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お産を待つ家、開所式が行われました。

2012年11月15日 | TICO ザンビア

ザンビアから田村です

前方に建っているのが診療所、そして後方に見えるのが今回開所式を行ったお産を待つ家です。
                         


11月9日待ちに待ったお産を待つ家のオープニングの日です
この日のために診療所の看護師を筆頭に地域の人々がお産を待つ家の清掃を行い、開所式のため村長を招待したりと準備を進めてきました。

多くの住民も参加。中には赤ちゃんを抱っこしたお母さんの姿も見られます。


予定していた「チブワントゥ」というこの地域の伝統的な飲みものを参加者全員にふるまう予定でしたが、火をおこす木が集められなかったということで準備できないなど当日まで予定外の事態発生~!
結局、予定開始時間を1時間半程度遅れ開始できました。
                    
主賓や招待された村長たちを後ろに、診療所唯一の看護師から開会のあいさつがなされました。
さすが肝っ玉看護師です。私も同じく看護職ですが、彼女の堂々とした姿に感動しました

SMAG(安全な妊娠・出産を支援するボランティアグループ)も負けてはいません。妊娠中の危険兆候に関する歌や施設でのお産を推奨する演劇などを披露してくれました。
地域の住民でもある彼らが本当に待ち望んでいたんだなと感じる瞬間でした。
    
大盛り上がりのSMAGたち。

そして小中学生の聖歌隊も参加。素晴らしい歌声で場を盛り上げてくれました。
                    


地域に多大な影響力も持っている伝統酋長からも演説をしていただきました。
写真のカメラマンはザンビアの国営放送から来ています。

酋長からは、お産を待つ家は地域の物であること、住民一人ひとりが責任を持って管理することをはじめ、施設が有効に利用されるためには追加の看護師派遣が不可欠であることなど郡保健局、政府へ力強くアピールしていただけました。

最後に看護師から施設内の紹介が行われました。
当日まで様々なことが起りはしましたが、開所式は滞りなく(?!)終わることができました。
                   


お産を待つ家を多くのお母さんに利用してもらい、お母さんと子ども、ひいては家族、そして地域の健康のために有効に利用されていくことを心から願っています

今後SMAGの地域での啓発活動にも益々力が入ることでしょう
まだまだプロジェクトは続いています。どうぞご支援よろしくお願いいたします

文責:ザンビア事務所(田村)

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