韓国出生率0・72で過去最低、ソウルは0・55…結婚しない若者増える 2月28日
https://news.yahoo.co.jp/articles/280d8fe34fa426bc07593f17bb5505c3a581b35f
韓国統計庁は28日、2023年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子供の推計人数)が0・72(暫定値)となったと発表した。前年より0・06ポイント下がって過去最低を更新した。
経済協力開発機構(OECD)加盟国でも最低水準で、少子化に歯止めがかからない状況が浮かび上がった。マンション価格高騰や教育費負担、就職難などにより、結婚や出産をしない若者が増えていることが原因とみられる。
全ての市・道で1・0を下回った上、人口の約2割が集中する首都ソウルでは0・55まで下がった。
この日発表された23年10~12月期の出生率は0・65で、四半期別で初めて0・6台を記録した。23年1年間の出生数(暫定値)も前年比7・7%減の23万人で過去最低を記録した。統計庁は、24年の合計特殊出生率は0・7を割る可能性があるとの見方を示した。
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引用以上
韓国「消滅危機」の街で何が起きている? 衝撃の「出生率0.72」 日本の先を行く超少子化社会の現場で 2024年2月29日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/312071
一人の女性が、生涯に産む子供の数が、韓国では平均0.72人となった。子供は大人二人で作るので、国民の数が維持されるためには合計特殊出生率が2.0以上必要であり、もしも出生率1.0なら100年後に、人口は半分になることを意味していて、0.72では100年後に36%になる計算だが、実際には、減少傾向が続くので、100年後には、おそらく現在の10%にも満たない人口が約束されたようなものだ。
簡単にいえば、韓国という国の滅亡が約束された指標である。
「合計特殊出生率」というのは、その年次の15 歳から49 歳までの女子の年齢別出生率を合計したもので、1人の女子が仮にその年次の年齢別出生率で一生の間に子供を生むとしたときの子供の数に相当し、人口動態の出生の傾向をみるときの指標。
実は、日本の出生率も先進国中で著しく低く、1.3台を上下している。
この場合、このままの出生率では、日本の人口は、2120年代には、人口が3000万人以下になっていることを意味する。
実際には、昨年の不可解な超過死亡が、政府発表人口動態統計上で12万人以上、計算次第で40万人にも達しているので、100年後の人口は、はるかに少ない可能性がある。
https://twitter.com/kinoshitayakuhi/status/1762443770153587071
https://twitter.com/JINKOUZOUKA_jp/status/1762374142312292598
この異常な人口減少=統計予測を大きく超過した死亡数の原因は、mRNAワクチンとともに、2011年の放射能汚染による、10年以上とみられる発癌潜伏期間を過ぎたことによる癌死の増加が関係していると私は考える。
ウクライナでは政府系医療団体が、事故から19年後にチェルノブイリ事故による晩発生死者が150万人に達したと報告している。日本では完全に政府が情報を隠蔽している。メディアも一切報道しない。
ウクライナ犠牲150万か/チェルノブイリ原発事故 2005/04/24
https://www.shikoku-np.co.jp/national/international/article.aspx?id=20050424000273
【モスクワ24日共同】23日のタス通信によると、1986年に旧ソ連ウクライナ共和国で起きたチェルノブイリ原発事故の被害者でつくるウクライナの「チェルノブイリ身体障害者同盟」は、事故に関連する同国内の死者が150万人以上に上ったとの調査結果をまとめた。事故発生から19周年となる今月26日を前に公表した。
調査によると、事故で被ばくした人はウクライナ国内で約350万人で、うち120万人が子供だという。ロシア政府によると、同事故による隣国ロシアでの被ばく者は145万人に上っている。
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引用以上
政府による人口推移予測は以下のとおりだが、2011年福島放射能事故の影響を考えれば、この程度ではすまないと考える必要がある。
私は、原発の巨大放射能事故は民族を滅亡させると書いてきたが、放射能の影響は、被曝から40年以上も続くことを忘れてはいけない。
フクイチ事故による死者はゼロと、自民党や保守系団体が主張しているが、真っ赤なウソであり、国民を愚弄する悪質なデマに他ならない。
フクイチ事故は、発生直後に2000名以上を殺害したと私は証明した。
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6020797.html
OECD各国の3年前の出生率は以下のとおりで、人口維持に必要な出生率2.0を超えている国はひとつもない。つまり、人類社会は、滅亡に向けて走っていることになる。
一般に、生活が豊かになれば、子供は増える。貧しくなれば減るというのが人口の秘密である。
韓国や日本で、人口が減っている最大の理由は、若者たちが子供を作れないほど貧しくなっていることを意味している。
その元凶は、国民から需要と消費マインドを奪う消費税にあるというのがケインズ経済学の常識である。(日韓ともに消費税は10%)
日本人が貧しくなった最大の理由は「消費税」2023年11月22日
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6089119.html
ところが岸田文雄は、消費税を廃止すれば、すべての問題が解決するというのに、逆に消費税を19%に大増税することを計画し、消費不況に対しては「供給を増やす」と100年前にケインズが駆逐した「セイの法則」を持ち出した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87
岸田文雄は、経済学に無知蒙昧で100年前の米国資本家の死に絶えた妄想をゾンビのように持ち出して、それで景気が回復すると主張する、信じられないほど知能の低い人物なのだ。
その超無能な人物が、「少子化対策」の名目で、国民から一人毎月1000円を増税して、子供を増やすと宣言し、増税実施に入った。
もちろん、内容を見れば、少子化の本当の原因である若者たちの生活苦を何一つ改善するものはなく、官僚たちの天下り利権を増やすためのものだった。
困窮世帯を援助する意思の存在しない岸田文雄の「子育て支援」2023年10月20日
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6078732.html
実は、少子化は世界的な傾向である。
2021/09/13 「世界中の女性が子供を産まなくなっている」地球規模で進行する少子化の衝撃シナリオ
https://president.jp/articles/-/49555?page=1
