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お産を待つ家、利用者の声をお届けします!

2012年12月19日 | TICO ザンビア

ザンビア事務所の田村です

お産を待つ家開所式から早1か月。
みなさんに利用者の声をお届けします

彼女が利用者第1号

昨夜から腰痛があるということで笑顔は少なめでしたが、快く写真撮影や質問に応じてくれました。

Q.お産を待つ家はどのように知ったの?
「SMAG(安全な妊娠・出産を支援するボランティアグループ)が教えてくれたのよ。SMAGは私の叔母なの。彼女が今回も付き添いでいてくれるから安心だわ」

Q.いつどのようにお産を待つ家に来たの?
「昨日の夕方に叔母と一緒に歩いてここまで来たわ。家から歩いて2時間くらいよ」

Q.何人目の子供なの?ほかの子供たちはどうしているの?
「3人目の子供よ。2人の子供は旦那さんが面倒を見てくれているわ」

Q.お産を待つ家で待機してみてどう?
「とても快適よ。出産予定日が実は今日なの。早く生まれてきてほしいわ」

彼女が手にしている青いカードは妊婦健診カード。これまでに3回の妊婦健診を受診しており、助産師の記載によると現在のところ母、胎児ともに経過は良好なようです。(ザンビアでは最低4回の妊婦健診受診を推奨しています)


↑右のベッドに自分のお子さんと座っているのが妊婦さんの叔母でありSMAGメンバー。
待機中の食事や家事などすべて自分たちで賄わなければなりません。待機中の家事全般は付添人である彼女が行います。

↓お産のために必要なへその緒を挟むクリップや手袋、あかちゃんと妊婦さんの洋服はもちろんのこと、食糧や料理道具、食器なども自分たちで持参しなければなりません。



「お産を待つ家は本当に住民に利用してもらえるのだろうか」とやきもきしていましたが、
「今はSMAGたちが地域で周知していく時間」とSMAGの地道な活動を信じ、SMAGに対してお産を待つ家を利用するメリットを研修やミーティングの際に訴え続けてきました。こうした情報がSMAGを通して住民へ伝えられています。

妊婦さんや家族が、安全な妊娠・出産のために気持ちよく利用できる場になりますように
今後もSMAGと共に地域での活動を盛り上げていきたいと思っています。

文責:田村(ザンビア事務所)

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