goo blog サービス終了のお知らせ 

gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

 冤罪で処刑されてしまった久間三千年さんの再審を裁判所が絶対に認めない理由

2018年07月30日 | 未分類
飯塚事件再審認めず=元死刑囚側の抗告棄却-福岡高裁



https://www.jiji.com/jc/article?k=2018020600142&g=soc



飯塚事件の再審請求即時抗告審で、福岡高裁に入る弁護団=6日午前、福岡市



 福岡県飯塚市で1992年、女児2人が殺害された「飯塚事件」で、殺人罪などで死刑が執行された久間三千年元死刑囚=当時(70)=の再審請求即時抗告審で、福岡高裁の岡田信裁判長は6日、「元死刑囚が犯人であると高度の立証がされている」と述べ、再審開始を認めなかった福岡地裁の決定を支持し、弁護団の即時抗告を棄却した。弁護団は最高裁に特別抗告する方針。

 確定判決の柱となったDNA型鑑定は、再審無罪が確定した足利事件と同じ手法で警察庁科学警察研究所が行っており、再審請求審ではその信用性が争点となった。

 2014年3月の福岡地裁決定は、弁護団が提出した専門家の鑑定を踏まえ、DNA型鑑定の証明力を「確定判決の段階より慎重に評価すべきだ」と指摘。目撃証言や血液型鑑定などDNA型鑑定を除く状況証拠の総合評価で元死刑囚の犯行と結論付け、岡田裁判長も決定を支持した。(2018/02/06-13:32)



http://healthpress.jp/2015/08/dna-9.html



久間さんは、何の物的証拠もないまま、1990年の足利事件で起訴され、無期懲役判決を受けて、十数年服役後、やっと再審無罪となった、菅谷さんの罪をでっちあげたDNA鑑定と、まったく同じ鑑定官により、同じ手法が用いられたことで知られる。



 DNA学関係者のなかでは、1990年当時、まだ初期のDNA鑑定には欠陥が多く、誤検出の確率が極めて高く、証拠として採用されるだけの信頼性は存在しなかったというのが定説である。



https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%B3%E5%88%A9%E4%BA%8B%E4%BB%B6



  足利事件では1000分の1程度の確率で弁別可能と法廷で強弁されたが、警察側が、予断と偏見、事件の早期解決の圧力から、犯人と決めつけるため作為的な鑑定を行えば、菅谷さんの場合のように、再鑑定によって、まるで違う結果が出ることが明らかにされたのに、これとまったく同じ手法で、飯塚事件の久間三千年さんは、物証も自白もないまま、インチキDNA鑑定で死刑にされたわけである。



 2008年10月28日、久間三千年さんの死刑が執行されてしまったが、これは戦後、死刑執行の常識を完全に覆す、二年という異様な早期執行であった。

 普通は、死刑確定後、執行は、どんなに短くとも五年であり、この間に、冤罪が発覚する可能性もあり、また被告が自分の罪に向き合う時間として設定されているのである。

 (宅間守だけは特別な事情で例外となった)



 久間さんは、逮捕後も一貫して無実を主張し、後に明らかになった、すべての証拠に、証拠価値の存在しないことが明らかにされていた。

 再審請求で、弁護士も無罪に自信を持っていたにもかかわらず、当時の法相、森英介は、冤罪死刑を処刑によって押し潰し、隠滅を図る目的で、前例のない処刑を行ったのであり、森英介には、権力犯罪としての殺人罪が課せられるべきであり、未来永劫、追求されなければならない。



 足利事件も、菅谷さんを犯人にするための証拠捏造が行われて、強引な逮捕起訴と、知能の劣った愚かな裁判官たちによる有罪認定が行われたことで、足利三連続幼女殺害事件の真犯人は逮捕を逃れ、その後も、似たような幼女殺人事件が続くという栃木県警による信じられない失態が明らかにされているが、誰一人責任をとっていない。



 他にも、静岡の袴田事件など、警察による証拠捏造が明らかにされているのに、裁判所が再審を拒否している事件も多数ある。

 安倍晋三自民党独裁政権が、裁判所も含めた官僚の人事権を握ってからというもの、裁判官たちは、司法の独立を忘れて、官邸におもねて、無罪が明らかなのに、人権よりも権力のメンツを採る異様な判決が相次いでいる。



 袴田事件についても、帝銀事件や名張毒葡萄酒事件のように、冤罪が明らかであるにもかかわらず、権力側の失態メンツを隠蔽する目的での再審棄却が行われ、安倍政権の選んだ最高裁判事による棄却判決の結果、袴田さんは収監され、奥西さんや平沢さんと同じように獄死させられるのではと、予想されている。



 この種の司法官僚の道義的腐敗の基本的理由は、日本が儒教的メンツ主義を人権擁護の上位に置いているからであるが、何よりも人事権を腐敗の極致ともいえる安倍政権が掌握してしまったという構造が大きい。

 今や、三権分立など存在せず、官邸一極の政府体制であり、今井や菅らの蠢く官邸が、あらゆる官僚の人事権を掌握して、自民党政権に都合の良い判決だけを出させるシステムに変わりつつあることが最大の問題である。



