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明日は関東大震災から100年、再発の超危険日

2023年08月31日 | インポート
 関東大震災とは?
  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%A2%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E9%9C%87%E7%81%BD

  1923年(大正12年)9月1日11時58分32秒に発生した関東大地震によって南関東および隣接地で大きな被害をもたらした地震災害。死者・行方不明者は推定10万5,000人で、明治以降の日本の地震被害としては最大規模の被害。
 (ただし、うち約7000名は、日本人の自警団が、在日朝鮮人や言葉の通じない、聾唖者、沖縄人などを警視庁警備局長だった正力松太郎のデマに惑わされて虐殺した数)
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6049160.html

 この年、凄まじい猛暑が続いた。東京における8月の真夏日(30度以上)は23日間、
 https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/daily_s1.php?prec_no=44&block_no=47662&year=1923&month=8&day=&view=p1
7月は12日間、
 https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/daily_s1.php?prec_no=44&block_no=47662&year=1923&month=7&day=&view=p1

 この猛暑記録を100年ぶりに破ったのが今年である。当時はエアコンがなかったから暑かったと思うだろうが、逆に、エアコンや自動車排気の熱は、当時はなかった。

 また、巨大地震は、月齢0(新月)15(満月)から数日以内に起きやすいといわれる。 理由は、太陽・月・地球の位置関係が一直線になり、万有引力の集中が起きるからで、このとき、地球は、約30センチ(スーパームーンでは約40センチ)楕円形に歪み、地震による解放寸前になっているプレートにトリガーとしての刺激を与えると説明されている。

 関東大震災の月齢は、1923/09/01関東大震災19.962で、満月から5日後だった。
  https://www.moonsystem.to/earth/graph.cgi
 ちなみに、本日、2023年8月31日の月は、十数年に一回しかない希なスーパーブルームーンであり、月齢15の大満月である。
 https://www.yomiuri.co.jp/science/20230830-OYT1T50274/

 私は、この情報を見てから、慌てて、灯油やガソリン、備蓄食料などの補充に走った。
 ちなみに松原照子は、これについて何の予言もしていない。また、東日本大震災を予言した、たつき涼は、本当の巨大災厄は、2025年7月にやってくると予言している。
 https://bunshun.jp/articles/-/58981
 私は、再来年まで生きている自信がないので、少し安心したりした。

 とはいえ、明日から数日間が、巨大地震危険日であることは間違いない。
 昨日29日の朝、インドネシアでM7.1が発生したが、これは7月16日、アリューシャン列島M7.3以来、実に44日ぶりのM7超大地震だった。
 巨大地震は連鎖する傾向があり、歴史的な地殻変動期である現在、44日間の空白は非常に希である。だから、おそらく数日中に世界中で、巨大地震が連鎖するものと予想している。

 この原因として、太陽活動が考えられている。
 https://www.businessinsider.jp/post-272184#:~:text=2023%E5%B9%B4%E3%81%AE%E5%A4%AA%E9%99%BD%E3%81%AF,%E3%81%8C%E8%A6%B3%E6%B8%AC%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82

 巨大地震は、太陽活動の高揚期が沈静化すると一斉に始まるような気がする。
 今年は、6月から異常な高揚期を迎えていて、巨大フレアによる電離層異常が懸念されている。
 https://gigazine.net/news/20230706-highest-sunspot-numbers-20-years/

 もしもX100級の巨大太陽風が地球を直撃するなら、地球上の高緯度地方(日本も含む)の電気、電子インフラが壊滅する可能性があり、電気も使えなくなり、クーラーも、もちろんあらゆるコンピュータ回路も破壊され、通信途絶が起きる深刻なものだ。
 EVカーのように電子回路とコイルを多用しているシステムは、サージ電流によって修理不能なまでに完全に破壊されてしまう。送電システムの変圧器も破壊される。
 X100フレアが直撃すると、文明が崩壊し、復旧まで30年はかかると予想されている。
 https://www.gizmodo.jp/2015/09/post_18168.html

 https://www.youtube.com/watch?v=MdHLvDGjDRI&ab_channel=VAIENCE%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B9

 現代の社会インフラは、ほとんどコンピュータ、IC回路に依存しているが、この細密回路に、太陽風磁気嵐による誘導電流(サージ電流)が流れたら、電流の大きさに耐えられず、細密回路は大半が破断してしまう。
 だから、自動車や耕運機、冷蔵庫やエアコンなど、あらゆる文明の道具が破壊され、水道やガスのインフラさえIC回路なしには動かないので、人々が生存するために必要なあらゆるインフラが遮断されてしまうのだ。

 我々は、明治以前の100%人力社会に無理矢理引き戻される。畑を耕すのも鍬やスコップを使うことになり、川や井戸の水汲みも人力で行い、竈を使って薪で煮炊きすることになる。
 このことを事前に予想し、生き延びるためのシュミレーションと訓練を行ってきた者だけが生き延びることができる。
 こんな時代には、学歴も貯蓄もコンピュータ技術も、何一つ役に立たない。必要なものは、体力と自分自身の知力である。

 こんな非常事態のなかに、人類が経験したことのない巨大震災が襲ってくる可能性がある。
 こんな事態を予想して、私は20年前に森の都、中津川市に移住した。ここなら、あらゆる場所で清冽な水が手に入るからだ。
 そして、数ヶ月分の予備食料を備蓄し、さらに小さな畑で、過去十数年間、馬鈴薯・タマネギの栽培を続けてきた。

 私は、こんな時代、究極の人間性が問われると考えている。一切のウソの通用しない、また学歴や地位、蓄財など虚飾の通用しない、真実しか役に立たない時代がやってくると予想していた。
 序列意識がもたらした競争ファンタジーは、すべて苛酷な現実の前に破壊される。
 例えば、高級車所有ファンタジーは、ガソリン代高騰の前に打ち砕かれ、もっとも価値の高い車は、超低燃費のアルトということになりつつある。
 さらに、自動車ではなく自転車の方が、はるかに価値が高い時代がやってくる。

 少し話しは変わるが、昨日、ボイラー用の灯油を補充に走ったら、一番安いバローHCでリットル123円、18リットルで2200円以上もした。
 去年は、1800円くらいだった。私が移住した20年前は500円くらいだった。
 あらゆる物価が高騰し、もちろん年金は上がらない。