人類は滅亡に向かって突っ走っているのだ。それは世界が貧しくなったからだけではない。もっと別の子供を産めない要因があるのだ。
人口が爆発的に増えていた半世紀前には、今よりも、はるかに世界は貧しかった。
しかし、今の方が、豊かなのに子供が増えない理由があるはずだ。
私は、それが放射能汚染や、世界に存在する超悪質なカルト集団(イルミナティ)による「人口削減計画」ではないかと考えている。
人口削減を国家レベルで最初に主張したのは、1974年米国国務長官キッシンジャーだった。彼は当時の世界人口40億人を、5億人以下に削減する必要があると宣言した。
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5932355.html
キッシンジャーは昨年死亡したが、後継者と目されるビルゲイツが、国連のWHOを事実上、買収して、勝手にインドなどでワクチンを子供たちに強制接種した結果、40万人以上が取り返しのつかない障害を負い、多数が死んだ。
インドの庶民を激怒させたビル・ゲイツ...大富豪はこの国に何をした? 2021年7月1日
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/07/post-96619.php
また、中国に生物兵器としての新型コロナウイルスを製造させたのも、ビルゲイツ=ファウチとの指摘がある。
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6077302.html
このように、すでに半世紀以上前に計画されていた「人口削減」が、ビルゲイツらダボス会議の手によって、着実に実行され、確実に人類を滅亡に追い込んでいる可能性が非常に強いのだ。
ビルゲイツらのダボス会議(イルミナティ)は、人口を7億人程度に調節する必要があると公言しているが、いったん人類が人口減少のボーダーラインを超えたなら、おそらく、あらゆる要素が人口減少にしか作用しなくなり、滅亡に向けてひた走ることになる。
ちょうど地球温暖化のボーダーラインと同じで、人口が減り始めたなら、もう誰も止めることができなくなる。
日本の場合は、2011年フクイチ事故による放射能汚染の発癌潜伏期間が10~40年と見込まれていて、現在一斉に発癌イベントが開花するタイミングなのだ。
上の方にリンクしてあるとおり、ウクライナでは20年後に4000万人口中の150万人が放射能汚染による発癌で死亡したと公表された。
日本とウクライナの汚染が同程度と仮定すると、日本では1.2億人中500万人程度が死亡することを意味する。
放射能汚染は、癌の種を被曝した人体に植え付ける。これを発癌イニシエーションと呼ぶ。次に癌の種が発芽し、成長するためには、発癌プロモーションと呼ばれる肥料を与える必要があり、10~20年後に見事に開花して、被曝者を殺すことになる。
プロモーターは、ホルモン異常だったり、医薬品副作用だったりする。
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6002840.html
フクイチ事故は、まさに今、発癌開花を迎えている。これから、もの凄い数の被曝者が死んで行くだろう。これがワクチン接種で加速しているのだ。
そして岸田文雄のように、消費税が日本を滅ぼすことを、まるで理解できない政治家たちが日本を支配するようになっている。
彼らは、優秀さとか、強さとか優生保護の視点で国威発揚しか考えられない「人間のクズ」ばかりだ。自民党ばかりか野党まで同じなのだ。
今、優生保護的視点から自由なのは、「れいわ組」くらいだが、圧倒的少数派であって、国民全体が国威発揚に快感を抱くような状態で保守政権を支持している以上、日本社会は滅亡に向かってひた走るしかないだろう。
誰でも、自分の家を建てるとき、ちゃんとしたトイレや給排水設備や電気供給を優先的に考える。
自分の排泄物を処理できない家に住む人などいないだろう。
だが、原子力産業だけは別だった。彼らは、原子力で大量殺人ができることに興奮して、核兵器製造に夢中になり、その結果できる産業廃棄物=核のウンコを処理する技術開発を無視したまま、地球上でもっとも汚い莫大な汚物を地上に作り出してしまった。
今や、その究極の汚物が、人類の未来を残酷な暗雲で覆ってしまっているのだ。
http://www.hosino.net/essey/list/toirenonai.html
政府も、原子力産業も、本質的で致命的な問題を指摘され、核開発にブレーキがかかることを恐れて、自分たちに都合の悪い情報は絶対に公開しない。
そもそも「平和利用」の影に隠れて原発を運転することで、日本には地球上最大量の40トンを超すプルトニウムが蓄積していることさえ必死になって隠そうとしている。
https://globe.asahi.com/article/12688975
平和利用に名を借りたプルトニウムの備蓄は、70年前、原発を日本に導入した国威発揚大好きな正力松太郎の悲願だった。だから最初に導入した東海一号機は、すでに軽水炉が主流だった時代に、あえてプルトニウム抽出を狙った非効率な黒鉛炉だった。
これを六ヶ所村(当時は人形峠)で再処理して兵器用プルトニウムを備蓄することが目的だった。
その後、日本には54基の原子炉が建設された。そして、1本あたり500Kgの高レベル放射性廃棄物が26000本蓄積された。単純に計算すれば13万トンだ。
これを保守政権の政府は、再処理して兵器用プルトニウムを取り出そうとした。
だが、六ヶ所村では失敗続き。再処理作業に伴って膨大な放射能が放出され、近隣の自治体では、被曝による心不全・心筋梗塞の死者が、3倍、4倍の悲惨な結果を生んでいる。
再掲 原子力発電は事故を起こさなくとも日本人を殺戮している その2 東北 2018年05月10日
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5828328.html
再処理ができてもできなくても、放射能が減ることはない。使用済み核燃料キャスクと再処理後のガラス固化体は、崩壊熱のため発熱を続け、政府が安全と称する「地層処分」(地下数百メートルのトンネル保管)に持って行くために、実は50~500年にわたる地上での強制冷却を続けなければならない。
そもそも、世界の地震大国であり地殻変動王国ともいえる日本列島に、断層活動や地殻変動から安全な土地など皆無なのだ。日本列島では、数千年という単位で見れば、必ず地震活動による地殻の破壊が起きている。
百歩譲って安全な地殻トンネルが確保できたとしても、地下トンネルでは熱の発散ができず、どんどん熱が蓄積してゆくため、廃棄直後の核燃料を入れたなら保管キャスクがメルトダウンして、莫大な放射能が飛散してしまう。
だから水の沸点である100度以下まで地上冷却した後に、はじめて長期保管が可能になる。この100度以下になるまでの地上冷却期間が、ウラン燃料の場合、50年前後、プルトニウムMOX燃料の場合、500年間を必要とするのである。
これほどMOX使用済み核燃料の表冷却期間が超長期にわたる事実を、原子力産業や政府は隠し続けてきた。しかし、九州電力がポロリと漏らして書いてしまった。
https://www.kyuden.co.jp/nuclear_pluthermal_answer_12.html
なぜプルサーマルMOX使用済み燃料に500年という途方もない地表冷却期間が必要なのか?
