1980年代、パレスチナのイスラエルに対する抵抗運動を主導していたのは、PLOアラファト議長だった。
アラファトは、イスラエルに侵略されたパレスチナ国の創立に尽力した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%8A%E5%9B%BD
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%8A%E8%A7%A3%E6%94%BE%E6%A9%9F%E6%A7%8B
PLOは、当時過激派といわれたPFLPよりも穏健な抵抗組織であり、戦前からのユダヤ人入植者に対しては寛容な姿勢だった。
だが、戦後、イスラエル建国とともに、武器を用いて先住民であるパレスチナ住民を攻撃し、排除していた入植者に対しては、激しく争った。
怒れる若者たちはPFLPに加入したが、穏健なパレスチナの有力者たちはPLOに組織された。イスラエルは、PLOとPFLPを排除することに苦心していた。
イスラエル建国時に、大挙して欧州から押し寄せたユダヤ人たちに土地を奪われたり家族を殺されたりした人々の代表的な組織がPFLP(パレスチナ解放人民戦線)だった。
PFLPは日本の赤軍派など、世界の過激組織と連携し、1972年には、岡本公三によるテルアビブ空港テロ事件が起きた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%83%93%E3%83%96%E7%A9%BA%E6%B8%AF%E4%B9%B1%E5%B0%84%E4%BA%8B%E4%BB%B6
この事件はイスラエル政府に強烈なショックを与え、モサドと言われる秘密諜報軍事組織を世界最大最強のスパイ組織に育て上げるきっかけになった。
日本政府はモサド構成員を二千人としているが、事実はその10倍以上である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB%E8%AB%9C%E5%A0%B1%E7%89%B9%E5%8B%99%E5%BA%81
当時、私の知人も赤軍派関係者だったので、ベ平連シンパだったにすぎない私自身もモサドに連携した公安にマークされ、日常的監視や郵便物の窃盗被害など嫌がらせを受けた。私自身は、赤軍派には何一つ関係なかったが「人民新聞」の読者だったのだ。
私は、このこともあって、強いノイローゼを発症し、それから20年近く精神的なトラブルに苦しんだ。当時のことは記憶から消えてしまっていて、司法書士試験に落ちたり、人間関係が破綻したり、散々な目に遭った。
私がPFLPを支持した理由は、イスラエルの先住民パレスチナ人を射殺したり無条件に追い出したりの、あまりの理不尽な人権破壊に強烈な怒りを覚えたからで、岡本公三のテロを英雄視するような感情もあった。
以来、私はイスラエルという国に強い関心を持ち、その本当の意味が旧約聖書「契約の地」=約束の地にあることを知った。
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827697.html

上の概念図、北はユーフラテス川から南はナイル川までの広大な土地こそ、旧約聖書創世記に描かれたアブラハムがエホバ(ヤハウェ)に約束されたイスラエル人の土地であって、すべてのユダヤ人(ユダヤ教徒)は、この土地に帰還する義務を負っているというのが「シオニズム」である。
ナチスのユダヤ人600万人ホローコストも、実は、欧州の金貸しとして、ぬくぬく座布団に居座り、シオンへの帰還義務を忘れたユダヤ人たちを、殺戮の恐怖によって無理矢理、イスラエルに帰還させるための陰謀だったと考えることが、もっとも合理的である。
https://ameblo.jp/tokaiama20/entry-12693426593.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%84%E6%9D%9F%E3%81%AE%E5%9C%B0