 こんなときに、岸田文雄=自民党政権は、徹底的な増税路線を表明している。
 https://news.yahoo.co.jp/articles/1a11f3aeb2d240216426bfeff9953e3224d4a7eb

 https://www.zakzak.co.jp/article/20230119-BEAAPXJIEZM5ZA5R7AQKMCZLIU/

 日本の国会議員は、世界最高待遇で、一人あたりの年間予算は8000万円だ。給与だけでも4000万円を超える。だから、国会議員の座布団を死守する決意にあふれている。
 10月から、インボイス制度が発足し、個人事業者には1兆円の大増税となる。
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/328326

 これで、日本経済は完全に終焉を迎えるのだが、習近平なみに知能の低い岸田文雄にはそれが理解できない。習近平が中国を破壊したように、日本国家を破壊するのだ。
 岸田文雄は、他人の話を一切聞かない。聞くふりだけをすることで有名だ。だから、周囲が何を進言しても、増税路線をやめようとしない。
 財務省の「財務教団」に完全に洗脳されきっているのだ。
 https://www.youtube.com/watch?v=xgMyKSgNCuA&ab_channel=%E4%B8%89%E6%A9%8BTV

 実は、財務真理教に洗脳されきっているのは、自民党議員だけではない。山本太郎のれいわ党を除く野党議員の大半もそうなのだ。
 枝野は財務教のためにベトナムに原発を輸出しようとし、連坊や泉も含めて、消費増税を求めていた。
 今仮に、泉立憲が政権を取ったなら、100%間違いなく消費増税を行うといわれている。
 
 だが、もし、今、日本経済を救える道があるとすれば、「消費税廃止」による大減税ただ一択である。日本の失われた30年の根本原因は、安倍晋三らが行った消費増税だった。
 「消費税の即時廃止以外に日本を救う道はない」というのが、経済を本当に理解している人々の共通認識である。
 しかし、財務教に汚染された岸田政権は、それを、まったく理解することができず、知能の低い政権議員たちが、インボイスや控除廃止など、凄まじい増税の嵐に突き進んでいる。

 こんなときに、巨大震災など天変地異が日本を直撃し、さらに、中国やロシアによる軍事侵攻が起きるのである。
 今は、これからの破滅的嵐を、どうやりすごすのか? 覚悟を定めるときだ。
 出口王仁三郎は、日本の人口は3%以下になると予言している。
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5967194.html

東京の高温記録ですが、夏日の記録と猛暑日の記録を混同しました。しかし、「暑い夏」という意味があるので訂正しません。
 当時の緑の多さ、熱放出量の少なさなどから、同程度の暑さと考えられるからです。
 

中国、長江下流原発群が放射能事故を起こしていた疑い

2023年08月30日 | インポート


【上海】 自宅で放射線量を測定したら東京の976倍・・ヨーク大学准教授 「中国の建材には広く基準値を超える放射性物質が含まれている」 2023年8月29日
  https://newseveryday.jp/2023/08/29/%e3%80%90%e4%b8%8a%e6%b5%b7%e3%80%91-%e8%87%aa%e5%ae%85%e3%81%a7%e6%94%be%e5%b0%84%e7%b7%9a%e9%87%8f%e3%82%92%e6%b8%ac%e5%ae%9a%e3%81%97%e3%81%9f%e3%82%89%e6%9d%b1%e4%ba%ac%e3%81%ae976%e5%80%8d/

 中国・上海市の自宅で放射線量を測定したところ東京の976倍の数値を記録したとの情報について、専門家から「日本の処理水海洋放出が中国不動産市場の危機を加速させる」との見方が出ている。台湾メディアのNewtalkが伝えた。
 日本が24日、東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出を開始したことが中国の強烈な反発を招き、中国各地では不安を感じた人々が塩を買い占める現象も発生している。

 そうした中、中国のあるネットユーザーが先日、「ガイガーカウンター(放射線測定器)で自宅を測定してみたところ、数値は福島の3.0マイクロシーベルトよりもひどく、最高で9.7マイクロシーベルトになった。本当に驚いた。

 中国中央テレビ(CCTV)のニュースによると東京の数値は0.01マイクロシーベルト。うちは東京の976倍になる」とし、「カウンターは半年前に購入したが、まさか自宅で(数値が)爆発すると思わなかった。もう頭が痛い」とつづった。投稿された場所は上海だった。

 カナダのヨーク大学の沈栄欽准教授は「中国国民は放射能汚染された物を避けるためにガイガーカウンターを購入して水産品を検査しているが、多くは汚染を発見できなかった」と指摘。

 その上で、「中国の建材には広く基準値を超える放射性物質が含まれるという問題が存在し、このことは多くの中国国民を非常に驚かせている。各都市が相次いで検査を行っているが、初歩的には中国の建築物の放射能汚染状況はおそらく珍しいことではないと示された。人々は不動産業者に不満を言い始め、中には政府当局との癒着を疑う人もいる」と説明した。

 同氏はまた、「恒大から碧桂園、SOHOに至るまでの財政危機は、もともと中国の不動産バブルを崩壊させるものだったが、今では放射能汚染は海からではなく、自宅やオフィスから来ており、毎日基準値を超える放射能汚染にさらされていることが分かったのだ」と指摘。

 「この発見は墜落しつつある(中国の)不動産市場に追い打ちをかけるようなもので、中国経済をさらに困難に陥れるものだ」と論じた。

 https://news.infoseek.co.jp/article/recordchina_RC_919625/?tpgnr=world

 中国・上海市の自宅で放射線量を測定したところ東京の976倍の数値を記録したとの情報について、専門家から「日本の処理水海洋放出が中国不動産市場の危機を加速させる」との見方が出ている。
 https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/recordchina/recordchina_RC_919625_0-small.jpg

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 引用以上

 上海で、GM計を購入して自宅を測定してみたら、毎時9.7マイクロシーベルトだったという。
 これは、どんな数字かというと、年間の被曝量に換算すると、85000マイクロシーベルト=85ミリシーベルトで、ICRP(国際放射線防護委員会)の定めた年間1ミリシーベルトの被曝許容量の85倍、原発推進機関であるICRPでさえ、100ミリシーベルトを超えれば被曝による発癌や遺伝子改変のリスクが起きると警告する数値に、ほぼ匹敵するものだ。

