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原発に関連した情報を政府が隠蔽操作してきたこと

2021年05月31日 | 未分類
 日刊ゲンダイも、講談社全体の右傾化、自民党への忖度ヨイショが凄まじいなかで、よく頑張って真実を伝えている。自民党体制への非忖度メディアとしては、講談社グループでは唯一に近く生き残っている。
 電通から激しい締め付けの嫌がらせを受けているはずなのだが……。

 以前は良心的な記事が多かった現代ビジネスなどは、今や、高橋洋一や長谷川幸洋など、極右系のゴミ評論家ばかりを掲載するようになり、魚住昭や前川喜平、古賀茂明らの良心的評論は、ほとんど掲載されなくなっている。
 自民党=電通によるメディア統制の圧力が、どれほどひどくなっているか、よく分かる。

 そんななかで、今朝の日刊ゲンダイに、良質の原発関連記事が掲載されたので、転載する。

 原発が嘘を告白し懺悔 ノンフィクション小説の著者に聞く 2021/05/31
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/289740

 加藤就一さん(NNNドキュメントディレクター)
 世界最悪レベルの福島第1原発事故から10年。世界が脱原発に向かう中、日本は「脱炭素社会の実現」を奇貨として原発推進に突っ走ろうとしている。なぜ、世論はブレーキをかけないのか――。
 原発を主人公に描いたノンフィクション小説「ごめんなさい、ずっと嘘をついてきました。福島第一原発 ほか原発一同」(書肆侃侃房)で知られざる真実を暴いた著者に聞いた。
 https://moment.nikkan-gendai.com/videos/38344

■「アンダーコントロール」はオンエアできず

 ――著書を読むと、政府があの手この手で原発関連の情報を長年コントロールしてきているのがよく分かります。

 僕は鉄腕アトム世代です。超小型原子炉で100万馬力、などと原子力は素晴らしいと刷り込まれた国民でした。福島原発事故が発生し、調べ始めたら、今まで信じていたことが全部嘘だということが分かった。この嘘っぱちをきちんと伝えないといけないと思いました。

 ――安倍首相(当時)は東京五輪を招致した2013年のIOC(国際オリンピック委員会)総会の演説で、福島第1原発について、日本語では「港湾内の0.3平方キロの範囲内で完全にブロック」と表現する一方、英語では「アンダーコントロール」と使い分けました。

「お笑い芸人vs原発事故」という番組を制作している時、演説の英語版を使おうとしたら、英語版はオンエアできないようになっていた。見比べてみたら、驚くことに肝心な部分がごっそり変えられていた。
 英語版では安倍首相は「私は完全に保証します。状況はアンダーコントロールです。これまでも、これからも(放射能は)どんなダメージも東京に与えません」とスピーチしているのです。

 ――コロナ禍で東京五輪開催が流動的になっています。政府は復興五輪と銘打って招致しました。

 五輪までに復興を成し遂げたことにするため、復興を否定するものは平気で隠してきました。例えば、放射線量を測定するモニタリングポストです。福島県内に設置されている約3000台のうち、8割を五輪前に撤去しようとしたのです。復興したはずの福島にそんなものがたくさんあってはマズいからです。

 ――撤去したのですか。

 地元のお母さんたちが猛抗議して、撤回させました。廃炉作業は続いている。何か起きた時、モニタリングポストがなければ、速やかに察知できませんから。お母さんたちはよく勉強している。原発関連の番組は、まずお母さんたちに分かってもらい、それを子どもたちに伝えてもらおうという意識で作っていました。

 ――菅首相は今年4月、「もうこれ以上は避けて通れない」として、放射性物質トリチウムを含んだ「汚染水」の海洋放出を決定。2023年にも開始されるとみられています。

 安易な決定です。トリチウムを取り除く技術があるのかないのかが吟味されていない。例えば、近畿大学で低コストで除去する技術を開発しています。また、120年経つと、トリチウムの濃度は1000分の1になるのですが、石油の備蓄タンクが12個あれば保管できる量です。原発施設の外側の地下にダムを造って、地下水を出さない方式もある。
 コストはそれほどかからない。海洋放出を回避する方法はいくらでもあるのです。

 メディアは特オチとスポンサーを恐れる

 ――海洋放出を巡る報道をどう見ていますか。日刊ゲンダイで「処理水」ではなく「汚染水」と記したところ、記事配信されたヤフーニュースのコメント欄に「悪意がある記事だ」という書き込みが少なくありませんでした。

 それが政府の狙いですよ。原子力規制委員会の更田豊志委員長は報道各社に「汚染水」ではなく「処理水」を使うように申し入れた。記者クラブ加盟社が規制委トップに逆らえば、1社だけ情報を流してもらえなかったりする。
 それで新聞社もテレビもトリチウムが残る「処理水」という言い方に統一してしまったのです。ニュースを見た読者や視聴者は「処理水、安全ね」と刷り込まれるわけです。しかし、ALPS(多核種除去設備)ではトリチウムは除去できない。処理できないのだから処理水のはずがない。100%汚染水ですよ。

 ――菅首相は30年度の温室効果ガス削減目標を13年度比で46%削減する方針を表明しました。

 菅政権は原発再稼働を推し進めるというたくらみを持っていますから、「ああ、きたな」という感じです。脱炭素社会実現をうたい、原発の新増設や建て替えを進める自民党の議員連盟の顧問に安倍前首相が就任しました。安倍氏肝いりの原発輸出は全敗しても、このざまです。「原発ゾンビ」と書きましたが、ほんとにしぶとい方々です。

 ――世界はどうですか。

 福島事故を受けて、ドイツは脱原発に舵を切りました。原発大国の米国やフランスも、シェールガスや再生可能エネルギーが原発のコストより安くなる現実を目のあたりにして、風向きが変わりつつあります。途上国もコストとの見合いで判断していくでしょう。海外のシンクタンクは「原発に勝ち目ナシ」「35年には駆逐される」と発信しています。脱炭素に乗っかって、原発推進を加速しようとしているのは日本くらいです。

■原発事故から10年経つと「元通り」に

 ――原発問題は命、健康マター。国民の関心が高いはず。福島事故も体験したのに、また元通りですか。

 原発事故発生からしばらくは、世論もビビッとするのですが、8年、10年と経つと、エネルギー資源に乏しい日本にとっては非常に重要な救世主だと刷り込まれているので、やっぱり元に戻ってしまうんですね。

 ――原発報道の影響が大きい。

 震災直後は割と自由に事実を報道できていましたが、だんだんと時間が経ち、できなくなっていった。

 ――それはなぜですか。

 福島事故直後の東電は、破産状態のようなもので、広告出稿をやめました。その間、メディアは自由に動けた。ところが、東電が少しずつ広告を出すようになると、顔色をうかがう報道姿勢になっていく。
 東電以外の電力会社についても地方メディアの大スポンサーなのでどこも同じことが起こる。例えば、極細半島に建てられた愛媛の伊方原発は原発より半島の先に住んでいる約5000人の住民が避難できないという致命的な欠陥がある。しかし、地元放送局ではそうした問題を取り上げる番組は作れない。代わりに東京の私が作りました。

 ――メディアが電力会社を批判できないから、原発政策が推し進められるのですね。

 政権とメディアの関係も同じ構図です。総務省が東北新社に勤める菅首相の長男と会食を繰り返していた問題がありました。あってはならない接待ですが、安倍政権時代にすごくはやったのが、テレビ各局の社長や報道局長と首相との会食です。

