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 大統領選の行方

2020年10月31日 | 未分類
 鶴田浩二の歌 「傷だらけの人生」より

  何から何まで 真っ暗闇よ すじの通らぬ ことばかり 右を向いても 左を見ても
「ばかと阿呆の からみあい」 どこに男の 夢がある
 https://www.youtube.com/watch?v=sz0CuwJX6ZM&ab_channel=yarukyo893

 アメリカ大統領選の陳腐すぎる候補者を見ていると、知性を大切にする世界中の人々が、こんなことを思っているのではないだろうか?

 ヘーゲルは二百数十年前に、「世界は合理性によってのみ進化すする」と喝破したのだが、オバマからトランプに大統領職が受け継がれたとき、トランプのどこに、合理性や進化があるのか、理解できた人はいないだろう。

 無理矢理こじつけるとすれば、トランプは、オバマより、ちょっとだけ素直だ。オバマは、24時間かっこをつけようとする嘘つきだった。
 ビンラディンの射殺を眺めるオバマの顔は、911テロのとき、理由もなくフロリダの小学校を視察に出かけ、自分は無関係であるかのようなパフォーマンス=アリバイ証明を行ってみせたジョージ・ブッシュの表情と、まるでそっくりだった。
 https://www.youtube.com/watch?v=cC70xCYm34I&ab_channel=DzigaVertov2nd

 以下が、911テロのとき、フロリダの小学校にいたブッシュ大統領の動画だ。
 https://www.youtube.com/watch?v=nEB4njDv730&ab_channel=HISTORYCHANNEL

 実に不自然な緊張を浮かべた表情で、私は、これを見て、ブッシュこそ911の黒幕の一味だと確信したものだ。

 もちろん、トランプも平気で嘘をつける人間を代表する一人だ。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-918.html

 トランプは、「アメリカンファースト」という唯我独尊、徹底した利己主義を主張しまくり、良識的な価値観を持った人々から顰蹙をかいつづけているが、「馬鹿で悪いか!」と開き直っているところが、地球平板協会のような極右系アメリカ人から好感を持たれている。

 敗戦時、ブラジル移民のなかに「勝ち組」というのがいて、「神国日本は絶対に負けていない」と強硬に主張し、日本は負けたと認めた仲間の移民を、片っ端から殺害してまわった。
 私は、トランプの人間性は、およそ知性の対極にいて、妄想のなかに棲む、地球平板協会や勝ち組たちに共通すると思う。

 トランプは、ユダヤ人フリードマンが体系化し、レーガン・中曽根・サッチャーらが世界に拡散してきた「新自由主義」を信奉している。
 それなのに、新自由主義者=グローバリストの定義から外れているのも不可解だ。グローバリズムは、世界中に共通するルールを定めようというものだが、トランプは、それが面白くない。露骨にアメリカだけがトクをする政策を要求してきた。

 新自由主義の核心部は、「人の自由こそ最大の価値」 「自由とは個人の金儲けの自由だ」 「金儲けの自由を阻害する、あらゆる国家の規制を撤廃し、市場原理に委ねれば、すべてうまくゆく」
 というもので、この思想で誰がトクをするのかといえば、世界のユダヤ人金融資本家たちだけである。そして、たぶん、トランプもトクすると思ったのだろう。

 トランプも、またグローバリズムを作ったユダヤ教徒になった。ユダヤ教徒になる条件は、母の血にユダヤ人の血が含まれていることだから、おそらく大昔からトランプ家にユダヤ教徒が関与していたのも間違いないだろう。

  私は、トランプという知性の対極にいる、露骨な我田引水主義の人物が大統領になったアメリカというのは、もうとっくに国家としての使命を終えていると思うのだが、トランプに変わるべきバイデンというのが、中国から莫大なカネと利権を得てきた、一種の売国奴なので、とてもじゃないが、大統領選に夢も希望もあったものじゃない。
 https://www.youtube.com/watch?v=b-tBIZ_PnEA&ab_channel=%E3%82%AB%E3%83%8A%E3%83%80%E4%BA%BA%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9

 どっちに転んでもクズしかいない。これでは良心的なアメリカ人がいるなら、みんな絶望でいっぱい。ニガヨモギの酒でも飲んで寝ているしかない。
 まあ、バイデンが大統領になれば、中国との利権を復活するかといえば、それは無理だろう。対中強硬姿勢を演出しなければ、命まで狙われることになるだろう。
 だから、選挙終盤では、大半のメディアがバイデン優勢を伝えている。

 https://www.youtube.com/watch?v=IrWXebXwIlI&ab_channel=ANNnewsCH

 ところがだ、アメリカ大統領選を本当に定める要素は何かということを知っている人たちは、トランプ劣勢報道のなかで、結局、トランプのどんでん返し勝利を予告している。
 その代表が、前回の選挙でもトランプ最終勝利を予言した、民主党支持映画監督の、マイケル・ムーアだ。
 https://news.yahoo.co.jp/byline/abekasumi/20201031-00205635/

 ムーアは、共和党の思想的勢力=キリスト教福音派、原理主義者、そしてユダヤ教徒の怖さを本能的に感じ取っているのだ。
 アメリカという国を動かしてきた精神性=宗教的信念は、シオニズムなのだ。トランプは典型的シオニストである。バイデンは違う。
 アメリカという国は、ユダヤ人によって動かされている。
 アメリカ特権階級の9割がユダヤ人だといわれる。

 新自由主義を代表する投資家三羽ガラス、バフェット、ロジャーズ、ソロスのうち、ソロスはホローコストを生き抜いた典型ユダヤ人だが、バフェット・ロジャーズは、よく分からない。しかし彼らのビジネスパートナーは全員ユダヤ人である。
 GAFAの大半がユダヤ人によって経営されている。
 https://japan.cnet.com/article/35143822/

 ベゾス(アマゾン)とゲイツ(MS)が、直接ユダヤ人である証拠は確認できないが、経営陣の大半がユダヤ人であることは間違いない。
 世界資産の9割は、彼らユダヤ人の掌の上にあるといわれている。
 https://president.jp/articles/-/15685?page=1

 何度も書いたが、トランプは大統領選前にユダヤ教に改宗したといわれる。ユダヤ教会派のなかでは、おそらく長老派と思われるが、娘と同じ正統派かもしれない。
 https://toyokeizai.net/articles/-/173824

 つまり、トランプは、アメリカンシオニズムを代表する福音派に加えて、世界資産の9割を保有する全ユダヤ教徒を味方につけた。
 トランプはシオニズムとユダヤ教のために働くと宣言したのだ。
 これは、とてつもなく恐ろしいことで、つまり、自分からイスラエルの手先であると宣言したわけだが、同時に、これによって世界最強のカルトがトランプ支持に回った。

 これは、アメリカ・リベラルメディアによるバイデン有利報道の何千倍も恐ろしい現実であり、バイデンが逆立ちしても勝てない岩盤勢力を手に入れたことになる。

https://www.afpbb.com/articles/-/3259252
 トランプは、上のリンクにあるように、「ユダヤ教国籍法」に署名した。これは、ユダヤ人に対する批判を、すべて国家ヘイトとして弾圧するための法である。
 これによって、アメリカにおけるユダヤ教徒の地位は桁違いに高くなったといえるだろう。

 こうしたユダヤ教徒に対する利権サービスの姿勢は、トランプが反知性主義の馬鹿であることの何百倍も重要であり、トランプの大統領としての地位を守る威力になっている。

 もう一つの要素は、トランプが現職大統領であり、中国の南沙諸島基地軍事基地に攻撃命令を下せる立場にあるということだ。
 トランプが、どんなに劣勢であっても、南沙基地を空爆すれば、立場は一瞬にして逆転する。ただし、これは場合によっては第三次世界大戦の引き金を引くことになるので、相応の国際的世論の支持を演出しなければならない。

 例えば、中国解放軍が暴走して、米駆逐艦あたりをミサイルで撃沈する、トンキン湾事件のような陰謀が必要なのだ。
 だから、アメリカは挑発を繰り返して、なんとかして中国軍を暴走させようとしているが、まだ成果は出ていない。残り数日で、それが起きるのだろうか?

