒にすぎず、流されてゆく現実があるだけだと99%の人々が確信しているだろう。
 その流れのなかで、どれだけ泳げるかが人生の価値だと信じている人も多い。

 こんなことを語り始めれば、もの凄い長いブログになってしまうので、ここいらで切り上げるが、我々の人生のリアリティは、決して本物ではない。自分の心の持ち方次第で、対象的世界は、次々に変化してゆく。
 自分の心が正しければ、対象世界も正しくなる。

 このことに気づいた人のことを「ポジティブ人種」という。自分の心と、対象的世界は無関係であると信じる人のことを「ネガティブ人種」という。
 両者は、永遠に交わることなく、それぞれ「カラスの勝手でしょ」世界を歩いてゆくと、ある予言者が語った。

 私を嫌っている人々と、私は、もはや永遠に交わらず邂逅することもない。
 死刑制度を熱烈に支持する人々が、その残酷な精神を恥じることもない。彼らには、他人に残酷を与えるというカルマが生成され、やがて、それと向き合う日々がやってくるに違いない。   


みんな追い詰められている

2020年07月30日 | 未分類
 資本主義社会というのは、薄氷を踏みながら、自転車操業で辛うじて前進と回転を続けている。
 なぜ、自転車操業かというと、利益を正しく計上すれば、課税されて吸い上げられるが、銀行から借金して設備投資にカネを回せば、利益を最低にして、法人税課税を節約できるというメカニズムがあったからだ。

 だから、企業というものは、今にも倒産しそうなほど大きな借金を背負うのが普通だった。利益を出さないほど、課税を抑えられたわけだ。
 企業活動は、拡大再生産することによってしか命を生きながらえることができないのが資本主義の本質である。
 それは、際限のない拡大がなければ、生きるツテを失って崩壊してしまうネズミ講のようなものだった。

 借金に押しつぶされそうになりながら、全体がギリギリの余力で回っているだけだから、わずかなトラブルで回転が滞れば、たちまち、全体の歯車が噛み合わず、崩壊の連鎖が始まるのだ。
 それは、個人事業主、中小零細企業から始まって、疫病のように巨大企業にも激しく影響を与える。もちろん、カネを貸している銀行も追い詰められる。

 それが今回、コロナ禍という、誰もが予想もしていなかった現象として突然現れた。
 誰も予想していなかったから、対策もなかった。偉そうに屁理屈を垂れるのが好きな経済評論家も、一度も経験したことのない「疫病禍」という現象の前に、いったい何が起きるのか、誰も理解も予想もできず、立ちすくむばかりだった。

 信用力のある実業ならば、将来の回復を見越して銀行も金を貸して、なんとか生き延びてゆけるのだが、小泉純一郎と竹中平蔵コンビが、今世紀初頭に登場し、「日本を金融国家に変える」と宣言してから、経済界にあって実業は軽んじられ、「カネ転がし」の虚業ばかりに力を注ぐ企業経営者が激増した。

 だが竹中平蔵が推進した投機ブームのなかで、歴史的な実業から、金融投機の虚業にシフトした企業は、軒並み没落して、今は影も形も失われたものが多い。
 虚業に向かった企業は、世界全体がコロナ禍に押しつぶされる姿を見て、あらゆる株価が低迷し、解決の糸口も見えず、景気は凋落の一途をたどるばかりに恐怖しているが、どこに活路を求めるべきか、正しく理解できている経営者は、皆無といえるだろう。

 彼らは、企業成績が低迷してくれば、「リストラ・解雇」生産縮小で、労働者に転嫁する以外の知恵を何一つ持っていなかった。
 ただ、立ちすくむ以外の知恵がなかった。それは、「金儲け」以外の人生の価値を知らなかったからだ。

 こんなときは、倒産を覚悟して、大衆の不便、不足、恐怖に目を向けて、「人の笑顔のために戦う」という決意で、知恵を巡らせて行動すれば、人々の賞賛を浴びて、企業活動も立ち直りの糸口が見えるはずなのだが、何せ「他人の利益を吸い上げることは大好きでも、他人の利益のために行動する」ことを知らない経営者ばかりだから、何をどうしたらいいのか、まるで先行きが理解できない、五里霧中に彷徨うしかないのだ。

 もう少し具体的に言えば、これから深刻な食料危機がやってくるのが確実視されているのだから、通販による保存性食品販売や、三密のない登山のようなスポーツを振興するような、既成概念に縛られない自由な発想を考えればよいのだ。
 私が繰り返し書いているように、例えば、名古屋港から御嶽山まで続くサイクリング専用ロードを作って、新しいライフスタイルの息吹に期待すればいい。

