山種美術館に行ったチビクロは、
湘南鎌倉ラインに乗って、
いざ鎌倉ですにゃ。
ベン・シャーンと
ジョルジュ・ルオー
2014年7月5日~9月15日
神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
暑い夏の日を感じたくて?
物好きなチビクロは、
北鎌倉駅を降りて、
円覚寺の前を通り、
美術館別館まで歩いてみることに
しましたにゃ。
本館は、鶴岡八幡宮の敷地にあるのですが、
別館は、北鎌倉寄りの
坂の上にありますにゃ。
日射しが、夏の真っ盛りを
感じますにゃ。
背景の山は、分かりにくいと
思うけど竹林ですにゃ。
カッコイイ空の見える
トンネルですにゃ。
チラシより引用しますにゃ。
「ベン・シャーンとジョルジュ・ルオー。およそ一世代を
ことにする二人の画家は、
シャーンは、ニューヨーク、
ルオーはパリを中心に活動し、
その画業や人生に直接の交わりはありません。
しかし、その二人には、
輪郭や線、
黒という色を大切にし、
絵画や版画での制作から
デザインにもその仕事が
及んでいること、
職人の世界を経験しながら
美術学校に学んだこと、など
いくつかの共通点が
認められます。
また、何よりも、
表現の仕方は違っても、
二人は、20世紀という
困難な時代に抗して、
作品の底に
深いヒューマニズムと喜びを
やどし、
その前に立つ私たちに、
静かに、
しかし大きな力で訴えかけてくるのです。
今回は、
ルオーの版画集『ミセレーレ』と
シャーンの版画集
『一行の詩のためには-:
リルケ(マルテの手記)より』の
二つの版画集を全点展示し、
さらに各々いくつかの作品を
加えてご紹介します。」
チビクロが、
この美術展に行こうと
思ったのは、
この文章に出会ったからですにゃ。
シャーンの
生涯の友となった本に、
リルケが書いた一文ですにゃ。
「人は一生かかって、
しかも
できれば70年あるいは
80年かかって、
まず蜂のように蜜という意味を
集めねばならぬ。
そうしてやっと最後に、
おそらく
わずか一行の立派な詩が
書けるだろう。
詩は人の考えるように
感情ではない。
詩は、本当は、経験なのだ。」
チビクロは、以前
葉山館で
2011年に行われた美術展
「ベン・シャーン
クロスメディアアーティスト
写真、絵画、
グラフィックアート」に、
行きましたにゃ。
その時、うまく、表せないけど
心を動かされたのですにゃ。
今回も、そういう気持ちですにゃ。
上の文章に共感する
ハートを
持った人が作った
作品たち。
言葉にしようとすると
消えてしまうようだけど
なんかあるのは、
確かなのですにゃ。
それが、チラシの解説にある
「作品の底に深いヒューマニズムと喜びを宿し、その前に立つ私たちに、静かに、しかし、大きな力で訴えかけてくる」ということなのでしょうかですにゃ。
ルオーの言葉を紹介しますにゃ。
「生きとし生けるものに
敏感な芸術家は、
真暗闇の中でも
敵意と憎悪の時代でも
多くのすさんだ顔
重荷で曲がった背中に
会いにいく
眼に見える悲惨や
かくれた悲惨があろうとも
芸術家は決して絶望しては
ならぬ
明日も尚
英雄 殉教者または聖人を
そして感動的な かくれた
或は人に知られぬ犠牲を
信じなければならない
ディベルティスマン」
芸術と呼ばれる表現の
色々な側面を
考えましたにゃ。
ベン・シャーンと
ジョルジュ・ルオーの作品に
出会えて、良かったですにゃ。
これから、
もっとこの芸術家のことを
知りたいなと思いますにゃ。
しみじみステキな作品に
出会えて
ありがとうございますにゃ。
美術館には、前庭があり、
現代彫刻の展示がありますにゃ。
ご紹介しますにゃ。
神奈川県立近代美術館には、
別館の他に
鎌倉館、葉山館がありますので
鎌倉観光の時にお寄りになっては
いかがでしょうかにゃ。
八幡宮の源平池の蓮の花は、
7月が見頃なのですが
まだ、
少し見ることができましたにゃ。
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