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何が心配かって? 中国・韓国の原発がメルトダウンして、放射能が日本列島に押し寄せることだ

2020年11月30日 | 未分類
 私は、このところ、手元にある放射線測定器の整備を行っている。もうフクイチ事故後、10年が経過しようとして、確率の法則から、確実に新たなメルトダウン事故が迫っていると考えるからだ。

 私の測定器は……
 シンメトリックス社 IFKR254 1インチCSI 環境放射線測定器
 https://cdcreation.grupo.jp/free734391

 これは、ガンマ線シンチレーション測定器だが、エネルギースペクトルを記録できるので、標準データと比較しながら、大気中の放射能を検出することができる。
 すでに2014年から6年間、一日も休まず毎日稼働させ、パソコンにスペクトルデータを記録させているが、シンメトリックス社野中社長の天才的な基盤製作技量のおかげで一度も故障がない。
 最近では、2018年9月の北朝鮮核実験によるセシウム三兄弟を捉えた。(古いパソコンのHDが悪くて画像が取り出せない)

 もう一つは、同じシンメトリックス社のIFKR・ZIPで、これは据え置きベクレル計で、ほぼゲルマ機の性能に匹敵する2インチCSIだ。最小測定精度は1ベクレル。
 https://cdcreation.grupo.jp/free734395

 両方とも、何百万円もするので、私が買えるわけがない。これは蕨市の石井さんという篤志家からお借りして、事実上私が保有している。
 他にも、テクノAP社のTA100U、これもエネルギースペクトルが記録できるが、精度が悪くて実用性は低い。
 http://www.techno-ap.com/seihin_TA100.html

 あとは、RDANやRADEXなど携帯GM計が3台、これらは最大で20マイクロ毎時程度しか記録できないので、飯舘村に連れて行ったら、全部ハングアップしてしまった。
 購入してから10年にもなるので、そろそろ老朽化とGM管の特性劣化が起きるころなので、心を痛めている。

 これだけ保有していても、ガンマ線ならいいが、ベータ線核種、ストロンチウム90やプルトニウムXにはお手上げなのだ。トリチウムも測れない。
 トリチウム測定器 日立TPS-313は価格不明だが、100万円以上はするだろう。
 早く、ベータ核種、ストロンチウム90・プルトニウム239の測定器を開発してもらいたいものだ。
 
 さて、原発メルトダウン事故は、チェルノブイリ事故が起きた頃は、日本の原子力村がマスコミ向けに、全世界で1000万年に一度しか起きない、などという馬鹿げた妄想を公表していた。
 https://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/428

 もちろん、こんな荒唐無稽なデマを信用した者は皆無で、これを言い出した電力会社や原子力産業関係者(関村直人・諸勝宗男)も、誰一人本気で信じていなかっただろう。
 現生人類の直系先祖とされるミトコンドリア・イブも、わずか16万年前の女性だ。
 現代文明の前の文明である、アトランティス文明は、わずか10000年前、シュメールも9000年程度、メソポタミアは4000年程度だ。
 1000万年間、原発のメルトダウンが起こらない(つまりメルトダウンは事実上ありえないという)という途方もないデマを、東京電力はじめ原発企業は、何十年も言い続けてきた。

 だが、スリーマイル・チェルノブイリとメルトダウン事故が続き、福島が一気に四基をメルトダウンさせてから、「原発メルトダウン事故は10年に一度起きる」という客観的な評価が定着するようになった。
 だが違うのだ。それは、中国や韓国を含む、未熟国が原発を運転することが計算に含まれていなかった。いわば、幼稚園児にミサイルを与えたようなものだった。

 ここで最新のニュース。私は、これを見て、フクイチ事故に続く巨大原発事故が目前に迫っていることをひしひしと感じた。

  中国「独自原発」が稼働 建設加速、輸出も注力 2020/11/28付日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO66730440X21C20A1FFN000/

【北京=多部田俊輔】中国国有原子力発電大手の中国核工業集団は27日、中国が独自開発したとしている新型原発「華竜1号」が初めて稼働したと発表した。これまで中国は欧米から導入した原発を中心に利用してきたが、今後は独自開発の原発の建設を加速し、海外への輸出にも力を入れる方針だ。

中核集団の福清原発(福建省)の5号機が発電を始めた。華竜1号は米仏の加圧水型軽水炉(PWR)をベースに、中核集団と中国広核集…

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 https://www.afpbb.com/articles/-/3318326

 https://www.afpbb.com/articles/-/3318437

 中国には47の原子力発電所がある。総発電容量は4875万キロワットで、米国、フランスに次いで世界で3番目に多い。また建設中の原発は13と世界で最も多い。 
ということは、100万キロワット級が49基だ。311前の日本(54基)より発電量が多い。