 経団連が、消費に罰金を科すことで景気を悪化させる効果しかない消費税を推進した結果、日本経済は「失われた20年」と呼ばれた超景気低迷に陥った。
 しかし、このことで低金利、マイナス金利が成立して、投機に使えるコストの安い資金が巨大化していった。つまり、「金融投機経済」にとっては、低金利ほど都合の良い現象はないのだから、経団連が消費税を推進するのは、そういう理由である。

 これによって、小泉政権以来、わずか20年で、日本の巨大企業は、450兆円を超えるような内部留保を獲得することになった。
 これが何をもたらしたかと言えば、経営幹部への法外な報酬である。20世紀には、日本人の経営者は、松下幸之助や盛田昭夫、本田宗一郎だって、せいぜい数千万円の年収しかなかった。
 ところが、今、内部留保の多い、ソニーやソフトバンクあたりの経営者が持ってゆく報酬は、数十億円という単位だ。
 https://toyokeizai.net/articles/-/252651?page=2

 https://toyokeizai.net/articles/-/300150?page=2

 これでは、経営者たちは、報酬欲しさに景気低迷=低金利というメカニズムを求めることになってしまう。
 一方、その対極で、竹中平蔵は、労働者の社会保障を奪い去り、日本人の6割を派遣労働者=ルンペンプロレタリアートに貶めてみせた。
 労働者の平均年収は、柳井正や孫正義など超特権組を除いた平均では700万円→400万円に凋落しているといわれる。(中央値の場合)
 https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20190728-00134320/

 派遣労働者の場合、彼らは組織されていないから、当然、政治的な力も、組織力も失って、いわば「安上がりな飼育」対象でしかない。都合が悪くなれば、たちまち追放してしまえる、不安定な身分しか許されていない。
 こうして、組織された労働者の力を削いで、経営側が儲けやすくするというのが竹中の狙いだっただろう。これで労働側、野党の力も決定的削がれていった。

 人は、幼い頃のからの人間関係のなかで精神的安定を得るためには、周囲の平等、対等という関係を必要としている。「みんな対等の友達」だから、人生が安定して楽しいのだ。
 ところが、小泉純一郎・竹中平蔵が日本社会に持ち込んだのは、対等の関係の真正面からの破壊だった。まるで朝鮮社会のような格差社会、差別を持ち込んだのだ。
 これにより、周囲の人々が味方だったのに、すべて敵に見えるようになった。
 いつでも自分が小馬鹿にされているような気分にされた。

 社会における格差や差別が何をもたらすかというと、心の安定を失わせ、ネガティブな妬みや優越感、劣等感、嘲笑、見下し、羨望という社会を破壊する感情を生成するのである。
 この結果、いわゆる精神異常者が猛烈に増え始めた。

 相模原ヤマユリ園事件の植松や、京都アニメ放火事件の青葉のように、1938年に起きた津山事件の死者を超えるような凄まじい犯罪が頻発するようになった。
 そして、心の平衡を失って、異常精神となって犯した犯罪が、毎日のように報道されるようになった。

 https://www.chunichi.co.jp/article/96255

 私の経験から言っても、人が苦悩を感じて、それを真正面から解決できないとき、人間は「心の離脱」(昔でいう精神分裂)を引き起こしやすくなる。
 自分の本来の人格の外側に、離脱人格を作り出して、本来の自分を見失ってゆくのだ。
 差別や格差の何が悪いかといえば、こうした心の負荷に耐えきれずに離脱してしまう人々を大量に作り出すことである。

 人間は、「みんなが友達」である社会でしか、正常な精神性を保てないようにプログラムされている。差別のなかで理不尽な心の負荷を与えられれば、さまざまな形で、これを解消しようとして異常行動をするようになる。
 その代表的な現象が「イジメ」である。イジメは格差社会の人々の心の苦悩を餌にして大増殖するのだ。

 コロナ禍が何をもたらしているかといえば、まずは経済的窮迫である。
 これで経営者は焦って、未来に絶望し、正常な判断力を失ってゆく。我々の時代が不幸であるのは、安倍晋三と自民党という、知的レベルの極めて低い、名誉欲だけの下劣政権が日本社会を支配しており、あらゆる対策が、安倍の周囲を肥え太らせるものでしかないことだ。