 仮に、ここに5年間住めば425ミリシーベルトで、大半の人に被曝症状が現れ、10年もすれば発癌による大量死が始まる可能性がある。
 明らかな居住不適線量環境である。
 以下に、ICRPの被曝リスク係数の京大原子炉研=今中哲治氏による解説を転載する。
 http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/etc/13-10-3Nitiben.pdf

【 日本国民全員(1億3000万人)が毎年1ミリシーベルトの被曝を受けたら
 2007年勧告のガン死リスク係数は、1ミリシーベルト当り5.5×10-5なので、 1(ミリシーベルト/年)×5.5 ・10-5(ガン死/ミリシーベルト)×1.3・108(人)=7150(ガン死/年)
 ICRPが導入しているDDRF(低線量・低線量率低減係数)=2を無視したら1万4300(ガン死/年)となる】

 日本人全体が年間1ミリシーベルトの被曝を受けることをICRPは許容しているが、その場合の被害は、年に最大1万4300名が発癌などで死亡することを意味している。
 これは一次関数なので、被曝量が増えれば、そのまま割合を乗ずればよい。
 だから日本で、年間85ミリ被曝すると、14300×85=年間で約122万人の死者が出る。

 上海の人口は2600万人なので、年間約24万人の死者が出ることになる。放射線被曝は免疫力を著しく損なうことが知られているので、感染病にもかかりやすくなり、さまざまな致死的病気が激増するだろう。
 この高放射線量は、上海市の、測定地域だけとは考えられない。非常に広範な地域で、このような深刻な放射能汚染が起きていると考える必要がある。

 いったい、何が原因と考えられるのか?
 冒頭のリンクでは、建材に含まれる放射能が示唆されているが、一番ありうるのが床材、壁材にラジウム226を含む花崗岩(大理石)を使用している場合だが、それでも、私の知る限り、毎時1マイクロシーベルトを超えるような放射線が出ているケースはほとんどない。
 私の住む蛭川は、日本一の高放射線量地域だが、村中を測定しても1マイクロを超える場所などほとんどない。

 毎時10マイクロ近いガンマ線が検出される場合、唯一の可能性は原発事故のセシウムXしかない。つまり、上海近郊で原発が放射能事故を起こしたとしか考えられない。
 上海近郊で、もしも原発事故が起きたとしたなら、それは長江大水害に伴う長江下流域の原発群である。
 http://hirukawamura.livedoor.blog/article/493726784.html

 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827561.html

 tyoukou01

























 上海に近い原発としては、泰山原発
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%A6%E5%B1%B1%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80

 それに、この数年内に稼働が始まった、長江下流域、内水部分の原発である、
長江沿いに建設されてきたのは、①咸寧原子力発電所、2015年から稼働予定だったが、具体的な情報がない。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%92%B8%E5%AF%A7%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80

 ② 桃花江原発(宜昌市)
 https://www.google.com/maps/place/%E6%B9%96%E5%8D%97%E6%A1%83%E8%8A%B1%E6%B1%9F%E6%A0%B8%E9%9B%BB%E5%BB%A0/@28.6747976,111.70759,10.01z/data=!4m5!3m4!1s0x0:0x1329e52172d53c0c!8m2!3d28.5185061!4d112.1566999
 これも2015年商業運転と書かれているが、具体的な情報がない

 ③ 小墨山原発(湖北省岳陽市)
 https://baike.baidu.com/item/%E5%B0%8F%E5%A2%A8%E5%B1%B1%E6%A0%B8%E7%94%B5%E7%AB%99
 これも稼働情報がない。

 ④ 彭沢原発(九江市)
 https://toyokeizai.net/articles/-/8992
 詳細情報が得られない。

 上の4つの長江原発は、初の河川水冷却による内陸型原発だが、公開された情報が極めて少なく、稼働しているのか計画が遅れているのかも知ることができないが、いずれも2015年前後に稼働予定のものが多いので、おそらく稼働しているだろう。
 他に、南京市近くに⑤ 蕪湖原発があるはずなのだが、これは、何一つ情報を得ることができない。
 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2019/siryo2/1.pdf

 いずれも、長江の河川水を直接冷却源としている。ところが、とんでもなく気になる情報がある。

 中国が長江の河川漁撈を、2021年から今後30年間、完全に禁止してしまったのだ。
 https://www.youtube.com/watch?v=UAEhnbBXz7M

 水産資源の回復が目的と発表されているが、これは中国共産党の十八番、真っ赤なウソだろう。5年程度の禁漁なら分かるが、30年もの禁漁は、特別な事情があるはずだ。
 つまり上に引用した原発が、2020年頃、極めて深刻な放射能汚染を引き起こしたと考えるのがもっとも整合性がある。
 いったい、2020年に何があったのか?

  2020年中国大洪水
  https://ja.wikipedia.org/wiki/2020%E5%B9%B4%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%A4%A7%E6%B4%AA%E6%B0%B4

 6月末から7月にかけて、長江流域で、歴史的な水害があった。それは三峡ダム周辺に集中していた。【湖北省 6月28日8時から29日11時まで、武漢市の豪雨は全市で累計23.4ミリを記録した。7月8日0時から6時にかけて、黄岡市黄梅県では200ミリ以上の激しい雨が降り、大河鎮は最大353ミリに達した。午前4時ごろ、大河鎮の袁山村で山崩れが発生し、9人が生き埋めになり、21時までに5人が死亡した。

 6月28日、葛洲壩水利センターは水門を開けて排水した。7月11日13時、長湖の水位は33.49メートルに達して、水面は荊州市城区の2メートルより高く、史上最高水位を上回る】

 このとき、三峡ダムの崩壊が噂され、ネットに情報がかけめぐったが、ギリギリ持ちこたえていた。だが、長江下流域では、膨大な緊急放水のため、湖沼群が過去最高水位を記録、下流域の原発群にも浸水情報があった。
  https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/08/10-104.php

 https://genkimaru1.livedoor.blog/archives/2267966.html

 この原発浸水によって、冷却機能を失い、おそらく大規模なベントを行った結果、放射能放出の大事故を引き起こしていた疑いが非常に強いのだ。
 だから中国共産党は、長江の漁撈を30年間禁止してしまった。そんなことをするのは、共産党の体質から考えて、原発事故で凄まじい汚染が起きていたこと以外にありえない。
 中国当局は、いつものことだが、この情報を徹底的に隠蔽している。中国共産党が、自国原発の事故をまともに報告したことなど一度もない。

