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人質司法

2019年01月31日 | 未分類
 カルロス・ゴーンの逮捕に伴って、日本の独裁国なみの劣悪な容疑者待遇が、冤罪を生む温床として、国際的な批判の的になっていることは、すでに書いた。

 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-558.html

 冤罪については、起訴有罪率99%という世界最悪の裁判によって、もの凄い数の無実の犯罪者を生み出し、なかには証拠もないまま逮捕され、無実を主張し続け、再審を請求しているさなかに死刑が執行された例まである。

 http://www.magazine9.jp/don/130206/

 警察の取り調べと、容疑者の犯罪捏造が、どれほど凄まじいものかは、なんでもない普通の人々が、突然、選挙違反事件に絡んで逮捕され、拷問に等しい取り調べによって自殺未遂にまで追い込まれ、結局、裁判所によって無罪が判決された2003年、志布志事件の例がある。

 この事件については、すぐれた評論が、いくつもあるが、今、検索していて、しっかりした内容に関心させられた記事を紹介しておく。
 いわゆる「人質司法」が、どれほど人権や公正な捜査の対極にある劣悪で前時代的な強権手法か、多くの市民に怒りを持って受け止めさせた大冤罪事件であった。
 この事件では、違法な取り調べを行った、志布志署長以下、最大が減給三ヶ月にすぎず、被害者に与えた苦痛を考えれば、警察担当者は、全員懲役10年以上がふさわしい権力犯罪であった。

 https://news.yahoo.co.jp/feature/1218

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%97%E5%B8%83%E5%BF%97%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 数日前だが、これも2003年に起きた、愛知県豊川市における河瀬雅樹さんの冤罪、再審が棄却された。
 この事件も、河瀬さんの犯行を疑問視する意見が、たくさん出ていて、関係者は揃って河瀬さんの無罪を信じ、一審は無罪を勝ち取ったが、二審以降は検察も裁判所も、司法のメンツのためだけに、「自白は信用できる」と冤罪を認めようとしなかった。

男児殺害、再審認めず 懲役17年受刑者に高裁
 https://www.sankei.com/affairs/news/190125/afr1901250004-n1.html

http://yabusaka.moo.jp/syouchan.htm

 https://blog.goo.ne.jp/red-964carrera2/e/5ea9b0a3dfdbf84ced6b57d5bd5e388b

 この事件など、河瀬さんが犯人であると信じているのは、被害者の父親だけで、彼は自分の落ち度で息子が死んだことを、無実の河瀬さんに対する怒りにすり替えているのではと思われた。
 しかし、裁判所は、河瀬さんの無実をメンツから拒否し、有罪を正当化してしまった。
 彼が有罪にされた理由も、明らかに人質司法による過酷な恫喝的取り調べによって精神が崩壊させられたのは、志布志事件の被害者たちと同じである。

 私は、以前から何度も書いているのだが、このように、警察・検察・裁判所が、冤罪を平然とでっちあげることができるのは、冤罪が明らかにされた後の、検証処罰機関が存在しないことによると考える。
 司法の上に立つ、検証機関が存在し、冤罪の手続き上、取り調べ経過を審査し、そこに志布志事件のような不法行為が認められる場合、関係者を厳しく罰する超司法機関がなければ、永遠に司法の体質が変わることはない。

 例えば、アメリカの司法システムは、現場捜査では、保安官と自治体警察があり、それらの上に連邦警察FBIがあり、誤った捜査は、上級機関で検証を受けるシステムがあるし、また裁判も、日本のように有罪率99%なんて無茶苦茶な犯罪捏造は許されないシステムがある。
 それでも、アメリカには人種差別があるため、先入観や決めつけによる冤罪被害が後を絶たない。

 以下に、各国の有罪率表を掲げる。
 アメリカの場合は、各州によって異なるが、おおむね7~8割程度である。
 日本の有罪率に近いのは、中国・韓国や東欧など、独裁に近い国ばかりである。つまり、司法有罪率から、日本は立派な独裁国家なのである。

yuuzairitu.jpg

 
 https://yourbengo.jp/keiji/3/

 こうして、司法有罪率の統計的性質から世界の平均的有罪率が7~8割程度と考えるならば、日本司法の異常な有罪率から類推して、日本における犯罪者の3割は、冤罪であると考えるべきである。

 https://ameblo.jp/amanomotoyasu/entry-12371039605.html

 以下は、冤罪が明らかにされた事件の再現動画である。

 https://www.youtube.com/watch?v=C1m9DfrsEcM

https://www.youtube.com/watch?v=GmtqKL4AY-4

 https://www.youtube.com/watch?v=oNrR_81rmMc

 https://www.youtube.com/watch?v=G7RpfrPdseo

 これらの事件では、冤罪をでっちあげた警察官・検察官の不法、不当性が明確であるにもかかわらず、司法に対する直接の損害賠償請求がことごとく棄却され、人生を破壊された被疑者は、1年間にもわたる勾留の手当として一日最大で6000円程度の補償を受けたに過ぎない。
 大半の被疑者は、起訴された段階で、会社を解雇されたり、弁護士費用などに、勾留手当では及びもつかない多額の資金負担を強要させられているにもかかわらずである。

 ちなみに、弁護士費用は、国選でなく私撰の場合、事件が1年程度かかったとしても、数百万円に上るのであり、冤罪補償金は、無実で1年間拘留されたとしても、わずが250万円程度である。 国選弁護士は、いない方がマシといわれるほど、やる気がないのが普通である。
 私が、私を誹謗中傷するゴミどもの身元確定と提訴に要する費用について相談したところ、最低70万円を提示された。
 国選で安田好弘のような人権弁護士に当たれば宝くじの一等に当たったようなものだが……。
http://news.livedoor.com/article/detail/7127057/

 自民党、安倍政権のような、強姦事件をもみ消すようなマフィアグループが政権に居座っているようでは、司法に人権擁護の発想が持ち込まれることはありえないのだが、いずれ、安倍は日本国家を地獄の底に送り込み、日本国は崩壊させられ、どん底から国が再生されることがあるとするなら、そのときは、上級検証機関の存在しない司法など断じて認めてはならない。