 コロナ禍を収束させる方法論は、児玉龍彦や玉川徹が2月段階から正しく提唱してきたが、政府は一切耳を傾けず、PCR検査を抑制するのが正しい方策であるかのような、とんでもない誤認錯誤のなかから、未だに抜け出していない。
 経営的に窮迫した中小零細企業や店舗に対しても、ろくな支援もしない。
 絶望的な無策のなかで、国民は、自分の力で這い出してゆかねばならない状態だ。

 誰もが追い詰められている。何をどうしたらいいのか分からない状態だ。
 ごく一部の創意工夫のある人々が、店舗営業がダメなら通販にシフトして、辛うじて息をついている。
 生活のツテを失った人々が数千万人に上り、家賃さえ支払えないほど追い詰められた。 あとは、苦悩のなかで精神を離脱させるしかない。

 青野君のように「神になるために人殺しをする」なんて、考える人が増えてくるのも当然だ。

 こんな社会が来ることを見越して、私は、共同体の結成を、このブログで何十ものコンテンツによって呼びかけてきた。
 大都会でなく、深い山奥で安全な土地を見つけて共同体を結成して行かねば生き残れないと書いてきた。

 私は、コロナ禍後の社会が、回復できるとは思っていない。
 ますます追い詰められてゆくしかない。弱者がどんどん淘汰される苛酷なイジメ社会がやってくると思っている。

 今日の食事もままならない時代が復活する。一日三食なんて食べられなくなるだろう。 こんなとき、人間性を失わずに、最低限の生活を確保するために何が必要なのか、読者に深く考えていただきたい。 


 警察による監視社会

2020年07月29日 | 未分類
 今日、13時頃、中津川警察署から電話がかかってきた。
 「あなたが、以前、問い合わせたメールハッキングは、どうなってるのか?」

 という内容だったが、わざわざかけてくる理由ではなかった。
 なぜ、わざわざ、私にかけてきたかといえば、昨夜、友人から「六ヶ所村再処理工場でプルトニウム再処理許可が出た」との情報に憤激して、「ならば自爆テロやるか、プラスチック爆弾100Kg注文してくれ」
 と返信したメールのせいだろう。もちろん、こうなることを予想して書いたのだ。

 これが本心か冗談かは、読者の判断に任せるが、以前にも、「安倍晋三は許せない……」何かしなければというメールを送ったら、翌朝にはバイクの尾行がついた。
 なぜ尾行が分かったかというと、バイクが、あまりにも執拗についてきて、普段絶対に人が入らないような林道にまで尾行してきたからだ。
 尾行する側も、相当な馬鹿だと思った。

 つまり、私のメールを警察関係者が常時監視している。これは、30年近く前、赤軍派関係者(人民新聞社)との縁があって、私を赤軍派と勘違いした公安に常時監視されて以来のことだ。
 メールを監視する合法的権限は、警察にも検察にも存在しない。つまり完全な違法活動である。

 Eメールを常時監視するのは、公安調査庁がやっているのだろうが、そのIT部隊の主力は統一教会関係者である。
 おそらく、国内の監視対象、数十万人か数百万人かは分からないが、全員のメールの言葉に選択的に反応するプログラムがあって、「プラスチック爆弾・自爆テロ」という言葉に反応して、ただちに発信者を調査するよう、管轄警察に指令を出したにちがいない。

 ただ担当者は、公安警察から指令を受けても、その意味するところを即座に理解できないから、最近、私に関するコンタクトのあった警察官に命じて探らせたというところだろう。
 もちろん、冗談メールを返信したとき、こうなるだろうと予想したのだが、実際に、警察から電話がかかってくると、日本の監視社会化の激しさを思い知らされて、不愉快極まりない気分だ。

 私が、SMSの奇っ怪なハッキングメールを受け取ったのは、7月2日のことだが、いったんは中津川警察に電話で相談したものの、以前、生活安全課の石川という警官に、誹謗中傷の被害相談をしたが、一切相手にされず、被害届も受理されないばかりか、「アンタはインターネットをやめろ!」と強圧的な脅迫を受けた不愉快なことを思い出したからで、わざわざ中津川警察まで行って被害届を出す意欲は起きなかった。
 中津川警察は、私を政治的な監視対象にしていたわけだ。でなければ「ネットでの発言をやめろ!」という石川の脅迫が飛び出すはずがない。

 現在、警察官の多くは、採用時に思想的傾向を調査されて、大半が近代や拓大、国士舘など、右翼的傾向の強い体育会系から採用している。成績など関係ない。自民党支持の右翼思想に染まっていて、丈夫ならば採用するのだ。
 だから、ほとんどの警官は人権侵害に無関心で、政治的に右翼であり、自民党支持であって、私のような反権力的活動を行う者は目の敵にしているのが現状だ。