 その根底には、自民党による改憲原案の骨子に、基本的人権を追放するという発想が明瞭に出ていることがあり、つまり、自民党は、元々、人権擁護に敵対する権力擁護だけの政党であったことを意味している。



 http://saigaijyouhou.com/blog-entry-1803.html



 この発想は、第二次世界大戦前におけるヒトラーの発想とまったく同じであり、麻生太郎が「ナチスに学べ」と述べた通りに、なし崩しに基本的人権の廃止を狙うものになっている。



  http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-06-25/2016062505_01_0.html



 こうした極右政党が、政権ととっていれば、飯塚事件・袴田事件のような冤罪と無実の死刑執行が繰り返されることが明らかである。

 彼らは、正義ではなくメンツを求めるのであり、日本を幕藩時代の朱子学的行政に戻そうというわけなのだ。



 また家族関係においても、完全に民主主義に逆行し、封建家父長制社会に戻そうとしている立場が鮮明であり、日本社会を、ごく少数の特権階級と大多数の奴隷に分化する仕組み=残業代無支給や労働条件完全破壊など、を着実に実現していることが明らかである。



 こんな政権を支持する馬鹿もいないように思えるが、世論調査によれば、この期に及んでも安倍晋三という希代の阿呆を支持する勢力がいる。

 多くは世論操作のため捏造された調査であっても、ツイッターなどでは「日本好きです」「安倍政権支持」などとプロフィール書き込んでいる発狂者が多数いるわけで、若者たちの一部に「痴呆化」が進んでいる事態には警戒が必要だろう。



 こうした痴呆化の洗脳は、テレビ局などが「日本凄い番組」などを通じてナショナリズムの優越感を若者たちに植え付けようとしている洗脳操作が明瞭に理解できるが、こうしたファッシズムへの駆り立てに抗するには、私は、地域社会のアイデンティティの確立がもっとも必要だと思う。



 どういうことかというと、民族ナショナリズムの同調圧力に対抗するには、民族よりもはるかに細かく地元に密着した郷土愛に依存する若者たちを生み出す必要があると考えている。

 ちょうど、かつての消防団のように、地元の若者が地元を守るという郷土愛がファッシズムに対抗するような気がしている。



 もちろん、消防団と同じカテゴリーにある自警団が、関東大震災のデマに乗せられて、6000名の在日者を殺害するという事件もあったが、これは、それ以前から1910年前後に、李朝崩壊とともに大量に移民してきた「背乗り在日者」への警戒感が、根付いていたからで、大量移住から、十数年では、まだ地元ととの融和ができていなかったことが問題であった。



 私は、郷土における若者たちの連帯と生産が、ファッシズムに負けない意識を育てるのではと期待している。

 



ユダ金国際金融資本に、日本のすべての資産を貢ぎ続けている忠犬、安倍晋三・麻生太郎の末路

2018年07月29日 | 未分類
 2006年、安倍晋三が登場して、5000万円の予算を組んで「美しい日本」(統一教会日本支部長=久保木修身の引用)という具体性のまるでない、お嬢ちゃまの空想みたいな政策を掲げ、憲法改悪を目論んで政権を担ったが、結局、何一つ具体的な成果を得られぬまま、中越地震における柏崎刈羽原発の事故現場に立ち会った後、体調を崩して辞職した。

 この不調辞任は、慶大病院によれば、持病の潰瘍性大腸炎が原因ではなく、腸管機能性障害であり、柏崎での被曝による急性放射線消化器障害と考えるのが合理的である。



 安倍晋三は、2006年末に、共産党、吉井議員(原子力工学専門家)の質問に答えて、「福島第一原発の全電源喪失は起こりえない」と決めつけ答弁をして、堤防嵩上げなど事故防止工事を拒否したことで、フクイチ巨大放射能事故が起きている。

 http://www.asyura2.com/14/genpatu37/msg/407.html



 これも因果応報を地でゆく愚かしさである。



 2012年末に、民主党の野田佳彦が、消費増税を掲げて「信を問う」と称した衆院選で、国民は、見せかけで増税反対のポーズをとった自民党を支持し、安倍政権が再度登場する。

 (選挙後に、野田が自民党を勝たせる目的で消費増税を掲げたスパイであることが分かった。これは次の選挙における前原誠司による民主党分裂と同じ構図である。要するに民主党の半分は、自民党だったのだ)



 この選挙もまた、CIAによる不正介入(ムサシというコンピュータ票集計システムを利用した)が行われて自民党が圧勝したと噂されている。



 第二次安倍政権の柱は、「三本の矢」で日本経済を活性化させ、1990年から続く景気低迷に終止符を打つというアベノミクスの触れ込みだったが、もちろん、金子勝や浜矩子ら、まともな経済学者は、最初から誰一人信用していなかったので、これに「アホノミクス」という尊称を与えた。



  https://www.youtube.com/watch?v=VS2GjzK5_mo



 安倍政権=アホノミクスの正体は、自民党=安倍政権の人気を維持するためのインチキ経済政策を権力介入によって大規模に行い、国民資産を政権維持のために無条件に注ぎ込んで毀損させていることである。



 要するに、株価を上げて、さも自民党の経済政策がうまくいっているかのように装い、投資家を騙し続けているのだが、株価を上げるための資金は、すべて、日銀による際限のない株買いと、国民の大切な年金資産などの無制限の投入であった。