 本来は、予算の検証機関として、会計検査院があるのだが、最高裁でさえ自由に操作する自民党マフィアグループは、この種の検証機関まで私物化し、官邸が思い通りに動かしているのは明らかで、仮に会計検査院に匹敵する司法検査院が成立したとしても、今のマフィア政権がやりたい放題やれるような仕組みではまったくダメで、行政権力に対峙する強い力を持った検証機関が必要であろう。

 今のままでは、強力な司法検証機関が生み出される日は、はるかに遠く、その前に、自民党による日本完全崩壊が先に来そうだ。

 絶望的に暗い気分になれる松原照子の予言を、再掲しておこう。

  「恐怖の男・安倍氏は、男に生まれながら男人形として、日本の名で世界を歩くでしょう。『はい、わかりました』、この言葉をためらわず言える政治家は生き、少しでも躊躇した政治家に、いい役が回ることはありません」

  「その人こそ、わが国が『戦争』の言葉を身近に感じる流れを作る人物であり、操り人形 です。政治家たちのランクを、国民1人ひとりが見極め、日本の国のために命を捧げられるほどの人間選びをしなければ、草も口にできなくなります」

https://matome.naver.jp/odai/2137848881442014601

 私は、司法における人権の回復を考えながら、松原照子の、呪いのような予言が頭から離れない。
 アホの安倍晋三が、権力に居座れば居座るほど、日本国家の未来は絶望に彩られてゆく。安倍は名誉欲に駆られて「男芸者」として世界を飛び回り、世界の独裁政権に実に80兆円もの資金をプレゼントし、日本人の老後資金=年金資金を、株価つり上げに使って、120兆円の年金資産を半分に減らしてしまっているといわれる。
 安倍が、この世に存在するかぎり、すべての日本人の未来は、奴隷のような悲惨な人生しかありえないのである。
 司法の民主化は、安倍らが追放された、その先の先でしかないのだろうか?



2011年3月の福島第一原発事故による放出放射能と被曝被害

2019年01月30日 | 未分類
 昨日、福島第一原発に近い、双葉病院の病院長、鈴木市郎氏が肺癌で死去した。
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201901/CK2019013002000257.html

双葉病院では、3月12日の全電源喪失から、メルトダウンによる放射能環境放出の過程のなかで、老齢の入院患者、50名がバス移動中に死亡している。

 この原因について、福島県は、当初、「双葉病院の関係者が患者を置いたまま避難したせい」と発表したことで、あたかも病院側の怠慢によって患者を死なせたかのように世間の批難を浴びたが、実際には、鈴木院長はじめ、多くの病院関係者が、最後まで患者介護に献身したことが明らかにされている。

 原発推進側や自民党は、「フクイチ原発事故では、一人の死者も出していない」と恐ろしく愚かな発言を繰り返し、東電が放射能で大量の人々を殺害した事実を隠蔽しているが、病院関係者は、双葉病院の50名の死者は、すべて原発事故が原因で死亡したと裁判で証言している。

 https://mainichi.jp/articles/20180919/k00/00m/040/120000c
 http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/330.html

 看護師の証言は、「原発事故の混乱のなかで……」というニュアンスにも聞こえるが、東電側は、事故直後に幹部が、「自分たちは、周辺住民に対し致死量の放射能を環境に放出した」と認めている。
 https://www.dailymail.co.uk/news/article-1367684/Japan-earthquake-tsunami-Fukushima-nulear-plant-radiation-leak-kill-people.html#ixzz1drScCZpN

以下はウェブ翻訳
https://translate.weblio.jp/web/english?lp=EJ&url=https%3A%2F%2Fwww.dailymail.co.uk%2Fnews%2Farticle-1367684%2FJapan-earthquake-tsunami-Fukushima-nulear-plant-radiation-leak-kill-people.html%23ixzz1drScCZpN&rdt=tl&sentenceStyle=spoken

 それを証明するように、事故後約一ヶ月で、共同通信は、大熊町で、すべての放射線測定器が振り切れるほどに放射能汚染された千名近い遺体が回収できずに放置されている事実を報道した。

 ookuma.jpg



 以下は私のブログである。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-365.html

急性被曝によって、どの程度の死者が出たか?
 簡単に知ることができるのは、東日本大震災による直接死者と間接死者の県別の差である。
 
2017年集計で、岩手県では直接死、死者不明併せて6003名うち関連死463名
宮城県は死者不明併せて14908名 関連死が926名
福島県が死者不明併せて1992名 ところが関連死が2147名
 
 岩手県の関連死割合は 7.7%、宮城県の関連死割合は6.2%
 ところが、福島県だけは関連死割合が108%なのである。
 
 この差の理由は何か?
 
 なぜ福島の関連死が直接死より多いのか? それは福島県の人々が震災のなかで建物倒壊や津波被災以外の理由で2100名もの人々が死んでいるからなのであり、それでは該当する理由はと考えれば、フクイチ事故による放射能によって死亡した以外の説明は不可能である。
 
仮に、岩手や宮城と同等の割合なら、福島の関連死は7%で計算しても、わずか140名である。ならば2147名から140名を引いた2007名が放射能被曝死であると断定してもよい。
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 つまり、ざっと報道されている、データだけでも、フクイチ事故による被曝死者は軽く2000名を超えているのである。
 これほどの大量死を引き起こしておいて、自民党は「フクイチ事故の死者は一人も出ていない」と言い張り続けている。
 メディアの誰もが、明らかな被曝大量死を報道しようとせず、意図的に避けていることがはっきりとわかるので、この報道には、電通などによる広告を通じた言論統制が働いていることが明らかである。

 また、事故当初、民主党政権で、フクイチ事故収束対応に当たった責任者であった細野豪志は、当時、佐藤雄平福島県知事と共謀して、SPEEDI のデータを隠蔽したため、多くの住民が、もっとも汚染の激しい飯舘村方面に逃げて被曝させられたのと、冒頭の双葉病院の患者避難が遅れて50名が死亡した事件の、直接の責任者も、住民避難に否定的だった細野豪志といってよいのだが、その細野は、本日、自民党二階派に転属することを表明している。
 やはり、この男は原子力産業の走狗であった。

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 ここで、原子力発電事故における放射能の意味を概括的におさらいしてみよう。