 中国という国は、韓国も同じだが、儒教思想の国家であり、社会的価値の最初に来るのが「名誉・メンツ」なのだ。メンツのためなら、どんな嘘でもつく。
 「中国の原発が安全」という嘘を守るためなら、メルトダウン事故が起きても隠蔽しぬく国なのだ。その技術水準も、「人は嘘をつくのが当然」という価値観の国だから、ありとあらゆる手抜きが横行している。

 だから産業事故の統括法則である「ハインリッヒの法則」=300回の事故が重なれば一回の重大事故が起きる=という統計学上の真理だけが適用される。
 すでに、中国の原発が事故の大パレードという事実は、世界に広く理解されているが、それを300回重ねれば、メルトダウンのような恐ろしい事故が起きる。

 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-date-20201013.html

 おそらく、2010年の大亜湾原発事故はメルトダウンだっただろう。地元に大金を流して口封じしたという情報がある。
  https://www.epochtimes.jp/p/2016/12/26524.html

 今回、稼働を始めた華龍1号は、中国独自の技術だという。もちろんパクリに決まっているが、本当に中国独自なら最初から最後まで事故の連続になるだろう。
 華龍1号は、原子炉の形式名で、実際の稼働原発は、福建省南東部の1,150メガワットの福清5号機に配備されているようだ。
 これは台北・桃園から台湾海峡を隔てた向かいの泉州市の北にあって、台湾から百数十キロしか離れていないので、事故時にはもろに放射能汚染を受けるだろう。

 tyuugokugenpatu.jpg


日本にとって、もっとも恐ろしいのは、上海周辺と長江沿いの原発群で、総計20基近くも建設されたらしいが、稼働情報に乏しい。
 先の長江大水害でも、浸水した原発が少なからずあったようだ。また、今年、中国政府が、長江の漁撈を全面的に禁止したことは、おそらく冷却水により大規模な放射能汚染を起こしたはずだ。
 https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000173044.html

 三峡ダムが崩壊した場合、長江沿いの原発は浸水メルトダウンを続発させるだろう。「他山の石」どころではない。まさに、日本国内でのメルトダウンと変わらないくらい、恐ろしい被害が出ると覚悟した方がいい。

 中国は、今まさに戦争前夜である。日本の領土である尖閣諸島を実力で強奪しているのをはじめ、数年前から習近平が2020年度に台湾軍事侵攻をかけると表明し、確かに、そのような侵略スケジュールが逐次実現されている。

 そんな緊迫した情勢で、安定した原発運営が可能とは思えない。中国各地の原発群は、すべて戦争標的にされるのだから。
 だから、現在の事故リスクは、平常時に数十倍に達しているだろう。

 次に、その中国さえも上回る危険な原発群が韓国だ。
 
韓国、古里原発の現状 2019年04月16日
  http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-712.html

5月10日、メルトダウン寸前だった韓国・霊光原発 2019年05月22日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-750.html

 韓国の原発銀座で惨事なら 「西日本の大半避難」の推定2017年3月7日
 https://www.asahi.com/articles/ASK36451LK36PLZU002.html

 韓国人の精神性、人間性がどれくらい倒錯しているかは、強制労働問題で、日本人が散々思い知らされたところだが、これは実は、すでに100年以上前に福沢諭吉が指摘していて、匙を投げているのだ。
 https://www.news-postseven.com/archives/20180416_657811.html?DETAIL

 韓国は、本家の中国以上に儒教が異常な回転発達を遂げた国で、世界一の差別と序列国家であり、真実よりも正義よりもメンツが上にくる倒錯国家である。
 だから、本来は科学と真理によって運営されるべき原発も、政治的思惑の道具となって利用される。

 今何が問題かというと、韓国経済が自己撞着、矛盾によって大崩壊を起こしていて、これが安定した管理を要求される原発にまで波及し、原発運転員の給与がまともにでなくなれば、運転員たちはメルトダウンを承知の上でストライキを実行する可能性があることだ。

 経済崩壊は、すべての崩壊の根底にあって、あらゆる仕組みをボロボロに崩壊させる。 https://news.yahoo.co.jp/articles/449d9b9789760e2408fc47d0576c5c00cdedc338

 原発運転員が待遇に不満を持ったなら、韓国労組の伝統から、サボタージュやストライキが激発し、事業全体を停滞させる。
 ラインが止まった程度ならいいが、原発の場合は、運転を止めたなら大爆発メルトダウンが起きて二度と取り返しのつかない究極苛酷事故になるのだ。
 韓国人の人間性を見ていると、そんな巨大事故が全然、意外でないように思える。

 韓国の、例えば新古里原発でメルトダウンが起きたなら、能登半島~福岡県、南西諸島まで、大規模な放射能汚染が起きると思うべきだ。
 一年の半分は、朝鮮半島から日本に向けた季節風が吹く。新古里原発の大事故では、韓国自身はほとんど被害を受けないが、日本列島は半分以上が深刻な汚染に見舞われ、数千万人の命が奪われる可能性がある。

 「フクイチ事故では誰も死んでない」と言い張る洗脳されたバカもいるが、フクイチ事故では、数千名の直接被曝死者と、数百万人の晩発性被曝死者が出る。
 嘘だというなら、いくらでも証明してやる。
  http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-462.html

  http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-837.html

 政府が統計さえも操作して、真実を隠蔽してきたことが分からないか!