これを理解できないで、イスラエル建国の意味を知ることはできない。また中東で次々に起きている恐ろしい事件の意味も知ることはできない。
ユダヤ人にとっての「シオニズム」が、世界史的な事件、例えばナチスホローコスト、イスラエル入植、ガザの檻、中東戦争、911テロやイラク侵攻、イスラム国、ベイルート巨大爆発など、中東に関係する大半の事件に、モサドが関わっていることを知った。
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5833659.html
こうしたシオニズムとモサドの知識を前提にして、今回のハマス越境軍事侵攻事件を語る必要がある。
ウィキより引用 ハマスとは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B9
1980年代、アラファト議長が指揮するパレスチナ解放機構 (PLO) の影響力を排除した民衆レベルでの対イスラエル抵抗組織として設立された。
ハマスとPLOの対立関係を見たイスラエル政府は、ハマスがPLOに対抗する勢力となることを期待して秘密裏に援助を行っていた。
(アマ註=ハマスはイスラエル政府=モサドが作った組織だったのである)
1990年代にPLOがイスラエルとの和平交渉を開始すると、ハマスはこれに強く反対し、対イスラエル強硬派の支持を得た。
(アマ註=突然、ハマスは強硬姿勢に転じ、テロ活動を行うようになったが、ハマスがミサイル1発を打ち込むと、10発をガザに打ち込んだ。ハマスのミサイルは全部撃ち落とされイスラエルに被害はなかった。つまり、ハマスはモサドのコントロール下にあった)
1995年の右派イスラエル青年によるラビン首相の暗殺、和平交渉におけるアラファト議長の強硬姿勢、そして2000年のリクードのアリエル・シャロン党首による岩のドーム訪問をきっかけとして、第2次インティファーダが開始されると、ハマスは自爆攻撃やロケット弾を用いたイスラエル国防軍および市民へ攻撃を開始した。
(アマ註=イスラエルへの被害は少なかった。なぜか政府や議会、要人への攻撃は行われなかった)
ハマスは草の根の民衆支援への評価、和平交渉の破綻、ファタハの率いるパレスチナ自治政府への不満などを背景に、2004年12月に行われたパレスチナ地方議会選挙において過半数の議席を獲得。
さらに2006年1月のパレスチナ評議会選挙でも定数132の議席中で76議席を獲得するなど圧勝した。同年3月29日にハマースのハニーヤがパレスチナ政府首相に任命された。
多数の西側諸国はハマスをテロリズム団体に指定しており、ハマスの政権参加を機にパレスチナ政府への支援を停止した。日本は世界食糧計画などを介した形で同年7月に再開している。
ハマスは政権参加後はおおむね停戦を守っていると指摘されていた。2000年から2006年11月3日までの、パレスチナ側とイスラエル側の犠牲者数の比率は39:10である。しかし、2006年は258:10で3月のハマスの政権参加後に限ると762:10にまで差が広がった。
一方でイスラエル情報機関の元長官は、分離壁の建設によって自爆攻撃を90%阻止したことが原因であるとしている。
現在の最高指導者は政治局議長のハーリド・マシャアルである。2007年5月21日にイスラエルのアビ・デヒテル警察長官(警察相)は「見つけ次第、軍は彼を片づける」とマシャアルが暗殺の目標となっていることを明らかにしている。
ハニーヤ首相についても、「(イスラエルに対する)攻撃命令を出している者の中にハニーヤが連なっているならば、彼も正当な(暗殺の)標的となる」としている。
2007年6月12日にハマスはガザ地区を武力占拠し、2006年の総選挙後に形成されていたファタハとの連立政権は崩壊した。
現在に至るまでガザ地区はハマスが、ヨルダン川西岸地区はファタハが事実上支配している。
評議会ではハマースが過半数を占めているため、ファタハは、非常事態宣言を発令することで合法的に政権を維持している。