 ウラン235を核燃料とするウラン型原子炉の場合、約1年間稼働すれば、放射能は1億倍になるといわれている。

 https://hiroakikoide.wordpress.com/2013/03/30/radioforum-2013mar30/

 最初はウラン235だけだった放射能物質も、割れてエネルギーを放出するので、割れた後の核種は、実に200種を超える。アイソトープの微妙な違いまで含めれば、核種は、その数十倍に上るともいわれる。
 その大半が、十日以内に消滅してしまう「短寿命核種」といわれるもので、その後は、長寿命核種ばかりが残って核汚染を続けるのである。

 ところが、被曝という観点からいえば、この短寿命核種による影響が一番大きいと考えられ、その量は、長寿命核種の数十倍、数百倍に上るのであるから、原子炉事故で、もっとも危険な時期は、事故から十日程度であるということもできる。
 実際に、双葉病院の患者50名を殺したのも、この短寿命核種であると考えられる。

 ところが、短寿命核種は、寿命が短いこともあって、その人体における挙動について、ほとんど研究が進んでいない。
 唯一、一定程度明らかになっているのは、半減期8日のヨウ素131だけである。これは甲状腺に特異的に作用することが以前から知られてきたので、チェルノブイリの事例など報告が多い。
 ヨウ素131も、半減期8日、365Kのガンマ線を出すので、比較的把握しやすい核種であるが、影響があるのは半月程度で、二ヶ月もすれば消えてしまうのである。

 問題になるのは、莫大な放射能量がありながら、すぐに消えてしまう半減期の短い短寿命核種の人体に対する影響が、まだ明らかにされていないということだ。
 私の住む中津川市蛭川では、フクイチから400キロもの距離にありながら、人口が3000人程度しかいないのに、2011年3月、わずか一ヶ月で、実に12名の死者が出て、そのなかには、40歳以下の若者も含まれていた。多くは急性心不全だったと聞く。
 私は、一種放管を持つ曽我接骨院長と顔を見合わせて、「これは短寿命核種による急性毒性だ」と語り合った。

 だが、原子力産業や政府は、この種の原発事故被害を隠蔽しようとしていて、短寿命核種による被害については、まったく研究が進んでいない。
 半減期が数十日以上と長い長寿命核種については、人体構成元素の化学価による性質が近い、セシウムXとストロンチウムXについては、たくさんの報告が明らかにされているが、もっとも毒性が著しいといわれるプルトニウムXなどアクチノイド系核種については、報告が少ない。しかし、かつてアメリカが非合法の人体実験を繰り返して一定のデータを持っているともいわれる。

 基本的に、セシウムXは、セシウム137が半減期30年、ほぼ消えるには300年を要する。ストロンチウムXも、ほぼ同じである。
 セシウムは化学価が1とカリウムと同じ系列にあるため、大半の食品や生物基本構成要素であるカリウムに親和性が強く、容易に入り込んでゆく。つまり、野菜や筋肉類に吸収されやすく、食品による内部被曝に関与する。
 稀勢の里が引退を強いられ、白鳳や鶴竜など横綱陣が不調の極みにある理由は、このセシウムが含まれた福島米1トンを優勝報償として授与されたせいだと私は何度も指摘した。

 ストロンチウムXは、はるかに恐ろしく、カルシウムと同じ2価であるため、水に溶けて、河川表流水や地下水を汚染してじわじわと水産物や人体を汚染してゆき、一度人体に吸収されたなら、死ぬまで排出されずに被曝を続ける性質があって、その毒性はセシウムXの300倍であると評価されている。

 問題は、まだ人体毒性が明らかにされていない、他の主要核種である。

 ジルコニウム93 半減期150億年 60Kベータ線
 テクネチウム99 半減期2万年、294Kベータ線
 プロメチウム147 半減期2.6年 2200Kベータ線
 サマリウム149  データがないが、放射能毒性が強いといわれる
 キセノン133 半減期5.2日 弱いガンマ線とベータ線
 クリプトン85 半減期10.7年、687Kベータ線

 我々が所有するシンチレータ測定器で測定可能な核種は、強いガンマ線を放出するセシウム137などで、大半の核種が、測定不能なベータ線核種であるため、その存在を把握するのも困難である。

 数年前、千葉県の利根川に近い柏市で、友人の持つRADEXが突然70マイクロ近い表示で警報を発したことがあった。それは数十分にわたって、強い表示を繰り返した。
 そのとき、別のシンチ式測定器で見たところ、表示が平常値のままだった。
 原因としては、私は、地を這う性質のある、クリプトン85気団が地表を漂っていたのではないかと考えた。シンチはベータ線に反応しないが、GM式測定器は、クリプトン85気団の中に入れば、もの凄い数値を出す可能性があると考えたのである。
 このように、ベータ線核種については、その存在を確認することさえ非常に困難である。また、人体に対する内部被曝のデータも少ない。

 何よりも、原発事故のはじめ数日間に放出される莫大な短寿命核種のデータが存在しないのが問題であるが、政府は、この学識を隠蔽しようとしているため、我々が入手するのは困難だし、研究者に資金提供する組織もほとんどないであろう。

 だが、原発事故が起きたとき、本当の被曝は、最初の十日間の短寿命核種被曝で定まってしまうと考えるべきである。
 1年もすれば、放射能量は、メルトダウン直後の数万分の一以下に減ってしまう。
最初の十日、ヨウ素131などの短寿命核種に暴露されることで、10年先の発癌にまで影響が続くと考えるべきである。
 他の短寿命核種、とりわけ多い、テルルXなどは、どんな影響があるのかまるでわかっていない。影響がないのではなく、被曝による障害をもたらす可能性が強いが、データが得られていないだけのことだ。

 メルトダウンから1年もすれば、セシウムXやストロンチウムXなど長寿命核種の出番だが、多くは、飲食と呼吸を経由した内部被曝が問題なのだ。
 確かに、事故から1年後の福島に行けば、空中には、セシウムがうようよと漂っていて、呼吸被曝のリスクが大きく、食品による内部被曝も深刻であるが、本当に危険な影響を与えるのは、事故から十日間程度であると知っておくべきである。
 それでも、外部ガンマ線と、呼吸被曝のリスクから、福島の重汚染地に子供たちを住まわせるのは犯罪行為であると私は思う。