 まあ、どちらに転んでも「馬鹿と阿呆のそろい踏み」なので、大きな影響は出ないが、どちらにしても第三次世界大戦に限りなく近づいてゆくだろう。
 それは、習近平が、台湾軍事侵攻を焦っていると伝えられるからだ。
 こうなれば、トランプ、バイデンのどちらであっても、戦争はエスカレートしそうだ。


 トランプ支持層のアメリカ福音派とは何か?

2020年10月30日 | 未分類
 四日後に迫った米大統領選の最後の鍵は、アメリカ福音派の動向といわれる。
福音派はプロテスタントの一派で、思想的傾向としては極右、保守、共和党の支持勢力である。キリスト教原理主義者とも、本質的に重なっている。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E6%95%99%E5%8E%9F%E7%90%86%E4%B8%BB%E7%BE%A9#:~:text=%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E6%95%99%E5%8E%9F%E7%90%86%E4%B8%BB%E7%BE%A9%EF%BC%88%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88,%E5%90%91%E3%81%91%E3%81%A6%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%80%82
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E9%9F%B3%E6%B4%BE#:~:text=%E7%A6%8F%E9%9F%B3%E6%B4%BE%EF%BC%88%E3%81%B5%E3%81%8F%E3%81%84%E3%82%93%E3%81%AF,%E7%94%A8%E3%81%84%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B%E7%94%A8%E8%AA%9E%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82

 トランプの大統領当選は、アメリカ人の三割を占める(公式には23%)福音派による熱狂的支持があったからというのが定説だが、そのトランプは、立候補の数ヶ月前に、ユダヤ教に改宗したといわれる。
 
ユダヤ人? トランプ 2019年03月26日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-690.html

 福音派はキリスト教であり、ユダヤ教とは水と油のはずなのに、なぜユダヤ教徒になったトランプを支持したのか?
 実は、プロテスタント・福音派は、聖書の教えを絶対化して、一字一句の間違いもなく、聖書の指示どおりに生きることを強要している。これは、ユダヤ教と同じカルト的本質なのだ。

 福音派の別名を「クリスチャン・シオニズム」と呼ぶ。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0

 これは旧約聖書、創世記に記された、「神の与えた約束の地」=「シオンに帰れ」という一種の思想運動でもあり、ユダヤ教でもキリスト教原理主義でも、同じ内容である。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%84%E6%9D%9F%E3%81%AE%E5%9C%B0#:~:text=%E7%B4%84%E6%9D%9F%E3%81%AE%E5%9C%B0%EF%BC%88%E3%82%84%E3%81%8F%E3%81%9D%E3%81%8F,%E4%B8%8E%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%A8%E7%B4%84%E6%9D%9F%E3%81%97%E3%81%9F%E5%9C%9F%E5%9C%B0%E3%80%82

 要は、旧約聖書に書かれた、すべての記述を絶対的真実とし、これを忠実に実現することが、ユダヤ教徒とキリスト教原理主義者(福音派を含む)の人生に課せられた使命であると信ずることだ。
*******************************************************************
 
「その日、主はアブラムと契約を結んで言われた。「あなたの子孫にこの土地を与える。エジプトの川から大河ユーフラテスに至るまで、カイン人、ケナズ人、カドモニ人、ヘト人、ペリジ人、レファイム人、アモリ人、カナン人、ギルガシ人、エブス人の土地を与える。」
— 創世記15:18-21、新共同訳聖書

「そしてわたしは、あなたの子孫を空の星のように増し加え、あなたの子孫に、これらの国々をみな与えよう。こうして地のすべての国々は、あなたの子孫によって祝福される。」
— 創世記26:4、新改訳聖書

聖書には神はアブラハムの子孫にイスラエルの地に関する永久の所有権を与えたとする記述がある。

「私に仰せられた。『わたしはあなたに多くの子を与えよう。あなたをふやし、あなたを多くの民のつどいとし、またこの地をあなたの後の子孫に与え、永久の所有としよう。』」
— 創世記48:4、新改訳聖書
******************************************************************

 ユダヤ教徒と、キリスト教原理主義者(根本主義者)、福音派にとって、上の記述は、絶対的命題である。ゆえに、原理的価値観を共有することで、ユダヤ教徒と福音派に齟齬は起きない。
 だから、トランプが、大きな束縛もなく福音派からユダヤ教に鞍替えすることができた。

 私個人の聖書解釈は、旧約聖書(旧い神との契約)の間違いを正すために新約聖書(新しい神との契約)が登場したと考えるのだが、シオニストにとっては、新約よりも、むしろ旧約の方がはるかに大切であり、絶対的優先順位は旧約聖書創世記、トーラー五書である。
 何よりも、「神が与えた約束の地」=グレーターイスラエルを回復することが絶対化された宗教的命題になっている。
 https://www.youtube.com/watch?v=fu8VqTvVr-0&ab_channel=KoJi%2CsDeepMax

 これは、1800年代からユダヤ人のシオニストのなかに起きた思想運動だが、私は、これによって、欧州に金融資本家として安定した地位を築いたユダヤ人たちを、殺戮の恐怖でシオンの地に戻し、イスラエルを建国させたユダヤ人大虐殺(ホローコスト)を生んだと考えている。

 この意味では、トランプ支持層の福音派アメリカ人は、ユダヤ教徒と同じように、「約束されたイスラエルの地」を回復する行動を最大課題としていて、だからトランプは、「嘆きの壁」をヤムルカ(兜巾)を被って、ユダヤ教徒として参拝し、ネタニヤフとの会談で、「ゴラン高原はイスラエルのもの」と断言し、ネタニヤフは大喜びして、ゴラン高原を「トランプ高原」と改名すると宣言した。
  https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/06/post-12325.php

 https://toyokeizai.net/articles/-/173824

 シオニズムを忠実に実行するトランプに対して、ユダヤ教徒も福音派も大喜びで喝采しているのが実情だ。
 また、グレーターイスラエル計画の下に、イスラエル・モサドがイスラム国をでっちあげ、残酷な大虐殺によって大イスラエル内の、シリア・イラクなどの先住民を難民として追放しているが、これも福音派は反対していない。
 それどころか、アメリカは、イスラム国に積極的に協力してきたのが実情だ。

 そもそも、福音派の歴史をたどると、中世末期16世紀のルターやカルビンによる、「宗教改革」のとき、カトリックなど旧勢力に対して「プロテスタント」(反抗者)を名乗ったところから始まっているが、これも、当時のユダヤ教徒に対する「ボグロム」という大虐殺が関係している。

 アメリカの場合は、19世紀に、キリスト教原理主義=根本主義運動のなかで、ピューリタンたちによってカトリック勢力に対峙して成立している。
 私の勝手な解釈では、そもそも、アメリカ・ピューリタン運動、根本主義運動というのの中身はユダヤ人とユダヤ教だったのではないかと考えている。

 つまり、福音派はユダヤ教の偽装と考えてもよいのではないかと思う。
 もちろん、これは定説ではないが、ユダヤ教徒と福音派は、あまりに矛盾がないからだ。でなければ、アメリカ大統領がユダヤ教徒でありながら福音派の圧倒的支持を受けることはありえないと思う。

 以下に、アメリカにおける福音派の政治的動向をレポートした記事をリンクする。
 
キリスト教福音派で始まった造反がトランプの命取りに 2020年10月27日(火)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/10/post-94834_1.php

 日本のプロテスタント・キリスト教の多くも、福音派の影響下にある。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E7%A6%8F%E9%9F%B3%E6%B4%BE

 キリスト教右翼とか呼ばれる人々だが、彼らは戦前から、天皇制と帝国主義侵略の賛同者であり、戦争に積極的に関与した極右勢力だった。戦後も、日本会議の主要メンバーになっている。
 実は、私の祖母も、今から90年前、福音派プロテスタントに入信し、敬虔な信者としてこの世を去った。