 今回、昨夜のメールに反応して、電話をかけてきたことで、私への監視レベルを思い知ることになった。これから、どんな嫌がらせを受けるかわからない。
 警察は、違法アクセスを承知で、監視対象のメールを全部コピーしている。そして、ただちに干渉してくるのだ。
 私が冗談のつもりで書いていても、彼らは緊張して自分の弾圧者としての責務を果たそうと考えている。

 警察が自ら不法行為を行っているのは、すでに国内右翼としての強力な政治的存在だからだ。
 警察トップの北村滋は、日本版CIAのトップ(国家安全保障局長)でもある。これらの思想的傾向は、北村から最下層の巡査にまで浸透しているので、民主警察に変身させるのには、大変な社会的批判の判例を重ねなければならない。

 警察が、私のメールを監視するのは、憲法以下、通信事業法など、たくさんの違法行為を犯している。

 憲法21条、表現の自由、検閲の禁止
 https://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/524df0d19e9f73c63e9eaf2c6781d3c5
集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

「通信の秘密」の意味は、Eメールの傍受監視は厳禁事項であることを意味している。
 
  電気通信事業法第4条
 https://cybersecurity-jp.com/laws/30003#:~:text=%E9%9B%BB%E6%B0%97%E9%80%9A%E4%BF%A1%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E6%B3%95%E7%AC%AC4%E6%9D%A1%E3%83%BB%E7%AC%AC179%E6%9D%A1&text=%E9%9B%BB%E6%B0%97%E9%80%9A%E4%BF%A1%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E8%80%85%E3%81%AE,%E3%82%92%E5%AE%88%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%91%E3%82%8C%E3%81%B0%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%82&text=%E3%81%93%E3%81%AE%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB%E3%80%81%E8%A6%8F%E5%AE%9A%E3%81%AB,%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
電気通信事業者の取扱中に係る通信の秘密は、侵してはならない。
電気通信事業に従事する者は、在職中電気通信事業者の取扱中に係る通信に関して知り得た他人の秘密を守らなければならない。その職を退いた後においても、同様とする

 電気通信事業法 第179条

電気通信事業者の取扱中に係る通信の秘密を侵した者は、二年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する
 ( 業者が行った場合は、三年以下、二百万円以下の罰金)
 警察がメールの傍受を行った場合、業者としての扱いで、三年の懲役、200万円の罰金対象となる。この場合、命令者として北村滋が服役しなければならない。

 警察は、自分たちが行っているメールや電話の傍受抜き取りが、世間に知られていないと勘違いしているようだが、現実には、警察の非合法監視体制を知る者も多く、被害を受けた者も多い。
 これは3年以下の懲役、200万円以下の罰金となる犯罪行為である。
 私は、今日のことで、警察が通信の秘密を侵している実態について、今後、告発を重ねていきたい。

 刑事告訴をしてみても、自民党、権力べったり、極右思想の警察や検察が相手にせず、もみ消してしまうことはわかりきっているが、こうした事実を頻繁に明らかにして、監視を受けている人々の意識を啓蒙することで、警察による「人を見たら、誰でも犯罪者」の思想に対峙したいと考えている。

 私は思想弾圧に臆するつもりはない。警察の違法行為を暴露し続けるだろう。
 


長江大洪水と天河計画

2020年07月28日 | 未分類
 以下は、昨日7月27日の微博から
https://live.media.weibo.com/show?id=1042152:7e682a93b013487eb74ef5f9db8da052
tengou1.jpg

 
7月28日、今年三回目の長江大洪水が宣言された。

安徽省、事前通知なしの放水で屋根まで浸水
 https://www.epochtimes.jp/p/2020/07/59994.html

 以下は7月4日の第1号洪水の記事
 http://ddogs38.livedoor.blog/archives/23500331.html

 中国当局は、一連の大洪水の死者を140名台としているが、たくさんの洪水動画を見る限り、ありえないことで、おそらく全体で数万人、数十万人の死者が出ているのは確実である。場合によっては、数百万人の死者が出る可能性もあり、三峡ダムが決壊すれば、数億人の洪水死者が出る可能性がある。

 日本でも、6月上旬・中旬から始まった梅雨は、一ヶ月を経ても明ける気配が見えない。記録的な長梅雨になるのは確実であろう。
 https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/sokuhou_baiu.html