 今回、日本の汚染水放流に伴って、大規模な嫌がらせ攻勢が起きているが、これも、先週、台湾海峡で起きた原子力潜水艦沈没、全員死亡事故を世界の目から覆い隠す政治工作であるといわれている。
  https://www.youtube.com/watch?v=Y6_IeTUjyx8&ab_channel=%E9%AB%99%E6%A9%8B%E6%B4%8B%E4%B8%80%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB

 長江下流域原発の起こした放射能事故によって、冒頭に紹介した上海市のもの凄い汚染が起きているとすれば、理由が容易に説明できる。
 それは、かつて深圳の大亜湾原発でも同じことが行われた。
 https://rief-jp.org/ct10/1466

 香港で、GM計測定をしたら、数マイクロシーベルトを記録したというのだ。
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827472.html
 大紀元情報が有料化封鎖されてしまった。

 問題は、もしも三峡ダムが崩壊したなら、三峡ダム下流域にある数十の原発群すべてに巨大事故の可能性があるということだ。
 実は、現在発生している台風9号と11号が、まともに三峡ダムに向かっていて、明日、明後日にも破局的水害を引き起こす疑いがある。
 https://www.youtube.com/watch?v=pt2ovo7-mJU&ab_channel=%E3%81%AB%E3%81%97%E3%82%84%E3%82%93%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB%E9%98%B2%E7%81%BD%E9%83%A8

 もしも、三峡ダムの破壊が起きたなら、上海など下流域に3~6億人の死者が出て、日本列島にまで大量の死体が漂着すると予想されているが、そんなことよりも、流域の原発が電源喪失メルトダウンを引き起こして、放射能巨大放出を起こしたときは、日本列島を脱出する必要があるほどの放射能汚染が起きるということだ。

 

新型コロナ禍と間質性肺炎

2023年08月29日 | インポート

 2020年初頭から約2年間、新型コロナ感染症の毒性は、かなり強いもので、ほとんどの人が深刻な肺炎を発症し、かなりの割合で間質性肺炎の後遺症を残した。
 2022年のオミクロン株以降は、毒性が弱まった可能性がある。

2021年のデータでは、患者の39%に後遺症が見られ、4.8%が間質性肺炎に移行したとの評価がある。
 https://www.rcc-icr.com/post/no-178-%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87%E3%81%A8%E9%96%93%E8%B3%AA%E6%80%A7%E8%82%BA%E7%82%8E%E3%81%AE%E7%B5%90%E3%81%B3%E3%81%A4%E3%81%8D#:~:text=%E3%83%BB%E7%94%9F%E5%AD%98%E8%80%85%E3%81%AE4.8%25(,%E6%89%80%E8%A6%8B%E3%81%8C%E8%A6%8B%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%80%82

 このとき、間質性肺炎を発症した人々の一部は、特発性(IPF)という致死的な肺線維症に移行している。その正確な割合は、探したがデータを見つけられなかった。
 肺線維症を発症してしまった人は、呼吸のたびにブツブツバリバリという音(ベルクロラ音)が出て、肺胞細胞が萎縮し、呼吸力パフォーマンスが健常時の半分以下になって、階段を上ったり、布団を上げたり、スーパーで買い物をしたりするなど日常作業に息切れの支障が出る。

 そして私は、新型コロナではないが、2014年頃から肺線維症を発症し、現在9年目である。
 私の発症原因は、2011年頃から突然、家の周囲に目に見えないほど小さなユスリカが大発生し、2013年頃から呼吸にベルクロラ音と乾咳がつきまとうようになった。
 伏線として、私は子供の頃からアトピー体質で、しょっちゅう喘息発作を起こしていたこと。2011年フクイチ事故で8回福島県の放射能汚染地に向かい、防御なしで、数千の土壌サンプルを集めて測定したこと。
 若い頃、石綿吹きつけ現場などで作業した経験があることなどが関係あるかもしれない。

 また、激しい咳発作の時、家に不可解な黒い煤のような化学物質が大量に入り込んでいた。調べて回ると、近所に住む嫌がらせマニアのAという老人が、なにやら真っ黒な物質を燃して、大量の煤を出していたことを目撃した。
 Aは私が見ていることに気づくと、大慌てで燃すのを中断して引っ込んだ。たぶん私の激しい咳の音を聞いて、さらにダメージを与える目的でやったのだろう。

 このとき、私の体に奇妙な白斑が出ていた。調べると、ヒ素中毒の症状に似ていた。もしかしたらAが、井戸にシロアリ用ヒ素を投げ込んだのではないかと疑ったが証拠はない。
 そこで敷地内の井戸の回りに電線を張って200Vの電流を流したら、数日後の深夜「おっ」という声が聞こえ、電源切断が起きた。配電盤のハンダが溶けていて、近所の電気屋を呼んで修復してもらった。
 それからAは、手に火傷を負ったようで、しばらく医者に通っていた。これは2020年頃のことだ。通った病院名も分かっているので、カルテを見れば真実が分かる。

 2014年には、わずか2mの階段を一気に上がることさえできず、布団も上げられなくなった。
 現在も、草刈り機を扱っていて、呼吸困難で気を失いそうになるほどだ。
 まともに片付け仕事さえ続けられず、一人暮らしの私の家はどうみてもゴミ屋敷になってしまった。
 パルスオキシメータは、90~96程度を上下している。ときには80台を示す。

 普通に起きているときは、それほど呼吸困難を感じないが、寝て横向きになったり、強い筋肉活動をしたりすると、激しい息切れを起こす。
 寝てるとき息切れを起こすと、上半身を厚い布団にもたれかけて体を起こし気味にしないと寝られない。こんなときは、酒の力を借りないと眠れない。
 数年前からは、朝方、背中に強い違和感を感じて、まるで背中が石の板になったような感覚があり、痛みを感じて寝ていられなくなる。
 肺線維症は、肺の背中側に起きている印象がある。