 総務省の接待問題と何ら構図は変わりない。メディアは本来、権力を監視しなければいけない立場なのに、社長と報道局長が首相とニコニコ食事をして仲良くなる。ひと昔前だったら、首相から会食の誘いを受けても、「お気持ちだけいただきます」と丁重に断るのが報道機関だった。それがなんとなくグジュグジュになってしまった。それではメディアはかみつけませんよね。

 隠蔽、改ざん、言い換え、ごまかしなど、情報を都合よくコントロールする政権が続き、政府にも電力会社にも斬り込めないメディアという環境ですから、国民は何も知らされないまま、原発推進が再び加速していくのです。根はとても深い。

(聞き手=生田修平/日刊ゲンダイ)
▽加藤就一(かとう・しゅういち) 1957年、愛媛県生まれ。早大政治経済学部卒業後、日本テレビ入社。「アメリカ横断ウルトラクイズ」を総合演出。原発事故以降、10年で原発作品(NNNドキュメント)10本をOA、15の賞を受賞。今月末退社し、フリーに。
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 引用以上

 内容は、これまで私がブログに書いてきたことと同じだが、これを人気のある日刊ゲンダイというメディアが大きく取り上げたことで、汚染水問題の本質が人々の耳目に強く達することになる。
 同じ内容を私がブログに書いても、グーグル検索は排除し、どんなにアクセス数が増えていても決して検索上位にくることはない。というか、「東海アマブログ なにがし」と表題をすべて入れないと、検索に出てくることもほぼない。
 グーグルは、日本政府や自民党と完全に手を組んでいるのだ。

 なんとかブログのアクセス数を増やそうと、毎日更新努力しているのだが、アクセスランキングを見ると、馬鹿みたいに貧弱な内容しかないブログが必ず私の上位にあって、私がトップに立ったことは一度もない。
 たぶん、ブログアクセス数は、専用ソフトを使えば、いくらでも水増しすることができるようだ。2位を堅守してきた私のブログは、この数ヶ月、アクセスが減っていて、4位に落ち込むことも珍しくない。

 アクセス数が増えれば、やる気も増して良い記事を書けるようになるが、政府自民党も、我々、非忖度派の心情を知っていて、やる気をなくさせるように工作してくる。
 ツイッターを強制追放しただけでは飽き足らず、なんとかして、私の評判を落として、「ろくでもないデマ男」という社会的評価を造りたくて仕方ないのだ。
 まあ、誹謗中傷工作員には、いずれ100倍返ししてやるつもりではいるが。

 いずれにせよ、政府批判の急先鋒である日刊ゲンダイは、我々に勇気を与えてくれる救世主だ。
 昔は花森安治率いる「暮しの手帖」あたりが、庶民の本当に知りたい情報を与えてくれたが、花森死後の同社は、恐ろしく臆病な政府忖度メディアに成り下がった。
 2011年福島原発事故後も、暮らしの手帖は、被曝問題に一切触れずにスルーし、原発推進側に立ったのはショックだった。以来、暮らしの手帖に触れることもなくなった。

 なんとかして、政府批判の急先鋒メディアを我々の手で生み出し、圧力世論団体に成長させる必要がある。だが、私の知る反原発派の人々でも、自分が矢面に立って、政府を攻撃しようとする人は少ない。だから安倍晋三や菅義偉のようなクズがのさばるのだ。

 私に金があれば、週刊金曜日のようなメディアを、もっと先鋭化して広く真実を伝えるのだが、超低年金老人の私にできることは、ただ読者の少ないブログに、私が培ってきた見識を書き込んでゆくことだけだ。
 このブログも、私の死後、いろいろ理由をつけて隠されるか、消えてしまうのだろうと思うと無力感に苛まれる。

 原発に関する真実は、今の千倍も人々に伝えられなければならない。これ以上、人々を欺すな!


  


洗脳された価値観から解き放たれる日

2021年05月30日 | 未分類
 私は新型コロナ禍が、人々の人生観・価値観を根底から変えると何度も書いてきた。それは、コロナ禍にあって、これまでの金儲け一辺倒の利己主義的価値観では生き抜いてゆけないからだ。
 「生きて行くだけで必死にならなければならず、とてもじゃないが金儲けなど考えている余裕がない」というのが、新型コロナ禍がもたらした社会情勢だ。

 中曽根康弘・竹中平蔵らが日本社会に持ち込んだ新自由主義に代表される今の価値観・人生観=例えば、堀江貴文・孫正義・橋下徹・柳井正・前沢友作などが、自分が社会の勝者になったつもりで「金儲けこそ人生最高の価値」という幻想を振りまいている。

 堀江や前沢は、「人々を宇宙に連れて行ってやる」という究極の優越目線で、「特権階級としての自己顕示欲」を見せびらかしているが、新型コロナ禍の現実は、「宇宙などどうでもいい、今日明日の食事が問題」という状況なのだ。
 名誉欲の空想が少しも腹を満たしてくれない現実を、人々は知ってしまった。

 新自由主義は、他人を蹴落とし、競争社会のなかで自分だけが勝者になるという人生観だ。いってみれば、利己主義の究極型なのだが、そんな発想で生き抜いて行けるほどコロナ禍社会は甘くない。「助け合う」という利他思想を共有しなければ、本当に飢え死にしてしまう。

 「セレブ」が人間社会でもっとも高い価値なのだと……いう思想は、コロナ禍では通用しない。
 だが、たくさんの若者たちが、こうした特権階級への憧れに馴致洗脳されてしまい、人間にとって本当に大切な価値を見失ってしまっている。
 しかし、セレブであれば、新型コロナ禍がスルーしてくれるわけではない。皆同じように罹患し、死んでゆかねばならない。
 
 その対極にいる「自由な価値観=利他主義」を代表する人々を示すことで、新自由主義=利己主義の愚かさを示したいが、あいにく彼らは、有名人であることを拒否しているので、名前が表に出てくることはない。新自由主義への反対者は、金儲けを軽蔑しているから、のきなみ質素で売名的活動もしないので、世間に知られることはない。
 強いて言うなら、尾畠春男さんの名前を挙げておきたい。

 それでは、「新自由主義的価値観=金儲けが人生最高の価値」という一種の宗教が、どうして人類を席巻しているかといえば、その原因は競争社会にある。
 我々は、幼い頃から、「他人と比較される人生」を強要されてきた。保育園、幼稚園でさえ、子供たちを比較の価値観に叩き落とし、絵を描いたり、競争したり、個人に評価をつけ、序列化することが「教育」であると思い込まされてきた。

 もちろん、これは戦前からの習慣・風習のような序列・差別化の価値観なのだが、本当は戦前どころか、たぶん奈良時代には民衆の序列化が始まっている。
 奈良時代は、朝鮮半島にあった百済という国が、(AD300年頃、大規模移住=日本書紀)7世紀後半に、政権を乗っ取ってしまったのだが、このとき、中国・朝鮮で行われていた序列化の思想=儒教が、そっくり律令制として日本社会に持ち込まれている。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%8B%E4%BB%A4%E5%88%B6#:~:text=%E5%BE%8B%E4%BB%A4%E5%88%B6%EF%BC%88%E3%82%8A%E3%81%A4%E3%82%8A%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%9B%E3%81%84%EF%BC%89%E3%81%AF,%E5%BE%8B%E4%BB%A4%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E3%81%A8%E5%91%BC%E3%82%93%E3%81%A0%E3%80%82
 