その理由は、MOX燃料の燃焼利用率が、わずか20%台しかなく、残りの燃えていないプルトニウムが励起されて崩壊熱を発し続けるからだ。
なぜ少ししか燃せないかというと、核分裂を続けるうちに、再処理できない白金族が蓄積してゆくからで、白金族は再処理用の溶解剤である硝酸では溶けない。王水には溶けるが、今度は通常の安全な容器を使うことができない。タンタルや銀製の容器に入れたとしても不安定なのだ。つまり再処理が事実上不可能になってしまう。
さらにMOX核燃料は核分裂が進むうち、非常に不安定で自発核分裂の危険性が高いプルトニウム240も増えてしまう。だから原子炉制御が極めて困難になる。
だからMOXの再処理は絶望的に困難なのだが、自民党政府は兵器用プルトニウム(純度93%以上)の備蓄と核ミサイル開発を狙っているので、未だに放棄せずに再稼働されるすべての原発で、MOX核燃料の利用を電力企業に強要している。
だが、実態は上の九州電力リンクに書かれているとおり、世界中でMOX再処理に成功した国は皆無だ。フランスで12トンが試験的に処理されたが、失敗に終わっている。
日本でもMOX再処理の見通しはゼロだが、自民党政権はなんとしても兵器用プルトニウムが欲しくて、再処理を諦めていない。
六ヶ所村再処理工場は、「もんじゅ」と同じように、一つの成果も出すことなく、やがて放棄される運命なのだが、30兆円の血税を浪費し、超危険で最も汚い核ウンコを莫大に残し、周辺住民に恐ろしい健康障害、多数の死者を残しただけに終わるだろう。
これは最初から「筋悪」の技術的見通しだった。
核廃棄物の排泄物処理が不可能であることは、最初からわかりきっていた。それは「核融合発電」と同じ、実現不可能な妄想だった。
今、多治見などで核融合発電の研究開発を行っている連中も、たぶん一人残らず実現不可能であることを理解しているはずだ。ただ、核融合への妄想を前提にして、自分の職場と収入を確保するためだけにやっている。それは70年の歴史があるが、ただの一度も発電したことがない。
それは物理学の初歩的な原理から定まっている問題だ。核融合の場合は、1億度のプラズマで融合が起きるのだが、1億度を受け止めて発電転化できる容器が理論的にありえないのである。熱伝導物質が全部溶けてしまうわけだ。
核廃棄物処理が不可能であることも同じだ。核兵器や発電を行うことができるのだが、その後発生した最悪の汚いウンコを安全に処理できる物理法則が存在しない。
放射能を無害化する技術など存在しないのだ。そして発熱を抑えることもできない。ひたすら冷やし続けて、冷温化するのを待つしかない。
だが、500年という冷却期間、それを保証してくれる安定政権は存在するのか?
ありえない。ウソばかりつき続けるデタラメな日本政府の寿命など、あと何年あるのだろう?
世界最長の安定政権は、江戸幕府の264年だが、この記録に達することも不可能ではないか?
もし、中国やロシアが日本に攻め入って政府を支配したなら、使用済み核燃料の保証がされるのか? 独裁国家は、民衆の安全などカケラも考えない。使用済み核燃料の破壊から環境放射能汚染が起きるとしても、それを防いでくれるような人間性だったなら、そもそも攻め入ってこないだろう。
500年も強制冷却する間には、とんでもない天変地異も起きるだろう。日本列島が分断されるような地殻変動も起きるかもしれない。
みんな若狭や三陸のリアス式沈降海岸が、長い時間をかけて起きたと思っているかもしれないが、実は一夜で起きた可能性もあるのだ。それが元旦能登大地震の珠洲市における4mの地盤隆起によって示唆された。
こんな凄まじい天変地異が起きたなら、日本各地60カ所に蓄積された高レベル使用済み核燃料は一発アウトだ。たちまち崩壊して日本中を放射能汚染してしまう。
原子力産業関係者は、日本の地盤が安全であると根拠もなく決めつけて、そこに破壊されたなら民族の存亡さえ招くほどの超危険な原子力施設を大量に作り出した。
まともな人間なら、それがやがて子供たちの未来を破滅に追い込む、絶対に作ってはならない恐怖の施設であることを理解したはずだが、彼らは目先のカネに目がくらんで、利権の塊のような原子力施設を続々と建設して、日本の未来を奪い去ったのだ。
目先のカネで安全な未来を悪魔に売り渡した亡国の売国奴たちと断言してもよい。
もう一度聞くが、あなたは自分の家にトイレを作らず、排泄物を平然と積み上げるのだろうか?
私のような落ちこぼれですら、屎尿排泄物はEM菌で処理して、全量畑に流している。悪臭は一切なく、畑の肥料になっている。
だが、屎尿を処理しないまま庭に積み上げて悪臭を放ち続ける大金持ちが、日本の原子力産業だ。
おまけに、その排泄物は、地球上でもっとも危険な始末におえない代物だ。やがて環境汚染が拡大する運命だが、それは子供たちの未来を暗黒に閉ざすものだ。
もう人類の健全な未来は存在しなくなる。本当にマッドマックスの世界が実現してしまうのである。
アマチュア無線家が心待ちにしているサイクル25と呼ばれる太陽活動高揚期のピークが2025年6月に迫っている。
【サイクル25は、2019年12月にスタートした。 黒点数極大値Rmax=95~130、極大年2023~26年との予想が出されている。 極大値Rmax=115(+-10)、極大年2025年6月(+-8か月)となっている。=川口市立科学館】
何が起きるかというと、太陽の黒点活動が非常に活発化して、地球に大量の荷電粒子を送り込む結果、磁場が生成され、地球上空は電離層に覆われる。
すると、普段は、日本とは無線交信できない南極やアフリカ南部や南アメリカ南端地方が、まるで隣にいるように鮮明に交信できるので、アマチュア無線界は大騒ぎになる。
私のように2級アマ免許しかなくとも、世界の果てまで交信ができるので、みんな興奮するのだ。また、テレビのチャンネルが、これまで映らなかった、とんでもない遠方のチャンネルが割り込んでくるし、ラジオをつければ世界中の局が聞こえるようになる。電波通信はてんやわんやの世界になるのだ。
そして荷電粒子や大規模な磁場は、誰も見たこともないほどの絢爛豪華で壮大なオーロラを夜空に展開してくれる。もしX100級フレアが地球軌道を直撃したなら、フィリピンや台湾でも、凄まじいオーロラが展開されるだろう。
だが、そのとき、恐ろしいことが起きる。
太陽フレアで2025年は大規模停電や通信障害も!最悪のシナリオと対策は
https://magazine.saiboupark.jp/technology/108/
かつて、大規模な黒点フレアが地球を直撃したことが数回ある。これはキャリントン事象とかケベック事象とか名付けられて記録されている。