 特発性肺線維症の発症からの5年生存率は20~40%であり、私が調べた2013年時点では、10年生存者はなく、大半の患者が5年程度までで死亡すると書かれていた。
 https://pro.boehringer-ingelheim.com/jp/product/ofev/diagnosis-and-treatment-of-idiopathic-pulmonary-fibrosis

 そこで、私は死を覚悟したのだが、交通事故での医療体験などから、医師に命を委ねることは逆に命を縮める結果にしかならないと判断し、どうせ死ぬのだから自家治療に専念することにした。
 自分の命は、自分でコントロールしたいのだ。

 間質性肺炎=特発性のIPF肺線維症の診断、治療マニュアルは以下のとおり。
 https://pro.boehringer-ingelheim.com/jp/product/ofev/ild-international-clinical-practice-guideline-2022

 簡単に言えば、診断は①30ミリシーベルト被曝のCTスキャン ②X線肺撮影 ③肺穿刺細胞診 
 治療は、①ステロイド ②ピルフェニドン ③ニンテダニブ ④呼吸トレーニング
 なのだが、私がアメリカなど海外の症例と治療法を調べていて、確実に肺線維症の余命を伸ばす効果があるのは、呼吸トレーニングしかないと判断した。

 上の確定診断方法は、すべて肺線維症にとって、サイトカインストーム(急性増悪)を引き起こす大きなリスクのあるものばかりで、私は96歳の母が無謀な肺穿刺によって死亡したこともあり、「医療など受けたら、検査だけでも殺されてしまう」と確信した。
 欧米先進医療では、日本のような危険な検査偏重に批判があり、間質性肺炎の主な治療は、呼吸トレーニングを重視している。
 欧米の医療は、検査治療の押しつけではなく、リハビリを第一義に置いているのだ。

 そこで、私は、自分の肺線維症の治療法を、呼吸トレーニングを主体にし、検査やステロイド、投薬など一切頼らないと定めた。
 トレーニングとはいうが、実際には近所の山をハイキングするだけのことで、台風や大雨を除く年間350日程度を山歩きにあてた。

 このとき、標高差100~200m、歩数6000~1万歩を目安にした。
 間質性肺炎の呼吸能力は、健常者の半分程度であることが多く、逆にいえば、二倍呼吸すれば同じことができることになる。
 家では、ちょっとしたことで息切れを起こしていても、ハイキングコースは、苦しみながらも歩き続けることができた。急傾斜では、健常者の何倍も時間がかかるが、必死に呼吸しながら、なんとか毎日歩くことができた。

 歩き始めて数年は苦痛ばかりだったが、やがて、体が慣れて余裕を持てるようになった。しかし、期待した肺胞細胞の再生は、たぶん起きていない。
 それでも、血液の酸素保持能力が上がること、酸素交換の総合的な能力が、体内で、だんだん合理化されて、なんとなく呼吸能力が回復したような感覚があった。
 でも、回復したと喜んで、高い山に行ってみたら、途中、酸欠で意識を失いかけ、数時間も動けなくなったことがあった。

 この山歩き呼吸トレーニングの最大の効果は、何らかの理由でサイトカインストームが非常に起こりにくくなり、体内に自家製ステロイドが産生しているように思えた。
 だが、外部からステロイドを投与すれば必ずリバウンド効果があって、自家製体内ステロイドの産生を阻害してしまうように思えた。
 山歩きを始めて、乾咳が起きなくなった。もちろんベルクロラ音も消えた。呼吸能力は進歩しなくとも、酸素保持能力が大きくなった分、これまでできなかった仕事もできるようになった。

 とはいっても、やはり、10年近い歳月のなかで、極めて遅遅ではあるが、薄皮を剥ぐように、呼吸能力が悪化している印象があって、行動意欲が削がれているのは事実だ。
 来年、肺線維症の最長延命記録である10年を迎えるが、まだ延命する十分な自信はないものの、もしかして来年もブログを書いていられるかもしれないという希望はある。

 まあ、医療に頼っても、どうせ死ぬのだからと、ヤケノヤンパチで自家治療に向かったのは、今のところ成功というべきだろう。
 そこで、間質性肺炎、IPFに苦しむ読者のために、私の体験として、「何でもいいから歩け!、とにかく歩き回れ!」と伝えたい。
 一日7000歩を目処に歩けばよい。そうすればサイトカインストームは極めて起きにくくなり、必ず延命できる。

 歩くことの効果を疑問視する意見も出てきているが、歩きの本質は「体液の循環」である。歩くことで、第二の心臓であるふくらはぎを運動させ、下腿に降りた血液を心臓に送り返し、全身の体液の循環を起こすこと。
 血液が循環することで、患部に、修復情報と材料を送り込むのだ。だから、万病の治療法として、体液の循環を挙げるべきなのだ。
 欧米では、現在、医療の主体が「リハビリ医療」になっているが、これも体液の循環を前提にした治療法である。

 肺線維症を抱えた私は、若い頃から山歩きを趣味にしてきたおかげで、普通の人よりも歩くことに抵抗が少なかったと思うが、今は歩きながら、気温の移ろいや季節の移ろいを楽しむ人生の喜びを味わうことができている。
 車で30分以内で海抜1000mのハイキングコースをたくさん抱えた中津川市という環境にも感謝するしかない。

 もしも肺線維症にならなかったなら、これほど自然と融合することができただろうか? と考えると、むしろ病気になったことは私の人生にとって、決して無駄ではなかったと思うようになっている。
 今回は、新型コロナ禍でIPFを発症してしまった人がたくさんいることを前提に、もしかしたら自分の体験がお役に立てるかもしれないと思ってブログにした。

 

 フクイチ汚染水放流と六ヶ所村再処理工場の汚染水

2023年08月28日 | インポート
 フクイチ汚染水問題について、たくさんの記事を書いてきたが、今回の汚染水問題を受けて、改めてフクイチ汚染水の数千倍の危険性を持っている六ヶ所村再処理工場汚染水問題にスポットライトが当たるとすれば、むしろ良かったかもしれない。