だが、いずれ分かるときがくる。それは、中国や韓国の原発がメルトダウンを起こして、日本列島に膨大な被曝被害が出たときだろう。


 放射能に無知なメディアや福島県議を小馬鹿にして欺そうとした東電

2020年11月29日 | 未分類
 おしどりマコが、東電の卑劣な欺瞞に満ちた宣伝工作を暴いた。
  
osidori1.jpg


 東電では、トリチウムの含まれた原発汚染水の「安全性」をメディアや県議に説明するのに、 日立製ALOKA TCS-172 ガンマ線用NAIシンチレーションサーベイメータを持ち出して、プラスチック容器に入った汚染水を視察者に測定させて、何の反応もないから安全だと説明していた。

 私は東電の、大衆を小馬鹿にした欺瞞体質を散々知っているが、このインチキを知って再び激怒している。
 そもそも、TCS172サーベイは、1インチNAIシンチレータサーベイで、私は、これと同等の感度を持ったシンメトリックス社、IFKR254と4倍感度のZIPを保有している。

 私の測定器は、ガンマ線エネルギースペクトルを測定できるタイプで、ある程度核種も推定できるが、東電の測定器は、ただのサーベイメーターにすぎない。

 こうしたシンチレータ測定器で、ALPS処理水を測定させるなんてのは、とんでもないインチキ、欺瞞である。
 問題になっている77万ベクレル/㍑のトリチウムは、わずか18KeVのベータ線しか出さない核種なので、GM計やガンマ線サーベイの測定窓さえも突破できない弱いベータ線は、ベータ線シンチレータ(または電離箱)にトリチウムガスを直接接触させて測定することしかできない。

 問題なのは、このALPS処理水のなかには、環境基準の2万倍に上るストロンチウム90が含まれていると指摘されたことだ。
 https://www.asahi.com/articles/ASL9X6HQ3L9XULBJ014.html

 仮に、㍑60万ベクレルのストロンチウム90が含まれた処理水であっても、これもベータ線しか出てこないので、ガンマ線サーベイでは、まったく測定不可能であり、これをもって「放射線が出ないから安全」として視察者を欺していた東電の悪質な欺瞞に激怒を禁じ得ない。
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 <福島第一原発ルポ>目の前で見た無色透明な「処理水」。突きつけられた問い
福島第一原発の構内はタンクの森が拡がり、注がれた「処理水」は無色透明だった。事故の収束作業が続く現場を取材した。
 https://www.buzzfeed.com/jp/kensukeseya/syorisui-4

 上のリンク先で、ALPS処理水の測定に使ったのもアロカ・ガンマ線サーベイであり、ほとんど何の意味もない。ガンマ線サーベイで、ベータ線核種は、まったく検出できないのだ。

 おしどりマコによる、福島県議のアロカサーベイによる処理水(汚染水)の測定の欺瞞性の糾弾に対し、東電の御用議員である渡辺康平から以下の反論が出ている。
 https://w-kohei.com/2020/11/29/%e5%85%b1%e7%94%a3%e5%85%9a%e7%a5%9e%e5%b1%b1%e6%82%a6%e5%ad%90%e7%9c%8c%e8%ad%b0%e3%81%8c%e3%80%81%e6%ac%a1%e3%81%ae%e3%82%88%e3%81%86%e3%81%aa%ef%bd%86%ef%bd%82%e6%8a%95%e7%a8%bf%e3%82%92%e3%81%97/

 【さて、神山悦子県議のFBでは
①私たち県議は、まず、放射線を出す鉱物が入っているピンク色のフタのタッパーにシンチレーションをあてて計測器の針が振れるのをみせられ、次にトリチウム水の容器にも測定器をあて、針がほとんど振れないのを見せられました。

処理水のボトルについて、まず東京電力の職員から「このボトルには、汚染水をALPSで浄化した処理水が入っている。処理水の中に、基準値を超えているトリチウム以外の62核種があればガンマ線を発するので、シンチレーションで計測して下さい。」と事前説明がありました。

②そもそも、東電はシンチレーションでトリチウム水は測定器では測れないのを分かっていて、私を含め県議らに実際にやらせとすれば悪質です。

そもそも、誰も「トリチウム水」とは全く言ってないのに、神山県議は「言ったことにする藁人形論法」で印象操作しようとしています。実際は処理水=62核種が危険だというからシンチレーションで測ったのであり、その主張をしてきたのが日本共産党です。

 さらに、神山県議はトリチウム水という表現を使いましたが、日頃から共産党県議団は、処理水を汚染水と呼び、「トリチウム以外の62核種が基準値を超えている」と問題視しているにも関わらず、今回はトリチウムだけ計測出来ないことを問題視しています。つまり、神山悦子県議は処理水はトリチウムが問題であり、ガンマ線を出す62核種については処理されていることを、今回の視察で認めたということになります。