ハマスはハニーヤ内閣が正当政府であるとして、閣僚を任命し自治政府を組織しているが、イランやシリア以外の国際社会はファタハによる政府を承認している。ハマスは連立政権時代に自制していたカッサームロケット砲によるイスラエル領内への攻撃を再開。これに対してイスラエル国防軍は2008年からガザを攻撃した。
イスラエルはガザ地区への攻撃と並行して、病気治療のためイスラエル入国を申請したガザ地区住民に対し内通者(スパイ)になるよう要求するなど、ガザ地区での情報提供者の勧誘を続けている。
2009年にハマスは少なくとも17人を内通を理由として処刑したとされる。2010年にはハマス幹部ハサン・ユーセフの息子でキリスト教徒であるムスアブ・ハサン・ユーセフがイスラエルのスパイであったことを告白し、ハマスとイスラム教を批判する手記を出版して反響を呼んだ。
2010年1月20日に軍事部門創設者マフムード・マブフーフがアラブ首長国連邦のドバイのホテルで暗殺された。犯人の姿がホテルの監視カメラに映っており、イギリス、フランス、オーストラリアなどの偽造パスポートを所持して入国したイスラエルのモサド工作員による犯行であると断定された。
イスラエル側はハマスへの攻撃を「芝刈り」と称している。「芝」であるハマスが伸びすぎないよう、定期的に攻撃して「刈る」が、根絶やしにしてより過激な組織が台頭しても困るというわけである。
シリア、イランはハマスに対して支援を行っていると指摘されていた。両国はハマースに対して軍事面でも協力しており、最大の支援国であった。2011年から始まったシリア内戦でアサド政権との関係が悪化したことからシリアとの関係は凍結状態となり、イランからの支援も減少している。
********************************************************
一部引用以上
ハマスは、元々、イスラエル・モサドが、PLOとPFLPなど過激組織を封じ込めるためにガザにスパイを送り込んで、資金援助して作らせた組織である。
ハマスはシャロンの子供
https://larouchepub.com/pr/2001/2850arafat_on_hamas.html
過去の過激活動、イスラエルへのミサイル攻撃は、ほとんど被害を与えず、90~100%が迎撃破壊されている。完全なヤラセ攻撃ばかりだったのだ。
ミサイルの迎撃率90%なんて、理論的にありえない数字なのだ。
https://www.jfss.gr.jp/article/1527
しかし、これを口実に、イスラエルはガザへの軍事攻撃を重ね、住民を殺戮してきた。
2008~2009年のガザ攻撃では、1300人以上の一般市民が殺戮されたが、肝心のハマス戦闘員の被害は少なかったといわれる。
イスラエルはこうした偽旗作戦の攻撃を「芝刈り」と呼んでいる。ハマスは、イスラエルのガザへの軍事侵攻の口実作りに使われてきたのである。
今回の攻撃で、ガザ市民2000名近くが殺害されたといわれる。
さらに、これから地上作戦が行われるので、もの凄い数の死者が約束されている。犠牲者の大半が、ハマス戦闘員ではなく、普通の市民なのだ。
これはガザを殲滅し、パレスチナ先住民を外国に追い出す偽旗作戦なのである。
今回、世界最大最強のスパイ組織モサドが担ってきたガザ包囲網が、ハマス侵攻のときに限って空っぽだった。これに強烈な違和感があると、元モサド構成員の女性がツイッターで述べている。モサドは、世界一苛酷な規律を持った諜報組織であって、抜け穴などありえないのだ。
https://twitter.com/w2skwn3/status/1711708668574712051
上のリンクで、「ガザ監視網が空白だったなど絶対にありえない」と強く語っている。
イスラエル、モサドは、ガザの監視のために、もの凄い資金と人員を配置しているのだ。そして、ハマスの生け贄にされ殺された市民たちは、何者だったのか?
