みなさん こんにちは、ザンビア事務所の黒田です。
ルサカから車で2~3時間離れた事業地に行く時に、私が絶対に鞄に忍ばせていくのは。。。
トイレットペーパーです。
お恥ずかしながら、他の日本人スタッフの皆さんのように強靭な胃を持ち合わせていない私。(←拾い食いのし過ぎですよと所長からは言われてますが。。。)
ついつい食欲にまかせて野性の果物やら虫やらを食べてしまい、村でトイレに走りたくなることもしばしばなのですが、ここで困るのが
こんな道↓に入ってしまっているときに
トイレに行きたくなっても、
トイレが無い....
という事実。
開き直って手頃な草むらを見つけてしゃがみ込むうら若き乙女な私です
そんな私の心のオアシスは、ヘルスポストや学校に設置してあるVIP Latrineと呼ばれるトイレです。日本語で言うところの"ぼっとん便所"なのですが換気をよくする工夫がなされているということでVentilated(換気された) Improved(改良された) Pit(トイレ)、と呼ばれます。
ザンビア津々浦々、いろいろなデザインのVIPがあるもので、
これもVIP
こちらもVIP。
見た目はなんとなく似ているかもしれませんが、中に入ってみると快適なVIPとそうでないVIPの差は一目瞭然。快適~なVIPはほとんど無臭、しかし正しく作られていないVIPの中はハエが飛び交い、ひょえ~~と叫びたくなる臭いがするものも…。嫁入り前で恥じらいいっぱいな私をもってしても、"もういっそ手頃な草むらでやらせて下さい”と言いたくなってしまうVIPもあるもんです。
そこで皆様がアフリカにいらっしゃった時の為に、なVIPとなVIPを見分ける7つのコツをお教えしますね。これで皆さんもザンビアのトイレ通
1)換気用のパイプの外側が黒く塗られている
VIPからにょきっと突き出ているこのパイプは、黒く塗られることで太陽の熱を吸収して、上昇気流を作り出します。
この上昇気流によって排泄物の臭いがパイプを伝わって外に逃げていってくれます。換気用のパイプがグレーや白のVIPしか見つからない場合は、覚悟を決めて、息を止めてトイレに向かいましょう。
2)換気用のパイプに日光が当たっている
換気用のパイプが上昇気流を作り出せるのは、太陽の熱があってこそ。暗~い日陰にあるVIPは極力避けましょう。
3)換気用のパイプがアスベスト製である
パイプにはいろいろな素材が使われますが、私達の事業地で一番多く見かけるのはプラスチッック製のパイプ。しかしプラスチック製のパイプでは温度の変化が激しすぎるので、気温が下がるとすぐにパイプの中で上昇気流が作られなくなり、換気が悪くなってしまいます。ゆっくり暖まってゆっくり冷えるアスベスト製のパイプが付いているVIPなら気温の低い夜の間も快適トイレ生活なはず!
4)窓やドアが無い
換気用のパイプを伝って外に逃げていってくれるのは、臭いだけではありません。ハエもこのパイプを伝わって外に出て行ってくれます。ハエは光のあるほうに向かってしまうので、ドアを開けた瞬間に光がたくさんトイレに入ってしまうと、ハエはあなたのほうに向かってきてしまいます。ドアの代わりに仕切りの壁が付いているVIPはハエさんはパイプを通る光だけを目指して外に出ようと飛んでいこうとしてくれます。
5)換気用のパイプの上にドーム型のネットが貼られている
ハエはいろいろな病気を媒介してしまうので、いなくなって頂くのが一番。また戻って来ないように、換気用のパイプを通って外に出ようとしたハエをキャッチするのがこのネットの役割です。このネットはふんわりとドーム型に貼られていなければいけません。ぴたっとパイプに貼られるとパイプに入る光の量が少なくなってしまってハエがパイプを目指して飛んでくれません。空気の通りも悪くなり、換気も
6)換気用のパイプの内側が白く塗られている
ハエさんがよりパイプの外を明るく感じるように、少し手間はかかりますがパイプの内側は白く塗るのがベストです。
7)VIPの建物が丸みを帯びている
バームクーヘンのようなぐるぐる形のVIPを見つけたら、是非お試しを。角の無いデザインは空気の通りがいいため、換気も
現在TICOザンビア事務所ではンコンジェコミュニティースクールのトイレのデザインを決定しているところです。快適~なVIPを作れるように頑張ります~。
文責:TICOザンビア事務所(黒田)
ルサカから車で2~3時間離れた事業地に行く時に、私が絶対に鞄に忍ばせていくのは。。。
トイレットペーパーです。
お恥ずかしながら、他の日本人スタッフの皆さんのように強靭な胃を持ち合わせていない私。(←拾い食いのし過ぎですよと所長からは言われてますが。。。)
ついつい食欲にまかせて野性の果物やら虫やらを食べてしまい、村でトイレに走りたくなることもしばしばなのですが、ここで困るのが
こんな道↓に入ってしまっているときに
トイレに行きたくなっても、
トイレが無い....