受験競争

2019年01月29日 | 未分類
 選抜テスト制による受験競争は、中国や韓国や日本など、儒教国で若者たちを縛り続けている。
 なぜ儒教国かというと、この種の受験競争の原型が、中国における「科挙」という、国家権力の官僚を登用する制度の上に生み出されているからである。

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%91%E6%8C%99

 科挙は、日本の奈良時代(中国では隋唐時代)から明治時代、清朝に至るまで千数百年の歴史があり、儒教の影響を受けた各国で、国家権力の親方日の丸人生に憧れた若者たちと、それを望む親たちにとって、平和的様相でありながら、実態は戦争に近い、過酷な儀式であった。
 合格すれば、一生の楽ちん人生と巨大な利権が約束されたのだから、若者たちにとっては生死をかける生涯最大のイベントとなった。

 科挙の受験がもたらした、さまざまの悲喜劇については、小説や記録にたくさん残されていて、例えば、魯迅の父であるとか、阿倍仲麻呂、菅原道真などが知られてる。

 http://news.livedoor.com/article/detail/14422943/

 こうした官僚登用の選抜試験が、現代日本にも強烈な影響を及ぼし、日本人の大半の人生観を拘束しているのだが、この価値観が、日本社会全体に一種の共同幻想や同調圧力として激しく作用していることによって、毎年、たくさんのジイメや自殺者やら、精神障害者やら、無数の不幸を生み出しているのである。

 受験選抜制度からはみ出して、競争を無視するような独自の価値観を作り上げている人間は、社会全体の同調圧力によって「異端者」として、あらゆる局面で排除され、その後、どんなに優れた業績を上げても、異邦人として評価の対象外であり、決して「お仲間」に入れてもらえない。

 日本社会にあって、人の自由な精神を疎外する不合理な最大の障壁が、この受験選抜制度と天皇制である。
 この制度によって、日本人が、どれほど多くの異常者を輩出したことだろう。これらの、誤った価値観の共有と同調圧力が、日本のすべての人格的障害を生み出しているといっても過言でないと私は思う。

 選抜されて得られるモノといえば、自分が他人より優秀だという自己満足であり、一種の特権意識による思い上がりであり、当然ながら、選抜されない人々を見下す傲慢が心に生み出されてくる。

 したがって、この選抜制度がもたらす最大の弊害が、民衆の間に、選抜された者と、されない者の、社会的差別を生み出すことであり、若者たちが、受験競争の苦しみと引き換えに、差別の座布団に乗って、他人を見下すことができるようになったと勘違いしてしまうわけだ。

 おまけに悪いことに、この種の選抜差別意識というのは、社会全体に拡散し、善良なる小市民でも、選抜による序列化、差別が正当であるとの勘違いをもたらし、それゆえ、こうした差別制度の上にあぐらをかく自民党や経営者団体などに権威を与え、有利にしているのである。

 いってみれば、受験選抜制度というのは、日本社会に差別や序列意識をもたらす諸悪の根元であると断言してもいい。
 私は、1970年前後、マルクス主義に傾倒した時代があったが、そのときの仲間たちは、学歴社会に迎合することによって、自ら差別者に成り下がり、マルクス主義思想を放棄したのだと思った。
 今でも、左翼的な言動をする者が、学歴差別社会のなかで、どのようなふるまいをするのか? 最初に注視することにしている。

 ちなみに、私は、1980年前後に、マルクス主義や唯物史観を捨てて、仏教的大乗史観にのめりこみ、一種のスピリチュアル主義者となった。
 それでも、社会の諸悪の根元が差別にあるという考えは変わっていなくて、こうした学歴差別社会こそ、やがて、日本を崩壊に導くものと考え、原子力発電など科学技術は、学歴差別社会のなかで人類を滅ぼす悪魔のアイテムとして作用するだろうと確信していた。

 今では、実際に、学歴差別社会から生み出された、人間ではなく技術や物質を優先させる発想で、「人が生きている」という社会最大の価値を忘れてしまった人々によって、人類の滅亡が、もう手の届くところまで近づいていて、私の目の黒いうちに、人類滅亡が誰の目にも鮮明に理解できるようになると考えている。

 今、必死になって受験勉強している若者諸君に言っておきたいことは、他人を出し抜いて、自分だけが特権階級の道を歩むための選抜制度は、最も大切な人間性を崩壊させることがあっても、人類の未来を決して救うことはない。
 他人を差別し、見下すようなシステムは、完全に間違っていて、それは人類滅亡にしか役立たない。
 原発もAI機器もコンピュータも、人間を救わない。それが何のために生み出されたかといえば、立って半畳、寝て一畳の人間世界に、一人だけ広大な土地を所有し、一人だけ、莫大な富を所有し、一人で100人前の食事を並べさせて99人前の食事を捨て、一度に一台しか乗れない車を100台所有し、一部屋でしか寝られない体なのに、百部屋を保有したいと求める人々、すなわち「強欲」を実現するためのものでしかない。
 原発も、AIも、すべては個人のぼろ儲けのために生まれたものであり、全体の人々を救うためのものでは決してないのだ。

 今は、わからないだろうが、世界の90%以上の資産を、わずか数十名で所有する強欲人のために、他のすべての人々が過酷な奴隷としてのみ生かされる時代がやってきている。
 原発もAIも、彼らの強欲を実現するためのアイテムにすぎないのだ。
 学歴社会は、強欲人種のためにあるのか、それとも大多数の人々のためにあるのか、若者たちには、よく考えてもらいたい。
https://www.huffingtonpost.jp/2017/01/15/eight-men-own-half-the-worlds-wealth_n_14194250.htm
l
https://matome.naver.jp/odai/2142893210426765101

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/47989?page=5



 



安倍政権における統計捏造

2019年01月28日 | 未分類
 

 またしても隠ぺい、ねつ造-厚労省統計問題
https://blogos.com/article/351063/

  【嘘まみれ】厚労省の「勤労統計捏造」、18年9月にも虚偽報告!データの不自然さを外部から指摘されていた中で!
  https://yuruneto.com/kourou-kyogi/

 安倍政権下において、官僚の統計捏造が発覚したのは、今回で何度目だろう?