 例えば、朝鮮では無官者=一般人は有色衣類の着用が許されず、必ず白衣をまとわねばならない。これを「白丁」といっていて、被支配階級の代名詞だった。
 秦氏(弓月氏)は、こうした差別システムをそのまま日本に持ち込んでいる。だから、日本でも無官白衣=白丁を「底辺の者」と認識する風習があった。
 律令における位階制度は、その反対側にあって国家権力に強大な権威を与えるものだった。

 儒教が本格的に権力政治に採用されたのは、徳川家康の指示により、新井白石が体系化した朱子学によってである。これは、「生まれながらに差別の序列がある」という、儒教の本質を国家権力の根底に置く思想であった。
 これは、国家権力を維持するための根拠を説明するのに、すこぶる説得力のある理屈だった。この儒教=序列主義の呪いが、現代に至るまで競争社会の価値観を我々に押しつけている。

 人間に序列のラベルをつける社会、「あいつは優秀、格が上」という強烈なコンプレックスで人々を縛り付ける社会では、人々は必死になって「優秀」を競いあうことになる。
 学校での成績からはじまって、出身校の評判、地位や蓄財の多寡、豪邸、高級車や妻の美貌など、生まれてから死ぬまで他人との比較に追い回されるのである。

 例えば、私をネット上で誹謗中傷している全員が、身元をこそこそと隠しながら学歴や地位や蓄財を神の如く崇めていることから、実は他人に対する誹謗中傷が、すべてコンプレックスから生まれるものであることが分かる。

 こうした「コンプレックスの囚人」というべき人物は、他人と出会うとき、最初に、「自分より上か下か」という比較の視点でのみ相手を見回そうとする。
 自分より強そう、大きそうならへりくだり、弱そうとみれば侮って見下すという何とも人間性の矮小な対人価値観で洗脳されてしまっている。
 人を比較の尺度でしか見ることができず、その人の持っている本当の価値が目に入らないという「序列の呪い」に縛られた人生になってしまう。

 新自由主義=金儲け競争という思想は、まさに、こうした序列の価値観が生み出した「最期の資本主義」というべきものだ。
 こうした呪縛から完全に自由な日本人はいるだろうか? 序列主義に洗脳された人は、麻生太郎や大西つねきのように「政治家が社会的弱者の命を定める」という凄まじい思い上がりにはまり込んでゆくのだ。
 https://news.yahoo.co.jp/articles/496049d7085b1e05097feadf8b9c7ad4bf8e32e6
 https://www.asahi.com/articles/ASJ6L4T7QJ6LIIPE016.html

 周囲を見渡せば、必ず「自分より上か下か」の視点でしか相手を見られない気の毒な「心の未解放囚人」がたくさんいるものだ。
 日本の犯罪者の99%は、そのような「コンプレックスからの未解放囚人」なのだろうと私は思う。でなければ、犯罪者になる理由がない。

 逆に、コンプレックスから解放された「自由な人々」は、相手の地位や蓄財など何の興味もない。地位や蓄財が、社会の役に立つどころか害悪しかもたらさないことを思い知っているからだ。
 もちろん、それ以前に「自分より上か下か」と詮索するような人物との接点が存在しない。
 バシャールは、2020年に、そうした「心の囚人」とでもいうべき利己主義者たちと、社会的コンプレックスから自由な「解放された人々=利他主義者」は、互いに交わらず、邂逅せず、それぞれの世界を生み出してゆき、前者は、2050年頃、この世から消え去ってしまうと予言している。

 「自分は他人より上か下か?」という愚かなコンプレックスに洗脳されてしまった人は、必ず「命の選別」に手を染めることになる。
 1940年前後のドイツでは、40万人を超える障害者が「国の役に立たない足手まとい」という評価を与えられて、ガス室で処刑された。
 日本では「優生保護」という名の下に、障害者が強制的に断種手術を受けさせられた。これを推進したのは、保守よりも、むしろ革新側だった。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-492.html

 だが、優生保護の思想は、今現在も消えていない。学歴の高い者、社会的地位の高い者が優先的に生き残る価値があるという錯覚は、コロナワクチン接種にあたって、7県、自治体首長が真っ先に接種権を主張したことから、社会に根強く残っている現実を示した。
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/104287

 「新型コロナ禍で、人々の人生観・価値観が根底から変わる」
 と考える根拠は、新型コロナ禍が、地位や特権や蓄財で作用を変えるものではないからだ。金持ちも貧乏人も平等に罹患し、死んでゆく。
 だから、自民党の権力者や金持ちにひれ伏し、忖度し、ヨイショすれば命が延命できるわけではない。

 ワクチンを優先的に受ければ延命可能と勘違いしている人も多いが、事実はそうではない。ワクチンの効果は、変異度の大きなウイルスには通用しない。最新のインド型の場合は、ファイザーワクチンの有効率は30%にすぎないのだ。
 さらに変異が進めば、おそらくワクチンの効果はほとんど失われるだろう。
 つまり、優先順位や接種の便宜など、何の役にも立たなくなる。

 人間序列化の思想を妄信している人々は、序列位階や特権に期待するだろうが、そうは問屋が卸さないのだ。新型コロナ禍は人を差別しない。
 新型コロナ禍を利用して権力の施政に食い込めば、竹中平蔵のパソナのようにボロ儲けすることができるかもしれないが、これも政権と一蓮托生で、竹中は、やがて自民党と運命を共にして日本社会から追放されることになるだろう。

 これは放射能汚染と似ているかもしれない。原発事故を利用して自民党系の権力企業は除染などでボロ儲けしたが、放射能は本質的に人を差別しない。だから、やがて放射能利権企業には、恐ろしいカルマが還ってくる。
 「放射能は安全」と勘違いしてしまった人には、10年という潜伏期間を経て癌や膠原病などの遺伝子病が激発することになる。
 放射能を恐怖し、逃げ回ってきた人だけが恐ろしい癌や遺伝病から逃れることができる。

 新型コロナも放射能も、特権や序列を許さない。今、我々はそれを思い知らされようとしている。人間の序列が虚構にすぎないこと。皇族もタダの人にすぎず、放射能被曝をまともに受けていた実態が、これから暴露される。
 また、自民党政権が、利権と金儲けのためにオリンピックを強行しようとしていることで、」世にも恐ろしい全員感染が起きて、凄まじい人々が死んでゆくこと。

 こんな現実の前に、利己主義や事態の軽視による妄想は一切通用しない。ひたすら災厄から逃げ、自分の免疫力を高める以外に対策が存在しないことを人々は思い知らされる。
 金儲けの利己主義では、新型コロナ禍を克服できない。もしも感染を本気で逃れようとするなら、他人との接触の機会の極めて少ない過疎の田舎に行くしかなく、利他主義的人生観に生きるしかない。
 それは放射能汚染と同じだ。

 これから、我々は相当な大企業まで、コロナ禍における連鎖倒産に巻き込まれる恐ろしい情勢を目にすることだろう。みんなが予想しているほど甘くはない。
 社会は、たくさんの歯車が回っているが、互いに連鎖していて、一つだけ無事な歯車は存在しない。中小零細の大規模倒産を横目で見ている大企業も、必ず「需要減退」という恐ろしい大津波に巻き込まれて、存続基盤を脅かされてゆく。
 もう「親方日の丸」は通用しない。

 日本どころか、世界中が巨大企業のくびきから離れて、自由な生産活動に向かわねばならないが、それは差し迫った生活に追い立てられてなのだ。
 もう金儲けの論理は通用しない。だから原発の復権もない。コンピュータによるAI先進社会の夢も潰える。ただ、食って生き延びてゆかねばならない世界なのだ。