 福音派は、死刑制度や戦争を否定しない。私は、半世紀前に、祖母に対して「死刑制度は間違っている、なぜキリストが処刑するのか」と問うたとき、祖母は「悪いやつは殺されて当然」と答えていたことを思い出す。
 アメリカ福音派も、徹底的に戦争に協力し、日本への原爆投下を積極的に支持した。また、アメリカ国民の銃器所持を強く推奨している。

 つまり、単純に、アメリカ西部におけるカウボーイの旧い勧善懲悪の価値観から生まれていると同時に、旧約聖書レビ記の、報復制裁を踏襲しているのだ。
 「悪を許さず、制裁する」という素朴な信念は、戦争への熱狂的な支持を作りだし、共和党政権による他国侵略の歴史を作り出している。
 朝鮮戦争もベトナム戦争もイラク侵攻も、福音派は積極的に支持してきた。

 そこで、ユダヤ教徒と福音派の最高政治課題は、シオニズム=グレーターイスラエルということになる。
 私は、半世紀前に、岡村昭彦から「世界を根底で動かしているのは宗教だ」との指摘を受け、それまで「存在が意識を規定する」というマルクス主義の命題を信奉してきたのが、根本的な誤りだったことに気づいた。

 世界を本当に動かしているのは、旧約聖書を信奉する人々の絶対的信念だった。
 わけても、ユダヤ人による創世記、「約束の土地」を回復する=シオニズムという宗教理念が、世界政治を動してきた最大の要素ではないかと思い始めた。

 この視点からのみ、アメリカ国家の成立も、ユダヤ人ホローコストも、新自由主義も、911自作自演テロも、米軍によるイラク侵攻も、イスラム国による残虐な大暴れも、ベイルート大爆発も、MS・GAFAの巨大な成長も、初めて説明できると気づいたのだ。
 そして、ダボス会議も、目前に迫ったグレートリセットも、ユダヤ教徒の宗教的理念による具現化スケジュールから来ていることが分かった。

 人類社会を動かしてきた根源に、ユダヤ教徒と、彼らの聖典である旧約聖書とタルムードがあり、まさに、ユダヤ教徒フリードマンの「新自由主義」こそは、タルムードにおける「ゴイム社会」の実現なのだと、何もかも整合性を持って理解することができた。

 私が、地球社会の基底にユダヤ教徒がいることに気づき、確信を持てるまで半世紀を必要とした。
 そもそも、ユダヤ教徒によるシオニズムを正しく解説している書物が皆無に近いのだ。なぜ911テロやイラク侵攻、イスラム国が登場してくるのか理解している人もほどんどいない。それが、たった一つの理由から来ていることを本当に理解している人も、ほとんどいない。

 力のあるメディアがユダヤ教徒を攻撃すれば、マルコポーロ事件のような巨大な反撃を食らって潰されてしまう。ユダヤ人の歴史を書けば、ヘイト=民族差別の範疇に入れられて左側からも攻撃される。
 私のように、ほとんど評価されないブロガーならば、それほど大きな圧力を受けていないが、これも私の主張を理解できる人が増えたなら、おそらく反原発のように潰されるだろう。


 東京大学のインチキ学者、早野龍五に対し、伊達市関係者が激怒している

2020年10月29日 | 未分類
 早野龍伍が東電の福島第一原発放射能巨大事故後、東大の看板を利用して東電の利権を擁護するインチキ発言を繰り返していることは、関係者なら誰でも知っている。
 この男は医学者でもなく、放射線生物学の基礎知識もない。ただの核物理学者である。
 被曝のことを、ほとんど何も知らない、この男が、東電から多額の金をもらって事故を隠蔽し、矮小化してきた。
 
 2016年には、福島医大の宮崎某と早野が共謀して、伊達市民の個人データを許可なく勝手に利用して、「外部線量計による被曝推計は、個人線量計の4倍過大」というデマ論文を公開し、これが激しい批判を浴びた。
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2514

 これに対し、伊達市議会の特別調査委員会は、自治体の公式文書としては、ほとんど目にしたことのないほど激しい憤りに満ちた批判書を公開した。
 https://www.city.fukushima-date.lg.jp/uploaded/attachment/47281.pdf

 転載したかったが、強力なPDFロックがかかっている。
 上のPDFから早野龍五が、どれほど悪質な捏造デマ論文を作ったかが鮮明に分かる。

 なお、フクイチ事故後、東電の利権に寄り添って、東電を正当化し、市民の被曝を矮小化してきた御用学者は、東電から年間30億円以上の寄付を受けてきた東大以外にも山ほどいるが、とりわけ東大関係者がひどい。

 第一に放射線科の中川敬一だ。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B7%9D%E6%81%B5%E4%B8%80
  この男は、フクイチ事故被曝の健康への影響は、ほとんどない(100ミリシーベルト以下の被曝では癌などの影響は起きない)と決めつけて宣伝してきた御三家の一人だ。

 http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/207.html

 http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/793.html

 http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/582.html
 
第二に、坪倉 正治
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9D%AA%E5%80%89%E6%AD%A3%E6%B2%BB
 この男は、東電から高額のカネが出ているのか、東電の代理人として徹底的に被曝の矮小化を図ってきた。
 http://www.asyura2.com/14/genpatu38/msg/300.html

 http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/831.html

 第三に、長崎大医学部731部隊人脈である長瀧重信・山下俊一の子飼いである高村昇。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%9D%91%E6%98%87
 福島県の東電御用アドバイザーとして、被曝は何の影響も起きないというデマを大量にまき散らしてきた。

 http://www.asyura2.com/13/genpatu34/msg/841.html

 http://www.asyura2.com/14/genpatu40/msg/578.html

 http://www.asyura2.com/14/genpatu38/msg/205.html

 上の三名は、今後、フクイチ事故を総括する上で、東電から金をもらって放射能安全デマを拡散し、被曝の危険性を隠蔽する世論操作を行い、福島県民の被曝健康被害を加速させた極悪人として記憶しなければならない。

 もちろん、他にもたくさんいる。
 まずは東大、小佐古敏荘、この男は、環境放射線量の上限を20倍にすると安倍政権が発表したとき「子供には苛酷だ」と泣いてみせたが、一切抵抗しなかったところがミソだ。
 私の友人である、葛飾のCDクリエーションの鈴木氏の測定がインチキだと、小佐古子飼いのべくれてねがに誹謗デマ情報を掲載し、活動を妨害した。
 https://beguredenega.com/archives/20634
http://www.asyura2.com/11/genpatu10/msg/380.html

 福島第一原発で大量の中性子が観測されたのに「メルトダウンは絶対に起こらない」とNHKに出ずっぱりで、デマを流し続けた関村直人や、「プルトニウムは重いから飛ばない、飲んでも塩より毒性が低い」と我が耳を疑うような幼稚園児レベルのデマを流した大橋弘忠、など、東電から多額の研究費支援金を受けて東電擁護に回った御用学者は、100名以上にのぼる。
 https://blog.goo.ne.jp/baileng/e/1fc8db3c90635d01367cfbb4b3ce79d8

 東京電力福島第一原発の巨大放射能汚染事故が起きなければ、上に紹介したような腐りきった連中が日本の学問界を牛耳っている実態は、いまだに理解できなかったかもしれない。
 この巨大事故は、日本の学問が、どれほど巨大企業の利権に支配されているかを如実に示した。

 学者も医者も、権力や企業の御用であり、とりわけ医者のレベルがひどかった。
 日本でもっとも内部被曝に詳しいはずの東大アイソトープ研究所長=児玉龍彦でさえ、「除染」によって生活できるかのようなデマを流し続けた。
 日本中の医師が、放射能、放射線被曝の害悪を主張せず、安倍政権による年間20ミリシーベルト基準を受け入れていた。

 年間20ミリシーベルトを被曝すると何が起きるのか? ただしく報道したメディアは皆無だった。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-863.html

 なぜ、医師は放射線被曝に無関心だったのか?
 それは、自分のメシのタネである医療システムの核心に、放射線被曝が存在するからだ。ほとんど、すべての外科医療にX線撮影が用いられ、医師は日常的に被曝に慣れきっている。
 内科医療ではX線CT撮影は、診療システムの要だが、一回の撮影被曝が実に50ミリシーベルトもある。これだけの被曝が何をもたらすかは、上のリンクに書いてある。