 使われた投資機関は、年金・郵貯・簡保・共済であって、五頭の鯨と呼ばれるらしい。



https://blog.goo.ne.jp/yaya2001/e/affc57540e9ad61bf1804097b4e64bed



https://www.youtube.com/watch?v=qZgny7inWCY



https://togetter.com/li/1240367



 数十兆円という巨額の日銀資産(国債)と年金資産を、安倍政権の人気を支える以外の根拠が何一つない株価維持に注ぎ込み、世界的な株価暴落局面では、信じられない巨額のジャブジャブ投入を行って株価を支えてきた。

 郵貯や簡保、共済の資金だって、すべて日本国民の大切な基幹資産であり、ある日気づいたら安倍晋三のせいで、すっからかんというのが現実である。

 安倍は、日本国家の資産を、自分の人気取りだけの目的に使い切ってしまおうとしているのである。



 日本の株式投資の82%が、ユダヤ系国際金融資本によるファンドが行っていて、安倍政権の株価買い支えの目的が、自民党人気維持と、巨大企業の内部留保資産保持であることが分かりきっているので、暴落局面で買いたたき、高騰局面で空売り、売り飛ばすという実に単純で分かりやすい投機が可能になっていて、これで国際金融資本ファンドが大喜びしないはずがない。

 安倍政権のおかげで、日本国民の大切な資産の半分近くが、彼ら「ユダ金」の手に渡っているのだ。



 日銀は、国債を売り飛ばし、円札を打ち出の小槌のように輪転機を回せばいいと思うかもしれないが、そんなことをすれば、国債も円も際限のない信用下落が約束され、誰も買わなくなるし、安倍政権倒壊後、凄まじい残酷な円安局面が出てきて、国民生活は、第二次大戦直後の凄惨な窮乏に貶められるのは確実である。



 実際問題、国債は日銀の奇っ怪な株価介入を見て嫌気をさした投資家が見向きもしなくなっている。



国債が売れず…ついに売買不成立が今年6回目の異常事態



https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233028



 普通の経済が分かる政治家なら、今のアホノミクスの愚劣、恐ろしい危険性が誰でも一目で分かるから絶対にやらない禁じ手なのだが、小学生漢字さえ書けない知的レベルの安倍晋三という男は、自分がやっていることが何をもたらすのか、まるで理解できないのだ。



 ただ、自分の政権が延命すれば、自分は立派な政治家だから支持されていると勘違いしている。実際には、CIA=国際投機資本が、自分たちの利権に利用しやすいから、不正選挙で延命させているだけなのである。



 経済を本当に理解できている政治家である福田康夫は、安倍晋三を見て何を言っているか?

http://saigaijyouhou.com/blog-entry-2269.html



 自分の政権の人気取りのため、日本のあらゆる資産を国際金融資本に売り飛ばし、将来、自民党が崩壊したとき、日本国民がアフリカ難民なみの極度の貧困が約束されているのに、一切見ようとしない。自分の人気という妄想のなかだけに棲んでいるのだ。



 安倍晋三は、正真正銘の人間のクズである。またツイッターで「安倍晋三支持」なんて書いてる愚か者たち、正真正銘の馬鹿どもは、結局、安倍にいいように利用され、やがてゴミクズのようにポイ捨てされ、塗炭の貧困に放り込まれることを理解できないほど、下劣で知能の低い連中である。



 こんな安倍の暴挙も、いつまでも、やりたい放題続くはずがない。国民が自分のための資産を勝手に人気取りのため使い込まれて、国際投機集団にジャブジャブ寄付し続けている現実に気づいたなら、そこで安倍も麻生も自民党も、未来永劫終わりであり、人類社会からも追放されるかもしれない。



 いったい、いつになったら気づくのか?



安倍政権の支持率や、投票結果は、すべて、不正な捏造が行われていて、「みんなが支持しているのだから……」という勘違いを国民にもたらしている。

 我々のように、原発や安倍政権を批判しようとすると、これ以上ないほど下劣、卑劣なクズどもがウジのように湧いてきて、我々が信用できないという印象工作を。これでもかと延々と続けるのである。



 やってるのは、自民党や日本会議(統一教会?)の世論工作部隊だが、わずかでも自民党政権や原発を批判しようとすると、凄まじい悪質、下劣、これでも人間かと思うような愚か極まりない誹謗中傷が襲いかかってくる。



 私のブログも、毎日数件は、必ず嫌がらせのコメントが寄せられるが、もちろん不快だから、すぐにゴミ箱に捨てて読むことはない。IPアドレスだけは記録しているが。

 こんなクズどもの圧力に負けていては、過去半世紀近くも反体制運動を続けてきた私の心魂が許さない。

 別に、いつ襲撃されて殺されても悔いはないので、たくさんの脅迫や無言電話が絶えないが、私への応援だと思って、これからも頑張る



 安倍晋三と麻生太郎の、この世の地獄のような悲惨な末路を見るまでは、死ぬつもりはない。



 水道民営化問題

2018年07月28日 | 未分類
 7月、公共サービスである非営利の生活インフラ事業を、自民党は、外資の金儲け事業に門戸を開き、上下水道事業の民営化を法的に可能とする歴史的かつ致命的な改悪を実現してしまった。



 この結果、それまで営利に左右されないで、自治体が住民の生活インフラを、自治権のなかで管理していたものが、大企業による金儲け営利事業に変わってしまい、住民の生活ライフラインが、資本主義の利権の論理によって管理されることになった。