 これで、ようやく処理水問題が「トリチウムに着目し、その線量を管理すれば、安全性の可否判断ができる」という科学的大前提に日本共産党も立つことが出来ました。今後は、雨水や水道水にも含まれ、一年で全部放出しても最大で自然被曝の1000分の1の影響にも満たないとされるトリチウムをどうするか、という議論に集中すべきですね。】
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 上の説明を聞いて、福島県、渡辺康平議員が、放射線や放射能について、とてつもない無知蒙昧であることがよくわかった。
 
【東京電力の職員から「このボトルには、汚染水をALPSで浄化した処理水が入っている。処理水の中に、基準値を超えているトリチウム以外の62核種があればガンマ線を発するので、シンチレーションで計測して下さい。」と事前説明がありました】

 原発メルトダウン事故が起きたのは2011年3月であり、現在は2020年11月だ。すでに10年近い歳月の間に、短寿命核種が次々に消えてゆき、現在、ガンマ線サーベイで測定可能なのは、ほぼセシウム137に限られる。

 もちろん1トン近い重量のゲルマニウム半導体測定器なら、(BGを遮蔽することで)まだ数種類の核種が検出できるが、数十時間という長い測定が必要になる。
 だから62種類のガンマ線核種と東電の職員が言うとき、それは、放射能に関する知識が皆無に近い素人を欺すための詭弁である。
 セシウム137は、事故当時の8割近くが残っている。しかし、問題になっているのは、トリチウムと、それ以外のベータ線核種であるストロンチウム90なのだ。
 渡辺は、汚染水にストロンチウム90が大量に含まれていることの恐ろしさを、まるで理解できない。

 また、トリチウムが、OBT有機化というプロセスで、毒性がトリチウムガス体の1万倍に上がることも、まったく知らないだろう。
 https://atomica.jaea.go.jp/dic/detail/dic_detail_2269.html

 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-106.html

 私は、もしかしたらトリチウムの莫大な環境汚染が、人類や生物を滅亡させるかもしれないと危惧しているのだ。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-722.html

 「汚染水にガンマ線サーベイを当てて、針が振れないから安全」という、子供だましの手品屁理屈に、佐藤康平議員や取材記者らは、コロリと欺されている。
 そんなに安全なら、東電職員になぜ飲ませないのか?
 東電首脳陣に毎日1㍑のALPS処理水を飲ませて、10年後に何も起きないなら、はじめて我々も安全だと認めよう。

 だが、もちろん東電側は、それがどれほど恐ろしい汚染水か知っているから絶対にやらない。もしも飲んだなら、大変な健康被害が起きることを十分承知しているのだ。
 それでもなお、東電が海洋放出の一択に向かっているのは、ただ処理費用を安く上げて東電の株価を守りたいことに尽きる。
 職員たちは、自分たちの退職金を守りたいに尽きるのだ。

 https://twitter.com/makomelo/status/1331872048491028482

 もう一度書くが、事故から10年後の現在、ガンマ線サーベイで測定できる放射線と核種は、長寿命の強いガンマ線を出し続けるセシウム137に限られる。あとは、コバルト60だが、事故時の27%ほど残っているものの、原子炉鉄製容器付近を別にすれば、放出量が少ないので検出は困難だ。

 セシウム134も3%ほど残っているが、これもゲルマ機でないと測定は困難だ。
 東電職員が「63種類のガンマ線核種を計れ」というとき、いったい何を計れと言いたいのか? セシウムXはALPSで比較的除去しやすい。
 人を欺すのもいい加減にしておけ、東電職員は、大衆を「どうせ無知だから、いくらでも欺せる」と小馬鹿にしているのだ。

 本気で放射能に取り組むなら、東電自身がストロンチウムXやプルトニウムXの測定可能な設備を設置しなければならないが、東電は自分たちに不利なことは絶対にやろうとしない。


 キューポラのある街

2020年11月28日 | 未分類
  https://www.youtube.com/watch?v=d6k2ybo7Ac8&ab_channel=YouTubeMovies

 歳を食うと、昔のことしか書けなくなる。これは事実だ。
 とりわけ1990年代以降の、テレビ番組とか、歌とかゲームとか、小説とか、社会運動とかは、何もかもちんぷんかんぷんで、私の脳内は、1970年代以前で占められている。
 新しいものが入ってこないのだ……。

 だから映画のことを言われても、私が理解可能なのは、1970年代前半くらいまで、歌も同じだ。
 1962年に公開された、吉永小百合主演の「キューポラのある街」は、私が小学生の頃の映画で、学校で上映会をやったような気がする。
 確か、以前はネットで全編を見られたような記憶があるが、今は、著作権とか、新自由主義の金儲け規制が厳しくなって、60年も前の映画に高い金を払わねば見せてもらえなくなっている。

