「道」

　春は環境が変わる季節、を実感する今年の春。息子は保育園が終わり小学校と学童が始まる。習いごともスタートさせてあげたい。わたしも5年以上稽古した空手を一度休止することに。長い期間休む気持ちはないが、新しい環境に家族が慣れるまで休むつもりだ。「慣れ」るには、日々繰り返してみて、「こうがいいかな？あぁがいいかな？」と日々を回せる状況になるまで試行錯誤するしかない。この四年間がそうだった。最初の二年間の時間の使い方が下手だったこと。後半二年は勉強時間を捻出するために、朝に夕食を作って仕事へ出かけたが、それがいちばんわたしはやり易かった。
　先週土曜日夫不在だったので、空手稽古場近くの託児を利用。この託児は小学生以上は預かることができないので、息子は卒業となる。保育園よりも早く生後9カ月くらいから利用して空手を続けることが出来た。託児のスタッフの方から優しく送りだされる。卒園式、飛行機の時間があって最後までいられなかったが、いたらこんな雰囲気やったのかしら。
　5年以上続けたお稽古ごとは初めて。昨年総本部道場へ通っていた頃に60代の黒帯先輩おばさまとご一緒したことが何度かあり、空手「道」を止めなければ、あのようにずっとお稽古出来ると思えた。これだけ続けて目標もあったものを止めるのは残念な気持ちもあるが、わたしの先生も、育児しながら海外出張をこなす総合職でいらっしゃった時代は一度空手から離れ、その後講師活動をお始めになった。そういう先輩らと出会えていたので、すっと一度休みに入ることができた。空手、総本部の稽古1時間は緊張でピリピリして、時計見ながら「あと●分で終わる」と思っていたが、1時間でもそういう場所に身を置くことが楽しかったし、普段の稽古も楽しかった。

　ここ最近白髪が気になっていたので、ドラッグストアで買ったHENAのトリートメントを使っていた。当時髪は職場に行ったら帽子にひっ詰めるし帰路は帽子のアトがついて変なので自分の帽子かぶって帰宅していた。なので色にこだわりはなく、真っ黒のHENAで染めていた。そしたらこれがきつく染まっていたようで、先日博多帰って藤崎の友人の美容室でカラーリングしたら「いっちょん染まらんよ」ということに。ハイトーンブリーチで色を抜いてやっと自然な茶色くらいに。よう染まるんやなとびっくりした。

●今日のセガレ　6歳1カ月●
　階段を一歩ずつ、よいしょ、よいしょと上がっていた姿を、今朝ふと思い出した。そんな彼も一年生になる。3月は息子誕生日もあったし卒園式もあったしで、息子に対して思い出話をしながらドカ泣きした日も。もう親の小言げな半分聞けばいい方となっていくだろう。そして「ウゼェ、ババァ」と言いだすだろう。そういう日がきてもあわてない親になれたらと思う。
　こないだの月曜は、空手の後久しぶりにふたりで銭湯へ。普段行かない町のお湯。入浴後バスで移動し、白楽商店街でから揚げで夕飯。ここのから揚げ本当においしい。ビール少しだけ飲みたく、小を頼むも中がくる。「これ、でかい？」と思ったが、先日の帰省の時に焼肉なべしまのビール中が大みたくでかかったので、「これが小かな」と飲む。帰り道にレシートで発覚。すごいお腹一杯になった。小旅行気分だった。