ネタニヤフ首相は、7月、政府に対する裁判所の関与を排除する新しい法律を強行採決させた。
裁判所が不法と判断した政府の政策を無効にすることを、政府が拒絶できるというものだ。
イスラエル、司法改革法案を可決 激しい抗議行動が続くなか BBC 2023年7月25日
https://www.bbc.com/japanese/66297606
イスラエルの国会は24日、政府に対する裁判所のチェック機能を弱める法案を可決した。法案は国民の強い反発を招き、可決を阻止しようと大規模な抗議行動が起きていた。
今回の法案は、最高裁判所が不合理と判断した政府の行為を、無効にできないようにする内容となっている。
イスラエルでは、裁判所の権限を縮小しようとする改革が、激しい議論を引き起こしている。今回の法案は、そうした一連の司法改革の中で最初に可決された。
この改革をめぐってイスラエルでは、過去最大規模の抗議行動が起きている。反対派は、民主主義国家としてのイスラエルを危うくすると訴えている。
政府は、権力の不均衡を正すために必要な措置だと主張。ここ数十年、裁判所が政治判断への介入を強めてきたとしている。
「合理性」法案と呼ばれる今回の法案は、賛成64、反対0で可決された。野党は最終投票をボイコットした。
野党指導者のヤイル・ラピド氏はクネセト(国会)で、この動きを「イスラエルの極端な少数派が、多数派を乗っ取った」と批判した。
一 方、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、裁判所の独立性は保たれると主張。「国民の多数派の決定に沿った政策を遂行する」ため、必要な法案だと述べた。
この日の可決で、長期の混乱は必至だ。イツハク・ヘルツォグ大統領は政治指導者らに対し、イスラエルが「国家非常事態にある」と警告した。
***********************************************************
引用以上
イスラエルの青年たちは、ネタニヤフの司法私物化に対して激烈な抗議活動を展開していた。
https://www.nhk.jp/p/catchsekai/ts/KQ2GPZPJWM/blog/bl/pK4Agvr4d1/bp/pwLgglNvBE/
その主役たちこそ、今回、音楽祭でハマスによって虐殺された若者たちだったのだ。イスラエルに侵攻し、市民を虐殺したハマス兵士たちが、反撃されて殺されたという報道は、ほとんどない。
おそらく2008年と同じように、ハマス自体には反撃被害がほとんど発生しないのだろう。
彼らが音楽祭で始末した市民の多くが、ネタニヤフへの抗議活動家たちだった。
今回の事件は、背後で指揮している人物が、ネタニヤフ極右勢力であることは、ほぼ間違いないだろう。
アラファトは、イスラエルに侵略されたパレスチナ国の創立に尽力した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%8A%E5%9B%BD
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%8A%E8%A7%A3%E6%94%BE%E6%A9%9F%E6%A7%8B
PLOは、当時過激派といわれたPFLPよりも穏健な抵抗組織であり、戦前からのユダヤ人入植者に対しては寛容な姿勢だった。
だが、戦後、イスラエル建国とともに、武器を用いて先住民であるパレスチナ住民を攻撃し、排除していた入植者に対しては、激しく争った。
怒れる若者たちはPFLPに加入したが、穏健なパレスチナの有力者たちはPLOに組織された。イスラエルは、PLOとPFLPを排除することに苦心していた。
イスラエル建国時に、大挙して欧州から押し寄せたユダヤ人たちに土地を奪われたり家族を殺されたりした人々の代表的な組織がPFLP(パレスチナ解放人民戦線)だった。
PFLPは日本の赤軍派など、世界の過激組織と連携し、1972年には、岡本公三によるテルアビブ空港テロ事件が起きた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%83%93%E3%83%96%E7%A9%BA%E6%B8%AF%E4%B9%B1%E5%B0%84%E4%BA%8B%E4%BB%B6