1859年、今から160年あまり前に起きた事態は以下の通り。
https://ja.wikipedia.org/wiki/1859%E5%B9%B4%E3%81%AE%E5%A4%AA%E9%99%BD%E5%B5%90
このとき、X40フレアの生成した強烈な磁場が人間社会に与えた影響は大きいものではなかった。しかし、始まったばかりの電気供給や電信通信が影響を受けて、変圧器や架線が火を噴いたりした。
磁気嵐はオーロラを生成させるだけでなく、地表の金属にまで誘導電流(サージ電流)を生成するからだ。
1989年、35年前にカナダのような高緯度地方で起きたX15クラスのフレアは、地球社会に電気電子機器が普及しはじめていた時代なので、タダではすまなかった。
ケベック地方の変圧器がサージ電流によって破壊され、深刻な停電が起きた。これが、もし厳冬期に起きていたなら、膨大な凍死者を出した可能性がある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/1989%E5%B9%B43%E6%9C%88%E3%81%AE%E7%A3%81%E6%B0%97%E5%B5%90
このとき、宇宙にあったアメリカ通信衛星も破壊された。もし月に向かう有人宇宙船がバンアレン帯を超えて飛行していたなら、搭乗員は放射線障害で全滅しただろうともいわれている。
高緯度地方の変圧器などの通電コイルが、磁場が生成したサージ電流によって被害を受けたが、完全復旧まで1年近くを要したと伝えられている。
実は、X100クラスの太陽フレアは決して珍しいものではなく、10年に一度は放出されているという。しかし、それが地球軌道を襲う確率は、1000分の1程度なので、これまでのところ、X100フレアによる被害は記録されていない。
https://www2.nao.ac.jp/~open-info/engipromo/draftparts_2017/SymEngAstron37all_2017_v2.pdf
だが、もしX100フレアが地球軌道をかすめたなら、何が起きるのかについて考察をしておかないと、人類は終末の日を迎えることになる。
理由は、ケベック大停電が起きた1989年と2024年では、人類が電気電子機器に依存する度合いが桁違いだからだ。
今では、集合住宅の冷暖房は電気しか使うことができず、ガス水道なども、すべてマイコン制御になっているので、それがサージ電流によって破壊されたなら、とてつもない恐ろしい事態になる。
もちろんネットや電話通信も破壊される。細長い線状の金属にサージ電流が乗って、最悪、断線させてしまうからだ。
極細のIC回路もまともにサージ電流に襲われ、コンピュータというコンピュータが破壊される。
ちなみに、以下は7年前の記事だが、巨大太陽フレアと同等の効果を持つEMP爆弾がアメリカ社会を襲ったなら、住民の9割がインフラ崩壊による二次的な被害で死亡するとの、米国防省の試算がある。
北朝鮮の電磁パルス攻撃で「アメリカ国民90%死亡」――専門家が警告 2017年10月26日
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/10/90-9_1.php
あらゆる電線に強力なサージ電流が乗れば、たちまち、それを断線させ、電気電子機器が破壊される。コンピュータはゲームに使われているだけではない。日常生活のあらゆる電子機器に使われている。
それは生活インフラのすべてであり、車や農機、ネット、果ては銀行システム、政府システムを破壊してしまう。今コンピュータが使われていないシステムなど滅多にないからだ。
日本の銀行のあらゆるデータを一括管理しているクラウド施設が沖縄と北海道にある。なぜ4000Kmも離して設けているのかといえば、銀行データクラウドがEMP爆弾で破壊されたなら、一瞬にして、すべての銀行データ、預金も消えてしまうからで、互いに絶えずバックアップを行っているクラウドシステムなのである。
ところが、それはEMP爆弾には通用しても、X100フレアの直撃には通用しない。
もしX3桁フレアが地球を直撃したなら、人類社会のあらゆるデータが消されてしまうと思う必要がある。
X100クラスフレアは10年に一度発生しているのだが、1000回に一回くらいは地球を直撃する可能性がある。そうなれば、地球上の金融データは消滅し、自動車も含めてあらゆる文明成果が灰燼に帰す。もちろん原発管理も不可能になり、すべての原発がメルトダウン大爆発を起こして、人類は一巻の終わりになる。
地球は、太陽フレアによるロシアンルーレットを強要されているのだ。
いつかはロシアンルーレットに実弾が入っていて、人類社会の頭に向かって発射されるのだ。
原発の管理システムをEMPや太陽フレアが直撃して、冷却機能を失って大爆発し、全地球上を取り返しのつかない放射能汚染に巻き込むリスクは、想像より、はるかに高い。
だから、人類の未来を保障したいなら、こんな危ない施設を作っては絶対にいけないのに、大量殺人の妄想にとりつかれた米ソ中仏日の連中が、「死なばもろとも」と、実現してしまっている。
「太陽フレアと同等の効果を持つEMP爆弾」について触れる。
1960年代の、米ソによる大気圏核実験競争のなかで、アメリカは「宇宙核実験」にまで手を出した。
ドミニク作戦という一連の核実験のなかで、宇宙核爆発を「スターフィッシュ計画」という。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%82%AF%E4%BD%9C%E6%88%A6
1962年、ハワイ、ジョンストン島上空400Kmで1メガトンの水爆を爆発させた。これにより、ハワイ全土の電気供給インフラが完全に破壊され、復旧まで数年を要したとされる。幸い、まだコンピュータを扱う時代ではなかったので、影響は電力供給にとどまった。
だが、この実験により、米軍は、宇宙核実験による地上へのダメージが想像以上に恐ろしいものであることを知り、EMP爆弾の開発計画が始まった。
EMP爆弾とは?2018年07月11日
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5828268.html
この核爆弾は、地表から400Km上空の宇宙空間で行われるので、地表の生物への影響は限定的だった。しかし、あらゆる電気電子インフラを破壊することが分かった。
この効果に目をつけた世界中の軍関係者が競ってEMP爆弾の開発に走った。