 なぜ、これほど凄まじい降水量があるのか? 多くの人々が首をかしげているだろう。
 もちろん基本的な原因は、地球全体が小氷期に向かう寒冷化傾向のなかにあって、人為的な温暖化が起きて、両者が摩擦し、せめぎ合っていることから異常気象が起きているメカニズムを疑うことはできない。
 https://www.rieti.go.jp/jp/papers/contribution/fuji-kazuhiko/174.html

 しかし、地球の蒸発水分量はゼロサムゲームであって、特定地域に莫大な降水があれば、別の地域で深刻な干魃が生じる。
 だが、ヒマラヤ山脈から日本列島に至る「大三角弧」照葉樹林帯の今年の降水量は、あまりに異常で、何か特別な理由があるのではないかと、誰もが疑っている。

 大型ダムが造られれば、ダム湖の拡大により、地域の蒸発量は大きく増える。これで降水量が増すメカニズムが明らかにされている。
 https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/2282/

 三峡ダム湖は、重慶から宜昌に至る600キロメートルの長さがあり、琵琶湖の1.4倍の総貯水量がある。
 この貯水によって、湖水表面積は数倍以上になっている。この結果、重慶付近の気象は大きく変化した。冷たく高湿度の気団が低く滞留することにより、ダム湖周辺で降水量が増え、気温が冷涼化しているといわれる。また、豪雨と干魃を繰り返すようになった。

2011年の長江干魃
 https://news.livedoor.com/article/detail/5601540/

 三峡ダムが、長江流域の気象を大きく変えてしまったのは間違いないが、それにしても重慶からチベットに至る地域での降水量が多すぎるので、もっと別の原因を探すと、とんでもない中国政府のプロジェクトが見えてくる。

 それは「天河=テンガ」と呼ばれる「人工降雨計画」である。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E9%99%8D%E9%9B%A8

 【ソロモンの頭巾】長辻象平 中国の「天河計画」 史上最大の人工降雨の不気味 日本の空に影響も?
 https://www.sankei.com/column/news/180725/clm1807250005-n1.html

 中国がチベットで世界最大規模の人口降雨 03.09.2018
 https://www.trendswatcher.net/032018/science/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%8C%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%A7%E4%B8%96%E7%95%8C%E6%9C%80%E5%A4%A7%E8%A6%8F%E6%A8%A1%E3%81%AE%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E9%99%8D%E9%9B%A8/

 http://www.growhome-kinugawa.jp/2018/08/1192

 天河計画とは、ヒマラヤの海抜4500メートル地点の数千カ所に、ヨウ化銀の蒸発施設を設け、ヒマラヤに当たるインド洋の高湿度雲を上昇気流で一気に雨滴化する作戦である。
 中国は、これを2018年から開始しているが、ところが2019年以降、ほとんど報道が消えた。

 何らかの事情で中断したのかと思ったら、どうも、中国に雨を降らせることで周辺諸国に干魃を呼び、大きな不満が出るため、報道を遮断したということのようだ。
 ヒマラヤの上昇気流で雨雲を作り出せば、その降雨は中国を潤すが、インド・インドシナ諸国やヒマラヤ北部地方などは、干魃化に見舞われることになる。
 そこで、秘密裏に、降雨計画を継続する方針ということらしい。

 となれば、今回のスーパー級豪雨、大洪水と人工降雨作戦の因果関係が問題になる。
 https://indeep.jp/catastrophe-from-china-huge-project-to-control-the-weather/

 ネット上で天河計画の記事を探しても、2018年までしか出てこない。すでに1万カ所近いチベット高地に、ヨウ化銀蒸発装置を敷設しているので、昨年や今年やらないはずがない。たぶん、大規模にやったのだろう。
 しかし、洪水との因果関係を指摘されることを嫌がって、報道から排除していると考えるしかない。

 実は、ヨウ化銀による人工降雨は、まだ途上技術であり、分かっていることは、ごく一分だけで、中国は、何も分からないまま、強引に実験を強行しているといわれる。
 世界的にも、人工降雨の試しみは非常に多いが、完全な成功事例はほとんどない。

 なぜ、後先の不確実な実験を強行するのかというと、おそらく、インドへの軍事戦略があるような気がする。
 つまり、中印戦争の前段階で、インドを干魃で弱らせるという戦略を準備しているのではないだろうか?