 こんな時代は、かつての第二次世界大戦の敗戦時に似ている。人々は、「本当に大切なものは何か?」という視点だけで生き抜いてゆかねばならず、序列や選別の愚かしいr秩序意識は社会から追放されるのだ。
 本当の哲学、思想だけが生き残れる。究極の追い詰められる社会がやってくる。

 


早すぎる梅雨とともに

2021年05月29日 | 未分類
 今年の入梅は五月中旬だった。例年は6月の2週目くらいだから異様に早すぎる。
 私が何度も指摘しているように、中国共産党がヒマラヤ山麓、チベット高原に数万機というヨウ化銀射出装置を設置し、領土問題で敵対するインドから水を奪う「天河計画」という作戦を2018年から続けていて、もしかしたらその影響を疑っているのだが、最近は、あまりにも異常すぎる気象ばかりで、もうまともな安定した天気は現れなくなるのではないかと心配が尽きない。
 人類が滅びる前には、こんな現象が起きるのだな……と。

 大雨が連日続いて、畑が水浸しになる毎日だが、作物が、まるで水耕栽培のようになって、伸長が著しい。
 とりわけ、大根と蕪など葉物野菜が一斉に伸び始めた。甘藷や枝豆も安定して芽を吹き出した。
 私の小さな畑には、今年、大根・蕪・トウモロコシ・甘藷・枝豆・すいか・カボチャを植え付けた。まだ食べられるのは大根と蕪の葉だけだ。
 他に、プランターに、キュウリ・茄子・トマト・大葉などを植えつけた。(写真はクリックすると正常に見られます)

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 ごらんのとおり、ズボラ流放置農法で、ろくな除草も間引きもしていないので、大根も蕪も密集してひしめいている。少しずつ抜き菜を食べるつもりだったのだが、それより早く伸長してきてしまった。

 そこで、間引き大根や蕪の新鮮な葉をおいしく食べる方法はないかと、いろいろ考えたのだが、YouTubeの鬼平犯科帳に、配下のネコ殿が、よく菜飯の話をしているので、久しぶりに白米を炊いて菜飯を作ってみたら、これが実にうまい。
 https://www.sirogohan.com/recipe/namesi/

 ご飯をやや固めに炊いておいて、畑から取ってきた大根の葉をよく洗って、2分ほど茹でる。これをみじん切りにし塩を加えて、炊き上がったご飯に混ぜる。これだけのことだが、この大根葉飯は、江戸時代に東海道界隈の名物だったらしい。
 今でも、鈴鹿や犬山や豊川などで菜飯定食を名物にしている店が残っている。普通は豆腐田楽をメインのオカズにして菜飯を食べるのだという。

 去年は、畑の里芋を田楽焼きにして食べたら実にうまかった。豆腐田楽も見ただけで食欲が湧く。菜飯も最近の自作料理なのなかではピカイチにうまかった。
 何が良いかといえば、取り立て新鮮野菜をご飯に合わせて調味料は塩だけというシンプルさのなかで、自然の素材の味わいを満喫できるとことだと思う。

 畑のない方でも、大きめのプランターに野菜土を入れて大根種をまけば、ほぼ100%できて、ほとんど失敗がない。プランターがはち切れるばかりの大根が、今からでも収穫できるはずだ。それに大根や蕪には連作障害がないので、一年中、楽に作れるのだ。

 私はカレーのような複雑な味の料理が好きなのだが、菜飯のように究極のシンプル素材の良さを気づかされた。余計なことはほとんどせずに、素材の味と塩だけで勝負すると、いわゆるレストラン料理を超えた味わいを得ることができる。
 今年は、里芋は作らず、甘藷を多めに植えた。

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 甘藷の栽培は予想外に難しい。苗は、枯れかけたような茎葉を船植えにして水をやれば自然に普通の苗になるが、立派な芋をつけさせるには、いろいろなテクニックが必要だ。

 まず、野菜を作ってきた畑地は残存肥料で肥えすぎているので、肥料をやってはいけない。とりわけ鶏糞は鳥インフルエンザの影響で石灰過多になっているので、土壌PHが上がってしまいNGだ。甘藷は弱酸性を好み窒素肥料を嫌う。
 石灰を入れていない痩せた畑地で芋を造らないと、茎葉が「ツルボケ」という状態になって、芋が全然太らないことになる。ただし、肥料としてカリウムが必要なので、耕運時、最初に草木灰も多少入れた方がよい。追肥は無用だ。

 また、ある程度茎葉が伸びたら「蔓返し」という茎から出た根を切る作業が必要だ。これも、やらないと芋が大きくならない。もう一つ、甘藷の成長には時間がかかる。11月くらいまで、収穫を我慢することも必要だ。
 偉そうに書いているが、実は私は立派な芋を収穫できたことはない。いつでも痩せた芋ばかり。畑に鶏糞を大量に入れていたせいだ。
 植え付け後、一ヶ月目の草取りも丁寧にやらないと芋が大きくならないらしい。私のようなズボラな人間は農作業には向いていないかも知れない。 

ベランダにはプランターを並べて、トマト・キュウリ・茄子・大葉を植え付けた。
 これらは、畑で育てると、たちまち虫に食われてしまうし、キュウリやトマト・茄子は伸長に合わせて棒に結びつける作業が必要になるので、目が届くベランダの方がよい。 ナス科の野菜は、テントウムシダマシなど嫌な害虫が多くつく。キュウリも結実の発見が早くて効率が良い。

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 あと一ヶ月もすれば、キュウリ・茄子・トマトが食卓に乗ってくれるだろう。こうした家庭菜園こそ、田舎暮らしの最大の醍醐味というものだ。
 ちなみに我が家の土地の取引価格は、坪あたり5000円くらいなので、100坪の土地付き中古別荘が300万円も出せば手に入る。
 畑地も可能なら一反300坪くらいは入手した方がいい。気心の知れた仲間と共同で運営するのが一番良いだろう。

 農作は、自然の摂理を学ぶのに最高の教材だ。きちんとした哲学を身につけていれば、福岡式の無農薬・無耕起・無除草・無肥料農法により素晴らしい作物を育てることができるが、長い経験と時間がかかる。
 私も、普段、食費を抑えるため18円のうどんや、安いインスタントラーメンを良く食べているのだが、こうした取れたて野菜を食べていると、たちまち元気が湧いてくるのを実感するのだ。 

 それに毎朝、こんな道を散歩してるんだよ。
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 帝京大・藤田医大が、中国共産党の臓器強奪移植に関与?

2021年05月28日 | 未分類
 新型コロナ禍が社会的に周知されたのは、2020年2月段階で、最初のパニックは、横浜港のクルーズ船、ダイヤモンドプリンセスだった。以来、16ヶ月ほどになる。
 以来、コロナ禍の対応医療機関として藤田医科大学が俎上に上ることが多かったのだが、テレビで情報を見ているうち、いろいろ不審を感じることが多かった。

 私が一番強く不審を感じたのは、治療薬アビガンを意図的に否定する情報を流したことだった。
 https://www.youtube.com/watch?v=pFgSVYsBSVA&ab_channel=ANNnewsCH

 「アビガンには催奇形性がある」と、もっともらしい情報が流され、新型コロナへの治療適応が藤田医科大のデータを元に厚労省によって否定されたが、実際には、ウイルス増殖抑制効果が優れているから、感染初期に投与すれば大きな効果が期待できると言われているアビガンに対し、その薬事評価を感染中後期での効果に限定して評価しようとしていて、明らかに意図的な排除姿勢が働いていた。

 催奇形性にしても、妊婦の8~15週で、サリドマイドのような激しい感度はなく、一般的な鎮痛剤程度とされているのに、まるで妊婦に投与すれば必ず奇形児が生まれるかのように厚労省や藤田医科大が宣伝していた。

 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcam/17/1/17_85/_pdf

https://jomdd.com/2020/05/2697.html

https://toyokeizai.net/articles/-/342917?page=2

 だが、厚労省が電光石火で承認した米国防長官の企業、ギリアド社のレムデシビルはどうか?
 