 とうとう、安倍政権を支えるメディアの中からも、政権による統計捏造への不信感が噴き出している。

 http://www.asyura2.com/18/senkyo253/msg/607.html

 これは、2016年における統計捏造問題
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/392.html

 そもそも、福島原発巨大事故において、旧ソ連圏で数千万人に上る死者が出たチェルノブイリ事故を桁違いに上回る放射能汚染があったにもかかわらず、事故後の統計に、そうした被害が一切反映されていないのを見て、日本政府による統計捏造は、どこまで底知れないほど悪質なのかと私は憤激していた。

 官僚が、この種の統計捏造を行った場合、統計法により結構な罰則が用意されている。

 統計法の第60条において、「報告を妨げた者」に対して、「6箇月以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。」と規定しており、第61条において、「報告をせず、又は虚偽の報告をした者」に対して、「50万円以下の罰金に処する。」
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syougyo/gaiyo/gimu-hogo.html

 今回の事例は、明確に「虚偽報告」に該当するため、担当責任官僚には50万円の罰金が処せられなければならないのである。

 過去には、調査される側の虚偽報告に対し、懲役三ヶ月の判決が下ったこともある。
  http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000140724

 したがって、保身に汲汲とするのが官僚の特質ならば、刑事罰の対象になるような統計捏造を、自分の意思で行うことなど100%ありえない。
 つまり、これらの統計捏造は、安倍政権官邸による直接の指示なのである。

 安倍政権は、成立当初から、平然と無法行為を繰り返すマフィア政権であった。もっとも典型的な事例が「詩織さん事件」であり、安倍官邸が強姦事件を権力によってもみ消したのである。
 森友・加計事件も、実にわかりやすい不法隠蔽手口であった。
  https://courrier.jp/news/archives/112051/

 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/53433

 我々は、これほどの意図的な不法行為、脱法行為を平然と繰り返すマフィア政権の存在を、戦後憲政史上で初めて目の当たりにして、しかも、それを安倍ヨイショの虚偽を並べることで正当化し、隠蔽するたくさんのメディアが存在することにも驚愕させられた。
 日本という国が、今や、1930年代末の、陸軍統制派による暴走と同じ、不正にまみれた虚構を突っ走っているという恐ろしい現実を、このとき、思い知らされたのである。

 日本社会には真実が存在しない!
 それは、政府・政権のみならず、学問界、医学界、行政、メディア、あらゆるセクションが政権と原子力産業を守ろうとする嘘と不正によって動かされている。
 だが、福島原発事故の真実は、隠し通せない、さまざまの情報から漏れ伝えられてくる。

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原発事故後、子どもを連れて福島から奈良に移住したお母さん 8年後、死者続出でようやく親類から罵倒されなくなった 
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/822.html

移住当初は、親類から大馬鹿者と罵倒されていたものの、最近はやっと理解してもらえたということです。当時とくらべ誹謗中傷ツイートもほとんど無くなったそうです。
それだけ福島では恐ろしい勢いで人が亡くなっているということにほかなりません。

-----(引用ここから)---------------------
https://twitter.com/kusukusu0525/status/1069922568738549760

私ねー、奈良に来てからなの。 4年前、長男は中3で受験生でね、京都での受験に息子さんメンタルボロボロになってゴボウみたいに痩せちゃってね。仕方なく福島に引っ越したの(出戻り)。でも3ヶ月間でみるみる体調が悪化して行ってね、もうダメだ、また西に行こうって言って結局 福島に引越した半年後に
3:53 - 2018年12月4日

https://twitter.com/kusukusu0525/status/1069923675355279360

奈良に来たの。 一年に2回の引越し。 関西→東北→関西。 引越し作業は私一人。 それで私がボロッボロの廃人みたいになってしまったの。 奈良に来て半年後、倒れて救急搬送されて入院して丸2年殆ど出かけられなくて。 長男の受験にも問題が出て、受験終わったら次男が登校拒否。 色々つらすぎた。
3:57 - 2018年12月4日

https://twitter.com/kusukusu0525/status/1082965066746482688

本日 紹介状を頂いて乳腺外来の 精密検査を受けてまいりました。結果は、『乳がんではありません』との事でした。線状に構築の乱れが見られるので浸潤したガンかも?と言われましたが3Dマンモグラフィーと乳腺エコーで異常なし。MRIは過去に喘息の既往歴があるのでリスク回避で無しになりました。
3:39 - 2019年1月9日

https://twitter.com/kusukusu0525/status/1082966028169015297

今のところ98%くらいはガンじゃない、けど次は半年後に検査です。よく言われてるけど、やっぱりね、ちゃんと検査は受けた方が良いと思いました。 マンモで被爆するとか言う人も居るけど、実際に乳がんかも?ってなった時、そんなこと言ってる場合じゃないからね
3:43 - 2019年1月9日

https://twitter.com/kusukusu0525/status/1087498441670909952

品川じゃなくて、実家に帰省する度に、避難の事で大馬鹿者呼ばわりされて暴言吐かれるので怖かったんです。でも今回は大丈夫でした(*^^*)
15:53 - 2019年1月21日

https://twitter.com/kusukusu0525/status/1087512520007401472

ありがとうございます。 亡くなる人が多すぎて、流石に認めたみたいです。
火葬場の順番待ちも1週間~10日だそうで…
祖母は早くに荼毘に付す事が出来て運が良かったみたいです。
16:49 - 2019年1月21日

https://twitter.com/kusukusu0525/status/1088296597430034432

余りにも亡くなる人が多すぎて 今回の帰省で初めて親類が私の避難生活を認めた。認めざるを得ない事態が起きているんだなと思った。それでも大丈夫、過去と変わらず日本は安全だと言う人は、別に言えばいいけど。その方達は現実を直視出来ないのか、してないのか、受け容れるのが怖いのか何なのか
20:45 - 2019年1月23日

https://twitter.com/kusukusu0525/status/1088297140487475201

避難の必要性を親族に認めて貰えるまでに8年弱もかかった。
20:47 - 2019年1月23日

https://twitter.com/kusukusu0525/status/1088297912088518656

ここには書けない事も 今回の帰省でわかった。真実はネットにも新聞にもラジオにも簡単には流れない。
20:50 - 2019年1月23日

https://twitter.com/kusukusu0525/status/1088764713696079872

私は今まで罵倒され続けて来たので精神的にも疲れきっていました。頭がおかしい、狂ってる、バカだ、呆れる、信じられない等々。これらはまだ書けるけど書けない言葉で罵られ続けてましたね…。聞き流してたけど、心は傷だらけになりました。早く理解して貰えるといいですね。
3:45 - 2019年1月25日