 この映画が特筆されるのは、一つには「在日朝鮮人帰還事業」の宣伝映画みたいな役割があって、たぶん、この映画にそそのかされて、何万人という在日者が北朝鮮に帰還し、大半が激しい差別を受けて強制収容所に入れられ、生きて帰って来られなくなったこと。
 つまり、社会党や共産党、マスメディアがこぞって協賛し、北朝鮮による在日者大虐殺に手を貸したのだ。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%A8%E6%97%A5%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E4%BA%BA%E3%81%AE%E5%B8%B0%E9%82%84%E4%BA%8B%E6%A5%AD

 北朝鮮帰還事業の事実上の主宰者は、岸信介総理大臣と槙枝元文日教組委員長である。
 https://plaza.rakuten.co.jp/mz5na/diary/200702050001/

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A7%99%E6%9E%9D%E5%85%83%E6%96%87

 https://www.sankei.com/west/news/150502/wst1505020012-n1.html

 今から見れば、世界最大の麻薬(ヘロイン)密売組織である昭和通商を作って、朝鮮・満州の全財産を麻薬と引き換えた岸信介と、日教組を事実上、右傾化させて崩壊させた、特高憲兵出身の槙枝元文が、日本の在日者を根こそぎ北朝鮮に送り返して、ほぼ全員を収容所で殺戮した事業だったわけで、これは、戦後史の闇の中で絡まり狂った毛玉のようなもので、どんなに理解しようとしても理解しきれない究極のカオスなのだ。

 私の子供時代は、日本社会は、こんな不可解なカオスのなかにあって、「キューポラのある街」は、そのなかで庶民の断面をリアルに見せてくれて、日本中が、同じような貧しさと苦しさのなかにあったから、広く深く共感された映画だった。

 舞台は川口市の工業地帯で、当時は零細鋳造事業が密集していて、日本の公害のデモンストレーションのような地域だった。
 https://ameblo.jp/shimonose9m/entry-12241979425.html

 東海地方でいうなら、碧南市とか東海市とか瀬戸市なんかのイメージで、街のいたるところに殺風景な零細工場が建ち並び、必ず大きな煙突があって、24時間もくもくと黒煙を上げ続けている。
 碧南や瀬戸は、日本最大の窯業地帯で、昔はB重油を空気噴射させて釜のなかで高温を出す焼成炉を稼働させていた。私は、その重油の運搬をしていたことがある。

 東海市は、新日鉄やら愛知製鋼やら大同製鋼やら、たくさんの製鉄産業が立ち並んでいて、人々の呼吸器を蝕むスモッグの絶えることがなかった。
 実は、私の住んでいた名古屋市中村区も、大同製鋼やら中部鋼鈑やら、愛知製鋼やらの巨大な工場が隣接する中川区に密集していて、その煤煙が、伊勢湾からの南風に乗って、どんどん流れ込んでいた。

 だから私は、幼い頃から喘息に悩まされていて、おかげで激しいアトピー体質になった。今、間質性肺炎に苦しんでいるのも、当時のアレルギー体質の下地があるからだ。
 うちの数軒西側には、確か森川鋳造所という工場があって、その西は日通の車庫だった。家の前の狭い通りは終日、日通の大型トラックが通り抜けていた。

 鋳造所から、溶鉄炉の排煙と、六価クロムが大量に出ていて、母親は洗濯物も干せないと嘆いていた。布団も洗濯物も室内干ししかできなかった。
 子供たちは激しい喘息に悩まされた。
 当時の公害スモッグに満ちた環境汚染を思い出すと、「キューポラのある街」の薄汚れた灰色の映像が、リアルに昔を思い出させるのだ。

 名古屋市南部公害は、1960年代、大同製鋼・東海製鉄による排煙から「柴田喘息」として知られ、四日市では、石原産業やモンサント、三菱化成などが凄まじい煤煙公害を常態化させ、四日市でも名古屋市南部でも、呼吸器疾患による公害病の死者数は400名を超えている。
  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E6%97%A5%E5%B8%82%E3%81%9C%E3%82%93%E3%81%9D%E3%81%8F

https://www.erca.go.jp/yobou/saiban/nagoya/

私は中村区だったが、名古屋市南部から伊勢湾から内陸に向けて吹く海風があって、おそらく名古屋中で被害のない地域は存在していないだろう。
東海地方全体の、こうした公害病による死者は、少なく見積もっても数万人は下らない。私も、子供時代に名古屋にいなければ、現在、アレルギー体質から起きた間質肺炎苦しむこともなかったと思う。

 昔のことを思い出すと、風景はいつでも灰色だった。キューポラのある街予告編リンクを見れば、現在50才代以上の人々は、あの当時の、凄まじい大気汚染を思い出すに違いない。
 https://www.youtube.com/watch?v=VNdulzWO99g&ab_channel=%E3%80%90%E5%85%AC%E5%BC%8F%E3%80%91%E6%97%A5%E6%B4%BB%E9%85%8D%E4%BF%A1%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB

