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啓蒙活動用マテリアルのご紹介

2010年06月07日 | TICO カンボジア
これまで、プノンペン市西部地区のクモイ地域、サムロンクロン地域の
各村のボランティアさんを対象に3カ月に1回の割合で下記を目的
としてワークショップを開催してきました。

①応急手当研修&フォローアップの実施
②コミュニティ内で生じる病気や事故等に対し、ボランティアが
どのような処置・対応を行ったのかを情報共有・検証

3月よりこれまでの活動を基礎として、ボランティアさんが主体となって、
地域住民のみなさんを対象としたファーストエイドに関する啓蒙
ワークショップを開催しています。

今回、啓蒙活動に使用中のマテリアルについてご紹介します!

①ファーストエイドフリップチャート(紙芝居)

絵は王立芸術大学の学生さんにお願いして作成しました。
カンボジア人に好まれそうな作風の絵です。
できるだけ分かりやすくするため、手順にそって矢印をつけたり、○×等の
サインにより文字が読めない方でも理解できるように工夫しました。

②ファーストエイドハンドブック

ワークショップでフリップチャートが見にくい場合に、ハンドブックを見て理解できる
よう工夫しました。
表紙や各ページに救急車の番号を入れることで、緊急の際にすぐに連絡できる
ようにしました。
また、中身もホットライン(健康相談や緊急時に使用する警察等の番号一覧)、
2010年の年間スケジュール、ファーストエイドに関する説明、白紙ノートと充実
しています。
年間スケジュールにはカンボジア人にとって重要な日であるトゥガイサル(仏日)
もばっちり掲載しています。
捨てられないようにするため、いつも開いて読んでもらうための工夫をたくさん
施しました。

③救急車啓蒙用Tシャツ

プノンペン市西部地区に位置するポチェントン病院救急車の番号の啓蒙用Tシャツ。
119の他、ポチェントン救急隊固定電話、ポチェントン救急隊携帯電話番号を
プリントしています。
119やポチェントン病院の固定電話と併せて救急隊の携帯電話を一般住民に
知らせることで、119が中々つながらない場合でも、直接ポチェントン病院の
救急隊に連絡を取ることができます。
プノンペン市内では、119にかけると国立カルメット病院のコールセンターに
つながり、そこから適切な救急車を無線で手配するシステムになっています。

④救急車啓蒙ステッカー

救急車の絵&番号をプリントしたステッカー。
ヘルメットやモーターバイクにも貼れる大きさにしました。
色んなところに貼ってもらって、いざという時に活用してもらいたいと思って
います。デザインが気に入ってもらえたのか意外?に人気なんです!!
西部地区に位置するカフェ・レストランや小売店等にも設置してもらい、
店のお客さんがもって帰れるようにしたいと考えています。
(現在、試験的に一店舗のみ実施中!)


      カフェにて啓蒙用ステッカーを手にする男性


村の方々に実際の救急車も見て頂きたいのですが、病院でスタンバイしているために
そうもいかず、救急車の外観・内装の拡大写真等も使用しています。

啓蒙活動については随時ご報告させて頂きます!


写真左からTシャツ、ハンドブック、ステッカー、フリップチャート


文責:TICOカンボジア事務所(大坪)

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