この事件はイスラエル政府に強烈なショックを与え、モサドと言われる秘密諜報軍事組織を世界最大最強のスパイ組織に育て上げるきっかけになった。
日本政府はモサド構成員を二千人としているが、事実はその10倍以上である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB%E8%AB%9C%E5%A0%B1%E7%89%B9%E5%8B%99%E5%BA%81
当時、私の知人も赤軍派関係者だったので、ベ平連シンパだったにすぎない私自身もモサドに連携した公安にマークされ、日常的監視や郵便物の窃盗被害など嫌がらせを受けた。私自身は、赤軍派には何一つ関係なかったが「人民新聞」の読者だったのだ。
私は、このこともあって、強いノイローゼを発症し、それから20年近く精神的なトラブルに苦しんだ。当時のことは記憶から消えてしまっていて、司法書士試験に落ちたり、人間関係が破綻したり、散々な目に遭った。
私がPFLPを支持した理由は、イスラエルの先住民パレスチナ人を射殺したり無条件に追い出したりの、あまりの理不尽な人権破壊に強烈な怒りを覚えたからで、岡本公三のテロを英雄視するような感情もあった。
以来、私はイスラエルという国に強い関心を持ち、その本当の意味が旧約聖書「契約の地」=約束の地にあることを知った。
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827697.html

上の概念図、北はユーフラテス川から南はナイル川までの広大な土地こそ、旧約聖書創世記に描かれたアブラハムがエホバ(ヤハウェ)に約束されたイスラエル人の土地であって、すべてのユダヤ人(ユダヤ教徒)は、この土地に帰還する義務を負っているというのが「シオニズム」である。
ナチスのユダヤ人600万人ホローコストも、実は、欧州の金貸しとして、ぬくぬく座布団に居座り、シオンへの帰還義務を忘れたユダヤ人たちを、殺戮の恐怖によって無理矢理、イスラエルに帰還させるための陰謀だったと考えることが、もっとも合理的である。
https://ameblo.jp/tokaiama20/entry-12693426593.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%84%E6%9D%9F%E3%81%AE%E5%9C%B0
これを理解できないで、イスラエル建国の意味を知ることはできない。また中東で次々に起きている恐ろしい事件の意味も知ることはできない。
ユダヤ人にとっての「シオニズム」が、世界史的な事件、例えばナチスホローコスト、イスラエル入植、ガザの檻、中東戦争、911テロやイラク侵攻、イスラム国、ベイルート巨大爆発など、中東に関係する大半の事件に、モサドが関わっていることを知った。
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5833659.html
こうしたシオニズムとモサドの知識を前提にして、今回のハマス越境軍事侵攻事件を語る必要がある。
ウィキより引用 ハマスとは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B9
1980年代、アラファト議長が指揮するパレスチナ解放機構 (PLO) の影響力を排除した民衆レベルでの対イスラエル抵抗組織として設立された。
ハマスとPLOの対立関係を見たイスラエル政府は、ハマスがPLOに対抗する勢力となることを期待して秘密裏に援助を行っていた。
(アマ註=ハマスはイスラエル政府=モサドが作った組織だったのである)
1990年代にPLOがイスラエルとの和平交渉を開始すると、ハマスはこれに強く反対し、対イスラエル強硬派の支持を得た。
(アマ註=突然、ハマスは強硬姿勢に転じ、テロ活動を行うようになったが、ハマスがミサイル1発を打ち込むと、10発をガザに打ち込んだ。ハマスのミサイルは全部撃ち落とされイスラエルに被害はなかった。つまり、ハマスはモサドのコントロール下にあった)
1995年の右派イスラエル青年によるラビン首相の暗殺、和平交渉におけるアラファト議長の強硬姿勢、そして2000年のリクードのアリエル・シャロン党首による岩のドーム訪問をきっかけとして、第2次インティファーダが開始されると、ハマスは自爆攻撃やロケット弾を用いたイスラエル国防軍および市民へ攻撃を開始した。