以下のように、腎臓・肝臓機能への強い毒性が認められ、妊婦への投与が禁止されるのだから、アビガンを承認せず、レムデシビルを恐ろしく早く承認した理由に極めて不審なものがある。
 https://gemmed.ghc-j.com/?p=33773

その他、羽鳥モーニングショーで、聖マリアンナ医大教授、國島広之が、「PCR検査の精度が低いから大規模検査は無意味」と発言したことにも強烈な違和感と不審を感じた。

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/npn/entertainment/npn-200010924

  この二つの医科大学、藤田学園と聖マリアンナは、ちまたにおける評判も芳しくない。偏差値が低く、学費が3000万円を超えるような大学として以下の名前が挙がっている。
 岩手医科大・埼玉医科大・北里大・帝京大・東海大・東京女子医科大・聖マリアンナ医科大・金沢医科大・愛知医科大・藤田保健衛生大・兵庫医科大・福岡大
 だから、私大としての評価から、厚労省に迎合する傾向があったとしても不思議ではない。

 実は、日本の医大で最悪評価を受けているのは帝京大学医学部だ。
 医師試験合格率は日本最低の60%、学費は実に5000万円で、相当な大金持ちのボンボンだけが入学できる。
 おまけに、この大学は731部隊との関連が疑われている。
 こうした予備知識を前提にして、以下の記事を読んでいただきたい。
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 今朝、大紀元の3月の記事が目に留まった。
 <独自>「捨てるほどある臓器」日本から中国へ渡航移植手術をあっせんするNPO団体 案内を再開 2021年03月08日
 https://www.epochtimes.jp/p/2021/03/69472.html

 コロナ禍による海外への渡航規制で、中国を含む渡航移植手術のあっせんを停止していた日本のあるNPO団体は、最近、渡航移植の案内を再開した。
団体によれば、中国では「捨てられるほど」移植のための心臓と肺があるという。中国では、日本や米国より超短期間で移植手術が可能だ。これは、生きたまま確保された相当数の「ドナー」がいるためだとして、国際人権組織は深刻な人道犯罪の可能性を指摘している。

このあっせん団体は、心臓と肺移植の中国渡航移植を2020年10月に案内している。移植は「指定された移植センターの教授の執刀に限り、中国政府より招請状の発行が許可される見通し」としている。

この案内の3カ月前、ある中国人女性の技能実習生(24)が名古屋滞在中に重度の心臓病を患い、心臓移植手術のために中国に帰国し、武漢協和病院で移植手術を受けている。
日本および中国のマスメディアは「日中命のバトンをつないだ」として話題にした。
中共ウイルス(新型コロナウイルス)の世界的流行により、日本と中国を結ぶ空の便は全面停止していたにもかかわらず、両国当局は名古屋発武漢行きの特別チャーター便を手配した。
技能実習生は、転院からわずか13日後に心臓移植手術を受けた。その間、4つの移植心臓が出処したという。人民日報が同年7月、「美談」として特集記事で詳細を伝えている。

この事案を、あっせん団体は2021年2月、日本における移植希望者への案内として紹介している。「藤田医科大から中国の武漢協和病院へ渡航した女性が、到着後13日目に心臓移植を受けられています。(短期間に4つの心臓が出処した)」(原文ママ)

別の文章では、団体は、出所不明な臓器の移植には関与しないと強調し、違法性を否定している。ドナーに関する説明では、「当事国の法令に従い医療機関が手配している。私たちは臓器の出どころに一切関与していない」。

ドナーは誰?

しかし、中国移植業界は、国際機関の第三者による現地調査を拒否しており、透明性が欠如している。
中国衛生部や赤十字は、ドナー登録者が人口の約0.1%にすぎず、その上2015年から「死刑囚の臓器利用を停止」しているにもかかわらず、なぜ豊富な移植臓器が提供できるのかについて説明を行なっていない。また、ドナーが誰であるかを一切明らかにしていない。

あっせん団体は、法輪功迫害や新疆ウイグル自治区における人々からの「臓器強制摘出」について、過去の問題であるとし、現在進行形ではないとしている。

中国共産党体制による系統的な臓器強制摘出が今も続いていることは、国際的な人道犯罪を検察、人権弁護士、医師などの第三者からなる判事団が検証し、裁量する「民衆法廷」により明らかになっている。議長は、旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷でセルビアのスロボダン・ミロシェビッチ初代大統領を起訴したジェフリー・ナイス卿。

英ロンドンで行われた民衆法廷の最終裁定では2019年6月、1年に渡り約50人の証言者や専門家の資料から、中国の臓器強制摘出は「合理的な疑いを超えて、中国でかなりの期間、極めて多くの良心の囚人からの強制臓器収奪が行われていることを確信する」との結論を下した。また、その最も多くの犠牲者は法輪功学習者で、近年は、大量収容が指摘されるウイグル族も含まれるとした。

中国共産党当局により大量拘束されているウイグル族は3グループに分けられ、そのひとつは「臓器摘出用」に分類されているとの情報もある。2020年1月21日付のメディア記事は、党高官と間接的な接触を持つ、光学技術者のエルキン・シディック教授の話を伝えた。

仲介者を通しての党高官からの機密情報だという。それによると、「中国共産党は100万人以上のウイグル人を各省に輸送・分散させ、彼らを3グループに分けている。臓器摘出用、生体実験用、ほかは分散させて殺害する(distributed killing)など、他の目的のためだ」。臓器摘出や生体実験の目的は、「共産党は広大な強制収容所を維持するための資金を使い果たした」ためであり、人身削減や資金集めを行なっているとみられる。

あまっていて、捨てられる

2020年10月、米ホワイトハウス前で、中国西部・新疆ウイグル自治区における大規模収容に対応を求める人が、デモンストレーションを行なっている (Jacquelyn Martin/AP Photo)
一般的に臓器移植は、亡くなったドナーひとりから移植可能な臓器が、各臓器の移植を待つ複数人の希望者に分配される。臓器の分配システムと呼ばれる。腎臓や肝臓は他の移植に比べて手術希望が多く待機時間は長い。

このあっせん団体によれば、中国では現地市民にとって心臓や肺の移植は高額で、需要は少ない。このため、なくなったドナーの身体から腎臓や肝臓は摘出されても、心臓や肺の多くは廃棄されているという。

腎臓や肝臓の移植の場合、臓器提供者は必ずしも死亡しないが、心臓や肺はドナーが確実に死亡(脳死を含む)した場合に限る。心臓や肺の移植が「超短期間で移植可能」ということは、いつでもオーダーの度に殺害される人々が、何らかの形で「確保」されているということだ。あらかじめ血液型と組織型の検査を受けた人々は、これらが合致する移植希望の日本人患者が注文する度に、殺されている可能性が高い。

日本は、渡航移植を極力抑制し自国内で移植努力を誓う国際宣言「イスタンブール宣言」(2008年)に同意している。

世界各地へ渡航移植のあっせんを行い、「その規模は日本一」と豪語するあっせん団体の理事は、大紀元の取材に対して、中国では「廃棄される臓器がある。日本では移植を待つ人々がいる」として、命を救う機会の提供ができることはイスタンブール宣言の主旨に反しないとの考えを示し、渡航移植の正当性を語った。また、宣言には法的効力がないことも強調した。