現在、この爆弾を配備しているのは、米ロに加えてフランス・中国・北朝鮮などだ。北朝鮮が盛んにICBMミサイルをロフテッド軌道で打ち上げている本当の理由は、人体を直接破壊するのではなく、生活インフラを破壊するEMPなら、より安易に使用できると考えているから、必死にEMP打ち上げ能力を開発しているといわれる。
そして2022年、ロシアがウクライナを軍事侵攻して、成果が思わしくないなかで、プーチンは盛んに核兵器の使用を臭わせてきた。
だが、もし大量殺戮を実行すれば、アメリカが黙っていない。必ず報復の世界戦争になりロシアも攻撃されることになる。
だがEMPなら、大量殺戮は起きないが、相手国の戦力を巨大規模で奪うことが可能なのだ。
ロシアは年内に核兵器の宇宙配備も、米国が同盟国に通知 2024年2月21日
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-20/S963Y4DWLU6800
いよいよEMP核爆弾の使用が現実味を帯びてきたと、米国防省が世界に伝えたのだ。これで何が起きるかは、上の方で説明したとおりだ。
EMP爆弾は、通常核兵器に比べて使用のハードルがかなり低い。人を直接殺さないからだ。しかし、インフラ破壊によって数年以内に9割の人々を殺すと米国防省が発表した。
第三次世界大戦では、緒戦に使用されると予想する軍事評論家が多い。電子的な機能に依存した戦闘機のような兵器は、瞬時に使い物にならなくなるからだ。
これをロシアは年内に、宇宙に打ち上げて実戦配備する。大きな理由は、現在ロシアが軍事的に窮地に追い込まれている事情が、イーロンマスクらのスターリンク衛星ネットワークにあると認識しているからだという。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/78866#:~:text=%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B9X%E3%80%81%E5%9C%B0%E7%90%83%E3%81%AE%E8%BF%91%E3%81%8F,%E3%81%AB%E7%AB%8B%E3%81%A1%E4%B8%8A%E3%81%92%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82
EMP宇宙核爆発で、地球軌道にある大半の人工衛星が破壊される。これでロシアは、自国の情報をアメリカに知られることがなくなると考えているようだ。
もちろん、これをロシアが行えば、ほぼ確実に第三次世界大戦に突入するのだが、窮地に追い込まれている独裁者にとっては、人類の将来よりも、自分のメンツだけが第一の価値なので、「死なば諸共」作戦に打って出るのは確実だ。
これは習近平も同じである。
今回、EMP問題を取り上げたのは、ほぼ同等の効果を持つ、巨大太陽フレアについて、2025年をピークに、地球を襲う確率が高いと警告されているからだ。
X100級フレアの地球軌道直撃が起きたとき、日本列島に何が起きるのか、十分に理解しておくことは非常に大切だ。
地球軌道に南向きの磁場が生成され、極地方ほど濃密な磁気嵐が起きて、地表では、あらゆる金属、とりわけ長さを持つコイルというコイルにサージ電流が乗って、もし通電中なら、確実に回線を破損させる。
とりわけ、細い回線であるIC基板など一発だ。現在、ICのお世話になっていない機器を探す方が困難だ。生活の隅々まで入り込んで、生活を支えている。
以下のNHK解説は、せいぜいX20以下の場合であり、X100では想像もできないほどの恐ろしい被害が起きる。
https://www.nhk.or.jp/ashitanavi/article/9506.html#:~:text=%E5%A4%AA%E9%99%BD%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%81%8C%E3%82%82%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%99%EF%BC%93%E3%81%A4%E3%81%AE%E8%A2%AB%E5%AE%B3,-%E5%A4%AA%E9%99%BD%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%81%AB%E3%82%88%E3%81%A3%E3%81%A6&text=%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%81%8C%E5%81%9C%E9%9B%BB%E3%80%81%E9%80%9A%E4%BF%A1%E9%9A%9C%E5%AE%B3,%E3%81%A7%E8%A9%A6%E7%AE%97%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
現代の車も多くがIC制御に依存しているので運転不能になる。農機も同じ、電力供給は数年間不可能になる。水道も電気もガスも止まってしまう。
いわば、生活環境が明治時代に戻ってしまうのだ。
既存の生活インフラ、とりわけ電気に依存しないライフスタイルを、どう作り出すかが、非常に大きな問題となる。
まあ、山奥でのキャンプ生活をイメージすればよい。生活インフラではなく、大自然に依存しながら生き抜く知恵が求められるのだ。
ウンコを拭くのも、温水便座ではなく、頬の葉を使ったりするわけだ。
日本は他国と比べて水利と薪炭のような暖房資材に恵まれているので、他国民よりも生き延びる確率が高くなるだろう。
でも、原発の冷却電源が失われて世界中でメルトダウンが起きれば、何をやっても無駄なので、テント張って、目張りして木炭を炊く以外の選択肢がなくなってしまう。
せめて、原発のような人類の未来を閉ざす設備を廃棄することの大切さを理解してほしい。今、「原発が必要だ」と主張している連中は「人間のクズ=悪魔の代理人」なのだ。
私は、今の生活に満足している。家は自分で100万円のキットハウスを組み立てたものだ。トイレも風呂も浄化槽も自分で作った。
井戸を掘ってもらい、電気を引いてもらったが、内部配線や配管はすべて自分で行った。だからチョロ出しでも対応できない、マイナス10度以下の凍結による水道管破損も、自分で修理できる。
下水は、トイレを含めて自分でEM浄化処理して畑に流している。悪臭など皆無だ。
これ以上の便利な生活は望んでいない。必要にして十分な生活をすでに確保している。とりあえず、望んだライフスタイルの終着駅にいると思っている。
金は余裕がない。年金がひどく少ないからだ。今、手元にあるカネが消えたら、たぶん自分で自分を始末することになるだろう。
