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チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「逃亡小説集」吉田修一 

2020-09-10 20:00:00 | 2020読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。

「逃亡小説集」吉田修一 角川書店




逃亡で、短編集まとめる視点が
おもしろいと思ったですにゃ。

逃亡だから、スピード感重視で
さくっと、読みましたにゃ。

計画的逃亡でなく、逃亡すると
余計めんどくさいことになるから、
妄想したり、
コーヒー飲んだり
スィーツ食べたりして、
逃避行した方が良いにゃと
思ったですにゃ。

逃亡わ、計画的にですにゃ。

暑くて、ぐでぐでな
チビクロでしたにゃ。

みなさまも、この暑さに
お体ご注意くださいませ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。





「羊たちの沈黙」トマス・ハリス 新潮文庫

2020-08-09 20:00:00 | 2020読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。

「羊たちの沈黙」トマス・ハリス
 訳 高見浩  新潮文庫


クラリスと、レクター博士の
会話わ、緊迫感半端ないやりとりに
釘付けですにゃ。

クラリスが、闘う相手わ、
犯罪者だけでなく、
官僚主義的組織あり、
出世主義の輩であり、
自らの弱さを奮い立たせ、
真実を求めていく姿が
印象的ですにゃ。

サイコサスペンスや
プロファイリング捜査を使った警察小説
において、
数多く似た作品があったとしても、
抜きん出る作品わ、なかなか
ないのでわ、と思いますにゃ。

古びない「古典」として
ミステリに
金字塔なのですにゃ。

暴力的描写がありますので
苦手な方わ、ご注意くださいですにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。


「さめない街の喫茶店」はしゃ

2020-08-05 20:00:00 | 2020読書
チビクロわ、
読書しましたにゃ。

「さめない街の喫茶店」はしゃ
イーストプレス


優しそうな絵に惹かれて
ついぽちっとにゃ。
密林のやつ、
チビクロの好み把握してるにゃ。
またおすすめされてしまったにゃ。

なぜか眠りから
覚めることができなくなったすずめ。
かすかに残る記憶を感じつつ、
さめない街でカフェをしてますにゃ。
居心地が良すぎるこの街わ、一体?
というお話ですにゃ。

ホンワカしつつ
ちょっと悲しげって、
この前読んでたのも、そういうの
じゃなかったっけ?
う、うん、そうだけど
ディテールが違うし、
えと、料理がおいしそうだしにゃ。

チビクロの住んでる場所にわ、
おされなカフェわ、あまりないから、
さめない街のカフェみたいなお店
あったらいってみたいですにゃ。

一章づつおいしそうなレシピが
ありますにゃ。


紙の表紙の下に別バージョン表紙が
ありましたにゃ。
最近めくってみるくせが
つきましたにゃ。

フリーで描いている作家さんの
初の商業紙だそうですにゃ。

続きも読みたいですにゃ。



今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。


「午後3時雨宮教授のお茶の時間」鷹野久

2020-08-02 20:00:00 | 2020読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。

「午後3時雨宮教授のお茶の時間」
鷹野久 新潮社


イギリス文学の大学の教授が
本に出てくるお菓子を作ってみたと
いうお話ですにゃ。

教授のイギリス文学やお菓子への愛が
強く感じられますにゃ。
イギリスの文学や地方について
語られていますにゃ。

ホンワカした雰囲気ながら、
どこか悲しい物語が隠されている感じが
淡く作品を彩りますにゃ。

第1話ジャムローリーポーリー
第2話ジャムタルト
第3話トリークルタルト
第4話ジンジャーブレッド
第5話ウェルッシュレアビット
第6話シードケーキ
番外編スコーン

一話ごとにお菓子のレシピが
添えられますにゃ。

お菓子づくりって、大量のバターや砂糖使いますにゃ。(恐)


こんな先生がいたら
一生懸命勉強するから、
ぜひお菓子をごちそうして
欲しいですにゃ。
チビクロ、ミルクティーで
お願いしますにゃ。

密林でおすすめされて、
うっかり買ってしまいましたにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。

「旅はときどき奇妙な匂いがする」宮田珠己 筑摩書房

2020-08-01 20:00:00 | 2020読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。

「旅はときどき奇妙な匂いがする
アジア沈殿旅日記」
宮田珠己 筑摩書房



旅が好きすぎる宮田さんですにゃ。
旅を仕事にして、
旅についての文章を
書いてきたそうですにゃ。
ある時宮田さんに
啓示が訪れたそうですにゃ。

「本格的な話は、誰かほかの、
もっと立派な人に任せるべきだ。

「非日常を味わって、そして味わえただけで満足した旅、純粋ピュアな旅」を
求める旅の始まりですにゃ。

満足できる答えを探すその姿わ、
まるで哲学者のようだと、
チビクロわ、思ったですにゃ。
 
ところどころ読んでいると
なんか良い言葉発見と思って
メモしたくなるですにゃ。

「旅に、私の人生が飲み込まれることは、きっともうないこと」

「若い頃の私は、他人と違う旅を
しているかどうかという呪いに
強く囚われていた。」

「どこか馴染みのない場所に出かけて
そこにポツンといるだけでいいこと。」

「私は他人と違う旅をしなかった」

作者わ、
「過剰な自意識にからめとられて、
かえってテキトーな人生訓めいた言葉
を捏造してしまいそうな問いである。」
と、牽制しているが、
全然テキトーでないと、
チビクロわ、思うですにゃ。
真摯に向き合っているからこそ、
肩の力が抜けた言葉があるのでわ、と
思うですにゃ。

旅という言葉を
人生に置き換えてもいいような気が
するですにゃ。

宮田珠己さんのお名前わ、
旅行記で目にしていたけど
今まで読んだことわ、
なかったですにゃ。
もっと早く読めばよかったですにゃ。

チビクロわ、方向オンチで
怖がりのぬいぐるみの黒猫だし、
Withコロナだから、
なかなかムズカシイけど、
海外旅行って、やっぱ
憧れるですにゃ。

宮田さんわ、
いい感じの石を探しに
旅に出たりしてるみたいで
その本も今度読んでみたいと
思っていますにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。