https://twitter.com/kusukusu0525/status/1088766642526420993

サラッとこんな風に言っちゃう国、怖いですね。2人に1人って……。そう、言われてみれば、、夫が一昨年、癌で全摘手術しましたけどね。
3:52 - 2019年1月25日

https://twitter.com/kusukusu0525/status/1088763308230946816

Twitter ひらいて、 びっくりして そっと閉じた。。 通知OFFにしてるから知らんかった Twitter始めた頃の前アカの時を思い出した…。福島の状況、本当はみんな知りたいんだよね…
3:39 - 2019年1月25日

https://twitter.com/kusukusu0525/status/1088766112748060673

火葬場の順番待ちが1週間~10日なんだって。そんな状態、聞いた事ないよ…
これから他県でも益々 病気罹患率や死亡率も高まるだろうから否が応でも認めざるを得なくなるかも。。。
私は一人で背負って来たけど、ご夫婦で避難されてるから まだ少しは、ね。ご主人の理解や賛同があるって心強いからね。
3:50 - 2019年1月25日

https://twitter.com/kusukusu0525/status/1088769296195440641

お返事返しきれなくて、ごめんなさい。リプ下さった方、ありがとうございます。
4:03 - 2019年1月25日

https://twitter.com/kusukusu0525/status/1088770924046737409

2011年にTwitterを始めたんだけど、当時は酷いリプをしてくる人もたくさんいてね。工作員だとか、スパイだとか、嘘つきだとか、色んな事を言われたの。それで前のアカウントを消したの でも今は酷いリプは来てないみたい。毎年の様に若くて急死する有名人も多くて、みんなが認めてるんだよね。ひばく
4:09 - 2019年1月25日

-----(引用ここまで)--------------------

 統計上、福島には、事故前と比較して著しい健康上の異常は、まったく起きていない。
 これを、そのまま信じている人も多いが、残念ながら、政府の作った統計が、それほど政権のために捏造し、歪曲し、隠蔽しているのか、冒頭に紹介したように、我々は思い知らされているから、政府統計は人口動態であっても、まったく信用できない。
 間違いなく、原発事故被害が存在しないかのように、データを書き換えているだろう。

 福島の浜通り・中通りの重度被曝地帯で起きていることのうち、もっともわかりやすいのが、病院の混雑と治療内容、それに火葬場の順番待ちである。
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/393.html

 実は、フクイチ事故の後、全国の自治体で、火葬場の大増設が行われていたことを、私は自分の実父の火葬によって初めて知った。あまりの死者の増加に、旧来の火葬施設では手に負えなくなっていたのである。
 こんな事実も、一切報道されず、全国で火葬場が増設されている現実の報道もなく、知っている人もほとんどいない。

 上に引用したツイッターからは、捏造のない自然な福島の事情が浮き彫りになっている。
 福島の放射能汚染に危険を感じて、奈良県に逃避した主婦が、親族から寄ってたかって罵倒され、批判され続けたにもかかわらず、事故から8年目の今年になって、やっと地元の人たちが逃避を批判しなくなった。  
 それは、福島の実家周辺で、続々と人が死んでいたからだ。

 私が、フクイチ事故の直後から、何百回も言い続けてきたのは、被曝には長い潜伏期間があるということだった。
 このリンク画像を掲示するのも、あるいは100回を超えているかもしれない。
 これは、チェルノブイリ事故で、北ウクライナの住民に現れた被曝被害であり、被害のピークが、事故から7年目、8年目に現れることを示したものである。
 最初の五年間は、よほど過敏な人や子供たち以外、被害が見えない。

 2016-1-2.jpg


 ここで大切な情報は、事故から8年後、チェルノブイリでは1986年の事故から5年後に劇的な発症が始まり、8年後の1994年にピークを迎えるということである。(データが切れているが)
 フクイチ事故の場合、まさに8年後が今であり、今年は、福島の重被曝地帯で、恐ろしい発症が起きることが確実と思われるのだ。(すでに起きている)

 何が起きるのか? といえば、グラフの通り、循環器系障害=心臓・脳・血管系の障害に加えて内分泌系障害=甲状腺や、免疫暴走である。
 一番多いのが心筋梗塞であり、これは徐々に悪化するというより、健康に働いている人が突然死するのである。

 次に、内分泌系は、橋本病や甲状腺癌のような発症が起きるが、癌については、10年後である2021年頃にピークが来ると予想している。
 橋本病・リウマチ・膠原病・多発性硬化症・乾癬などは、すべて甲状腺が壊されて免疫暴走が起きることによる。本来、病原を攻撃して体を守るはずの免疫細胞が、健全な肉体組織を攻撃するようになるのだ。

 事故後、この種の免疫病(大半が難病指定)が劇的に増えたことを知っている人も多いだろう。ヨウ素131の環境汚染は、福島だけでなく、茨城や千葉でも、福島と変わらないほどひどかったとの報告があるので、まだまだ、これからこの種の免疫病の発症が続く可能性がある。
 免疫病は、原因がひどくわかりにくく、正しく診断できる医師も非常に少ない。例えば、単純な腰痛と思っていても、実は自己免疫障害が隠れていることがあり、被曝免疫病の本当の実態が、知られる日は、まだ遠い。
 また被曝を隠蔽する政府系や医学界の圧力もあって、我々が真実を知る日は近くない。

 ウクライナでは、チェルノブイリ事故から33年を迎えて、一部の学者から「民族滅亡のリスク」まで提起されている。それは、遺伝障害が延々と伝播してゆくからだ。
 見かけは、全く正常だが、「ちょっとおかしい」という遺伝的欠陥が淘汰されて健全な遺伝子に戻るには気の遠くなるほど長い時間がかかる。
 あるいは、民族全体に「ちょっとおかしい」遺伝障害が拡大伝播してしまう可能性もあり、そうなると平均寿命が大きく下がったり、知的レベルが下がったり、民族の健全な継承が困難になってゆくのである。

 日本の場合は、まだこれから、そうした遺伝問題が明らかにされるのだが、政府や原子力産業による隠蔽を、どこまで剥がせるのだろうか?