それでも後悔はない。どうしたら楽ちんに死ねるかを考えて、すでに思案は定まっている。
10年前に肺線維症を患ってから、やることなすこと息切れの連続で、夜中に息切れで眠れなくなることだけが辛い。
毎日2時間程度の亀のような歩行が、呼吸能力を支えてくれている。息切れのせいで、家の掃除や作業場の片付けも何年も放置したままだが、とりあえず歩くことで、最低限の呼吸能力だけ確保している。
肺線維症は、独特のブツブツバリバリと音をたてる呼吸音が出てから余命は最大5年程度といわれていた。しかし、すでに10年を経過した。情報では、最大延命記録が10年になっている。
たぶん、医療にかかっていたなら、不必要な検査や投薬のせいで、とっくの昔に死んでいた。医療は、病気を治すためのものではないからだ。
私が延命できている理由としては、家族や友人がいないこともある。本当に孤独だから、誰にも邪魔されず、毎日のルーチンワーク=呼吸トレーニングを、自分の必要に応じてこなすことができた。それは毎日7000~10000歩、高低差200mの山道を亀のように歩くことだ。
1990年に100名山を完登した、若い頃の登山経験が強力なアドバンテージとなっている。
病気を悪化させる要因として、同居者や家族の存在も大きいので、本気で病気に立ち向かうために孤独は必要不可欠な条件だと私は思う。
悪化したとき医療体制に頼れないと思う人もいるだろうが、最初から医療など信用していないし、死への覚悟もできているので、急な悪化には、すでに諦めがついているのだ。
トイレに行っても、しゃがんだだけでも息切れしているのに、なぜ山を歩けるのか本当に不思議だ。もちろん歩くときは、水泳競技のように全力で呼吸しなければならないが。
もしも三日も歩かないと、日常生活の息切れは、どんどん激しいものになってゆく。だから土砂降りが続く日が怖い。
私は、とっくに死を覚悟しているので、何も恐れるものがない。
自分を名誉で飾りたいと思うこともない。「人間のクズ」と罵られながら死ぬのも悪くないと思っている。
これまで理不尽な嫌がらせに、たくさん遭ってきて、いずれ復讐してやりたい気持ちはあるし、近所に住む悪意の権化のような泥棒Aとの決着もついてないので、もしかしたら死刑で人生を終えなければならないことも覚悟した。
70歳を過ぎてみて、こんなに長生きできるとは思っていなかったのだが、若い頃は、自分の人生を飾りたい……名誉ある人生を送りたいという雑念に支配されていたのだが、今では、どんな死も、何一つ優劣のない「同じ死」であって、この人生で貯め込んだカルマを来生で返す運命であることを理解している。
カルマが輪廻転生を定めるのだ。これが70年かけて理解した集大成だ。
そして、人生には因果応報の法則が完全無欠に作用する。そのことに確信を持つようになって、私に理不尽、不当な迫害を行った連中にも、必ずカルマの法則が適用されることがわかり、少しは安心することができた。
同時に、私自身が行った理不尽も、完全無欠に自分に還ってきていることに恐怖させられた。
カルマや因果応報について、ついでに書いておくが、これは、自分が生きている世界というものは、自分の心が生み出している幻影であり、茶番劇にすぎないということが原理になっている。
対象的世界は、本当は、自分の心=カルマがすべて作り出しているものだ。このことに気づく人と、最後まで気づかない人がいる。
具体的には、ナチズムを信奉してユダヤ人たちを虐殺した人たちが、死後、生まれ変わるために自分の転生を選んだとき、進んで地獄社会である北朝鮮への転生を選んだと聞いたことがある。
地獄というものは、自分で選んでゆくものだ。放り込まれるものではない。
もう、何十年も前だが、「フランチェッツオの霊界通信」という本が出版されて、当時、私は霊界ものに凝りまくっていたので、すぐに購入して読みふけった。
なんといっても、宜保愛子の活躍していた時代、1980年代、当時、霊界に関心を抱いた人は半端な数ではなかっただろう。
この本は、もしかしたら、霊界通信ものの最高傑作ではないかと当時思った。
https://yosirin.exblog.jp/19259430/
この本のなかに、ローマ法王をはじめとする宗教指導者たちが、死後、どんな状態になっているのか、詳しく書かれていた。現物がないのでうろ覚えだが、宗教指導者として人々にウソを教え続けていた人々は、もちろん地獄に向かうのだが、その行先は「凍結の森」だった。
宗教指導者たちは、自分の語ってきたウソを真実と勘違いしているので、それがウソであることを理解できるまで、自らを正当化する目的で凍結しているのだ。
これを見て、文鮮明や池田大作、そして大川隆法らが、死後どんな事態になっているのか、よく理解できた。
彼らが本当に目覚めるときは、自分の言っていたことがウソだと知ったときなのだが、たぶん、その頃には人類は滅亡しているだろう。
「思ったことが実現する世界」それが霊界である。
死後、自分のカルマを顧みて、それを返せる人生を自分で選ぶのだ。だから、ナチスや、他人に理不尽で無益な死を強要してきた人物、例えば牟田口廉也とか、石井四郎とか、内藤良一とか、ヒトラーとかメンゲレとか、あるいはルターやカルビンたちは、自分の悪行を理解した段階で、自ら進んで地獄に墜ちて、因果応報が完全無欠に作用することになる。
だから生前、悪行を重ねた詐欺師たちは、霊界で人間社会の真実を目にして、自分がどれほど愚かなことをして、他人を苦しめてきたか知った段階で、もしも、生まれ変わって善人の人生を選びたいと思ったなら、北朝鮮のような地獄社会での苦痛を選ぶことになる。加害者だった前世に対し、被害者となる来生を選ぶのである。
なかには、最後まで前世を正当化する霊もいて、そんな霊たちは凍結の森に入って行く。
そうなると、プーチンとか、習近平とか、ネタニヤフたちの死後の運命も恐ろしいものだ。プーチンについては、ルシファーそのものと指摘する人もいるのだが。
たぶんキッシンジャー、ビルゲイツ、アルゴアらも恐ろしい来生が保証されているのだろう。悪人たちは、それにふさわしい運命を自分で選んで歩いてゆくのだ。
どうして完全無欠に清算しなければならない運命の「人間界の悪」が生まれるのかが、今回の課題だ。
冒頭に掲げた、自分の人生への満足があれば、他人を苦しめる動機もない。何の不平不満もなく、静かに生と死を選ぶことができる。
だが、宗教指導者たちも、プーチンも習近平も、普通の人が望みもしない他人をひれ伏させる権威に憧れ、自分の人生を飾ろうとしている。
いったい何が理由で、たくさんの人々を苦しませ、殺しながら自分の権力を拡大し続けようとするのだろう?
