2099話でアナゴのことを採り上げた時に ふと 大学生時代に ふぐを生れて初めて食べた時のことを思い起した。瀬戸内海で子供にも よくフグが釣れた 釣りあげた魚が ハゼやメバルでないと判ると よく舌打ちして 海に よく放してやった。当時・・・ふぐ料理は免許が必要、フグは食べられない魚、フグを食べて亡くなった人がいる等々。毒を持ち 食べられない魚ということは 良く承知していた
大学生になり 3年生の時 広島市内 繁華街にある自転車店の小学生姉妹の家庭教師のアルバイトを始めた 年末のある日 奥様より「ふぐを料理したので 如何ですか」少し怪訝な顔をしていたようで 「私は免許を持っており 家族は毎年食べてますから 心配しないで 美味しいよ」
少しおっかなびっくりで ふぐ刺しをいただいた。正直 こんなにおいしい魚 生れて初めて味わう。それ以来 寒い季節には 毎週ごちそうになった。味を覚えたが ふぐは 高価で 社会人 60年間で 数回頂くも あまり味は覚えていない 地方 各地名産のそれぞれ 美味い魚、珍味を味わうことができ 満足している。