 中国・韓国がノーベル賞を取れない本当の理由

2019年01月27日 | 未分類
 日本人の戦後受賞者は24名、佐藤栄作だけは政治的で価値のないといわれる平和賞だが、その他は、堅牢な学問的実績を評価されてのことだ。

 ノーベル賞を創設したノーベルは、伝記には何も書かれていないが、ユダヤ人であるとの噂がある。ノーベルが、ニトログリセリンの安定剤として珪藻土が有効であることを発見してから、事業化に至る巨額の資金を負担したのは、ロスチャイルド財閥で、したがって、ノーベル賞は、別名「ロスチャイルド賞」であるといわれることもある。
 その意味で、世界の資産の大半を所有するロスチャイルド=ユダヤカルトに奉仕する学問的成果を、顕彰する賞であるともいわれる。

 国別の受賞者は、アメリカが350名超、イギリスが約120名、ドイツが80名超、フランスが約60名、ロシアが20名である。
 中国・韓国・北朝鮮には、政治的性格である平和賞を除けば、ほとんど受賞者が見当たらない。他のアジア諸国でも、学問的実績を評価された受賞は極めて少ない。

 中国と韓国が、人口や教育インフラなどの割に、極めて受賞者が少ない本当の理由が、今日のブログの主題である。

 以下が、分析として非常に意味のある内容であろう。
 https://www.mag2.com/p/news/222645

 何が書かれているかというと、中国も韓国も、関連する意味から連想することでわかりやすかった母国語を、意味が簡単につかめなくなるように変えてしまったのである。

 そもそも漢字は表意文字であり、一語一語には、数千年の歴史的な蓄積が反映されていて、たった一語でも、想像力を広げて多くの意味を持たせるような含蓄の深い言語であった。
 しかも、東アジアの膨大な人口で使われ、無限ともいえる相互関係、広がりがあったにもかかわらず、意味を無視した狭く単純な表音文字に堕落させてしまったのが、中国流漢字改革であった。
 言葉の持つ歴史的な含蓄をドブに捨ててしまったといってもよい。

 韓国の場合は、もっとひどくて、日本統治時代に、下層民衆に広く普及していたハングル文字に加えて、当時、上流階級で使われていた漢字文化との融合が模索されたのだが、敗戦後、「日本のもたらした、すべてが悪」という認識を叫ぶ李承晩らによって、一方的に上から、日本と共通する漢字文化の利用を拒否し、韓国語を表音文字でしかないハングルに統一し、漢字の使用を禁止するという暴挙に出た。

  この結果、語彙の少ないハングル語では、表意文字と表音文字の区別が困難になり、表音文字では、多様な意味に対応できず、少ない言語で、たくさんの意味を表すことができなくなってしまった。
 言語に必要なものは、意味を正しく弁別する論理的整合性であるのに、表音文字と表意文字を組み合わせることで多様な思考と表現を可能にしていた、統治時代の韓国語を「日本が与えたものは拒否する」という屁理屈で放棄してしまったのである。
 これで、韓国の学問水準は、数割も落ちてしまったともいわれる。

 中国や韓国における学問的水準の低さは、このように、母国語に論理的整合性を持たせず、国家的メンツばかりに走った愚かな政府の政策によるものが非常に大きい。

 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/45068

 表音文字しかない母国語を持つ民族が、学問的に価値のある仕事をなした例はない。人間の思考の深化には、必ず表意文字が必要なのである。
 それは、俳句におけるプレバト夏井いつきの説明を聞いている人には、よく理解できるはずだ。
 中国も、世界最高水準の表意文字を持っていたのに、ただ単純化したいという軽薄な理屈で、表意性を放棄し、漢字を表音文字に切り替えてしまっている以上、学問や思考様式が世界水準に届くということはないだろう。
 俳句のような、表意性言語の芸術を持つことは、民族の知的深化にとって決定的に重要なことなのだ。

 さて、今回は、実は、これまでの説明とは大きくかけ離れた問題の本質について、書いてみたい。
 中国や韓国がノーベル賞を取れない理由には、表意文字の問題以外に、とんでもなく恐怖と残酷に満ちた本質が潜んでいるのである。

 人類史におけるジェノサイド(大量虐殺)の歴史は深い。
 もっとも有名なものは、チンギスハンによる「タタールのくびき」である。日本でも、鎌倉時代に対馬などで大変な目に遭わされているのだが、元帝国は、当時、世界で1億人しかいない人口の半数を殺戮したのではとの推測もある。

 ジェノサイドといえば、ホローコストの別名で知られるナチズムによるユダヤ人虐殺があり、600万人のユダヤ人たちが殺戮された。
 だが、数の上で、それをはるかに凌駕するのが、スターリンによる自国民の大虐殺である。正確な数字は不明だが、一説によれば、同じロシア人5000万人をラーゲリで殺戮したとの報告もある。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E7%B2%9B%E6%B8%85

 冒頭に紹介した、欧州におけるノーベル賞受賞者数で、ソ連ロシアが20名しかいない理由について、不審を抱いた人はいるだろうか?
 ロシア人は、脳の平均的な容量や、論理能力からいっても、人類史において際だって優秀な民族の一つである。また、ロシアの指導的階級には、もの凄い数のユダヤ人がいた。
 実は、ロシア革命を実現したボルシェビキ党のメンバーの大半がユダヤ人であった。
 レーニン・トロツキーはもとより、スターリンまでユダヤ人の血を引き、ロシア革命の財布=経済的母体だったアーマンドハマーはロスチャイルドグループのユダヤ人富豪(米国人)であった。
 現代の科学界においても、スミルノフ派はじめ、世界有数の学者がロシアに集まっている。