 何が起きるかといえば、我々の命の綱を大企業に握られてしまうわけだから、住民は有無を言わさず、営利権を得た企業の言いなりに金を支払う義務が生じることになり、水道料金が、いきなり数倍に上がるという無茶苦茶な改悪も合法的に実現してしまうわけである。



 また、営利権を得た企業が、本当に住民の利益に立った水道行政を行う可能性は低く、ちょうど地方のバス路線のように、営利原理から、金儲けにならないインフラが切り捨てられてゆく姿が見えてくるはずだ。



 水道敷設に金がかかる地域は、勝手に井戸を掘って自給せよという結末になることが見え透いているのである。

 井戸がヒ素に汚染されたり、上流にゴミ埋め立て地があろうと一切考慮されない。考慮されるのは金儲けの論理だけである。これが資本主義企業の原理である。



 サッカーや野球や芸能に夢中になって、こうした極めて重大な命にかかわる政治改悪問題に何の関心も持てない若者たちが激増しているが、インフラの自給権が巨大企業に売り渡されるという事態は、巨大企業の支配者たちが、我々の命をも自由にできる権利をも売り渡したということであって、飲料水供給と引き換えに戦場に送り込まれることだって十分に考えられる極めて深刻な事態であることを、あなたは理解できるか?



 一昨日のニューズウィークに、興味深い記事が掲載された。



  水道民営化、アメリカでは実際に何が起きたか



https://www.newsweekjapan.jp/reizei/2018/07/post-1018.php





 7月5日に、自民党政権は「水道民営化法」を、このところの、すべての悪法と同じように数の力で独裁可決した。



  https://www.mag2.com/p/money/490231



 水道民営化問題の、民衆生活への影響の深刻さを初めて私が取り上げたのは、9年前で、世界最大の非上場軍事企業といわれるベクテル社(子会社のトナリ社)による、ボリビア・コチャバンバにおける極めて悪質な水道独占契約であった。



  http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-218.html



 ボリビアでは、非人道的で無茶苦茶な契約をベクテル社が要求し、天から降ってくる降雨や地下水の権利までベクテル社のものに定め、住民が雨水や河川水、井戸水などを利用しようとすれば、巨額の対価を支払わせるという前代未聞、とんでもない極悪契約を締結し、住民は数倍に跳ね上がった水道料金を支払えず、追い詰められて汚水まで飲まされ、たくさんの子供たちが病気になって死ぬという事態が生じた。



 ボリビアの政府幹部がベクテル社に賄賂で買収されて、いいなりになっていたためだが、ボリビア政府は、この極悪契約から逃れるため数十億円ではきかない始末料を支払わされる羽目になった。



https://trip-s.world/bolivia_war



 この当時、私は、まさか日本でも、国際金融資本による外資系企業が、日本の自治権に根ざしたライフライン生殺与奪に関与する権利が認められるなんて想像もしていなかった。

 しかし、事態は恐るべき方向に急速に動いているのである。



 自民党による金儲け主義による社会運営が極度に激化し、日本民衆は、命の綱である水でさえ、巨大企業の営利対象として利用されることになり、やがて、生活のすべて、あらゆる権利をも、彼らの言いなりにさせられる時代がやってくることを意味しているのである。



  https://www.mag2.com/p/money/10990



 現在の水道料金が、民営化によって数倍に跳ね上がる事態は、もう避けられないが、何もかも低所得者たちを徹底的に追い詰め、生活のゆとりを奪い尽くす極悪政権=自民党の施政のなかで、あなたは従順に従って生き抜いて行けるつもりでいるだろうか?



 なぜ、政府はこんな馬鹿げた政策を行うのか? というと、結局のところ、自民党の背後にいる国際金融資本=新自由主義=ワンワールドグロバリズムという得体の知れない超巨大な世界支配のシステムが、人口激減を求めているからである。



 その奇っ怪な世界支配カルトの代表であると目されているビルゲイツは、地球人口の適正は5億人であると主張している。



 https://haitoukinko.com/world-population-500-million-plan/



  https://satehate.exblog.jp/14274543/



  https://ameblo.jp/sacredokinawa/entry-12256953400.html



 ゲイツは、そのため、ワクチンや飲料水支配など、あらゆる手段を通じて、人口削減に取り組むと堂々と発言していて、実際に、世界の水道民営化事業に進出している大半の企業が、ベクテル社など、ユダヤ系金融資本の関連企業なのである。



 水道事業の民営化による、世界民衆の飲料水支配は、世界支配ワンワールドを企む、彼らの絶好の戦略であり、人間が生きてゆくのに不可欠な水や、食料、種子、種苗などに対する完全支配は、着実に進んでいて、やがて我々の大半が、彼らの戦略のなかで命を落としてゆくことになるだろう。



[井戸を掘ろう]



 私が、この種の世界支配、人類支配の恐ろしい野望に気づいたのは十数年前だが、だから、私は、供給インフラに頼らない自給生活を提唱してきた。



 住居から10キロ圏内に、標高差で1000m程度の山があれば、水頭圧により、良質の地下水が湧き出ることが分かっている。

 例えば、石鎚山の水は西条市などに「打ち抜き水」として噴出しているが、2000mの標高差があれば、井戸を掘らなくとも噴出水だけで十分な飲料水インフラとして利用可能である。