(アマ註=イスラエルへの被害は少なかった。なぜか政府や議会、要人への攻撃は行われなかった)
ハマスは草の根の民衆支援への評価、和平交渉の破綻、ファタハの率いるパレスチナ自治政府への不満などを背景に、2004年12月に行われたパレスチナ地方議会選挙において過半数の議席を獲得。
さらに2006年1月のパレスチナ評議会選挙でも定数132の議席中で76議席を獲得するなど圧勝した。同年3月29日にハマースのハニーヤがパレスチナ政府首相に任命された。
多数の西側諸国はハマスをテロリズム団体に指定しており、ハマスの政権参加を機にパレスチナ政府への支援を停止した。日本は世界食糧計画などを介した形で同年7月に再開している。
ハマスは政権参加後はおおむね停戦を守っていると指摘されていた。2000年から2006年11月3日までの、パレスチナ側とイスラエル側の犠牲者数の比率は39:10である。しかし、2006年は258:10で3月のハマスの政権参加後に限ると762:10にまで差が広がった。
一方でイスラエル情報機関の元長官は、分離壁の建設によって自爆攻撃を90%阻止したことが原因であるとしている。
現在の最高指導者は政治局議長のハーリド・マシャアルである。2007年5月21日にイスラエルのアビ・デヒテル警察長官(警察相)は「見つけ次第、軍は彼を片づける」とマシャアルが暗殺の目標となっていることを明らかにしている。
ハニーヤ首相についても、「(イスラエルに対する)攻撃命令を出している者の中にハニーヤが連なっているならば、彼も正当な(暗殺の)標的となる」としている。
2007年6月12日にハマスはガザ地区を武力占拠し、2006年の総選挙後に形成されていたファタハとの連立政権は崩壊した。
現在に至るまでガザ地区はハマスが、ヨルダン川西岸地区はファタハが事実上支配している。
評議会ではハマースが過半数を占めているため、ファタハは、非常事態宣言を発令することで合法的に政権を維持している。
ハマスはハニーヤ内閣が正当政府であるとして、閣僚を任命し自治政府を組織しているが、イランやシリア以外の国際社会はファタハによる政府を承認している。ハマスは連立政権時代に自制していたカッサームロケット砲によるイスラエル領内への攻撃を再開。これに対してイスラエル国防軍は2008年からガザを攻撃した。
イスラエルはガザ地区への攻撃と並行して、病気治療のためイスラエル入国を申請したガザ地区住民に対し内通者(スパイ)になるよう要求するなど、ガザ地区での情報提供者の勧誘を続けている。
2009年にハマスは少なくとも17人を内通を理由として処刑したとされる。2010年にはハマス幹部ハサン・ユーセフの息子でキリスト教徒であるムスアブ・ハサン・ユーセフがイスラエルのスパイであったことを告白し、ハマスとイスラム教を批判する手記を出版して反響を呼んだ。
2010年1月20日に軍事部門創設者マフムード・マブフーフがアラブ首長国連邦のドバイのホテルで暗殺された。犯人の姿がホテルの監視カメラに映っており、イギリス、フランス、オーストラリアなどの偽造パスポートを所持して入国したイスラエルのモサド工作員による犯行であると断定された。
イスラエル側はハマスへの攻撃を「芝刈り」と称している。「芝」であるハマスが伸びすぎないよう、定期的に攻撃して「刈る」が、根絶やしにしてより過激な組織が台頭しても困るというわけである。
シリア、イランはハマスに対して支援を行っていると指摘されていた。両国はハマースに対して軍事面でも協力しており、最大の支援国であった。2011年から始まったシリア内戦でアサド政権との関係が悪化したことからシリアとの関係は凍結状態となり、イランからの支援も減少している。
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一部引用以上
ハマスは、元々、イスラエル・モサドが、PLOとPFLPなど過激組織を封じ込めるためにガザにスパイを送り込んで、資金援助して作らせた組織である。
ハマスはシャロンの子供
https://larouchepub.com/pr/2001/2850arafat_on_hamas.html
過去の過激活動、イスラエルへのミサイル攻撃は、ほとんど被害を与えず、90~100%が迎撃破壊されている。完全なヤラセ攻撃ばかりだったのだ。