 それなのに、ノーベル賞受賞者が他の欧州諸国に比べて異様に少ない。もちろん、その理由は、少しでも優秀で主体的な発言をする者を、人類史上最悪の猜疑心を持ったスターリンが、片っ端から拘束収容し、殺してしまったからである。
 そもそもノーベル賞を受賞するような知的な人物は、主体性が強く、物事の本質を見抜く力も大きいから、政権に対して批判的な人物が多い。
 スターリンは、そうした知識人が大嫌いだった。この大殺戮によって、ロシアの知的水準は、数十年も遅れを取ることになった。というより、二度と回復できないといってもよい。
 もし、スターリン大殺戮がなかったなら、米ソ競合の宇宙と核開発の科学技術戦争は、ソ連ロシアの圧勝に終わっていたことだろう。ノーベル賞も100個以上、軽く受賞していたであろう。

 このようにして考えると、中国や韓国が極端にノーベル受賞者を持たない理由は一目瞭然である。

 中国では、毛沢東が、人類史上最悪級の大量死を演出した。大躍進政策による餓死者と、文化大革命による知識人の処刑者を併せると、軽く1億人を超えると評価されている。
 まだ中国人が6億人しかいない時代の1億人であるから、「知識人」の烙印を押された教師や医師、経営者は、ほとんど皆殺しにされたといってもいい。

  https://shukousha.com/column/liu/3896/

 http://www.page.sannet.ne.jp/mhvmhv/BunkaDaikakumei.html

 中国の産業界の基礎を担う、優秀な知識人や、経営者の大半が殺されたなら、その後、どうなるか、誰でもわかることだ。
 中国は、毛沢東の愚かな政策により30年以上も後退したといわれ、ノーベル賞級の学者や、その血縁、人脈もことごとく殺され、学問は回復不能にまで荒廃させられた。
 これが、中国にノーベル賞受賞者が、ほとんど出ない、本当の理由である。
 また、日本による技術援助が行われるまで、中国の産業界は19世紀のレベルであり、その後の、学問水準の低迷や、知識人に対する軽視も、すべて、文革のもたらした結果である。

 韓国は、どうだろう?
 韓国では、李承晩政権が登場し、朝鮮戦争の過程のなかで、やはり凄まじい大虐殺が行われた。
 「日本憎し」の李承晩によって、竹島が強奪され、島根県漁民50名が韓国軍に殺されたが、自国民に対する仕打ちは、そんな生やさしいものではなかった。

 李承晩を軍事クーデターによって追放した朴正熙もまた、凄まじい自国民大虐殺を行った。
 このことは最近まで韓国民に知らされず、教育の俎上にも上らないので、未だに韓国政府が自国民を大虐殺した事実を知らない韓国民が無数にいて、恐怖の記憶とともに知っているのは、現在60歳以上の者たちだけである。
 李承晩・朴正熙によって、殺戮された韓国民は、済州島4・3事件なども併せて、ざっと400万人を超えると評価されている。
 正真正銘のジェノサイドが行われたのだ。

 https://www.youtube.com/watch?v=JRKyWi3Dgwk

 https://www.youtube.com/watch?v=HMnGLgyKRhg

 https://blogs.yahoo.co.jp/naomoe3/60318233.html

 韓国では、李承晩・朴正熙政権によって、日本のあらゆる文化が禁止され、歌謡曲でさえ放送禁止になっていた。いわば、究極の反日教育が行われ、この時代に教育を受けた者たちが、今の韓国政府の中枢にいて、文在寅もその一人である。

 韓国では、日本憎しのあまり、本当に民族にとって大切な基礎教養され放棄されてしまい、抗議でもしようものなら、たちまち殺されるという時代が長く続いた。
 政府に異議を唱える優れた知識人は、皆殺しに遭ったといってもいい。
 これで、ノーベル賞なんて出てくるはずがないのだ。彼らは、教育者としても大切な存在であったから、韓国の教育体制もまた、優れた人材の欠如という時代が続くしかなかったのである。

 もう一つ、忘れてはならない大虐殺が、1975年から起きたポルポトによるカンボジアジェノサイドである。
 https://world-note.com/pol-pot-cambodian-genocide/

 これも、ポルポト率いるクメールルージュが、毛沢東の文化大革命を引き写しのように真似たものだった。
 国の将来を構築する、知識人という知識人が根こそぎ殺戮されたのは、まだ、それほど旧い記憶ではない。
 この大虐殺は、当時のカンボジア全人口750万人中、実に300万人に及ぶものだった。

 kanbo.jpg

 
 この知識人喪失は、あまりにも規模が大きすぎて、カンボジアの近未来の成長力を根こそぎ奪ったといってもよい。
 カンボジアは、今後50年は、国家としての基礎的な人材を確保することが困難になっている。

 さて、残る日本だが、日本では、本当にありがたいことに、自国民大虐殺は起きていない。本当に過酷な運命を強要されたのは沖縄人くらいだろう。

 ちなみに、韓国の慰安婦・徴用工などの暴走をいいことに、そうした事実が存在しなかったように右翼系知識人が大宣伝攻勢をかけているので、ついでに書いておくが、慰安婦問題は、韓国だけではない。沖縄や台湾、フィリピンの女性たちにも降りかかった問題だったのだ。
 沖縄人慰安婦については、明確な証言も残されている。

 徴用工について、高給に釣られて自発的に応募した労働者にすぎないと右翼が宣伝しているが、これも事実とまったく違う。
 当時の徴用でいえば、日本人でさえ、過酷な「勤労奉仕」を強要され、私の母親も駆り出された経験を語っている。

 そもそも、日本政府は、朝鮮人を「第二等国民」と決めつけ、徴兵義務を課さなかった代わりに強制徴用義務を課したのである。
 日本人だって徴兵を含めて450万人もの犠牲者を出している。朝鮮人にだけ、高給を支払って雇用したにすぎないという屁理屈は、笑い話以外のものではない。
 朝鮮人は、日本人に課せられた徴兵の代わりに強制徴用されたのであり、そのなかには強制連行が含まれるのは、まったく当然の理屈であると知るべきである。

 だが、日本人は、450万人の犠牲者を出した第二次世界大戦以外に、国内での大虐殺を免れたおかげで、教育体制の崩壊も避けることができて、ノーベル賞受賞者をたくさん輩出することができたのである。
 しかし、450万人の戦死者こそが、欧米との差を生んだと考えられなくもない。

 韓国人や中国人が馬鹿だからノーベル賞を受賞できないわけではない。国内において大殺戮を行ったせいで、本当に優れた知識人まで殺されていなくなってしまったのだという真実に、我々は気づくべきである。