 日本人1.3億人が、すべて50ミリシーベルトの被曝を受けたなら、そのなかに、40万人もの被曝発癌死者が出るのだ。
 児玉氏は、アイソトープ診療の専門家で、甲状腺癌に対するヨウ素131の注射など、内部被曝を利用した癌治療を専門的に行っている。それで、環境放射能汚染を批判したなら、自分の商売を否定することになってしまう。
 だから、彼は内部被曝を重大で深刻に捉えることに反対するわけだ。

 上昌広も同じで、彼は「診療被曝は被曝ではない」と断言している。それが、とんでもない詭弁であることは、医者の権威信仰に侵されていない人なら誰にでも分かる。
 権威のあるえらーい先生方は、自分の商売に関する被曝だけは極端に甘く考えているのが普通である。X線を利用する医師の大半が、その危険性を直視することを避けている。

 日本の甲状腺専門医の全員が、ヨウ素131の被曝を極端に甘く考え、フクイチ事故で放出されたヨウ素131は福島の甲状腺癌多発と関係ないと、信じられない詭弁を信仰している。私には星北斗は精神異常者にしか見えないのだが……。
 甲状腺学会の会長だった山下俊一は、もしもフクイチ事故による放射能で甲状腺癌になったと診断した医師がいたなら、医師免許を剥奪すると恫喝したという情報もある。

 日本中の学者や医師が、寄ってたかってフクイチ事故の放射能被曝被害を隠蔽しているのではないか、とさえ思う。
 福島県が大相撲優勝者に、福島県産放射能汚染米を優勝報償として提供し始めてから、ほぼ全員の優勝力士が体調を悪化させて休場を繰り返すようになった。
 これに対し、疑問を呈するメディアは皆無だ。ネット上でも、福島米の危険性を激しく糾弾しているのは、私とめげネコタマ氏以外、非常に少ない。

 福島米・食べて応援あの世行(事故8年目) 2018年10月10日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-504.html

 稀勢の里引退 2019年01月16日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-618.html

 大相撲の優勝力士に、福島産食材と、福島米1トンを報償として与えることを始めたのは2013年初場所からであった…… 2019年07月04日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-796.html

 またやった! 福島米を与えられた大相撲優勝力士の靱帯・筋断裂 2019年09月24日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-879.html

 私は、放射能汚染の激しい柏市周辺の食材の危険性も繰り返し指摘した。私が事故後、柏市で採取した土壌サンプルは、キログラムあたり1万ベクレルを超えていた。
 だから、日本ハム二軍宿舎がある柏市付近(我孫子市)の食材を食べさせられていた、日ハム、大谷翔平、清宮幸太郎についても被曝健康被害が起きるのではないかと危惧していたが、案の定、筋断裂、などのセシウム筋肉障害を繰り返し、数十年に一度の才能を開花させられないでいる。

 私は、稀勢の里について、特別に心配していたが、予想通りになった。そうならないよう、注意喚起を繰り返したつもりだったが、ほとんど顧みてくれる人はいなかった。
 現在も、とても空しい……。

 みんな、これから何が起きるのか、分かってるのか!
 


 続 病気は医者にかかると悪くなる

2020年10月28日 | 未分類
  田岡山口組の戦闘部隊として知られた柳川組の柳川次郎が、ケンカ出入りの前に、部下に「熟れた肥だめ」を探させて、日本刀で斬り合ったあとの傷を肥だめにドボンと浸かって治療したのはよく知られた逸話だ。

 柳川次郎は、釜山出身の韓国人だった。大山倍達の友人でもあった。いろいろ調べてみると、韓国でも日本でも、生傷を肥だめに浸かって治すというのは、それほど珍しい習慣ではなく、戦国時代の合戦武者も行ったらしい。
 日本では、鎌倉時代から、人糞を肥だめで発酵させたものを「金肥」と呼んで、肥料だけでなく様々な用法があったらしい。

 三宅島や八丈島などでも、先祖代々クサヤが作られてきたが、現地の人は、病気になったり大怪我をすると、必ずクサヤ汁を飲んだり、患部に塗ったりしたそうだ。
 「昔はくさや液は薬代わりとしても使われ、お猪口一杯飲んで胃腸薬、傷口に塗って消毒液にもしていたといいます。」
  https://www.marukome.co.jp/marukome_omiso/hakkoubishoku/20181108/10171/

 クサヤも熟れた肥だめも、抗生物質のカタマリだから、おそらく強力な殺菌効果があっただろう。これは長い経験則の積み重ねによる民間療法なのだが、近代医学は、「不潔」の一語で一蹴し、効能を顧みることはなかった。

 我々の子供時代、半世紀前のこどだが、当時の医療は、「バイ菌撲滅主義」で、微生物は有害無益なものと決めつけて、悪玉と善玉の区別さえついていなかった。
 例えば、手足を負傷して肉を切り裂いて血が噴き出したりすると、まずは血止め、そして消毒薬による厳重な殺菌、それから縫合、その後の養生も、赤チン、オキシフルとアクリノール、ヨード剤などを使った徹底的な殺菌と、患部乾燥主義だった。

 これを未だに踏襲して、頑として変えようとしない不勉強な医師がいることは驚きだが、30年ほど前から、湿式治療法が普及し、「殺菌薬を使わない」ことが治癒を早めるという医学的真理として、今では50才以下の医師に定着したといえよう。
  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B9%BF%E6%BD%A4%E7%99%82%E6%B3%95#:~:text=%E6%B9%BF%E6%BD%A4%E7%99%82%E6%B3%95%EF%BC%88%E3%81%97%E3%81%A4%E3%81%98%E3%82%85%E3%82%93,%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E6%B2%BB%E7%99%82%E6%B3%95%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B0%E5%9C%A7%E9%96%89%E9%8E%96%E7%99%82%E6%B3%95#:~:text=%E9%99%B0%E5%9C%A7%E9%96%89%E9%8E%96%E7%99%82%E6%B3%95%EF%BC%88%E3%81%84%E3%82%93,%E3%82%82%E5%BB%B6%E7%94%A8%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%80%82

 簡単に書くと、皮膚に創傷を負ったとき、深い場合は、従来どおり縫合が必要だが、浅い場合は、患部を洗浄後、ラップなどで閉鎖し、乾燥させないで、包帯を巻いただけで放置する。

 このやり方(患部閉鎖式創傷治療法)は、従来の患部消毒乾燥治療法の数倍の速度での治癒が期待できるという。私も自分で何度も体験している。
 三日以上、ラップを放置するので、嫌気性菌の繁殖で臭くなるが、それでも化膿はしない。治療前から化膿しているときは、別の治療法が必要になるかもしれない。

 患部の洗浄は行うが、消毒は行わない。洗浄は、一般の水道水を用いる。水道水には微量の塩素が含まれているので、この程度で消毒は十分だ。
 なぜ、消毒しないかというと、アクリノールやオキシドールなどの消毒剤は、皮膚常在菌を殺してしまうので、自然治癒力を阻害し、治癒を遅らせるからだ。
 https://president.jp/articles/-/24208?page=2

 この「皮膚常在菌による自然治癒」という考え方が、頭の古い医師にはどうしても理解できず、「消毒をしない創傷治療など犯罪だ」という思い込みに支配されている場合が多い。

 現実問題として、皮膚常在菌の正体は、黄色ブドウ球菌・表皮ブドウ球菌・アクネ桿菌などで、病原性を持つ菌でもあり、名前を聞いただけで「殺菌しなければ!」と焦る人が多い。しかし、皮膚の健康を保つ上で、これらの菌の「三竦みバランス」が非常に重要になる。
 こうした常在菌を殺してしまうと、創傷の回復が極めて遅れることが明らかにされている。

 有機質を分解するEM菌の場合も、80種類のありふれた菌種の集合体で、大半が単独では無価値な日和見菌なのだが、バランス良く存在することで相互作用が起きて、毒性菌を排除して、乳酸菌・光合成菌 などによる分解を促成させ、安全な分解が進む。
 結局、健康とは、菌類のバランスの上に成立しているという真理を見抜かないと、「滅菌・殺菌」だけが良いことであるかのような誤った偏見に支配されてしまう。