 我が家は、5キロほど離れた1000m級の笠置山と岩山の山麓にあたり、やはり地下水圧が高いので、わずか4mの浅井戸でも良質の水を大量に利用できる。

 だから、山岳地帯の安全な場所を見つけて、山に依存した生活をすべきだと私はこれまでも繰り返し書いてきた。



 人家の多い地域では、浅井戸は水質の観点から勧められないが、数十mの深井戸なら、相当に良質の水が出る場所が大半である。

 我が家は、造園業者にユンボで掘ってもらって20万円ですんだが、深井戸なら50万円以上はかかるだろうが、民営化で料金が跳ね上がるなら、それでも元が取れる可能性がある。



 https://idohori.nagoya/gyousha-hiyou/



http://shiroi.main.jp/okiyaku/okiyaku.htm



 http://ikkodate-shinchiku.com/ido2/



 水道代がタダというのは実に痛快である。ついでにいうと、我が家は下水道代金もタダである。自分でEM菌による浄化設備を作って、排水をすべて畑に流しているからである。

 浄化された水質は、もう一段階浄化すれば、飲めるほどのレベルになっていて、十数年にわたって一度も汲み取りをしたことがなく、排水槽には魚が泳いでいて、一度も死んだことがないが、すべてサギに食べられた。



http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-98.html



 上下水道代金の場合、一軒あたりで毎月5000円以上は取られるので、年間6~10万円として、深井戸を掘っても5年で元がとれる勘定である。

 ただし、ポンプや配管の設備費は多少かかる。



 これは、ビルゲイツらによる生活インフラや医療、ワクチンなどによる人口削減の大陰謀に対する、ささやかな抵抗であるが、大企業に自分の生活インフラを委ねる恐ろしさを考えるなら、自給自足ライフスタイルの徹底は、実に痛快というしかない。



 実は、太陽光パネルとバッテリーを購入して、電気も完全自給自足を目指したが、これは私の技術力の拙さから失敗に終わった。

 インバータが簡単に壊れるのと、バッテリーの寿命が予想外に短かったせいで、この本質は、今でも改善されておらず、バッテリーを利用した電気自動車などへの過信は禁物である。



 いずれにせよ、これらの問題は、大家族共同体を結成して、たくさんの人数(理想は10~20名)で一緒に住むようにすれば(プライバシーも守れるように)、比較的容易に解決できる問題ばかりである。

 個人で、井戸や浄化槽、電力に取り組むのは、それほど易しいことではない。



 これから、全人類の完全支配、奴隷化を狙う陰謀論を絵に描いたような勢力から、自分たちの未来を守ってゆくために、一番必要なことは、団結である。



 トランスジェンダーが生まれる理由

2018年07月27日 | 未分類
 トランスジェンダーが激増しはじめたのは十数年前からだと思う。

 テレビではるな愛やマツコが大きな地位を占めて社会的に容認される雰囲気が急拡大したのも大きいだろう。



 街を歩けば、たくさんの女装男性が歩いているのが分かる。またひげを生やした男装女性もたくさんいる。

 なぜ性をトランスしたいのか、その理由を我々は、きちんと考えていないが、やがて復活しようとしているファッシズム同調社会=「日本凄い」価値観の時代に、再び異邦人として無意味で残酷な性弾圧が繰り返されないよう、ちゃんと理由を明らかにしておく必要があるだろう。



 私の子供のころは、人と違う=「異邦人」に対する排斥が、とても大きな時代で、社会全体の「同調性圧力」が非常に強く、「権力に従順に従う一般人」と同じようにしないで主体性や個性を主張する者は、ひどく圧迫され弾圧される時代だった。



 これは、戦前のファッシズムが、民衆の心の底を束縛していたからだろう。

 「他人様と同じようにしなければならない」

 この価値観こそがファッシズムの本質である。



 戦前の「非同調者」の多くが、異民族であり、関東大震災のときには、警視庁警備局長だった正力松太郎が、「朝鮮人が井戸に毒を投げ入れている」というデマを流したことで、それを本気にした下町の人々が、在日者6000名以上を虐殺したのである。

 ファッシズム=同調圧力が、もっとも残酷な姿を見せた瞬間であった。



 私の子供時代も、まだ異民族や部落出身者への差別観が強い時代で、銀行など、まともな企業や営利組織に気持ちよく受け入れてもらうことは不可能であり、それゆえに、彼らは、芸能界、スポーツ界、土建業界、水商売、賭博業界などでしか働くことしか許されず、だから、都はるみ、五木ひろし、力道山、金田正一、張本勲、王貞治らは、必死になって努力し、その道のトップを張ることができた。



 当時も、トランスジェンダーは決して少なくはなく、「オカマ」などと称され、夜の街で仕事する以外になかったのだが、一般社会の目は冷たく、いつでも白い目で見られる「日陰者」のイメージがついてまわった。

 しかし、今は違う。はるな愛もマツコも、堂々と生まれながらの芸能人のように大らかにふるまっている。

 もう日陰者ではない。



 同調圧力による社会的束縛が薄らいだのが、やっと今世紀に入ってからで、外国における性差別解放運動の影響や、「非同調者」のメディアへの露出が激増したことが大きな理由になっていると思う。

 それまでは、在日者や部落民は「非同調者」として敵視され、トランスジェンダーも、表通りを昼間、堂々と闊歩するなら、悪意ある罵倒を飛ばされたりするので、みんな夜になって、ネオン輝く街のなかでしか、自由闊達に人間性を主張しながら、感情を解放することが許されなかったのだ。