 アメブロのコメント欄に青さんから、鋭い指摘があったので紹介する。

福島原発の汚染水放出の問題に加えて、こんな恐ろしい事実があったことを知りました。
 福島原発事故の汚染水の比ではない量の放射能が六ヶ所再処理工場から海洋へ放出されていたという衝撃的な事実があったという。
 ほとんどの日本国民はこうした事実を全く知らないと思います。

 川田龍平議員が国会で質問されたということさえ、私たちの多くが知らないままで今日まで来ました。
 https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/189/syuh/s189121.htm

 小出裕章氏の2006年の講演会より。

 chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kouen/aomr0602.pdf
 核燃サイクル阻止一万人訴訟原告団、講演会 2006年2月11日(土)、12日(日) 放棄すべき六ヶ所再処理工場 京都大学原子炉実験所 小出 裕章

 六ヶ所村に計画されている再処理工場では1年間に800トン分の使用済み燃料の再処理をする計画だが、それは約30基の原子力発電所が1年間に生み出す量に相当する(図7)。
 当然、環境に放出する放射能量も原子力発電所に比べて桁違いに多くならざるを得ない(表2、表3)。六ヶ所再処理工場から放出が予定され、そして実際にもそうなると考えられるもっとも量が多い放射能はトリチウム(三重水素)であろう。
 海に放出が計画されているその量は年間18000テラBqであり、1日あたりにすれば、約60テラBqとなる。それを施設から放出することが許容される濃度(60Bq/cm3)まで薄めようとすれば、1日あたり100 万トンの水で希釈しなければならなくなる。

 六ヶ所再処理工場の排水口は沖合3km、深さ44mの海底に設置されるが、それは、そうでもしなければこの厖大な毒物を排出できないからである。毎日100万トンもの水で薄めなければ流すこともできないほどの毒物を排出する工場、それが再処理工場である。
 こんな工場の運転を40年間も続けてよいという許可を与える権限が一体誰にあるのであろうか?
  ただし、トリチウムは水素の同位体で、環境に放出されれば水として挙動するため、液体として放出され海の水で希釈されてしまった後は、その汚染を検出することはなかなか難しい。

 むしろ、トリチウムは気体としても1900テラBqの放出が計画されており、周辺で空気中の水分を捕集して測定すれば、風下地域にトリチウムのマップが描ける可能性がある。青森県や事業者にその測定をさせるべきだろう。

 このことをブログ記事に載せている「嘘八百のこの世界」さんは以下の様にも言っています。

 <青森六ケ所村での汚染水の海洋排出は、福島原発での汚染水の海洋排出よりもはるかに膨大である。
 この「事実」をどれだけの国民が知っているのだろうか?
 福島原発の汚染水の海洋排出の報道は、青森六ケ所村の汚染水の海洋排出を隠蔽するためのカムフラージュ報道ではないのか?>

 日本政府はいったいどこまで国民を、そして世界を騙し続けるつもりなのだろう?
 諸外国もなぜこのことに目をつぶっているのだろう?
 庶民に都合の悪いことは全て隠蔽するというのが国を問わず「支配者階級の常識」なのでしょうか? 08月27日 20:24
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 引用以上

  私は、4年ほど前に、人口動態統計を用いて、GDGREAKという民間データベース業者がさまざまの統計データを公開していることに目をつけ、全国の自治体の、2012~2014年の死亡原因と全国平均との比較を地図画像で公開した。

 このときは、最初に公開した、北海道のデータで、泊原発の地元、泊村で、心不全死が全国平均の4.44倍出ているショッキングな事実を、たぶん初めて明らかにした。
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5828326.html
 だが、私のブログを援用してくれた人は、反原発団体を含めて、ほとんど見当たらなかった。たぶん、いまだに無視されたままだ。反原発団体も被曝死問題に興味がないのかもしれない。

 現在は、2015年~2019年のデータになっていて、古いデータがどこにあるのか分からない。2012年データは、あまりにショッキングなものが多いので、見せないようにしているのかもしれない。
 この記事の元にしたGDFREAKの六ヶ所村再処理工場に近い野辺地町の現在のデータは、以下のリンク。リンクをたどると全国のデータに行き着くことができる。
 https://jp.gdfreak.com/public/detail/jp010120004010102401/2

 2012年データと比較すると、野辺地町の心筋梗塞死者が、全国平均の311%増から95%増と、ずいぶん減っている。
 この理由は、再処理工場が稼働していないという事実に尽きるだろう。

 泊村の心不全444%も、2015年データでは、120%とひどく減っている。これも、泊原発が、大震災以降再稼働できていない事実に尽きるだろう。
 https://jp.gdfreak.com/public/detail/jp010120004010101403/1

 私が、当時参照したデータを元にした東北地方の心臓疾患死は以下。
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5828328.html

 六ヶ所村再処理工場を取り囲む自治体に、心筋梗塞などの死因により、全国平均の2~4倍という凄まじい死者が出ていることが分かる。
 私も、自分で参照していて、まさか六ヶ所村再処理工場など原発施設が、これほど凄まじい大量殺人を行っていることに驚愕させられた。

 現在は、六ヶ所村再処理工場は稼働停止し、放射能をあまり環境に放出していないが、もしも再稼働するなら、恐ろしいデータが続々と現れるにちがいない。
 青森県は、六ヶ所村再処理工場稼働後、日本一の発癌王国となった。そして平均寿命も全国最下位となった。
  元々、青森は日照時間とか寒さのせいで心筋梗塞死が多いといわれ、上のデータで心筋梗塞死亡が全国平均の数倍である理由も、寒さのせいと説明されてきた。

 以下は「平均寿命」のデータ。
 このグラフだけ見ると、平均寿命が上がり続け、再処理工場稼働は影響がないように見える。
aomori01

aomori02



 青森県では、男女ともに全国平均よりも平均寿命が三歳ほど低くなっている。
aomori03
 
 再処理工場と発癌死亡は、一見無関係に見えるが、実は、全国の発癌死亡率が下がっているなかで、青森だけは横ばいに近く、下がっていない。
 これらのグラフでは、再処理工場と発癌や死亡率の問題を関連づけることは困難だが、少なくとも、放射能汚染が循環器障害=心筋梗塞や発癌をもたらす性質を考えると、無関係とはいえない。
 それに、厚労省は、再処理工場の健康被害を隠蔽するため、人口動態統計を改竄調整してきた可能性があるのだ。とりわけ安倍政権は、統計改竄を熱心に行った実績がある。
 https://nikkan-spa.jp/1810795