 この相互作用のなかには、現代微生物学が認めていない「複合発酵」があり、私も数回しか経験がないが、ある限られた条件下で、微生物が一斉に高密度の球状に姿を変えて、凄まじい勢いで短時間に有機質を分解する現象である。

 浄化槽の大量の汚泥が、わずか数時間で、完璧に透明な美しい水に変わってしまう。これは今のところ、EMBCモルトでしか実現しない。
 この浄化水のなかに、スコップで体を半分に切断しかけてくの字になった金魚を泳がせたら、元に戻ってしまった。

 「病気」の大半も、体内におけるホメオステーシスのバランスを失った結果であって、「悪者を見つけ出して排除する」という近代医学の考え方は根本から間違っている。
 西洋医学のカリキュラムで洗脳された医者の大半は、「悪を成敗する」という西洋医学の哲学の欠陥から抜け出せていない。

 その西洋医学は、どんな凄まじい間違いを繰り返してきたのかを知れば、そんな医学を詰め込まれた医者を信用することが、いかに愚かなことか分かるはずだ。
 例えば、近代医学の勃興期に、「瀉血治療」という、恐ろしく愚かな殺人医療が幅をきかせた。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%80%89%E8%A1%80#:~:text=%E7%80%89%E8%A1%80%EF%BC%88%E3%81%97%E3%82%83%E3%81%91%E3%81%A4%EF%BC%89%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%81,%E3%81%9F%E3%81%A8%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82

 これは、炎症部位の膿の除去からエスカレートした治療法だが、上のリンクにあるように、全盛期では、胃腸障害から結核まで瀉血療法が行われ、もちろん成果は患者を失血で殺しただけだった。
 ちなみに、私は、多くの手術療法は、「現代の瀉血」ではないかと思っている。

 医師は、昔から同じだが、権威の代名詞でもあり、患者たちの藁にもすがる思いを前提に、権威を振りかざして、誤った殺人療法を行って、患者が死んでしまったときは、「病勢の悪化」のせいにしていればよかった。
 これは現代医療でも本質的に変わっていない。

 私の子供の頃を思い出すと、近所の開業医は、ほとんど戦場に出た軍医上がりで、今と違って、医師としての責任感が極めて強く、ほとんど寝ていなくとも、患者の救援要請を無視することはなかった。医者は赤ひげであることを社会から強要された時代だった。
 だから、人々は「センセイ」と無条件に崇めて、心から感謝し信頼した。

 この時代に培われた医師への権威信仰が、今における、医師の増長を招いていると私は思うが、昔の医師への尊敬は、その強烈な地域社会を守ろうとする責任感を人々が信用したものであることを忘れている。

 だが、私の子供時代、大学病院の指導医の多くが731部隊の出身であり、厚生省医官も同じだった。彼らは、731部隊における残虐な人体実験殺戮を処罰されず、反省もしないまま戦後の日本医学界に君臨することになる。
 だから平然とロボトミーのような残酷な人体実験を行うことができた。代表は、東大医学部教授「台弘」を挙げておく。彼は731部隊員名簿に掲載されているといわれる。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%BA%E5%BC%98

 医療には失敗がつきまとう。戦後医学の医療における基本マニュアルは、「失敗しても黙っていればわかりはしない」というもので、医療上の失敗は隠蔽するものと相場が定まっていた。
 こんな価値観の下に、「隠蔽医師」が大量生産されたのだ。
 もしも、医療失敗が正しく評価される社会であったなら、ロボトミーなど存在できるはずがなかった。これは警察や検察、裁判所でも同じことだ。
 医療過誤も、現在の数十分の一以下で収まっていただろう。

 間質性肺炎における穿刺細胞診が急性増悪を招いて患者を死亡させるような過誤も、失敗が隠蔽される医学界ならではのもので、治療に透明性が確保されていたなら、こんな愚かな診断確定マニュアルが存在できるはずがないと私は思う。
 これは一回50ミリシーベルトの被曝を伴う検査を何度も繰り返している肺疾患の医療水準も同じなのだ。医学には、失敗を隠そうとする強烈な意思が存在し、透明性を失っている。

 私は、若い頃から気功や心霊現象に興味を持ち、人間の病気との関係を考察してきた。
 その結果、はっきりしたエビデンスが存在するわけではないが、人の心と霊現象、病気に深い関係があることが見えていた。

 もっと深い哲学的考察をいえば、人の一生も、生涯における病気や怪我も、おそらく生まれる前からプログラムされた必然であって、あの世の段階で、カルマとして用意されていたのではないかと思うようになった。

 もちろん、この世は、無量大数のパラレルワールドを意思によって泳ぎ渡っているのだから、細かい現象まで事前に計画することは無理だと思うが、大きなカルマという課題の前に、おおよその設計図は描かれている。

 だから、私が山歩きを好きになったのも、交通事故で治療不能の怪我を負ったのも、現在、このブログを書いているのも、おそらく、すべて生まれる前に、自分で計画したことではないかと思う。
 だから、病気や怪我も、その根底には、その人の前世がかかわった因果応報のカルマが存在していると思うしかない。

 こんなこと書いて、理解できるような医療関係者がいるとは思えないが、大半の病気の底に心霊現象が関わっていると私は思う。自分の病気や大怪我の運命を定める霊的な必然性を理解することなしに、本当に病気の克服はできないのではないかと考えている。

 私は若い頃、気功を修練したことがある。神沢瑞至の危険な動物を気で眠らせるパフォーマンスが知られているが、私もある程度できた。
 祖母が死の直前、全身が痛んでいるときに、手から気を発して痛みを鎮めることもできた。

 ピーク時には、街を歩いていて、人の頭のオーラが見えていた。たくさんのオーラを見ることで、中世に人々が被った「烏帽子」という帽子が、実はオーラを象ったものであることが分かった。武士の甲冑も同じだ。

 相撲の貴乃花・魁皇戦をテレビで見ていて、魁皇の頭には長大な清正兜が見え、貴乃花の頭には上部が広がったコック帽が見えた。それで魁皇の勝ちを確信して、そうなった。
 このことを、知人の医師に話したが、誰も理解しようとさえしなかった。

 現代医学は、これほど鮮明な気の存在さえ理解できない。私は、誰の掌でも、気を当ててビローンと数センチも伸ばすことができて、それを体験させてやっても、気の存在を理解できないし、しようとしない。
 もし、そんなものを認めてしまえば、現在医学の基礎が瓦解してしまうからだ。

 私は、これが現代医学の根底的欠陥であり、致命傷であると確信したのだ。
 彼らは、虚構にすぎない権威の体系に寄りかかり、それだけを信奉し、他の価値観を小馬鹿にするか、見ないようにしている。

 この気による病気治療のメカニズムが知られたなら、現代医学の治療マニュアルの多くが間違いであることが世間に知れ渡ってしまう。
 医学界が、とんでもない間違い理論を信奉して、現代にまで瀉血治療を行ってきたことが暴露されてしまう。

 病気の正体は、西洋医学が追究してきたような器質的病変ではない。もっと、はるかに複雑な、人間のカルマが関係しているし、治療法に気を関与させていることで、大きな効果を挙げていることに気づいていない。

 例えば、リハビリ、マッサージをロボットにさせてしまえば、大半の効果が失われてしまうだろう。あれば、生身の人間が気を発して患者の生命現象に直接関与していることを、医師たちはまるで理解していない。
 本当の治療には、医師の何倍も、直接患者に触れる看護師やマッサージ師、リハビリ師の気が関係しているのだ。権威によりかかるだけの医師などよりも、桁違いに重要なのだ。

 これらの問題を体系化して書籍にできればよいのだが、私は、気の修練中に霊憑依され、ひどい失敗をしでかして、気功から遠ざかったために、体系的な知識が失われてしまった。
 また、いずれ詳しく説明できるときも来るだろう。