 だが、今回の中国の歴史的水害の一因に、この天河計画があるとすれば、絵に描いたような自業自得ということになる。
 しかし、それだけではすまない。もしかしたら2018年の四国や中国大水害も、この天河計画によるヨウ化銀散布が原因になっている可能性があり、今年の長梅雨も、すでに九州や岐阜県などで大規模な水害被害を出しているが、これも、ろくな知識もないのに勝手に気象を操作している中国による水害かもしれないのだ。

 中国は、三峡ダムや南水北調もそうだが、専門家が猛反対しても、中国共産党幹部の名誉欲や利権などで、コントロール不可能な巨大事業を実行してしまうことが少なくない。
 そもそも、天河計画は、南水北朝の水利のために行われたものだ。長江に多量の水を導入し、これを北京方面まで持ってゆこうという壮大な計画で、まるで始皇帝の万里の長城や馳道を思わせる、凄まじい事業である。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E6%B0%B4%E5%8C%97%E8%AA%BF

 これも、毛沢東の妄想から生まれたもので、人類最大級の水利事業であるが、水利専門家は、三峡ダムと同じようにこぞって反対した。 

https://www.sankei.com/life/news/150114/lif1501140016-n1.html

 毛沢東という人物は、大躍進や文革を見れば分かるように、勝手な思いつきで、宗教的な権威を利用して、民衆に凄まじい犠牲を強いる異常者である。
 私は、半世紀以上前、日本の毛沢東思想派だったのだが、後に毛沢東の独善的な正体と中国当局による恐ろしいばかりの事実隠蔽を見て、中国に思いを寄せたことを恥じた。
 http://kccn.konan-u.ac.jp/keizai/china/03/03.html

 毛沢東の愚かな妄想により、大躍進と文革を併せて、中国では6億人の人口のうち1億人が犠牲になったといわれる。
 南水北朝事業もまた、中国の愚かさを代表する馬鹿げた事業だが、なんで、こんな発想が出てくるかと言えば、中国の指導者の子供時代、ナショナリズムを薫陶する教育的情報が、史記や三国志、水滸伝だったせいだと思う。

 すなわち、中国の男子は、幼い頃から、これらの物語を読んで、始皇帝や劉邦に憧れ、「男として生まれたからには、壮大な事業を主宰して名前を残す」という英雄譚による人生観・価値観を抱くからだ。

 西洋では、プルタークス英雄伝を読んだ子供たちが、みんなカエサルになることを目指して「征服・侵略」を夢見ることで、西欧帝国主義が育まれていったわけだ。
 日本では、英雄伝といえば、信長・秀吉・家康の三英傑に憧れたが、日本の場合は、鎌倉仏教の歴史的教育体制(寺の講などで)があって、非常に深い人生観を教えられてきたので、他人を犠牲にして、自分だけが名を残すという価値観はあまりなかった。

 まあ、中国英雄譚の薫陶が、たくさんの「我こそ始皇帝」という青少年を生み出し、万里の長城や馳道が、三峡ダム、南水北調、一帯一路などの愚かすぎる巨大事業を生み出したものと私は考えている。

 こうした馬鹿げた巨大事業は、中国の露骨な侵略主義と一体のものであり、スプラトリー諸島の巨大軍事基地も、尖閣諸島への侵略行為も、インドやブータン領の領有宣言も、すべて同じ根から出た果実と考える必要があるだろう。

 もちろん、中国人だけでなく、500年前には、スペインやポルトガルも、凄まじい帝国主義を世界に示して、覇権を争った。
 フランシスコ・ザビエルも、いろいろきれい事を書かれているが、実際にやったことは、日本の婦女子50万人を誘拐して、海外に奴隷として叩き売ったことだった。
  https://www.multilingirl.com/2018/02/japanese-slaves.html

 この意味では、中国人ばかりを責めることはできないが、少なくとも、コロンブスが英雄として描かれる歴史観だけは、根本的に排除否定すべきだ。
 毛沢東は英雄ではない。世界の破壊者であり、それを信仰する習近平も、人類の平和的共存の破壊者である。彼らは、人類史のなかで排除すべき価値観を持った人々なのだ。


長江大洪水と天河計画

2020年07月28日 | 未分類
 以下は、昨日7月27日の微博から

https://live.media.weibo.com/show?id=1042152:7e682a93b013487eb74ef5f9db8da052

tengou1.jpg



 

