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継続性のある活動のために vol.1

2013年07月15日 | TICO ザンビア
ザンビア事務所の瀬戸口です。

今日は海の日ですね。

というより、もう7月中旬?!!というのが正直なところだったりするんですが、
それも私たちが2010年10月から実施してきた安全な妊娠/出産の支援事業が、事業終了まで残すところあと2ヶ月になっているから。

事業が終了するというのは、安全な妊娠/出産への支援がゼロになってしまう、という意味ではありません。
私たちTICOと委託元であるJICAによるザンビア政府やボランティアを含む地域住民へのサポートが終了するということです。

安全な妊娠/出産に対するサポートは
ザンビア政府/郡保健局や地域住民から成る安全なお産支援グループ(SMAG:スマッグ)が
引き続き継続していくことになっています。

正式な事業成果については、目下、必要なデータを集計中ですが、
事業を始める前と比較して
・医療施設でのお産件数(施設分娩数)は約2倍
・妊婦健診受診率(推奨されている4回以上受診)は3~4割増
といったプラスの変化が推定されています。

とはいえ、施設分娩と自宅でのお産の比率を取ると50:50で、
政府が目標とする施設分娩率60%には、いまだ及びませんが、
私たちが事業展開しているモンボシ地区を含むチボンボ郡全体の
施設分娩率は20%をわずかに越える程度ですので、
かなりの優等生(手前味噌ですが)と言えるでしょう。

妊娠・出産というのは、病気ではありませんので、
何か目標を達成したからといって、活動が終わることはありません。
上記で述べたような成果を、継続して生み出していくことが重要になってきます。

では、私たちの支援が引き上げた後も、
彼ら自身で活動を続けていくために、何が必要でしょうか?

長くなりそうなので、続きはまた明日

文責:ザンビア事務所(瀬戸口)