 気や霊を理解できない医学界に、真実は訪れないと書いておきたい。
 


病気は医者にかかると悪くなる

2020年10月27日 | 未分類
 私は医師と医療を信用できない。もちろん、なかには本当に患者を助けるための「赤ひげ医療」を実践している医者もいるので、ずいぶんと誤解を招く言葉かも知れない。
 しかし、子供の頃から、私が眺めてきた医師と医療を振り返ってみても、「本当に命を助けられた」と実感したことは、ほとんどない。

 私は、一人で中央アルプスの沢登りに行って、滝で10メートルほど滑落し、全身を4カ所、尺骨や肋骨などを亀裂骨折して動けなくなったが、数時間後に動けるようになり、一人で里に戻って無事、名古屋の自宅に帰り着いたことがある。

 このときは帰宅後、病院に行かず自家治療した。整復処置をしなかったので、尺骨や掌の外側の骨にこぶができて盛り上がり、わずかに動くので偽関節になったことが分かった。
 肋骨も放置したので、30年を経ても台風の通過時に激しく痛むことがある。
 それでも、放置したことが理由で、自分の人生に決定的悪影響を与えたということはない。

 後に交通事故で、救急車で運ばれた東濃厚生病院の磯部という医者が手術を拒否して私を強制退院させたため、治癒できず左肩の鎖骨が大きな偽関節になっているので、私の体は、全身数カ所の偽関節、大量の打撲痕で見るも無惨だ。
 強制退院になった理由は「院長に口答えした」というものだった。

 何度も書いたが、2014年には、ユスリカ死骸アレルギーから間質性肺炎、肺線維症になった。さすがに医療の世話になることも考えたが、調べてみると、「X線CTスキャンと、肺穿刺細胞診」をしなければ診断確定できないことになっているので、私は病状を悪化させることが確実な確定診断など御免被りたく、医者に行くことを諦めた。

 私が、医者に行くくらいなら死んだ方がマシだと思った最大の理由は、肺疾患のエラーいセンセイが、「医療用被曝は被曝ではない」と宣って、一回50ミリシーベルトのX線CTを数回撮影しても問題ないと書いていたのを見たことだった。

 私は若い頃から放射線技師になるつもりで放射線生物学を学んでいたので、仮に間質性肺炎で3回CT撮影すれば、X線撮影も含めて200ミリシーベルトを超えることが分かった。
 これだけの被曝を炎症で弱っている肺胞細胞に照射すれば、何が起きるのか容易に想像がついた。
 呼吸能力を補完しようとして再生してくる細胞というものは、古い細胞に比べて電離放射線被曝への耐性が著しく弱い。だから、新生肺胞細胞は被曝で大きなダメージを受ける。200ミリの被曝なんてのは、とんでもなく恐ろしい線量なのだ。

 もう一つは、確定マニュアルで、間質性肺炎の種類が多いため、確定診断に肺穿刺細胞診が明記されていた。これを受けねば間質性肺炎と認めてもらえず、酸素が必要になっても、手配もしてもらえない。
 現在、医療の独占化が極めて進んでいて、医療用酸素などは、医師の承認がなければ、ほとんど手に入らない。

 だが、肺穿刺細胞診は、背中から細いナイフを肺に突き立てて細胞を採取するのだが、間質性肺炎患者の場合、これが原因で急性増悪を起こして死んでしまう事例が極めて多い危険な検査なのだ。
 急性増悪というのは、サイトカインストームと呼ばれる免疫系の異常反応で、「劇症反応」と呼ばれるものの多くがそうだ。
 https://gan911.com/column/2542/

 こんな恐ろしい検査をしなくとも、8種類ある間質性肺炎の治療に必要な診断は可能である。まず、呼吸器音にブツブツ・バリバリが聞こえれば肺の内部でサイトカインが進行中であり、繊維化が始まっているということが分かる。
 細胞診をしなければステロイドによる抗炎症治療ができないというが、他にも、いくらでも良い方法がある。(ここでは割愛)
 検査がマニュアル化されているからといって、負荷の大きな無理な検査を強行するよりも、抗炎症治療の方法はいくらでもある。

 医者は、自分の頭で治療方法を考えるよりも、マニュアルに頼りたがる。それは医師試験のスタイルと、後の医療過誤、訴訟対策でもある。
 マニュアルを錦の御旗に徹底抗戦できるからなのだ。だから何も考えずにマニュアル通りに検査や治療を進めるのが一番利口な方法ということになる。

 私は、こうした医師の思考回路が容易に想像できたから、このまま医療に頼れば殺されると危機感を抱いた。
 そこで、現在のIPF治療システムのなかで唯一信頼できる呼吸トレーニングを主体に、自家治療することに決めた。

 相当苦しいが、蒸気機関車のように呼吸しながら(間質性肺炎の場合、呼吸能力が健全時の半分以下に落ちるが、ならば、倍呼吸すれば同じことができるわけだ)、失われた呼吸細胞を補完してくれる新たな肺胞細胞の再生を待つというやり方だ。
 私の場合は、近隣の登山コースで、標高差200メートルを毎日、苦しみながら必死に登ることにした。ちなみに下りの能力は、それほど衰えていない。

 毎日、森林浴を兼ねながら標高差200メートルを登って降りて約5年以上、おかげで呼吸能力のそれ以上の悪化もなく、酸素も必要としない。
 毎日の森林浴は、肺や免疫を鍛えてくれるので、風邪などによる急性増悪のリスクも著しく減った。
 ステロイド療法を行っていたなら、カネの切れ目にリバウンドを起こす可能性があるが、それも無縁ですんだ。ニンテダニブ療法も同じだ。

 私が、もし医療に頼っていたなら、とっくにこの世にいないと思う。その意味では、医療全般の不信をもたらしてくれた磯部医師に感謝しないといけない。
 医療は、人の命を救うためにあるのではない。医師のステータス、社会的地位を守るためのシステムなのである。

**********************************************************:
全国民必読 長生きしたければ病院に行くな  2010/7/21 週刊現代
 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/868

 検査で体調がおかしくなった

 「老化をあるがままに受けいれ、痛み、苦しみがある時以外は、病院には近づかないほうがいいのではないか。私はそう考えています。現在71歳ですが、11年前の還暦の時に妻ともども決心して、健康診断やら人間ドック、血液検査さえもすべてやめました。そして、そうした検査のストレスがいかに重かったかということに気づいたのです。私たちの日常は、とても穏やかなものになりました」

 拓殖大学学長で経済学者の渡辺利夫氏は、柔らかい口調でそう話す。愛煙家の渡辺氏は、40代、50代の頃は年に1~2回、人間ドックを受けていた。だが、ある時ふと、そのおかしさに気がついたという。

 「たとえば、検査で肺に異常な影があると言われたとします。その後、細いファイバースコープを飲まされて、生検(生体組織診断。患部の一部を切り取って調べる検査)があります。こうした検査自体が苦しいし、その予後はもっとつらい。

 結果が出て再検査、また生検をして、さらに結果を待つ。働き盛りの人でも、この間、生きた心地のしない時間を過ごして凄まじいストレスを受け続けるのです。

 年をとれば、検査で何らかの異常値は必ず出ます。加齢とともに、異常値の出る頻度は確実に高まっていくわけですから。症状もないのに検査によって病気を探り出すような愚かなことはやめようと決めたのです。やめれば穏やかな"身体感"に必ずや目覚めますよ」

 早稲田大学・池田清彦教授

 渡辺氏と同じように、早稲田大学教授の池田清彦氏(62歳、生物学)も「検査は不要」という信念がある。

 「40代の頃、初めて内視鏡で胃の検査を受けさせられ、50代でも便潜血検査で陽性だからというので、胃がんやら大腸がんの検診を受けさせられた。

 がんはなかったのですが、そういった検査そのもので体調を崩したんです。後で、『何もないのにオレの腹はかきまわされたのか』と腹立たしくなってね。

 そうやって具合が悪くなってからかな、門外漢だった医療のあり方とか、余計なことを考える余裕ができたのは。それで、いろいろと調べたり考えたりするうちに検査そのものにより懐疑的になって、一切受けなくなったわけです」

 がん検診で寿命は延びない

 日本の年間死亡者数は約114万人。そのうち約34万人が「がん」で亡くなっている。無論、日本人の死因のトップだ。それだけに、医学会や医療行政も、がんの早期発見、早期治療を至上命題に掲げ、一般的な健康診断から始まり、人間ドック、がん検診を奨励している。脳ドック、メタボ健診なども一般的になった。

 定期的な検診は健康保持のカギ―私たちは漠然と、いや、心からそう信じ切っている。しかし、その常識は本当に正しいのか?