 統計改竄を考えないと、青森県、それも再処理工場周辺の自治体にが突出した循環器系=心臓障害死の理由が考えにくいのだ。

 しかし、なぜ青森県だけが、日本最低の平均寿命なのか? という理由について、「寒さ」とか「食生活」の習慣病を挙げる専門家が多いが、実は、地域的な特性と死因に大きな因果関係が存在しないのは、以下のデータから明らかだ。
 https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/rouken/tdfk-d2/pref.html#sin-m

 上のリンクを読めば、放射能汚染がもっとも影響する、循環器系障害、脳疾患と心臓疾患ばかりが青森県に際立って多いことが読み取れる。
 つまり、死因からみても、六ヶ所村再処理工場の環境汚染と、青森県の死亡率に因果関係を感じないわけにはいかない。

 六ヶ所村再処理工場は、一度も本格稼働していないが、2006~2013年まで、再処理試験を行った。そして、敷地内に全国の原発から送り込まれた大量の使用済み核燃料を貯蔵するようになった。
 事実上の、「最終処分場」の機能が実現していて、そこから絶えず放射能環境汚染が続いている。
 これで、周辺自治体や青森県の死亡率、発癌に影響しないはずがないと私は思う。

 1993年の着工から2023年現在まで30年間にわたって存在している、この施設は、政府の見通しの甘さ、思考の欠陥によって、一度もまともに稼働したことはないのだが、しかし莫大な使用済み核燃料が集められ、じわじわと環境汚染をしてきた。
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/222216

 もし、来年、予定通りに完成し、稼働を始めたなら、青森県周辺は「死の国」になると考えるしかない。福島の何百倍も放射能に汚染された土地になるだろう。

六ヶ所村再処理工場から年間に環境放出される予定の核種は以下の通り

 rokkasyo03







































トリチウムだけで、1年間あたり、大気圏に1900兆ベクレル、太平洋に18000兆ベクレルだ。
 今問題になっているフクイチのトリチウム(と称する)汚染水の総量は、今後50年間で780兆ベクレルと説明されている。
 その25倍だが、年数割だと1250倍になる。

 実は、すでに、試験期間中の7年間にわたって、ほぼ同程度のトリチウムが放出済みなのだ。
 トリチウムは、一見、非常に弱いベータ線(0.02Mv)しか出さないので無害であると信じられてきた。しかし、水素と同じ元素なので、生物体が吸収し、植物体の光合成によってOBTという有機トリチウムに変化する。
 するとRBE、線量係数が1万倍増える。つまり毒性が1万倍増すのだ。国も東電も、有機トリチウムの人体への影響を、一切説明せず隠蔽している。
 以下は、原子力村による辞典のATOMICA記述。

 https://atomica.jaea.go.jp/dic/detail/dic_detail_2269.html
吸入および経口摂取のいずれの場合もトリチウム水(HTO)の線量係数は、トリチウムガス(HT)の10000倍となっている。植物等の組織と結合した有機結合型トリチウム(OBT)の線量係数はトリチウム水(HTO)のさらに約2.3倍である。

 だから、グリーンピースが指摘しているように、トリチウムの環境汚染は、生物に甚大な影響を与え、遺伝子を破壊する可能性が強い。
 トリチウムによってピカリング原発周辺でダウン症が85%増えたと報告されている。
 フクイチ汚染水でさえ、深刻な影響が考えられるのに、六ヶ所村が再稼働したなら、東北破滅さえ考えなければならなくなるのだ。
 それこそ、マッドマックス1の奇形児世界が本当にやってくると考えなければならない。

原発各社は巨大震災や戦争による日本国家崩壊を待つことが唯一の選択肢

2023年08月27日 | インポート
 原発各社は巨大震災や戦争による日本国家崩壊を待つことが唯一の選択肢

日本における原発の実態(2022年度)は、全国に18カ所(完成16カ所、大間・上関建設中)の原発があり、54基の原子炉が設置されている。
 2023年8月現在の稼働原子炉は、西日本方面ばかり10基である。

 他に、研究実証炉としてもんじゅ、ふげんがあり、日本最初の東海1号炉は「廃炉」工程にあるが、当初の廃炉予定2025年を2030年に繰り延ばしたものの、炉心の廃棄方法が見つからず、確実な廃炉見通しは存在しない。
 もんじゅに至っては、2018年に廃炉認可されていながら、現在に至るまで廃炉計画さえ確立されていないで、年間200億円といわれる冷却電気代など維持管理費用の血税をドブに捨て続けている。
 https://gendai.media/articles/-/48979

 原発をたくさん作ったのはいいが、いざ寿命廃炉や事故廃炉となると、実は建設前にまったく準備想定されておらず、「長年運転してれば未来が解決してくれるだろう」と軽薄な先送りで見込み発車したのが実態である。
 廃炉だけではない、一番肝心な使用済み核燃料の始末も日本では成功しないので、超高額の料金を支払って英仏の再処理場に送り、プルトニウムだけが精製されて送り返されてくる。

 原発が計画されて70年近いのに、いまだに核廃棄物の処理方法が定まらず、「トイレなきマンション」と揶揄されている。
 日本政府は、核兵器に転用できるプルトニウムだけが欲しくて、後始末を一切考えないまま原発を計画し、見切り発車したのだ。

  東日本大震災以降に廃炉が決定した原発は21基である。このうち、福島第一第二の10基が廃炉だが、フクイチの4基は、メルトダウンを起こした手のつけられないほど危険な事故原発で、この廃炉に、どれほどの時間と費用がかかるのか、いまだに全貌が明らかになっていない。

 廃炉費用とはなにか?
 
