チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

オランダ・ハーグ派展@損保ジャパン東郷青児美術館

2014-06-25 23:00:00 | 美術館 博物館
チビクロは、出かけましたにゃ。


ゴッホの原点
オランダ・ハーグ派展
近代自然主義絵画の成立

2014年 4月19日~6月29日
損保ジャパン東郷青児美術館
東京都新宿区西新宿1-26-1
新宿駅西口 徒歩5分
損保ジャパン本社ビル42階

チラシより引用します。
「19世紀後半のオランダで、
ポスト印象主義の画家ゴッホが、
大物と呼んだ画家たちがいました。
彼らは活動の拠点であった都市の名にちなんで「ハーグ派」と呼ばれていました。
本展覧会は、このハーグ派に焦点をあてた日本で最初の展覧会です。
ハーグ派は
フランスのバルビゾン派の
影響を受けながら、
17世紀オランダ黄金時代の
絵画を再評価し、
屋外における自然観察を
基盤として風車や運河、
海景や船といった
オランダならではの風景を
、透明感のある繊細な光と共に
描きました。
本展覧会では、オランダのハーグ市立美術館の所蔵作品を中心に、ハーグ派の作品だけでなく、クレラー=ミュラー美術館、ならびに国内に所蔵されているバルビゾン派の作品、そしてハーグ派の影響を受けたゴッホと抽象画家ピート・モンドリアンの初期作品も合わせてご紹介いたします。」

チビクロは、
この美術展のお知らせ記事を見た時、空の色と雲の重なりに
釘付けでしたにゃ。

チビクロの妄想では、
上空では、冷たい空気が、
早い速度で流れていて
幾層にも重なっていると
思うのですにゃ。
上昇気流も発生して、
光を乱反射させている。
そんなことを感じるのですにゃ。

オランダの画家さんたちと
いえば、
フェルメールやレンブラントを、
見に行きましたにゃ。
オランダの風景画の空をいいなと思うようになったのは、
以前上野に来た
メトロポリタン美術館展で、
メインデルト・ホッベマの絵を
眺めていた時、
今まで単調にしか思えなかった
風景が、
急に魅力的に思えるようになったのですにゃ。



チビクロが、
イチオシするのは、
この作品ですにゃ。
ピート・モンドリアン
<夕暮れの風車>

雲の隙間から見える空の色と
光に反射した?雲の様子が
とてもカッコいいですにゃ。
日本でいうとおぼろ月夜のようにも思えますにゃ。
今回展示された作品は、
四点ありますにゃ。
風景画家だったモンドリアンが、
自らの個性を強めていくのが、
作品を追って感じられて、
面白いですにゃ。

ヤコブ・マリス
<漁船>

少し曇り気味で、
風が吹いている。
左上部は、実際に見ると
かすかに薄い水色の空がのぞいています。浅瀬にある船が、水面に
鏡のように映っています。
湿った感じの雲がいい感じです。

ヨーゼフ・イスラエルス
<縫いものをする若い女>

窓からの光が、フェルメールを
思わせ?ますにゃ。

お写真は、ありませんが、
チビクロお薦めの作品を
ご紹介しますにゃ。
23,シャルル=フランソワ
・ドービニー
<にわか雨>
エッチングの版画作品ですにゃ。
羊飼いと羊、犬などが、放牧中に
雨に降られてしまう様子ですにゃ。
日本にも浮世絵で、
雨の様子をとらえた風景が
ありますにゃ。
驟雨という感じでしょうか。

32,ヨハン・バルトルト・ヨンキント<セーヌ河の月明かり>
33,ヨハン・バルトルト・ヨンキント<デルフトの眺め>
71,ヘンドリック・ヴィレム・
メスダッハ<オランダの海岸沿い>

華やかではないけれども、
じっくり絵の良さに浸れるし、
オランダの自然の風景を
見ていたら、
旅した気持ちになるですにゃ。

ぜひ、たくさんの方に
見て頂きたいと思いますにゃ。

収蔵品の
ゴッホの<ひまわり>も
見ることができますにゃ。

高層ビル42階から見る
街の眺めも楽しめますにゃ。

素晴らしい作品に出会えて
うれしい1日でしたにゃ。

ありがとうございますにゃ。








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