 医療統計学などの専門家で、新潟大学医学部教授(予防医療学)の岡田正彦氏はこう言い切る。

「じつはがん検診の効果を真っ向から否定するデータが存在するのです。結論から言えば、がん検診などの検査を定期的に受けても寿命は延びません。それどころか、寿命を縮めるという結果すら出ているのです」

 新潟大学医学部・岡田正彦教授

 岡田教授の言うデータの嚆矢は、約20年前にチェコスロバキア(当時)で行われた、肺がん検診の実効性を調べるための大規模追跡調査だった。

 この調査では、健康な男性を集め、年2回の肺がん検診を3年続けて受けるグループと、検診を受けないグループに分けて観察した。検診内容は、胸部レントゲン写真と喀痰細胞診(顕微鏡で痰の中のがん細胞を調べる方法)だ。

 3年間の観察終了後、その後の健康状態を調べるために、さらに3年間、両グループの人たちに年1回ずつの胸部レントゲン検査を受けてもらい、肺がんの発症率を調べた。結果は驚くべきものだった。

 「普通に考えれば、きちんと検査を受けてきたグループのほうが、そうでないグループより肺がんになる割合も、死亡率も少なくなるはずです。ところが、結果は逆でした。検診を受けていたグループのほうが多く肺がんになり、より多くそれで死亡していたのです。

 それだけではありません。この調査では、あらゆる死亡原因に関するデータが集められていましたが、肺がん以外の病気で死亡した人も、検診を受けてきたグループのほうが明らかに増えていました。つまり、"肺がん検診を受けると寿命が短くなる"という結果になったのです」(前出・岡田氏)

 この調査結果は当初、「単なる偶然」「何かの間違い」などと、多くの専門家の批判にさらされた。だが、同じ頃、先進医療大国のアメリカを含む各国でも同様の大規模調査が行われ、まったく同じような結果が出たことで、大勢は決した。つまり、「肺がん検診を受けると寿命が短くなる」ことが、実証されたのだ。

 日本人だけが信じるウソ

 一方、日本では世界とは逆の流れが起きていた。チェコスロバキアの調査から10年ほどたった頃、厚生労働省の研究費による調査が行われた。その結果と結論は、マスメディアにも大々的に発表された。「毎年、肺がん検診を受けると、肺がんによる死亡率は半分になる」と報道されたのである。

 「この日本の調査は、検診を定期的に受けるグループと、受けないグループに分けて追跡調査を行ったものではありませんでした。肺がんで死亡した人が、過去3年間に検診を受けていたかどうかを調べただけの不完全なものであり、そもそも調査の目的が『肺がん検診の有効性を証明する』ものだったのです。毎年の肺がん検診で死亡率が半分になるというのは、明らかなウソです」(前出・岡田氏)

 肺がんだけではない。たとえば、日本人に多い胃がんについてもウソがまかり通っている。日本の専門家が胃がん検診の科学的根拠にあげているいくつかの調査データは、この肺がん検診についての調査と同じスタイルで行われたもの―岡田氏はそう断じるのだ。

 日本人間ドック学会による『人間ドックの現況』('08年版)によれば、人間ドックの年間受診者数は1日コースが全国で約280万人、2日コースが約25万人。日本人の"検診信仰"を如実に表す数字だろう。

 欧米には人間ドックという考え方そのものがない。目的もなくただ漠然と検査を行ってもコストがかかるばかりで無意味、という意識がその根底にあるからだ。冒頭の渡辺利夫氏は、人間ドックに通っていた頃の心理をこう述懐する。

 「一種の確認恐怖症になっているんですね。検査で数字を確認しないと気が済まなくなっている。しかも、健康を確認したくて検査を受けていながら、その一方で異常値がないと逆に落ち着かないという矛盾も同時に孕んでいるのです。こんな心理は人間ドックを受けなければ生まれません」

 行けば行くほど二次がんに

 こんなデータもある。OECD(経済協力開発機構)によると、1年間に病院に通う数字を各国で調べたところ、日本は13.4回でトップ。福祉先進国と言われるスウェーデンはわずか2.8回だった。

 「スウェーデンは、治療よりも生活習慣などの予防医学に力を入れている。一方、日本は何でもかんでも病院に行き、検査を受ける。病院や人間ドックで『要精密検査』と判定されたからといって、すべてがただちに治療が必要というわけではないのです。

 正常と言えないまでも、放っておいてかまわない異常もある。ところが、要精密検査と言われて病名をつけられると、そのストレスから体調を崩してしまう人も少なくないのです」(前出・岡田氏)

 人間ドックの検査で特に問題視されるのは、レントゲン検査だ。会社や自治体などで行う一般的な健康診断では、胸部エックス線写真は1枚だが、人間ドックでは2枚撮る。また、食道や胃のレントゲン検査ではがん検診が7枚なのに対し、人間ドックは8枚以上。当然、放射線の被曝線量は多くなる。

 「食道や胃の場合、人間ドックの被曝線量は通常のがん検診の4~5倍。胸部レントゲン検査と比べると、800倍前後にもなる。そのため人間ドックを毎年受けている人たちは、二次がん(医療が原因となって起こるがん)になりやすく、そのことが人間ドックで見つかるがんの割合をさらに押し上げてしまうという傾向もあるのです」(岡田氏)

 がん発見後の治療も問題だ。岡田教授が続ける。

「腫瘍にも種類があり、そのまま放っておいても進行しないものも数多くあります。ところがいまは、すぐさま強制的に切除などの治療に移る。

 治療前に悪性腫瘍かそうでないかを病理医が判定するのですが、じつはその判定も主観に頼る部分が多く、必ずしも科学的とは言えません。ですから、それが本当に必要な治療だったのかどうか、わからない部分があるのです」

 がん治療の大前提とされている「早期発見、早期治療」というキャッチフレーズも絶対的なものではなく、科学的根拠はないという。

 「前述のチェコスロバキアやアメリカのデータがそれを実証しています。また、エックス線による被曝や、薬の多投与など、現代医療の過剰な検査と治療により、たとえその病気が早期発見によって治ったり、症状が治まったとしても、薬の副作用などで別の病気を起こしている現実があります。総合的に見れば、がんの早期発見、早期治療が人の一生の健康にとって絶対とは言えないのです」(岡田氏)

 人間ドックに入った方なら経験があるだろう。すべて正常数値、ということはまずありえない。前述の『人間ドックの現況』には、全受診者の90%以上が何らかの異常数値を指摘されている、と記されている。人間ドックはある意味、「病気のお墨付き」をもらうために行くようなものなのだ。

 東京・足立区で長年在宅医療に従事してきた柳原ホームケア診療所所長の川人明医師も、こう話す。

 「従来は正常の範囲だった数値が、近年では国の生活習慣病対策に合わせて『異常』や『要注意』にひっかかるようになっている。黄信号どころか、青信号の点滅や点滅前でも異常や要注意になってしまうのです」

 地域医療で数多くの健康相談を担ってきた、天理よろづ相談所病院(奈良県)元副院長の今中孝信医師も、過剰な検査の弊害を憂う。

 「人間ドックでがんが早期発見されることがありますが、ドックで見つかるがんは緊急性のないものばかりだということを見落としてはいけません。緊急性のあるものは、ドックにかかる前に発現しています。

 ところがドックで一度でもがん細胞が見つかったら、緊急性がないにもかかわらず、すぐに治療を受けたり、経過をみる場合は、定期的に検査を繰り返すことになる。がんが"悪性"に変化していないか日常的に怯え、医者から『大丈夫です』と言われるまで、大変なストレスのもとで暮らすことになるのです」