 当時、空は灰色だと子供心に思っていた。学校で絵を描いても、空を青く書く子供などいなかったような気がする。
 田舎に行って(祖母の故郷の白川町)空を見上げて、「空は青いんだ!」と知ったくらいだ。青い空が猛烈に感動的だった。
 そして、白川町の空気の素晴らしさ。まだ半世紀前の話だ。
 https://www.youtube.com/watch?v=Awh_0IsP-XU&ab_channel=NTDTVJP

 たくさんの公害犠牲者の屍の上に、大気汚染追放運動が生まれ、石原産業や三菱化成大同製鋼などが激しく糾弾され、少しずつ改善してはいったが、企業の姿勢は、人間の命よりも金儲け一辺倒で、今の中国共産党の独善政策と何ら変わりないものだった。

 結局、企業が追い立てられるように公害防止に取り組んだ理由は、実は身内の被害者からの圧力だった。
 工場内部でも激しい悲惨な被害が続出していたのだ。経営者自身が被害に遭わなければ、資本主義のメカニズムが変わることはない。

 今、企業を退職した人たちが、空気の良い田舎に移住を求める本当の理由は、実は子供の頃からの都市における大気汚染の記憶から、長い時間をかけて「空気のきれいな田舎に住みたい」という潜在的要求を膨らませ続けてきたからだろう。
 田舎には、「人の安全で快適な生活」という幻想が隠れているのだ。

 だが、実態を知れば、過疎の田舎でも、必ずしも「最上の大気」が約束されているわけではない。」
 まずは、①ゴルフ場などが、巨大な噴霧器を使って除草剤(ラウンドアップ)や農薬を大規模に散布し、それが住宅街に流れてくる。これは、非常に深刻な健康被害を生みかねない。

② 「クリーンセンター」なるゴミ焼却施設が各地に建設され、50~100メートルの巨大な煙突を作って、排煙を流しているので、それが数十キロも離れた遠方の、きれいな大気のはずの森を汚染している。
 私の住んでいる中津川市蛭川でも、この数年、やたらと鼻くそが貯まるようになった。これが呼吸器に悪影響を与えている疑いがある。ちょっと原因がわかりにくいのだが、おそらくクリーンセンターの排煙による疑いがある。これは3000度以上の超高温焼却炉にすれば防げるはずなのだが……。

③ 自衛隊や米軍などの軍用機が、ケムトレイルという汚染物質を上空で散布している疑いがある。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1269.html
 民間機でも、余分な燃料を田舎の上空で散布している疑いがある。

④ 現在、政権が、どうしようもない権力主義のバカばかりなので、科学的議論が通らなくなっていて、事実上の竹中平蔵政権が、竹中ら特権階級の利権のために民衆の健康被害を一切考えない愚かな政策を実行している(リニア新幹線が代表だ)

 「田舎に行けば、すばらしい空気」という甘い考えは、もう通用しないかもしれない。 


強い前兆と、その結果

2020年11月28日 | 未分類
  本日11月28日、25日に強い前兆が心配だという記事を書いた。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1321.html

 「数日中に強い地震の疑い」と予想したが、三日経った本日に、まだ起きていないし、まだ直前前兆が出ていない。したがって、発生は遅れる。
 こうした前兆の多くは「スロースリップ地震」によるもので、地表で震度が現れず、ずるずると地殻が移動するタイプでは、地震の結果が見えない。

 大きな地震ほど、前兆が長く、発現までに時間がかかる。
 本日は、さほど大きな宏観前兆が見えず、前兆が引っ込んでしまったようだ。だが、もう12月が目前なのに、異様な暖かさが続いている。

 発震の直前前兆としては、観測データが二つある。
 一つは、ラドグラフ、高井氏の東大阪観測点で、以下のように23日から小刻みに上がりはじめ、本日は60ベクレル㎥メートルを超えてしまっている。
 http://www.radgraph.com/?p=EASTERNOSAKA&sy=2020&sm=10&sd=30&ey=2020&em=11&ed=28&mc=0&de=0&dm=4


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 平常値は30ベクレル㎡前後なので、倍に達している。大きな地震が起きるときは、これがストンと平常値に収束してから48時間以内に起きる。
 統計をとっているわけではないが、的中率は6割は超えていると思う。関東の地震には、あまり反応しない。

 もう一つは、清瀬市コスモスさんのガンマ線(RDAN)定点観測で、すでに20年くらい続いている。
 大きな地震の前に、「強いマイナス」が続く。この的中率は9割を超えている印象だ。
 http://tokaiama.bbs.fc2.com/

 
 これは先の22日、茨城沖M5.8のときのデータ


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 私は、毎日、この二つのデータを参照しながら、発生を予測している。
 上の東大阪ラドンデータが、ストンと下がるのを見たら警戒が必要だ。そのときは、コスモスさんのデータも、ガンマ線が低下する「爆縮」が起きていると思う。
 


新型コロナ禍 11月26日現在の概要 その2(後編)

2020年11月27日 | 未分類
 https://www.youtube.com/watch?v=if7MQJPjUv0&t=1225s&ab_channel=%E3%83%87%E3%83%A2%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%B9.