また、コロナ禍で海外渡航が規制されているが、あっせん団体に問い合わせをしている渡航移植希望者は、二桁に上ると述べた。理事は、移植希望者に対して、渡航先の状況や病院について紹介しながら「最終的には顧客が渡航先を選択している。中国を希望する場合もある」と話した。

あっせん団体は、中国へ渡航移植の手配を中心に活動しているとみられる。公開されている団体の事業報告書によれば、「海外医療事情調査」として過去4年間の全ての海外渡航について報告がある。渡航先の96%は中国で、2016年は12回、2017年は8回、2018年は7回、2019年は6回訪問している。

検死の開胸

台湾桃園市で法輪功学習者の迫害と臓器収奪について訴える人々(写真一部加工)(明慧ネット)
あっせん団体は、法輪功学習者の迫害やウイグル族からの臓器強制摘出を否定している。団体は、中国当局が関与する組織的な臓器強制摘出、いわゆる「臓器狩り」ではなく、人権団体らが掲げる開胸痕のある被害者の遺体は、検死の開胸にすぎないと主張している。

迫害および臓器収奪の停止を、日本を含む世界各地で伝え続ける法輪功学習者は、バナーなどで、開胸痕の遺体写真を使用している。中国本土の法輪功迫害情報を伝えるウェブサイト・明慧網によれば、一人は山東省威海文登市の劉玉風さん、もう一人は、黒竜江省の王斌さんだ。2人は外的損傷で、死亡したとされている。

法輪功学習者に対する中国共産党の迫害は非人間的だ。警察病院では「生きたままの死体解剖、霊安室の冷凍庫で保管、ボイラー室で焼却処分」など、惨たらしく弾圧され殺害されるケースは明慧網で多数報告されている。この中国共産党の振る舞いから、中国の「検死の開胸」が必ずしも臓器取引を否定できるものではないと言える。

中国の気功修練法・法輪功は21年前の1999年、当時の中国共産党書記・江沢民が弾圧を開始した。静かな個人の修練にもかかわらず、中国共産党は「思想拡大は体制維持の脅威」と断じて警察、司法、メディアを駆使した全土規模の弾圧を開始した。時期を重ねて、中国各地では600以上の移植病院が建設され、免疫抑制剤の臨床研究が急増した。

「収容所内の人々は、国内外の臓器移植希望者のために、本人の承諾のないドナーとなり、臓器を強制摘出され、殺害されている」この戦慄の医療殺人について、2006年、カナダの人権弁護士デービッド・マタス氏とカナダ政府元アジア太平洋地域担当大臣デービッド・キルガー氏による独立調査報告書が公にした。調査団の後続の報告によれば、中国の年間移植手術数は6万~10万件で、犠牲者数はそれよりも多いと推計している。

この報告が明らかになった翌2007年5月、中国政府は「臓器移植法」を施行した。同法は臓器売買を禁止している。同年7月の通知文書「外国人への臓器移植の適用についての問題」では、旅行で訪中する外国人に移植手術を行うことを禁止している。しかし、地方衛生部は許可した外国人患者を受け入れている。同じころ、官製メディア・中国網は、衛生部副部長(厚生副大臣)で「中国移植界の権威」と呼ばれる黄潔夫氏の話として「全国に移植病院が600カ所、移植医は1700人以上いる」と報じている。

臓器移植病院が乱立する前、中国では移植法が整備されておらず、ドナー登録制度、臓器分配システムはなかった。にもかかわらず、年間数万件の移植手術が行われていた。

中国、渡航移植は「日本の問題」と強調
中国のオンライン百科事典で「ウィキペディア」に相当する「百度百科」に、移植ツーリズム(器官移植旅游)の項目がある。ここでは、日本は臓器の供給不足で、中国などに「移植渡航の違法なあっせんを行っている」と強調されている。

この項目には、2009年、広州の移植病院が日本のあっせん業者を通じて17人の日本人移植希望者を受け入れていた、との共同通信の記事を引用している。この記事は、人民網などの官製メディアにも転載され、中国全土で波紋を呼んだ。ネットユーザたちは、規則違反だとして、日本人の臓器移植手術を請け負った医師や病院に対し、厳重な処罰を科すべきだと主張した。

さらに、ある著名な中国ネット世論のインフルエンサーは、「同胞は臓器提供を待ち、病床で苦しみもがき死んでいるのに、(移植病院は)暴利のために貴重な臓器を日本人に提供した」「国格を損なう恥ずべき行為は、抗戦期の漢奸(裏切り者)と、どう違うのか」と共同通信の報道を受けて厳しい反応を示した。当時、中国衛生部は関係部門の調査を行い、規則違反の病院は法令に基づき処罰すると発表した。

このように、中国国内では、外国人が中国で臓器移植を行うことに良い印象を抱いておらず、取り締まりを示唆している。状況に応じて、中国共産党は「法執行の完全性」を世論向けにアピールするために、渡航移植の関係者を拘束する可能性は否定できない。

実際、外国人の渡航移植を多く受け入れ、中国の移植業界の発展・拡大に「貢献」した、天津第一病院の東方移植センター長・沈中陽医師は、2020年1月に中国共産党全国委員会の委員資格を剥奪され、失脚した。沈氏は、日本で移植技術を学んでいる。

さらに、前出の2007年7月に発表された「外国人への臓器移植禁止」通知から3カ月後、日本人のブローカー長瀬博之氏が、上海市で逮捕された。中国渡航移植は、渡航者の身の安全をリスクに晒すいくつもの要素が存在している。

前出の民衆法廷の最終裁定で、議長のナイス卿は、臓器強制摘出を行う中国を「犯罪国家(Criminal State)」と形容し、中国との関係の見直しを促した。「医師、医療機関、産業、ビジネス―特に航空会社、旅行会社、金融機関、法律事務所、製薬会社、保険会社などは、自分たちが犯罪国家と関わっていることを認識すべきである」

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 引用以上

 さて、上に紹介された「日本国内の臓器移植斡旋団体」とは何か?
 公的に承認されているのは、以下の一社しかない。
  https://www.jotnw.or.jp/about/greeting/#:~:text=%E5%85%AC%E7%9B%8A%E7%A4%BE%E5%9B%A3%E6%B3%95%E4%BA%BA%20%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%87%93%E5%99%A8%E7%A7%BB%E6%A4%8D%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF&text=%E3%81%9D%E3%81%97%E3%81%A6%E3%80%812013%E5%B9%B44%E6%9C%88,%E3%81%AB%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

 他に、暴力団系の私的な組織があっても不思議はないのだが、ネット上で探すと出てくるのは、公益社団法人 日本臓器移植ネットワークだけだ。
 こうした組織といえば、もちろん731部隊後裔企業が浮かぶ。
 例えば、戦後、血液を斡旋した「血液銀行=日本ブラッドバンク」は、やがて「ミドリ十字社」となった。これが、どれほど恐ろしい企業かについては知っている方も多い。
  https://www.hokeni.org/docs/2017040500122/

1996年、エイズ患者から採取した血漿製剤を血友病患者に投与したことで、数百名の感染者、犠牲者を出した「安倍英」という医師は帝京大学副学長だった。
安倍は戦時中、731部隊に所属していた。731部隊が開発した代用血液、フルオゾールも帝京大学医学部で、頻繁に実験されていたともいわれる。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%A3%E6%9B%BF%E8%A1%80%E6%B6%B2

 731部隊と日本臓器移植ネットワークの関係を示す情報はネット上にはない。あっても隠蔽されるだろう。だが、おそらくこの団体が、中国に日本の移植要望患者を送り込んでいる疑いがある。
 探しても、なかなか情報が出てこないので、断定はできないが、大紀元が暴露した日本の臓器移植斡旋団体が、日本移植ネットワークであることは、ほぼ間違いないだろう。
 しかも、こうした移植需要は、大規模な医大から出てくるので、やるとしたら、帝京大や大紀元に名前を暴露された藤田医科大あたりではないだろうか?