という事実。
開き直って手頃な草むらを見つけてしゃがみ込むうら若き乙女な私です
そんな私の心のオアシスは、ヘルスポストや学校に設置してあるVIP Latrineと呼ばれるトイレです。日本語で言うところの"ぼっとん便所"なのですが換気をよくする工夫がなされているということでVentilated(換気された) Improved(改良された) Pit(トイレ)、と呼ばれます。
ザンビア津々浦々、いろいろなデザインのVIPがあるもので、
これもVIP
こちらもVIP。
見た目はなんとなく似ているかもしれませんが、中に入ってみると快適なVIPとそうでないVIPの差は一目瞭然。快適~なVIPはほとんど無臭、しかし正しく作られていないVIPの中はハエが飛び交い、ひょえ~~と叫びたくなる臭いがするものも…。嫁入り前で恥じらいいっぱいな私をもってしても、"もういっそ手頃な草むらでやらせて下さい”と言いたくなってしまうVIPもあるもんです。
そこで皆様がアフリカにいらっしゃった時の為に、なVIPとなVIPを見分ける7つのコツをお教えしますね。これで皆さんもザンビアのトイレ通
1)換気用のパイプの外側が黒く塗られている
VIPからにょきっと突き出ているこのパイプは、黒く塗られることで太陽の熱を吸収して、上昇気流を作り出します。
この上昇気流によって排泄物の臭いがパイプを伝わって外に逃げていってくれます。換気用のパイプがグレーや白のVIPしか見つからない場合は、覚悟を決めて、息を止めてトイレに向かいましょう。
2)換気用のパイプに日光が当たっている
換気用のパイプが上昇気流を作り出せるのは、太陽の熱があってこそ。暗~い日陰にあるVIPは極力避けましょう。
3)換気用のパイプがアスベスト製である
パイプにはいろいろな素材が使われますが、私達の事業地で一番多く見かけるのはプラスチッック製のパイプ。しかしプラスチック製のパイプでは温度の変化が激しすぎるので、気温が下がるとすぐにパイプの中で上昇気流が作られなくなり、換気が悪くなってしまいます。ゆっくり暖まってゆっくり冷えるアスベスト製のパイプが付いているVIPなら気温の低い夜の間も快適トイレ生活なはず!
4)窓やドアが無い
換気用のパイプを伝って外に逃げていってくれるのは、臭いだけではありません。ハエもこのパイプを伝わって外に出て行ってくれます。ハエは光のあるほうに向かってしまうので、ドアを開けた瞬間に光がたくさんトイレに入ってしまうと、ハエはあなたのほうに向かってきてしまいます。ドアの代わりに仕切りの壁が付いているVIPはハエさんはパイプを通る光だけを目指して外に出ようと飛んでいこうとしてくれます。
5)換気用のパイプの上にドーム型のネットが貼られている
ハエはいろいろな病気を媒介してしまうので、いなくなって頂くのが一番。また戻って来ないように、換気用のパイプを通って外に出ようとしたハエをキャッチするのがこのネットの役割です。このネットはふんわりとドーム型に貼られていなければいけません。ぴたっとパイプに貼られるとパイプに入る光の量が少なくなってしまってハエがパイプを目指して飛んでくれません。空気の通りも悪くなり、換気も
6)換気用のパイプの内側が白く塗られている
ハエさんがよりパイプの外を明るく感じるように、少し手間はかかりますがパイプの内側は白く塗るのがベストです。
7)VIPの建物が丸みを帯びている
バームクーヘンのようなぐるぐる形のVIPを見つけたら、是非お試しを。角の無いデザインは空気の通りがいいため、換気も
現在TICOザンビア事務所ではンコンジェコミュニティースクールのトイレのデザインを決定しているところです。快適~なVIPを作れるように頑張ります~。
文責:TICOザンビア事務所(黒田)