7月28日、今年三回目の長江大洪水が宣言された。



安徽省、事前通知なしの放水で屋根まで浸水

 https://www.epochtimes.jp/p/2020/07/59994.html



 以下は7月4日の第1号洪水の記事

 http://ddogs38.livedoor.blog/archives/23500331.html



 中国当局は、一連の大洪水の死者を140名台としているが、たくさんの洪水動画を見る限り、ありえないことで、おそらく全体で数万人、数十万人の死者が出ているのは確実である。場合によっては、数百万人の死者が出る可能性もあり、三峡ダムが決壊すれば、数億人の洪水死者が出る可能性がある。



 日本でも、6月上旬・中旬から始まった梅雨は、一ヶ月を経ても明ける気配が見えない。記録的な長梅雨になるのは確実であろう。

 https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/sokuhou_baiu.html



 なぜ、これほど凄まじい降水量があるのか? 多くの人々が首をかしげているだろう。

 もちろん基本的な原因は、地球全体が小氷期に向かう寒冷化傾向のなかにあって、人為的な温暖化が起きて、両者が摩擦し、せめぎ合っていることから異常気象が起きているメカニズムを疑うことはできない。

 https://www.rieti.go.jp/jp/papers/contribution/fuji-kazuhiko/174.html



 しかし、地球の蒸発水分量はゼロサムゲームであって、特定地域に莫大な降水があれば、別の地域で深刻な干魃が生じる。

 だが、ヒマラヤ山脈から日本列島に至る「大三角弧」照葉樹林帯の今年の降水量は、あまりに異常で、何か特別な理由があるのではないかと、誰もが疑っている。



 大型ダムが造られれば、ダム湖の拡大により、地域の蒸発量は大きく増える。これで降水量が増すメカニズムが明らかにされている。

 https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/2282/



 三峡ダム湖は、重慶から宜昌に至る600キロメートルの長さがあり、琵琶湖の1.4倍の総貯水量がある。

 この貯水によって、湖水表面積は数倍以上になっている。この結果、重慶付近の気象は大きく変化した。冷たく高湿度の気団が低く滞留することにより、ダム湖周辺で降水量が増え、気温が冷涼化しているといわれる。また、豪雨と干魃を繰り返すようになった。



2011年の長江干魃

 https://news.livedoor.com/article/detail/5601540/



 三峡ダムが、長江流域の気象を大きく変えてしまったのは間違いないが、それにしても重慶からチベットに至る地域での降水量が多すぎるので、もっと別の原因を探すと、とんでもない中国政府のプロジェクトが見えてくる。



 それは「天河=テンガ」と呼ばれる「人工降雨計画」である。

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E9%99%8D%E9%9B%A8



 【ソロモンの頭巾】長辻象平 中国の「天河計画」 史上最大の人工降雨の不気味 日本の空に影響も?

 https://www.sankei.com/column/news/180725/clm1807250005-n1.html



 中国がチベットで世界最大規模の人口降雨 03.09.2018

 https://www.trendswatcher.net/032018/science/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%8C%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%A7%E4%B8%96%E7%95%8C%E6%9C%80%E5%A4%A7%E8%A6%8F%E6%A8%A1%E3%81%AE%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E9%99%8D%E9%9B%A8/



 http://www.growhome-kinugawa.jp/2018/08/1192



 天河計画とは、ヒマラヤの海抜4500メートル地点の数千カ所に、ヨウ化銀の蒸発施設を設け、ヒマラヤに当たるインド洋の高湿度雲を上昇気流で一気に雨滴化する作戦である。

 中国は、これを2018年から開始しているが、ところが2019年以降、ほとんど報道が消えた。



 何らかの事情で中断したのかと思ったら、どうも、中国に雨を降らせることで周辺諸国に干魃を呼び、大きな不満が出るため、報道を遮断したということのようだ。

 ヒマラヤの上昇気流で雨雲を作り出せば、その降雨は中国を潤すが、インド・インドシナ諸国やヒマラヤ北部地方などは、干魃化に見舞われることになる。

 そこで、秘密裏に、降雨計画を継続する方針ということらしい。



 となれば、今回のスーパー級豪雨、大洪水と人工降雨作戦の因果関係が問題になる。

 https://indeep.jp/catastrophe-from-china-huge-project-to-control-the-weather/



 ネット上で天河計画の記事を探しても、2018年までしか出てこない。すでに1万カ所近いチベット高地に、ヨウ化銀蒸発装置を敷設しているので、昨年や今年やらないはずがない。たぶん、大規模にやったのだろう。

 しかし、洪水との因果関係を指摘されることを嫌がって、報道から排除していると考えるしかない。



 実は、ヨウ化銀による人工降雨は、まだ途上技術であり、分かっていることは、ごく一分だけで、中国は、何も分からないまま、強引に実験を強行しているといわれる。

 世界的にも、人工降雨の試しみは非常に多いが、完全な成功事例はほとんどない。



 なぜ、後先の不確実な実験を強行するのかというと、おそらく、インドへの軍事戦略があるような気がする。

 つまり、中印戦争の前段階で、インドを干魃で弱らせるという戦略を準備しているのではないだろうか?