 この事実が明らかにされたなら、日本の厚労省は欧米を中心に凄まじい指弾を受けることになる。帝京大あたりは、世界の医療ネットワークからつまはじきにされて、中国共産党の支配下に入るかもしれない。藤田医科大も移植患者を中国に送り込んだことが世界に知られたなら、大変なことになりそうだ。
 
 日本で、親中派の政治家といえば、誰を置いても二階俊博しかいない。
 二階は、妻が重度の肝臓癌で、中国共産党の手配によって、法輪功者の健全肝臓を移植して生き延びたことで、中国共産党に頭が上がらなくなったといわれる。
 その後、中国共産党スパイから脅されているとの情報もある。
 https://decopachi.com/entry/nikai-toshihiro-yome

 https://www.news-postseven.com/archives/20171220_638489.html?DETAIL

 闇の勢力にとって、かつての核心は麻薬だったが、これからの、そして今の最大ビジネスは臓器移植しかない。
 世界の闇の最高峰に君臨するのが中国共産党だ。中国共産党は、世界中の人を金儲けの対象にしか見ない極悪勢力に臓器を供給してボロ儲けすることで延命しようとしている。

 ウイグルやチベットの異民族を皆殺しにして、臓器を奪い、漢民族に変えてゆこうと画策しているともいわれる。
 日本の政治家でも、二階俊博(竹中平蔵の片腕)をはじめ、自民党議員の多くが臓器ビジネスに関係している疑いがある。

 中国、誘拐事件で9歳女児死亡 遺体から臓器が抜き取られ
 https://www.epochtimes.jp/p/2017/12/30083.html

  日本社会が上のようになったら、どうするんだ? 実際に、このまま自民党や維新・公明を放置すれば、向かう方向は人権破壊しかないではないか?
 


田舎暮らしの悩みの種

2021年05月27日 | 未分類
 田舎暮らしで困ることといえば、豊かな自然につきもの有害事象だ。
 中津川市の山奥に移住して、もう18年になるのだが、これまで本当に困ったことと対策を挙げてみたい。

 私が中津川市の北西部の山岳地帯の小さな村に移住したのは2003年だった。
 敷地は、ほぼ雑木林で、わずかな平地はヘイケボタルが繁殖する湿地、あとは傾斜20度以上の林だ。だから、家を建てるにしても、畑地を作るにしても、最初は雑木を伐採し、根を除去するのに心底苦労した。

 むろん自然林ではなく放置された二次林なのだが、柿や栗や檜、赤松、それに大量のツツジなどに覆われていた。
 木を切るのは簡単だが、根を除去するのは簡単ではない。ユンボやクレーンがあれば良いが、すべて人力でやった。今なら、レンタカーでクレーン車かユンボを借りなければ無理だ。それも250(2.5トン)以上の自重がないと径20センチの木の根を引き抜くことはできない。

 ない場合は、タコという道具に、3メートルの鉄パイプを三本差し込んで、2トン以上のチェーンブロックでワイヤーをつけて引き抜く。これが、とんでもない重労働だ。
 鉄パイプは地面にめり込むので、大きな材木の靴を履かせる。根の周囲をスコップで掘って底面まで露出させ、ワイヤーをセットして引っ張るのだが、大きな根だと一日がかりでも引き抜くのは困難だ。
 一番大変なのが柿の木だ。大きな主根が横に延びていて、掘り出すだけで半端な労力ではない。

 こんな作業を百回以上繰り返して、100坪ほどの空地を作り、畑や宅地を造った。だが、作りたての畑地では農作物は育たない。数年間放置し、鶏糞を入れて耕運し、雑草を生やして土を農作に慣れさせないと無理だ。

 また、線虫被害を受けた赤松の大木が枯れて、いつ倒れてくるか分からないので、高ハシゴをかけてウインチワイヤーをかけ、チェンソーで数十本切り倒したが、もしも近所の家に当たれば、数十万円という大きな弁償額になる。
 民法717条は、枯死樹木を放置して近隣に損害を与えたときの賠償責任を定めている。安易に土地を購入するのはいいが、敷地内の立木の管理をしないでいると法的な賠償責任が降りかかってくる。

 2007年くらいまでは、マムシと巨大なムカデが目につく程度で、有害生物に苦しんだということはないが、リーマンショックの年を境に、近隣の生物相が大きく変わった。
 それまで姿を見かけなかった有害獣、猪・アライグマ・ハクビシン・熊・鹿などが大量に人里に現れ、農地を襲いはじめたのだ。

 それまで害獣防除など必要なかった農地が、主に猪によって、のきなみ激しく荒らされて、わが村では猪対策をしなければ農作が不可能になった。私の畑も猪に一晩で全滅させられた。近所では、毎年カボチャを作っていたおばあさんが、とうとう放棄してしまった。

 スイカなどの果物を作れば、ハクビシンやアライグマが大喜びで全滅させる。彼らが現れてから、それまでの野山の主だった、野ウサギ・狸・キジなどがいなくなった。アライグマは凶暴なので、ウサギも猫も食べてしまう。
 だから、農地は見渡す限り、電柵と猪防御用のメッシュ鉄筋の塀で覆われた。我が家も5ミリのメッシュ鉄筋を張り巡らしている。

 メッシュ鉄筋は、1m×2mで350円程度、敷地の周囲に並べて、杭と針金で固定する。杭は必ずコールタールをべた塗りしておかないと1年持たずに腐ってしまう。
 周囲に危険な突起が突き出しているが、これが猪の飛び越えを防止する。子供が遊ぶ場所に設置すべきではない。非常に危険で深刻な事態を招く可能性がある。
 だが、猪侵入を防ぐには電柵より確実だ。電柵は、草が伸びると、すぐ電池が劣化する。安全性を第一義に考えねばならない場所では、電柵以外の選択肢はない。

 同時に、それまで見かけなかったカメムシ・テントウムシダマシなど害虫が大量に現れるようになった。こいつらは、エダマメやピーマンなどを食い荒らす。馬鈴薯や茄子などナス科の野菜を育てるには、農薬がないと事実上、不可能になったのも、この頃だ。
 (カメムシは、昨年から劇的に減少した。理由不明)

 うちの場合は、はるかに深刻で、2011年、フクイチ事故放射能汚染を境に、それまでいなかった目に見えないほど細かいユスリカが膨大に湧くようになった。
 人口3000人のわが村では、2011年事故後、数ヶ月で実に14名もの心不全死者が出た。おそらく、フクイチ事故の短寿命核種の汚染が、元々日本一の高線量ガンマ線地帯だった、この村の人々を選択的に襲ったのではないかと思った。