 児玉龍彦
 (24分頃)バイデンがWHO復帰を実現すれば、世界協調で情報を共有して新型コロナ禍に立ち向かう体制ができるが、日本が検査シークエンスも、ゲノム配列も出ていない異常事態というのは、とても恥ずかしいことだ。

 「あらゆる犠牲を払ってでもオリンピックを実現する」という政府の方針は、とんでもないことだ。
 オリンピックは、人の健康と平和のためという理念がある。オリンピックの意義を損なうようなことを言ってはいけない、やってはいけない。
 テレビ会社や電通の都合で、オリンピックをやってはいけない。

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 このウイルス病で重症化が起きるのは、ウイルス自体の病毒性で重症化するのとまったく違う。
感染してから16日目くらいに、突然、免疫暴走(サイトカインストーム)で重篤化が起きる。F1が切られて、F2にあるような配列が呈示され、劇症的サイトカインストームが起きることが(最大の)問題。

 死亡例のうち、重症例に入っていなかった人が6割を占めている。多くの方が、原因不明で死亡後に初めて新型コロナだったと分かる。
 急に悪化して死亡後に検査すると初めて新型コロナだった。これが、もっとも怖いこと。しかも、この死亡例は、最初のクルーズ船のときから現在にいたるまで1~2%であり、変わっていない。

 昨日も東京では4人くらい死亡した。いつも感染早期に軽症者が多いと言われるが、そのうち1~2%は16日後に重症化して死ぬ可能性がある。
 最初にイタリアのベネチア・ベネト州ミラノのロンバルディア州で、病院ばかりを重視したロンバルディアが悪化し、無症状者を検査で抑えたベネト州はロンバルディアの五分の一ですんだ。
 
金子
 大阪では、新型コロナ死者の6割が、重症化の経緯をたどらずに急死している。

 児玉
 軽症という診断に安心して、自宅で療養しているうちに、突然サイトカインストームが始まり重症化して死に至る。
 こういう人は、抗体の産生が中等症の人よりも低い。それなのに、突然ボーンとサイトカインストーム(急性増悪)を発症してしまう。非常に複雑な現象が起きている。

 現在、新型コロナの死亡率が漸減している理由は、ステージ別の治療方法が確立してきたことが大きい。
 無症状でも、感染が分かれば、すぐにアビガンを服用すれば、ウイルスを早く消失させることができる。
 もう少し進めばレムデシビル、サイトカインストーム(急性増悪)が起きたならアクテムラ、それでも悪化するようならエクモ(人工呼吸器)などで対応する。

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 ウイルスが軽症化しているのではなく、こうした治療体制が確立されつつあることで、死亡率の低下につながっている。
 ワクチンも来年後半から使用可否の目処がつく。だが、「この冬をどう乗り切るのか?」を知るためには、感染が波を描く現象の意味を理解しなければならない。
 
 我々は「悪循環サイクル」と呼んでいるが、夏の間、100名くらいが参加して実証試験を行った……社会的検査の試みを続けているが、そこで分かってきたことは、外国から入ってくるウイルスとか、国内でのエピセンターから比較的少ない数のスプレッダーがわーっと拡散させる。
 だから、感染波が起きるたびに、違うタイプのウイルスがわーっと増えてゆく。

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 世田谷で見ていると、子供に広がって、学校や保育園で横に拡がり、家庭に持ち帰られて、今度は高齢者が感染する。
 それから、介護施設や病院に入って死亡者が増える。自主ケアが始まり、いろいろな対応策がとられる。
 なぜか不明だが、ある程度拡大すると、ウイルスが自壊変異を起こすことがあり、感染者が減ってゆくというサイクルを描く。

 世田谷区では、このサイクルのどこで止めるかを考え、圧倒的に保育園や介護施設を重視し、これらの社会的検査を、すぐに始めてもらった。

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 この社会的検査で、1000名ほど終わった段階で、すでに14名の無症状感染者が確認された。先週末には、介護士さんが10名、無症状感染を起こしていたことが分かった。
 誰かスプレッダーがいると、周辺にわっと感染が拡大する。
 介護施設にウイルスが入ってしまえば、高齢者が多いことから、すぐに大量死につながる。
 これを抑えるには、社会的検査(ローラー作戦)をやるしかない。

 世田谷には毎日10名くらいの感染者が入ってくるが、日大八幡山寮では、一度に60名の感染者が出た。
 これでは、とうてい追いつかないので、社会的検査の規模を拡大し、2万人の介護士、1万人の教師への検査を行っている。