 レントゲン検査の危険性については前述したが、他にも、苦しい検査はたくさんある。がんの生検の傷がいつまでもジクジク痛むことがあるし、肛門からカメラを入れて検査する大腸へのファイバースコープ挿入は、大腸の大きく曲がっている部分に管を通すために熟練を要するので、未熟な医師がやれば受診者にとって非常に大きな苦痛となる。

 これらのストレスが、本来は健康だった人を病人に変えてしまうケースが少なからずある―現場の医師たちは、そう力説してやまないのだ。

 近年騒がれるようになったメタボ健診も、疑問だらけだ。読売新聞の医療担当記者で、『メタボの常識・非常識』の著書がある田中秀一氏が指摘する。

 「メタボリックシンドロームの診断基準は8つの学会が共同で決めていますが、根拠に説得力がないため批判的な意見が数多く出ています。メタボ健診では血圧、血糖、中性脂肪などの値を測り、そこでひっかかると投薬となることが多い。

 つまり、基準が厳しいほど、製薬会社は薬の需要が増えて『ありがたい』わけですが、その基準を作る研究室には、寄付金という形で製薬会社から巨額の研究費が流れているのです」

 メタボ健診は無意味

 メタボリックシンドロームは、もともと高度な肥満が社会的に問題視されているアメリカで生まれた考え方だが、それ自体が病気を指すわけではない。また、日本人にとってこの検査がどこまで必要なのかも不明だ。田中氏は、アメリカよりその基準を下げてまでメタボ健診を行う必要性は、「ゼロではないにせよ、かなり低い」と言い切る。

 帯津三敬病院(埼玉県川越市)名誉院長の帯津良一医師も、懐疑的に言う。

 「昔は総コレステロールが250mg/dlより上だと危険とされていた。それがいつの間にか220mg/dlまで引き下げられています。かつては『健康』だった220~250mg/dlの間の人は、いまや『異常』な治療対象者です。220mg/dlという数字の根拠はきわめて不明瞭で、どなたかの陰謀のようなものも感じます」

 同じような疑問は、高血圧の治療においても言えるだろう。血圧が高いと判定される人は、人間ドックの全受診者の半数を占めている。

 それらの人々は、通院して血圧を下げるための降圧剤を飲むことになる。しかし、薬でいくら血圧を下げても寿命が延びることはない。むしろ副作用で短命になってしまうことさえあるという。その恐ろしさを、前出・岡田教授が指摘する。

 「長年飲み続けた人は、心筋梗塞、自殺、事故などで死亡する割合が高くなっていることがわかっています。理由はさまざまですが、ある種の降圧剤はコレステロール値や中性脂肪値を上げてしまう予期せぬ作用があるのです。

 自殺や事故が増えるのは、血圧が下がり過ぎるためではないかと推察されています。これらは副作用ではなく、血圧を薬で強引に下げたために起こる反作用と言うべきでしょう。類似の現象が、糖尿病の薬にも認められています」

 病院は必死で異常を探す

 さらに、日本特有の"検査漬け"体質は病院経営と不可分に結びついていると語るのは、前出の読売新聞記者・田中秀一氏だ。

「日本はCTやMRIといった高度な診断装置を備えた病院が非常に多い。高価な機器なので、せっせと稼働させないと経営が立ち行かなくなる。そこで検査、検査となるのですが、患者のほうも高度検査装置のある病院のほうが安心だという思いがあるのでしょう」

 その結果、世界でも類を見ない・検査漬け・医療が横行しているというのだ。

 検査も治療も医者任せというのでは、かえって病気になる―そうアドバイスするのは、諏訪中央病院(長野県茅野市)名誉院長の鎌田實医師だ。

 「病院は見過ごしを一番怖がるので、とにかく必死で異常を見つけようとします。たいがいの場合、『異常な影がある』と、まず言われます。そこから精密検査になりますから、ふつうの人は、次の結果が出るまで不安でたまらない。受診する側も、自分に必要な検査がどんなものなのかを自分で考え、その検査の数値の意味を知るくらいの知識が必要です。

 また、過剰な投薬には注意してください。たとえば軽い高脂血症で投薬を始める病院はおかしい。無駄な投薬は二次健康被害の可能性も生みますし、薬依存や薬漬けの恐れもある。いくら早めの治療が必要だといっても、軽い高脂血症や糖尿病には投薬は必要ありません。まず必要なのは、生活指導です。

 人間ドックを行っている病院で病気を掘り起こされ、系列病院で治療する―そんな構図を指摘されても仕方がない病院は確かにあります。検査は頻繁に行うのではなく、本当に必要な時に必要な検査を受ければ十分なのです」

 諏訪中央病院・鎌田實名誉院長

 前出の帯津良一医師は、「人間ドックは受けたことがないし受けるつもりもない」と言う。本当の健康は、数字には表れないという。

 「『いつもと違うな』という感覚は、食べたり、体を動かしたりする中で気づくもの。その声を見落とさないようにするには、何よりメリハリのある生活をすることです。昼間は一生懸命汗を流して仕事をして交感神経をぴりぴりと刺激する。

 仕事が終われば完全にリラックスして副交感神経を働かせる。こうした切り替えの意識が自律神経を敏感にさせ、体の異変があった時にその声を聞き取るための勘を鋭くさせるのです」

 健康は、病気を恐れながら得られるものではない。病気の存在を忘れる時にこそ得られるものだろう。つまり、「病院で検査を受けていれば安心」という考えは幻想なのだ。長生きの秘訣、最高の医療とは、過剰な健康志向に縛られずに生きることなのかもしれない。
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 引用以上

 上の記事は、もう10年も前のものなのだが、今読み返しても色あせていないどころか、指摘のすべてが、改善されるどころか、深刻化しているといっていい。
 とりわけ、メタボ決めつけ問題と、高血圧問題は、もしかしたら国家による大量殺人を招いているかもしれない。

 メタボ健診の健康増進効果はほぼゼロ? 年200億円超もの税金を投入する価値はあるのか
 https://news.yahoo.co.jp/byline/tsugawayusuke/20191209-00153541/

  http://www.foocom.net/column/metabo/3652/

 近藤誠が緊急警告 「減塩食」は早死にする! 最終回 「高血圧」こんな治療はやめなさい!
 http://mainichibooks.com/sundaymainichi/life-and-health/2017/12/03/post-1834.html

 血圧は下げるな、危険!? 医師「高血圧は作られた病気」
 https://dot.asahi.com/wa/2018030700008.html?page=2

 実は私は、7年くらい前、二年以上にわたって血尿が止まらなかった。
 一時は量も多く、小便が赤く染まった。しかし健保にカネを払っていないせいもあって、医者に行くのはやめた。自分なりに調べてみると、腎臓癌、前立腺癌、膀胱癌などのリスクが浮かび上がった。
 同じ頃、尿がずいぶん出にくくなって、放尿時、まともに便器に収まってくれないので、トイレの掃除を頻繁にやらねばならなくなり、パンツも汚れた。

 おそらく前立腺炎か癌化だろうと判断したが、調べると、日本の医療体制では9割以上の医師が前立腺摘出手術を採用するという。
 ところが、欧米では、今では切除せず、男性ホルモン抑制剤で対応するのが大部分だという。手術すると大半の人が尿漏れを起こすというのだ。
 薬はシテロンとかアンドロキュアなんてのがあって、男性ホルモンを抑制すれば、癌化が治っていく場合が多いという。

 そこで、以来、ずっとシテロンを輸入通販で購入しているのだが、血尿も止まり、尿も正常に出るようになった。
 ただし、この薬は女性化乳房とか困った副作用もある。私の場合は、ひどくて温泉銭湯も行けなくなってしまった。薬価が日100円と高いのも困ったことだ。

 日本の病院へ行けば、治療と称して、手術切除が大好きな医者ばかりなので、大喜びで切除されてしまうだろう。だが、多量の血尿が2年間続いても、薬だけで7年間も症状が治まっている。手術してしまえば、今頃は、毎日尿漏れに苦しまねばならなかった。
 なお、ジェンダーチェンジ者も、手術して尿漏れに困っているそうだ。

 実は、この項目では、書きたいことがヤマほどある。今日は所用で書き出しも遅かったので、ここらで止めておいて、続編も書きたい。