 このユスリカは、その後劇的に増え、2014年には、このせいで私は間質性肺炎を発症してしまった。呼吸のたびに、ブツブツバリバリと音がするようになり、呼吸機能は以前の半分に落ち、何をするにも息切れがして、一時は人生への積極的な意欲がほぼ失われた。
 家はゴミ屋敷となったが、現在、やっと少しずつ回復している。
 ユスリカの発生は、デミリンという羽化防止剤を使えば抑制できることを知ったのは、深刻な発症後だったが、このおかげで、やっと大発生を抑えることができた。

 ちなみに、間質性肺炎=IPFは、医学常識によれば治癒不能とされて、最長6年程度で死亡することになっているが、7年を経ても私は死なないでいる。しかし、呼吸力は元のレベルには戻らない。ただ苦痛に慣れただけだ。
 たぶん、発症後、呼吸力を取り戻すために、ほぼ毎日、苦しい思いをして山歩きを重ねたことで、死なずにすんでいるのだろうと思っている。間質性肺炎には呼吸トレーニングが絶対不可欠だと知った。
 医療に頼らないことも大きい。私は医者を信用していないので原則行かない。だから全身に4カ所も骨折偽関節を抱えている。

 2015年頃から、毎年、ムカデやマムシ対策を迫られるようになった。ムカデが家に侵入し、ときには布団のなかにまで入り込んで噛まれることがある。
 実は、このブログの動機は、先週、ムカデに噛まれたことからだ。
 ヤツは、玄関の靴の中にいた。気づかずに裸足で履いたら、左足の小指に強い痛みを感じた。それまでも布団のなかで噛まれたことがあったが、比較にならないほど激しい痛みだった。まるで痛風発作が皮膚で起きたみたいだった。
 あわてて脱いで靴の中を見ると、10センチを超えるムカデが鎮座していた。

 何度も噛まれているので、セオリー通りに、すぐに風呂場で45度の湯をシャワーから流して15分ほど患部を洗い続けた。これで痛みは少しだけ和らいだ。患部は二倍くらいに腫れ上がっていた。
 それから常備しているムヒアルファEXを患部に塗った。1時間もしたら痛みと腫れが引いて、「今回はえらく簡単に治ったな……」と安心したのだが甘かった。

 48時間後に、ステロイド剤のリバウンドがやってきた。猛烈な痒みと痛みが復活し、患部が再び腫れ上がった。
 慌てて再びムヒアルファEXを塗りたくったが、今度は痒みが残った。それから硫黄剤を入れた風呂に入り、患部を洗浄したら、痛みが引いた。

 これで一件落着と思ったが、三日後から、またまた猛烈な痒みが襲ってきた。今度はムヒを塗ったが、あまり効果がなかった。
 かくして一週間以上経過したが、まだ痒みが引かない。いったいムカデ毒は、どこまでしつこいのだ。

 ムカデが室内に入ってくる理由は、室外に落葉の堆積があること。湿った場所があり、たくさんの虫が湧いていることだ。これはムカデの繁殖に最高の条件なので、可能ならそれを排除する。ムカデの大好物はゴキブリなので、それを追って入ってくることもある。

 落葉を排除できない場合は、オルトラン粒剤を、落葉の堆積や床下に撒いておく。私はムカデに噛まれる数日前にオルトランを散布していたが、靴の中まで注意が至らなかったのでムカデの侵入を許していた。その靴は半年以上履いていなかったものだ。
 それからというもの、靴には虫除け薬をスプレーするようにしている。

 ムカデは、進入路にハッカなどハーブ臭があると強く嫌う。室内に何度か侵入したムカデにハッカ・ヒノキオール混合をアルコールで薄めたものをかけたら、すぐに死んでしまった。
 だから、戸口には、夜、ハッカ薄め液をスプレーしておくと効果がある。市販のムカデ防除薬(粉剤)を出入口に散布しておくのもよい。室内はハーブ液散布が良い。
 布団への侵入を防ぐには、布団にハッカスプレーをかけるしかない。

 これまで数十回のムカデ侵入と咬傷を体験し、細心の注意を払って防除対策をしてきた私が、再び噛まれたのはショックだった。靴のなかというのは死角だったのだ。
 噛まれた場合は、温水器で45度程度にした熱い湯を15分間かけ続ける。噛まれた表皮に毒があるので、よくもみ洗いをして毒を流す。その後、ステロイド剤を塗るのがセオリーだが、今回、それでも一週間、毒性に苦しむことになった。

 ムカデ咬傷の痛みは、相当なレベルで、痛風や尿路結石に匹敵するかもしれない。農薬を使いたくはないが、落葉のなかにあるムカデの巣を退治するにはオルトランなどの比較的弱毒の農薬しかない。有機リン農薬は健康被害が起きるので使うべきではない。
 オルトランの毒性は一ヶ月くらいで消えるので、年に数回、5月から11月までくり返し散布する必要がある。

 数年前から、裏山での大きな異音に気づいていた。最初は、また猪だろうと思っていたが、メッシュ鉄筋塀を設置してあるので、安心していた。
 私は中津川市の防災メールを受信しているので、市内の火災や動物被害に関心を向けていた。あるとき、熊目撃情報に、私の家の裏山が記載されていることに気づいた。ほんの数百メートル離れた場所での目撃情報だった。

 だが、それで合点がいったことがある。それは臭いだ。熊には独特の獣臭がある。同じ臭いが、我が家の敷地内に残っていたのだ。「これはやばい!」と思った。
 若い頃から、山歩きにおける熊とのニアミスが度々起きていたから、何よりも熊臭に警戒心があった。敷地のなかに、熊が侵入した形跡があることに気づいたのだ。

 夜間、不用意に外に出たなら熊に襲撃される可能性に、心を置かねばならなくなった。
 今のところ、目撃された熊は、若熊で、それほど深刻な事態でもないが、10年ほど前、我が家の向かいの丘で熊が発見されたときは、体重100キロを超える大熊だった。
 岐阜県は、秋田県や岩手県、長野県と並んで熊のメッカのような場所で、県内のいたるところで出没情報がある。
 https://j-town.net/2015/01/08198979.html?p=all

 私は毎日、高峰山の山麓で山歩きをしているのだが、ここでも、たくさんの痕跡を見かけた。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1374.html
 ストックを持参して、カチャカチャと歩いていたら、近くで怯えた熊が吠え声を出したこともある。
 もう山歩きも、日常生活も、熊と折り合いをつけねば成り立たない時代になっている。だから鈴は欠かせない。私はザックに二種類の小型ハンドベルをつけている。遠達性のすぐれた高音の鈴だ。

 これなしで山を歩くのは無理になりつつある。熊侵入と、近所のパンクさせる趣味の悪意親父を防御するため、表には大光量のセンサーライトをつけた。これは泥棒にも効果が高い。以前、工作室に置いてあった高価なアマチュア無線機を盗まれた。犯人の見当はつけているが、近所のひどく挨拶の悪い若者だ。人を責める趣味のある人は危ない。
 田舎暮らしでは、こうしたセンサーライトは必需品になったかもしれない。
 田舎は善人だけがいる場所ではないことを、くれぐれも気にとめて。

 追記、マムシ対策を書き忘れていた。

 我が家の土地は、昔「マムシ平」と呼ばれたほど、マムシが多い土地だ。近所に鳶巣山もある。鳶が多いのはマムシが多いことの裏返しなのだ。
 以前は、ほぼ毎日庭で見かけた。そこで対策を考えた、マムシの嫌いな硫黄臭で防御するため、石灰硫黄合剤を買って、毎日のように湿地や畑に散布した。
 これでマムシが出なくなった。家の周りのコンクリートに沿って移動する習性があるので、基礎には必ず石灰硫黄薄め液を散布しておく。