 

 街を歩く女性のうちで、違和感を抱くような頭や体の大きめの人の多くがトランスジェンダーのようだ。

 胎内のテストステロンの影響により性分化のプロセスで、男になることが定まった胎児は、全般に作りが大きくなり、骨盤が小さくなり、中指が長くなる。



 だから、どんなに上手に女装してみても、頭蓋骨と骨盤の作りに紛れようのない性差が現れ、鼻が大きいので違和感を抱かれるし、男装女性が、テストステロンを服用して、ひげを生やしてみても、小さめの頭蓋骨と、大きめの骨盤を隠すことはできない。手足も小さい。



 見る人が見れば、トランス者は一目で分かる。それでも性を変えたい断固とした理由がある。



 最大のものは、過去生の記憶ではないかと私は思う。過去生の多くを、この人生と異なる性で過ごしてしまうと、意識に染みついた習慣から、現在の性に強い違和感を感じ続ける。

 幼児期のうちは前世の意識が大きく残っているので、生活習慣にもそれが現れて、内股で歩いていたり、もの凄く気持ちが優しくて、性差における同調圧力の圧迫を受けることになる。



 しかし、与えられた性における訓練を経て、同化してゆくわけだが、それでも、心の奥底に染みついた性への違和感が消えることがない。

 とりわけ、女性的な心の優しさは、前世の習慣や気質であって、男性として生まれ変わっても、強い違和感をもたらす最大の理由になるのだろうと思う。



 学校で、女性であった前世から持ち越した心優しさのゆえに、同調圧力を要求する同級生から激しくイジメを受けて、男子が自分の肉体から逃避したくなるのは、自然な流れだろう。

 そうして、大人になってトランスジェンダーの道が開かれたときに、自然に移行してゆくと考えられる。

 男としての攻撃性を、どうしても容認できないのである。自分の性、自分の本質ではない人生を装う苦痛が耐えられないのである。



 私自身は、前立腺癌の治療のため、アンドロキュアという男性ホルモン抑制剤を服用することで、性的な意味での積極性、攻撃性が強く抑制されるようになり、別の言い方をすれば、性欲が皆無となったことで、初めて男性である自分の特性を客観的に見ることができるようになった。



 都会から遠い、山の中の家に住んでいると、性欲から解放されるのは、とてもありがたいことで、今では、目の前に若い魅力的な女性が全裸で立っていても、何一つ性欲を感じず、エロに対する興味が完全に失せたことで、金のかかる無駄な努力を必要としなくなり助かっている。

 若い頃は、エロに対する興味が大きく、エロ小説を書いてみたり、風俗産業に通ってみたり、自分の中の性欲を制御するのに苦労していたが、今では、そんな自分があったことすら忘れてしまっている。



 一方で、大好きだった格闘技にも興味を失ってしまった。また激しい筋肉作業に、ひどく忌避感を抱くようになり、全身の筋力が衰えてしまった。

 同時にテストステロンのもたらす、激しい好奇心や達成感なども失われ、とても穏やかな日常になってしまったことが、良かったのか悪かったのか、若干の後悔もある。



 私の場合は、たぶん過去生で女性だった期間が長かったような気がするが、前世療法を受けていないので、詳しくは分からない。

 でも、子供の頃から非女性的な冒険が好きだったから、たぶん過去生の性癖を持ち越したトランス者と同じではないだろう。男性だったことも多かったと思う。



 トランスジェンダーの区別は、この意味で、多様であって、厳密な論理的区分があるわけでもなく、主観的要素が強くなると思うが、あとは、本人の思い込みや強迫観念、うつ病による逃避行動からのトランスもあるだろう。



 うつ病など、精神的疾患になると精神的に追い詰められ、現実逃避の動機が非常に強まることがある。

 現実に明確な回答が出せないで、何をどうしたらいいか分からないときは、人は、別の部屋に逃げ込んでゆく性質がある。

 このとき、トランスジェンダーも有力な逃避先になるという仕組みである。



 こんなとき、現実逃避としてトランスジェンダーを選び、肉体改造までしてしまってから、やがて自分を取り戻したとき、ますます追い詰められることになる。

 「他人と違う」 という違和感からの攻撃は、相当に深刻なもので、今でも、女装者、男装者に対する「同調圧力」の価値観からの非難は軽視できない。

 そんな自分がうつ病などの逃避から来ていたことに気づいても、社会的非難のなかで、もう元に戻れない。

 だから、こうして道の選択を誤った、現実逃避の結果としてのトランスジェンダーである人が、電車に飛び込み自殺することだって珍しくない。

 おそらく自殺者のかなりを占めるのではないだろうか?



 こんなとき、この狂った社会に生きていて、自分も狂うのが当たり前であって「狂って何が悪い」と開き直れるような精神的強さと、社会全体が道を間違えた人に対する寛容、容認の気風が必要であるが、今我々が向かわされているファッシズム社会では、そうした人々を、ますます死に追いやるシステムに変化しているように思う。



 まずは、せめて我々が、人は必ず失敗するものであり、失敗も含めて人生であるとの包容力、寛容性の高い価値観を持つことが必要であって、その基本は、他人に対する思いやり、優しさではないだろうか?