 だが、今回の中国の歴史的水害の一因に、この天河計画があるとすれば、絵に描いたような自業自得ということになる。

 しかし、それだけではすまない。もしかしたら2018年の四国や中国大水害も、この天河計画によるヨウ化銀散布が原因になっている可能性があり、今年の長梅雨も、すでに九州や岐阜県などで大規模な水害被害を出しているが、これも、ろくな知識もないのに勝手に気象を操作している中国による水害かもしれないのだ。



 中国は、三峡ダムや南水北調もそうだが、専門家が猛反対しても、中国共産党幹部の名誉欲や利権などで、コントロール不可能な巨大事業を実行してしまうことが少なくない。

 そもそも、天河計画は、南水北朝の水利のために行われたものだ。長江に多量の水を導入し、これを北京方面まで持ってゆこうという壮大な計画で、まるで始皇帝の万里の長城や馳道を思わせる、凄まじい事業である。

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E6%B0%B4%E5%8C%97%E8%AA%BF



 これも、毛沢東の妄想から生まれたもので、人類最大級の水利事業であるが、水利専門家は、三峡ダムと同じようにこぞって反対した。 



https://www.sankei.com/life/news/150114/lif1501140016-n1.html



 毛沢東という人物は、大躍進や文革を見れば分かるように、勝手な思いつきで、宗教的な権威を利用して、民衆に凄まじい犠牲を強いる異常者である。

 私は、半世紀以上前、日本の毛沢東思想派だったのだが、後に毛沢東の独善的な正体と中国当局による恐ろしいばかりの事実隠蔽を見て、中国に思いを寄せたことを恥じた。

 http://kccn.konan-u.ac.jp/keizai/china/03/03.html



 毛沢東の愚かな妄想により、大躍進と文革を併せて、中国では6億人の人口のうち1億人が犠牲になったといわれる。

 南水北朝事業もまた、中国の愚かさを代表する馬鹿げた事業だが、なんで、こんな発想が出てくるかと言えば、中国の指導者の子供時代、ナショナリズムを薫陶する教育的情報が、史記や三国志、水滸伝だったせいだと思う。



 すなわち、中国の男子は、幼い頃から、これらの物語を読んで、始皇帝や劉邦に憧れ、「男として生まれたからには、壮大な事業を主宰して名前を残す」という英雄譚による人生観・価値観を抱くからだ。



 西洋では、プルタークス英雄伝を読んだ子供たちが、みんなカエサルになることを目指して「征服・侵略」を夢見ることで、西欧帝国主義が育まれていったわけだ。

 日本では、英雄伝といえば、信長・秀吉・家康の三英傑に憧れたが、日本の場合は、鎌倉仏教の歴史的教育体制(寺の講などで)があって、非常に深い人生観を教えられてきたので、他人を犠牲にして、自分だけが名を残すという価値観はあまりなかった。



 まあ、中国英雄譚の薫陶が、たくさんの「我こそ始皇帝」という青少年を生み出し、万里の長城や馳道が、三峡ダム、南水北調、一帯一路などの愚かすぎる巨大事業を生み出したものと私は考えている。



 こうした馬鹿げた巨大事業は、中国の露骨な侵略主義と一体のものであり、スプラトリー諸島の巨大軍事基地も、尖閣諸島への侵略行為も、インドやブータン領の領有宣言も、すべて同じ根から出た果実と考える必要があるだろう。



 もちろん、中国人だけでなく、500年前には、スペインやポルトガルも、凄まじい帝国主義を世界に示して、覇権を争った。

 フランシスコ・ザビエルも、いろいろきれい事を書かれているが、実際にやったことは、日本の婦女子50万人を誘拐して、海外に奴隷として叩き売ったことだった。

  https://www.multilingirl.com/2018/02/japanese-slaves.html



 この意味では、中国人ばかりを責めることはできないが、少なくとも、コロンブスが英雄として描かれる歴史観だけは、根本的に排除否定すべきだ。

 毛沢東は英雄ではない。世界の破壊者であり、それを信仰する習近平も、人類の平和的共存の破壊者である。彼らは、人類史のなかで排除すべき価値観を持った人々なのだ。