事故を起こしていない、単純老朽原発の廃炉費用は300億円と試算されている。しかし、日本最初の廃炉原発である東海第一黒鉛炉では、1966年に運転開始、1998年に廃炉決定されたのだが、2023年現在、廃炉工程が五里霧中で、廃炉作業終了を2030年に引き延ばした。
 したがって、当初の300億円では不可能で、最低でも、その10倍以上の費用がかかると予想されている。
 
 事故原発である福島第一原発の廃炉費用は凄まじいものになり、当初、総額2兆円と見積もられたが、今では工事費用だけで8兆円と見積もられ、処理全般でいえば、2021年までに12兆円が投入されたが、現在は年間1兆円以上、最終的な見通しは、22兆円以上と目されるが、あまりの青天井で誰にも分からなくなっている。
 これらは、すべて日本国民の税金と電気代に転嫁されている。
  https://www.mri.co.jp/knowledge/column/20180111.html

 日本の原発の廃炉費用は、6兆7000億円と政府が説明しているが、これを信用する者はいない。
  https://www3.nhk.or.jp/news/special/sci_cul/2019/05/news/news_190502/

 廃炉費用に関係するネット上の情報が、政府に都合のよいものだけ残して次々に削除されているので、以前は入手できた詳細な廃炉費用情報が見つからなくなっている。

 フランス政府(EU)は、廃炉総費用を600億ユーロ(約10兆円)と公表しているが、以前、ネット上にあったデータでは、一基の解体廃炉費用が1兆円と公表されていた。
 おそらく、その価格が、世界的な廃炉の標準的費用ではないかと考える。
 フクイチのような事故原発では、その費用は数十倍になる。上のリンク先、三菱総研は22兆円との試算を公開している。

 しかし、この試算も疑問だ。なぜなら、フクイチは現在、セシウム137の致死的ガンマ線によって誰もデブリに近づけないが、安全に近づくことができるのは、今から300年後の2300年代と予想されている。ただし、これでも、アクチノイド、マイナーアクチノイドの恐ろしい放射線は残る。
 本当の廃炉が可能になるのは24世紀頃である。このときも、プルトニウムXはそのままなので、内部被曝の大きなリスクが残ったままだ。
 したがって、総費用(超長期管理費用)は途方もないものになる。

 まあ、今から300年後に東電が存在できている可能性はゼロであり、日本政府が存続している可能性もゼロに等しい。たぶん数十年持たないと私は考えるが、日本政府や東電が消滅しても、500年間強制冷却しなければならないMOX使用済み核燃料は、そっくり残り、冷却が忘れられた燃料キャスクは熱応力と腐食で崩壊し、もの凄い放射能を環境に放射し続けているだろう。
 地球上の全生命体は、崩壊した原発の使用済み核燃料によって存亡の危機に晒され続けるのだ。

 こんな必然性を百も承知で、関電や九電は、設計寿命(PWRの設計寿命は、当初25年だった)をはるかにオーバーした老朽化原発の再稼働に踏み切った。

 国内最古、49年目の原発が再稼働された 2023年07月29日
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6056928.html

 加圧式原発(PWR)は、中性子により脆性劣化を起こして、脆性遷移温度がどんどん高くなり、やがて高温でもガラスのように脆くなって、急激な熱応力によって炉心が破壊される可能性が大きくなってゆく深刻な危険性を抱えている。
 もしもECCS(緊急炉心冷却装置)が作動したなら、耐圧容器が爆発する危険性があるのだ。
 だから、PWRの設計寿命は、当初わずか25年だった。しかし、後に理由なく、勝手に40年に伸ばされた。そして、最近、日本の原子力規制庁が60年超運転を許可すると恐ろしいことを言い出した。

 高浜では実に稼働50年の超老朽化原発まで再稼働させてしまった。
 いったい、関電首脳は、どんな事情で、こんな恐ろしいことをしたのか?
 もし、PWRが破局事故を起こしたなら、京都市まで全滅するのだ。私の住む中津川市だって無事ではいられないだろう。西日本は壊滅すると覚悟すべきだ。
 その理由は、以下に書いた。

 自民党政権が、破局事故を覚悟して原発の寿命超過危険運転をするしかない事情 2022年12月14日
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5996933.html

 日本国の破滅に向かって暴走する自民党 2023年05月01日
  http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6033585.html

 簡単にいえば、日本の原発運営各社には、現在廃炉が計画されている21基の原発と、フクイチ事故の処理費用、総額で数百兆円を支払える能力がない。
 運転を止めれば廃炉にしなければならないので、運転を止めることさえできない。
 とりわけ関電はひどい。3基の原子炉を廃炉にしなければならず、総額は3兆円でもすまない。そんな金を支払うくらいなら、破局事故を起こさせた方がマシなのだ。
https://www.jichiken.jp/article/0253/

 関西電力は、老朽化によって大半の原子炉を廃炉にしなければならないのに、その資金がないため、破局事故を起こすまで運転を続ける以外の選択肢がないのだ。
 つまり、東電フクイチのような破局事故を起こせば、国が面倒を見てくれるという先行例があるため、企業の存続を諦め、破局事故に命運を託している状態なのだ。

 経営幹部は、その前にタイミングを見計らって、東電の勝俣や清水のように、巨額の退職金をかすめ取ってドバイにでも逃げてしまうつもりとしか考えられない。
 破局事故が起きれば、後は野となれ山となれ、京都市が完全破壊されようと、日本国家が終わろうと何の興味もない。経営幹部には、ドバイでの夢の生活が待っているというわけだ。

 だから、本来25~30年の寿命しか持たない原子炉が、60年を超えて老朽化しても廃炉にできず、事故を起こすまで運転を続けるしかない。
 破局事故を起こして日本国家を存亡の危機に立たせるときが原発の終末であって、事前に超高額の廃炉資金など出すつもりはなく、後は野となれ山となれ、自分たちは外国の楽園に逃亡するという思惑なのだ。

 これが日本の原子力発電の本質である。
 そもそも、原発が日本に導入されたのは、正力松太郎や中曽根康弘、岸信介らによる核兵器開発計画を前提にしていた。
 だから最初の原発、東海黒鉛炉は、プルトニウム239を回収するタイプであって、発電効率など考えられていなかった。黒鉛炉は耐震性が弱い。巨大地震が起きればメルトダウンを引き起こすしかない代物だった。それを承知で導入したのだ。

 最初から、大量殺人兵器・製造装置だったのだから、その最後は、自国民大量殺戮装置として終わるのがカルマというものだ。
 他国民を皆殺しにする兵器を、原発を通じて開発しようとした日本の自民党政治家の行き着く先に、自国民を皆殺しにするというカルマが待ち構えているのである。