 

 どんな失敗をしても、それが人生である。

 アングリマーラを殺さない社会が、我々の目指す社会と考える必要があるのだ。



******************************

明日は、日本列島をすっぽり覆う皆既月食満月であって、巨大地震のトリガーとなる可能性がある

まだ明瞭な黒点が見えていないので、断言はできないが、どこで巨大地震が起きても何の不思議もない



https://mainichi.jp/articles/20180726/k00/00e/040/313000c

 



 非常時のバーターについて

2018年07月26日 | 未分類
 ここでは、権力と取引するなんて意味ではなく、我々が、一人の人間として、必要な物資を得るためのバーター=取引について書いておく。

 取引が、どのような法則と価値観のなかで行われるのか、きちんと理解しておかないと、やがてやってくる凄まじい大混乱のなかで、他人に利用されて何もかも失うという悲劇に見舞われることもありうると思う。



一人の力は限られていても、生産物を需要に応じて取引することで、生活に必要な物資は、ある程度入手可能である。



 人間が生きてゆく上で、本当に必要な物資は、①食 ②衣 ③住 で、これは生命体である人間である以上、必ず必要な「必需品」であるわけで、生きるための基本である。

 もしも、巨大な自然災害や核戦争などで、こうした生命維持の必需品を断たれたとき、災害の規模が大きすぎて、援助や復旧が望めないときは、自給自足を考えるしかない。



 社会が大混乱に陥ったとき、もっとも必要な思想と生き抜く方法論は「自給自足」であり、その後は、余剰生産物をバーターしながら生き抜いてゆくことになる。



 なんで、こんなことを書き始めたかというと、今年の猛暑を、歴史上に調べて見ると、ちょうど、関東大震災の年が今年のように凄まじい猛暑だったことと、スマトラ大津波の年、阪神大震災の前年、東日本大震災の前年もまた、今年と同じように記録的な猛暑で、どうも、猛暑が巨大震災の前兆であるらしいという経験則が成り立つのである。



https://jamaica7.com/archives/4903



 「地球温暖化のせい」なんて単純なものではなく、巨大な地殻変動の前兆として、猛暑気候が発生する疑いが大きいのだ。

 もっともリスクの高い大震災地域は、今のところ関東である。すでに6月からスロースリップが記録され、関係者の間では、スーパー震災につながる恐れが指摘されている。



 http://tocana.jp/2018/06/post_17231_entry.html



 もし関東大震災が発生した場合、これが実は宝永時代に発生した南海トラフ巨大地震を連鎖させるとの観測もある。

 推定規模M9以上、太平洋岸に東日本震災なみの巨大津波を引き起こし、場合によっては、数百万人規模の人命が失われる可能性もある。



 この規模の巨大震災が発生した場合、あるいはトランプの発狂としか思えないイスラムに対する挑発を見ていると、あるいは、第三次世界大戦の勃発も、決して絵空事ではなく、現実に差し迫った脅威と認識するしかない。

 世界は、想像を超えた驚愕の危機時代に突入しているのである。



 今はまだ、テレビをつければ情報を視聴できるし、ネットを見れば、あらゆる情報が入手可能だが、こんな便利な社会は、一瞬にして失われると危機意識を持つべきである。



 すでに何度も書いているが、北朝鮮はロシア・中国とともにEMP高高度核ミサイルを実戦配備していると噂されていて、戦乱が巻き起こった段階で、実戦使用する可能性が小さくない。



 アメリカが、口先で北朝鮮を優遇していても、トランプの正体は、突然、北朝鮮殲滅を指示したりする人物であることが、すでに分かっている。

 そうなれば、北朝鮮は「最後の暴走」で答えるしかないだろう。



 もし、これが日本上空で爆発すれば、日本列島の、ありとあらゆるインフラや生産設備が一瞬にして破壊され、通電中のコイルやコンデンサが、ほぼすべてサージ過大電流によって破壊されるので、焼き切れてしまった、すべての電子部品を交換するしかないが、復旧まで何年かかるか見当もつかない。

 今は、ガスや上下水道などのインフラにまでマイコンが埋め込まれている時代なのである。



 アメリカは、この種の電子破壊攻撃が行われれば数年以内に9割程度の住民が死ぬと予測しているが、日本の場合、山岳地帯に依存すれば、水の供給が比較的容易なので、そこまでひどくはならないだろう。



 それにしても、日本が工業製品の生産不能という事態になれば、たちまち凄まじい円安によって、石油や食料の輸入も不可能になり、自給率3割に満たない日本の食糧事情は、たちまち、危機を通り越して地獄に一直線に墜ちてゆくことになる。

 ガソリンも買えないから、移動さえ不可能になるのだ。



 冒頭に述べたバーター=取引の発想とは、そんな非常識な危機に見舞われたとき、考えてゆく必要のある大切な問題である。



 まずは、自給自足を前提に食料を生産しなければならないが、もっとも早いのは芋作りということになる。

 もちろん、時期的に限定された条件があるため、秋口に起きた破局的事態については、数ヶ月間を備蓄在庫で乗り切るしかないだろう。



 それも不可能なときは、私は、最低限の生存のため、高速道路や鉄道沿いに夏場、大繁茂しているクズの採取利用を勧めている。

 この根茎から、良質の澱粉が取れるので、山岳地帯の百合根などともに、生存を保証してくれる大切な資源である。



 これらの採取や澱粉精製の作業は、深い知識と経験が必要なので、今のうちに、体験して自信をつけておくことが大切であろう。

 私は、今、豊富に採れて安価な茄子などの野菜を塩漬け・味噌漬けにして大量に備蓄しているところだ。

 塩蔵品の多くが、数年もの長期保存が可能なので、かなり大量に備蓄すべきだと思う。また塩分供給食品としての交換価値も高い。



 さて、芋などの生産に成功すれば、それが有力な貨幣価値を持つことになり、たくさんのバーター=取引が可能になって、衣食住のすべてに役立つ資源となることを肝に銘じておくべきだ。