 それでも、どんどん拡大して行く場合は、精密医療のモニタリングを進め、たくさん感染者が出ている場合は、住民全体のローラー作戦が必要になる。

 新宿は検査陽性率が十数%、北海道も大阪も。そんな地域と世田谷では対応が異なる。
 感染率はまだら状なので、精密なモニタリングを進める必要がある。これ以上感染率が高くなる場合は、住民の全員検査が必要になるだろう。
 
 田村厚相も、介護施設や病院などでは、定期検査をやるといっているが、政府はPCRローラー作戦に予算をつけない。(32分)
 やる気は、田村厚相一人だけ。総理大臣も財務大臣もまるで関心がない。
 背景には、PCR検査ローラー作戦に意味がないという政府内部の議論がある。

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 世田谷区では大学と連携して、PCR検査のプール化(一度にたくさんの検体をまとめて検査する方式)の実証試験を細かく行っている。
 
 プール化に対しては、感度が落ちるという異議があるが、増幅検査なので感度を上げれば同じシグナルを得られる。
 サイクル数を増やせない理由は、40サイクルを超えるとバックグランドノイズがあがるため。感度の高い試薬を使えば、サイクル数が増えてもノイズが上がらない。

 ノイズが増える原因は、取扱者の人的なばらつきによる。アメリカの検査関係者から、「日本はまだ人力でやってるのか」ということで、世界は大半が自動化の流れになっている。
 (おまけに、PCR自動化機器の多くが実は日本製、厚労省がPCRを軽視してきた自分たちを正当化するため、意図的に認可を遅らせている)

 さらに業者を選んで、ばらつきがおきないようにできる。検査精度は落ちない。時間は短縮され、検査数は増える。
 遅れているのは日本のマスコミだけだ。
 PCR検査否定論のような恥ずかしい議論をやめてほしい。

 なぜ、田村厚相だけが検査拡大を呼びかけている奇っ怪な現実があるのか?
 理由は、政府側に二重の誤謬があるからだ。一つは、厚労省技官が、PCR検査の物理的な量が不足しているといった。
 専門家会議は「無症状の人には検査はいらない」と言ってしまった。(発症前の無症状感染者が、感染爆発の主な原因になっているのに)
 これを正当化するため、PCR検査拡大に消極的になっている。
 これは太平洋戦争で、物理的に敗北しているにもかかわらず「大和魂」を強要し続けた軍人たちの過ちと同じ姿勢。

 精密医療の立場からは、点と線と面ということを言いたい。

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 政府は「クラスター潰し」路線で、点の汚染だけを考えた。世田谷方式では、感染経路の線の汚染を考えて介護施設や学校で止めることを考えた。ところが、さらに大規模クラスターが出てくるようだと、面で対応するしかない。

 7月に国会に呼ばれたとき、新宿区全体の面の検査(ローラー作戦)をやるべきと言ったところ、新宿区は「風評被害」が出るという理由で協力しなかった。
 あのときは、菅(官房長官)が「警察を送り込んで繁華街に立入検査」と言ったところ、新宿の水商売従業員が、こぞって全国の繁華街に逃げ出し、エピセンターが日本中にできてしまい、全国的な感染拡大を招いてしまった。

 こうなると、感染源になっている地域を面で捉えて検査を拡大しなければならない。
 自分は、エピセンターの核心部は、一貫して都心部の繁華街と考えている。
新宿・渋谷・港区のトライアングル、ここからの感染わき出しが、日本全体に影響を及ぼしている。

 もう一つは、外国からの流入と日本の県を超えての移動。この二つの問題が大きい。
 感染の深刻な地域にはPCRローラー作戦で安全地帯を形成する。
 これは武漢でもやったし、シンガポールの外国人街でもやって、相当な制圧に成功している。

 スーパースプレッダーを捕捉すれば、交叉免疫のある日本では拡散スピードが遅いため、パンデミック全体の時間稼ぎができる。
 そうすれば、外から流れ込んでくる感染を、再び捕捉できるようになる。
 
 金子
 東京オリンピックで、海外からの訪問に対する制限を緩めている。抗原検査のような精度の低い検査に置き換えている。これで大丈夫なのか?

 児玉
 これは、非常にまずい対応だ。PCRを複数回やるのが、入国検疫の鉄則だ。これを厳格に行って、外国からの変異ウイルスをシャットアウトするのが急務だ。
 空港検疫でゲノムタイプの解析をやり、どんどん公表することが大切だ。

 現在、病院や学校での感染実態を伏せている(隠蔽している)が、これは非常にまずい。院内で感染が起きたとき、すぐに伝えてくれないため、急な発症をした人が非常に困っている。
 食中毒を起こしたレストランの名前を公表するのと同じ意味だ。
 仲間として、全員が協力するモラルを作ることが大切だ。

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 引用以上
 一部、文章にしずらいため、私の判断で、言葉を換えてしまった文節があります。あしからず。特に、補足する必要もないでしょう。