彼らには、自分の存在に対する満足が永久に存在しないかのようだ。
果てのない力が欲しい、他者を屈服させたい、他人の苦しみを通じて、際限もない自分の喜びを作りたい。
そんな心の動機を産み出すものは何か? それは競争主義のメカニズだと私は思う。
日本社会は、明治以降、競争主義が持ち込まれた。江戸時代には、競争主義は儒教で序列を教えられた士族に存在した。
しかし、明治政府によって「四民平等」が公布され、学校教育制度が義務として強要されると、学校で教えることは、儒教的序列と、競争によるランク付けだった。
私の時代も、幼い幼稚園の頃から、かけっこ、お絵かき、テストなど、あらゆる教育がランク付けを強要するもので、幼い心に、人間には序列が存在するとすり込ませるものだった。
こうした教育思想の結果、我々は「人間のランキング競争」が人生の目標であるかのようにすり込まれてしまったのだ。
結果、障害者、弱者は疎外され、いじめられる社会がやってきた。
こんな思想が、ドイツ社会では日本以上に強固だったので、「悪しきものを排除する」という優生保護の思想が絶対視され、T4作戦によってドイツの40万人の障害者がガス室に送り込まれて殺害されたのである。
もちろん、日本でも、優生保護法が施行され、まだ1990年代まで障害者は本人の意思を無視して強制断種手術を受けさせられた。
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5828568.html
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5828186.html
ランク上位にある「優秀」な子供を教師や学校体制は持ち上げて、学歴支配社会が成立していった。
落ちこぼれた私のような子供は、死ぬまで落ちこぼれ人生が約束されるようになった。
社会全体は、ランキング上位を目指す競争をするようになった。より上位でなければ存在理由も価値もないと人々が考えるようになった。
日本社会全体が「よりよいもの」でなければ無価値という上昇志向を持ってしまった。
だから「一番でなければダメなんですか? 二番ではダメなんですか?」という議論がインパクトを持った。
だから、米山隆一が、「過疎の地方を集団移転させよ、農業は集約化せよ」、という合理化、金儲け一本槍の主張をするようになった。
「みんなが同じ方向を向き、ランキング競争をしながら、上昇せよ」という思想を強要する社会がやってきて、このため、毎年数十万人の若者たちが、世を悲観して自殺するようになった。
だが、本当に大切なものは、他人の評価する社会的ランキングではない。「自分の人生に満足すること」であり、他人の評価などどうでもよいのだ。
「自分の納得できる世界を、自分自身でどう作り出すことができるのか」が、自分にとっての本当の人生であるはずなのに、他人の評価が、人生を左右し、人間性にまで影響を与えている社会になってしまっている。
私の人生も、ネット上で、ずいぶんひどく嘲笑する連中が少なくないのだが、調べてみると、多くは統一教会系の工作部隊だった。私を「中卒」と嘲笑する静岡の人物は、韓国社会の儒教の影響を強く受けているようだった。
日本には1900年以降、1945年までに300万人もの朝鮮・韓国人が移住してきて、100年以上経た現在では、すでに1000万人近い子孫がいる計算になる。
彼らが持ち込んだ、儒教的序列思想も日本社会の差別に大きな役割を果たしている。
世界一の学歴競争社会といわれるのが韓国だが、日本も、その影響を大きく受けていて、人間の序列を学歴や地位で定めようとする人が少なくない。
本来、江戸期まで日本社会には、競争という概念が少なかった。日本人は、他人を蔑んだり嘲笑したりする差別意識を持った人が少なかった。
しかし、明治維新以降、山県有朋が導入した序列教育主義によって日本社会全体が差別と序列の社会に変化していってしまった。
あらゆる人生の局面に競争が強要されるようになってしまったのだ。
日本は職人社会だった。職人は、使う人に役立つことで自分の技量に満足し、金銭的利益に強い関心を抱く人は少なかった。
しかし、競争社会が持ち込まれてから、「カネにならない仕事はやらない……カネになることがすべて」という資本主義の思想を礼賛する人々が増えていった。
そうして、日本社会は、どんどんと利己主義に染まっていったのだ。そして資本主義が浸透し、今では竹中平蔵によって新自由主義の社会になった。
こんな社会では、すべてが金儲けを基準に判断されることになり、「自分で満足する人生」という価値観を理解できる人々が激減していった。
我々が本当に求めているのは、金儲けの多寡なのか? よりよきモノなのか?
我々が求めているのは、心の平安を得られる、自分自身が満足できる人生ではなかったのか?
私は、米山隆一氏が、能登半島巨大地震に伴って、「過疎地の住民を集団移転させるべき」と発言していることを知ってから、彼の本質に注目してきた。
https://mainichi.jp/articles/20240126/k00/00m/040/382000c
次に、米山氏が、農地の集約=合理化に積極的な発言を行っていることを知った。弱小農業を切り捨て、大規模経営の企業農業に転換すべきという意味だ。
これは自民党の「金がすべて」と信ずる新自由主義者たちに共通する意見でもある。
農地の集約化 2013-03-20
https://ameblo.jp/yoneyone00/entry-12819990560.html
米山隆一とは、どんな人物なのか?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E5%B1%B1%E9%9A%86%E4%B8%80_(%E6%94%BF%E6%B2%BB%E5%AE%B6)
東大卒で医学博士・弁護士という、日本の政治家でも希な高学歴、高能力者で、高知能者の多い、新潟の魚沼・小千谷・長岡地区でも、ずば抜けた格がある。
この地域出身の有名人は、学者とアナウンサーが多い。昔から高IQ地帯であり、かつ美人の産地としても知られていた。
小林麻央のような美女が普通にいる地域だ。櫻井よしこもその一人だった。
櫻井よしこといえば、統一教会支持者でもあり、有本薫や山谷えり子とならんで日本の右翼女性を代表する人物だが、強固な優生保護主義者としても知られている。
桜井は、日本の反LGBT運動の代表的スピーカでもある。
https://www.sankei.com/article/20231109-IBLUNXTZZNGMPE22OXXGUY25IM/
私の知る限りで、美人の産地には、ある共通点がある。それは江戸時代から為政者が優生保護思想に熱心な地域ということだ。
つまり、「優れたものが大好き」なのだ。越後長岡藩では、たぶんだが、城下の女性たちは意図的に美人が集められた。
幕末に、江戸の旗本8万旗といわれた幕府お抱えの高級サラリーマンたちが一斉に職を失うことになり、大挙して家康の拠点だった駿府に向かい、牧之原を拓いて茶の生産を始めた。
江戸の幕臣たちも、身分差別制度のなかで、比較優劣を競い合い、優生保護思想に染まっていた者が多かったので、女性たちが美人揃いだった。
だから、今でも牧之原や島田市では、子孫の婦女子にびっくりするような美人が多い。たぶんだが、広瀬姉妹もそうではないかと思う。次の首相候補、上川陽子もそうだ。
新潟出身の私の母も、祖父の代まで長岡藩牧野家の関係者で、戊辰戦争後の破滅のなかで生活が立ちゆかず新潟市に移動していった。
母も、そこそこの美人で、知能も高かった。女性たちはぱっちりとした目が特徴的だ。母もそうだった。
私は司馬遼太郎の「峠」を読みながら、長岡藩に引導を渡した河合継之介に夢中になって興奮し、80里越に足を伸ばし、峠で熊に吠えられて追い返されたことを思い出す。
人間の容姿や知能の優劣を競うような風土では、必ず「良いものを残して、劣るものを排除する」という優生保護思想が定着することになり、無数の櫻井よしこが産み出されるのだ。
長岡圏というのは、長岡市・小千谷市・魚沼をいうのだが、この地域から米山隆一が登場してきて、際だった「優秀性」を誇っている。
自分を「優秀」であると認定し、その価値を誇るようになると、「優秀なものと、そうでないもの」に序列化する発想が出てくるようになる。
おそらく、誇り高き米山氏にとって、対象的世界が「優れているものと劣っているもの」との序列に見えているように思える。
「集約されない農地は無駄の極みであり、強引にでも集約すべきだ」と思っているのだろうが、これもまた、思い上がった優生保護思想の延長にあることを米山氏は、気づいていないようだ。
「過疎地帯は救済せずに、都市圏に集団移転させるべき」という発想も、私には効率しか見えない新自由主義の優生保護思想に見える。
そこには、「優れていなくとも、故郷を愛して真摯に生きている人々」への同情や連帯という発想は見えない。
米山氏には、劣っていると評されている世界で、それを愛して生きている人々への理解や連帯が見えないのだ。
農地は集約化された機械化と化学管理の農業以外は価値がないかのように見えているのではないか?