 非常時にあっては、現金の価値よりは、食料品の価値の方がはるかに高くなる。

したがって、バーターの基本は、米や芋など主食でなければならない。

 生活のニーズの高い物資は、すべて高い貨幣価値を持つようになり、交換取引に圧倒的な有利さを示すことになる。



 そこで、農業経験のない都会人であっても、普段から家庭菜園やプランター栽培などで、ジャガイモやサツマイモの栽培を学んで置くことは、もっとも大切な人生の基礎的教養であると私は思う。

 食品の交換が、衣料品や毛布や居住環境の確保にも役立つのである。



 社会の復興が進んで、食料品に余剰が生まれる段階では、ここで高度技能の価値が高まってくる。

 たとえば、壊れた家や屋根の修繕とか、生活用品の製造とか、それまで見向きもされなかった娯楽的要素とか、情報とかである。



 こうなると、バーターの基準は複雑になり、やはり信頼できる通貨に依存する社会に戻ってゆくだろう。

 最初は、非兌換紙幣よりも、兌換製の強い硬貨に人気が高まると予想している。

 とりわけ1円や10円などの兌換価値の高い金属硬貨が、人を裏切らないため、信用されると考える。



 いわば、時代が百年も戻ってしまうのだから、百年前に人々が欲しがったものが再び価値を持つのだ。

 しかし、社会が元通りに復興するまでは、やはり、もっとも価値の高い物資は食料品であろう。強いアルコール飲料も高い価値を示すだろう。

 ウイスキーなどを多く備蓄することも、非常時の交換価値として有用であり、これらは、強い貨幣価値を持つと考える必要がある。



 EMP核爆弾にしても、スーパー大震災にしても、日本中の何もかも破壊し尽くすことはできないので、少量ながら、電子製品も徐々に復旧するだろうが、被災の規模によっては、長い時間がかかると覚悟した方がいい。



 最初のEMP、1962年のハワイジョンストン島の高高度核爆発では、電気供給インフラのコイル、例えば変圧器の大半が破壊された。

 しかし電源の入っていないコイルやコンデンサは無事だった。完全な復旧に二年を要したが、これはアメリカの総力を挙げて取り組んだ成果であって、戦争におけるプロセスでの復旧は簡単にはいかない。



 もしも、これが第三次世界大戦による破壊であったなら、他国からの援助も不可能であろう。しかし、アメリカに追従するだけで、無能を絵に描いたような自民党政権に、復興の実力があるとは、とうてい思えない。

 結局のところ、民衆自身の自力更生によって復興するしかないと考えるべきだ。これらの事態は、第二次世界大戦直後と変わらないことになる。



 現在の日本は、格差社会が深刻化し、拡大しており、貧富の格差は備蓄の格差であり、自民党は「貧乏人は死ね」政策しか執らないだろう。

 こうなれば、貧しき者たちが富める者たちを実力で強奪する事態も起きるだろう。

 例えば、富山の米騒動を考えればよい。さもなければ、天明飢饉における津軽の惨状になってしまう。

 

 また、都市の飢えた民衆が、周辺農村を襲う事態も起きるだろう。ここでは、大都市のゾンビ化なんて問題も生じるかもしれない。

 もっとも、こうなるのは、大都市住民の備蓄力が底を尽いてからで、当面は、備蓄品とのバーターによって社会が運営されてゆくだろう。



 このとき、どのような法則で、交換が行われるのか、きちんと予想しておくべきだ。



① 生きてゆくのに、もっとも大切なものは、食料と飲料水であること。



② 日本社会の生産力が破壊されたときは、円がたちまち下落し、極端な円安になって、食料品と石油の輸入がストップすること。



③ 通貨に対する信頼は下落し、貴金属や食料・酒への信頼が極限まで高まるが、しかし汎用性のある交換価値としての通貨が失われることはなく、この場合、紙幣よりも硬貨の方が信頼されるようになる。それも低額硬貨ほど兌換価値が高い。



④ 食料を供給できる者は神のように崇められる。まったく何も得られない絶望的な状況でも、普段からクズの繁殖地を調べておき、根茎を掘り起こして澱粉を採取すれば、最低限生き延びることができる。

 山芋やヤマユリの葉も、普段から注意して、いざというときは利用しよう。



⑤ 衣食住の見通しをつけることができたなら、次は、組織的な食料生産を考える。燃料が得られないため、開墾など農作業の大半が手作業になるので、覚悟し、今から手作業の農業を経験しておく必要がある。



 ざっと、思いついたことを書いてみたが、これから起きるであろう恐ろしい事態に対処するには、想像力を働かせて、この種のシュミレーションをたくさん繰り返しておくことが、いざというときに大きな力となると信じる。



 私は、今、長期保存漬物を一生懸命作っているところだ。