ミサイルの迎撃率90%なんて、理論的にありえない数字なのだ。
https://www.jfss.gr.jp/article/1527
しかし、これを口実に、イスラエルはガザへの軍事攻撃を重ね、住民を殺戮してきた。
2008~2009年のガザ攻撃では、1300人以上の一般市民が殺戮されたが、肝心のハマス戦闘員の被害は少なかったといわれる。
イスラエルはこうした偽旗作戦の攻撃を「芝刈り」と呼んでいる。ハマスは、イスラエルのガザへの軍事侵攻の口実作りに使われてきたのである。
今回の攻撃で、ガザ市民2000名近くが殺害されたといわれる。
さらに、これから地上作戦が行われるので、もの凄い数の死者が約束されている。犠牲者の大半が、ハマス戦闘員ではなく、普通の市民なのだ。
これはガザを殲滅し、パレスチナ先住民を外国に追い出す偽旗作戦なのである。
今回、世界最大最強のスパイ組織モサドが担ってきたガザ包囲網が、ハマス侵攻のときに限って空っぽだった。これに強烈な違和感があると、元モサド構成員の女性がツイッターで述べている。モサドは、世界一苛酷な規律を持った諜報組織であって、抜け穴などありえないのだ。
https://twitter.com/w2skwn3/status/1711708668574712051
上のリンクで、「ガザ監視網が空白だったなど絶対にありえない」と強く語っている。
イスラエル、モサドは、ガザの監視のために、もの凄い資金と人員を配置しているのだ。そして、ハマスの生け贄にされ殺された市民たちは、何者だったのか?
ネタニヤフ首相は、7月、政府に対する裁判所の関与を排除する新しい法律を強行採決させた。
裁判所が不法と判断した政府の政策を無効にすることを、政府が拒絶できるというものだ。
イスラエル、司法改革法案を可決 激しい抗議行動が続くなか BBC 2023年7月25日
https://www.bbc.com/japanese/66297606
イスラエルの国会は24日、政府に対する裁判所のチェック機能を弱める法案を可決した。法案は国民の強い反発を招き、可決を阻止しようと大規模な抗議行動が起きていた。
今回の法案は、最高裁判所が不合理と判断した政府の行為を、無効にできないようにする内容となっている。
イスラエルでは、裁判所の権限を縮小しようとする改革が、激しい議論を引き起こしている。今回の法案は、そうした一連の司法改革の中で最初に可決された。
この改革をめぐってイスラエルでは、過去最大規模の抗議行動が起きている。反対派は、民主主義国家としてのイスラエルを危うくすると訴えている。
政府は、権力の不均衡を正すために必要な措置だと主張。ここ数十年、裁判所が政治判断への介入を強めてきたとしている。
「合理性」法案と呼ばれる今回の法案は、賛成64、反対0で可決された。野党は最終投票をボイコットした。
野党指導者のヤイル・ラピド氏はクネセト(国会)で、この動きを「イスラエルの極端な少数派が、多数派を乗っ取った」と批判した。
一 方、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、裁判所の独立性は保たれると主張。「国民の多数派の決定に沿った政策を遂行する」ため、必要な法案だと述べた。
この日の可決で、長期の混乱は必至だ。イツハク・ヘルツォグ大統領は政治指導者らに対し、イスラエルが「国家非常事態にある」と警告した。
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引用以上
イスラエルの青年たちは、ネタニヤフの司法私物化に対して激烈な抗議活動を展開していた。
https://www.nhk.jp/p/catchsekai/ts/KQ2GPZPJWM/blog/bl/pK4Agvr4d1/bp/pwLgglNvBE/
その主役たちこそ、今回、音楽祭でハマスによって虐殺された若者たちだったのだ。イスラエルに侵攻し、市民を虐殺したハマス兵士たちが、反撃されて殺されたという報道は、ほとんどない。
おそらく2008年と同じように、ハマス自体には反撃被害がほとんど発生しないのだろう。
彼らが音楽祭で始末した市民の多くが、ネタニヤフへの抗議活動家たちだった。
今回の事件は、背後で指揮している人物が、ネタニヤフ極右勢力であることは、ほぼ間違いないだろう。