農業機械の入らない小さな棚田で、手作りの薬に頼らない自然農業に、何の価値も見いだせていないのではないか?
米山氏には、対象的世界を「優れた価値の高いもの」に変えなければならない、そして「劣ったものを排除しなければならない、という価値観だけしか見えない。
過疎地帯のポツンと一軒家で、土地を愛し、先祖を偲んで必死になって生きている人たちには、何の価値もないと考えているのではないか?
現代日本において、「優れている」ことの基準は、新自由主義の発想では「金になるか」という一点しかない。「金にならないものは悪」なのだ。
だから、過疎地帯への公共交通や公的資金の投入は悪ということになり、私の住む土地も20年前に日8本あったバス便が、今では完全廃止されている。
近い美乃坂本駅までは徒歩3時間半かかる。リニア駅になっても同じことだ。
老人たちは、認知欠陥を口実に運転免許まで取り上げられ病院にさえ行くことができない。ネットで商品を通販購入すればよいと思うだろうが、パソコンやスマホを自在に操れる老人は少ない。
それで、故郷を捨てて、都市に移住せよと米山氏は主張する。しかし、故郷を愛する住民たちは、不便に苦しみながら、そこでの死を選ぶだろう。
米山氏には、それが理解できないのだ。
ヒトラー時代のドイツでは、優れているということの意味は、「国家の価値を示威できるか」ということだった。
だから「お国のために役に立たないもの、そして、金にならないものを排除する」ことが使命であるかのように思い込まされるのだ。
ヒトラーは、障害者を「国に役立たない」と決めつけ、40万人を殺害した。やがて、自分の障害を持った甥御まで殺されたことを知って、その計画を中止した。
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5828384.html
日本のT4作戦 2018年09月28日
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5828186.html
日本でもヒトラーに負けていない。考えようによっては、障害者をガス室で殺戮したナチスよりも、はるかに残酷なことを行った。日本で、国家によって本人の意思を無視して強制的に不妊手術を受けさせられた障害者は数万人に上るのだ。
優生保護法による被害者たちは、未だに苦しみの声を上げ続けている。
9歳の少女に強制不妊手術。かつて日本に実在した残酷な法律 2018.02.01
https://www.mag2.com/p/news/348601
私が、今回、米山隆一批判を行った理由は、この優生保護法の推進者がどのような人物だったかという問題を提起したいからだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%84%AA%E7%94%9F%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E6%B3%95
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5828384.html
1948~1996年まで存在した優生保護法によって、障害者は自分の意思を無視され、強制的に断種手術を受けさせられ、生殖機能を奪われた。
この法律の推進者は、主に、野党、日本社会党の馬島偶・加藤シヅエ・福田昌子・太田典礼そして市川房枝もそうだった。
ただし、保守系議員による優生保護は、「障害者のように劣っている者は断種せよ」というナチス的発想だったのに対し、野党側の優生保護思想は、女性の堕胎の自由を保障せよという意味だったから、かなり違う。
だが、優生保護法が制定されて、実際に障害者が強制断種を受けた結果には、加藤シズエ、福田昌子らは大きな責任を負わねばならない。彼女らは、死後、地獄に堕とされているかもしれない。
なぜ、こんな一人一人の人生を無視した、個人の人生よりも国家の権益を優先させるファッシズム的発想が社会を席巻していたかといえば、戦前からの天皇国家主義の洗脳が戦後も強力に残っていたからだ。
「個人の人生は、国家(集団)のもの」という洗脳から人々が解放されるには、1970年代の人間解放運動まで待たなければならなかった。そして、それを受けて、個人主義(利己主義)によるバブル時代が始まったのである。
だが、その人間解放が叫ばれている最中に、障害者たちは強制断種を受けさせられていたのだ。
実は日本だけではない。カナダやフィンランド、豪州などでも、それは実行された。
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827799.html
「個人の人生は国家のもの」という国家主義、集団主義の呪いが、戦後も広く世界を覆っていた。
それでは、現在、そうした集団主義による人権侵害はなくなったのかといえば、決してそうではない。
「お国のために……」という発想は、櫻井よしこ、有本香らの発言にプンプン漂っている。
私が今回、米山隆一批判を書いた理由も、米山の価値観が、過疎の山村に住んでいる人の人生、世界観を無視して、経済的合理性のために、集団移転させよと発言したり、小さな昔ながらの土着農業を不合理と決めつけて、合理的な集約農業に変えよと、金儲けだけを前面に出した発言を行っていて、それが彼の持つ優生保護思想から生み出されている真実を明らかにしたいと思ったからだ。
米山隆一が、今、優生保護法を前にしたなら、個人の人権を大切にするよりも、国家の合理性をタテに、不合理なもの、弱者を排除せよという姿勢を見せることが明らかだ。
これは米山の優秀さへの自己満足や、彼の人間性から生まれているものだから、米山の「優れ主義」を否定することは、彼の人生と価値観を真正面から否定することになり、彼が承服するわけがないのだ。
米山隆一は全体主義者である。つまりファッシストだ。弱者を排除する人物だ。
だが、私自身が弱者だし、誰にも支配されない、誰の価値観に強いられるでもない、自由な私の人生を全うしたい。
熊やカモシカの出る、バス便のない過疎地帯で、鉄道を利用するために駅まで3時間半歩く生活を、私は愛している。誰にも、「不便で気の毒な生活」などと言われたくない。
私は、金もないから、金の枯渇が命の枯渇になるのだが、最後は、自分の意思で自分を始末したいと思っている。そのことに後悔するつもりなどない。
ただ、「優秀な人物」が、これを「劣っている」と認定し、強制排除、廃止させる社会に命をかけて反対するつもりだ。私自身の世界は、十分に豊かで満足のゆくものだから心配してもらわなくともよい。