歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

四條畷市・大上7号墳 奇妙な文様が刻まれた盾形埴輪片が出土

2019年02月27日 | Weblog
 四條畷市教育委員会の調査で、馬飼集団の古墳とみられる大上(おおがみ)古墳群(四條畷市清滝中町)の7号墳(6世紀)から、奇妙な文様が刻まれた珍しい盾形埴輪片(高さ約43cm、幅約17cm)が見つかり、現在、府立近つ飛鳥博物館(大阪府河南町)で展示している。3月17日まで。
 古代中国の呪術師「方相氏(ほうそうし)」を描いた可能性も指摘されているという。
[参考:朝日新聞]

過去の関連ニュース・情報
 方相氏
 盾持人埴輪
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北九州市・城野(じょうの)遺跡 弥生時代の石棺に人物像

2010年07月22日 | Weblog
 城野遺跡(同市小倉南区)では昨年、同市芸術文化振興財団埋蔵文化財調査室が発掘調査を行い、弥生時代終末期(3世紀前半ごろ)の方形周溝墓から子供用の石棺が見つかった。
 その後、石棺の調査を進めたところ、石棺の内側には赤い顔料が塗られ、頭側の板に、大きさ約20cmの人物の上半身が薄く彫り込まれていた。右手に武器(戈?)、左手に盾のようなものを持っている。胴体には格子模様、顔には複数の目のような表現があるという。
 古代中国の呪術師「方相氏(ほうそうし)」ではないかとの指摘も出ている。
 近く、石棺の一部を現場から屋内に移し、調査を続ける予定という。
[参考:朝日新聞]

過去のニュース・情報
 2009.11.17城野遺跡 九州最大級の「方形周溝墓」が発掘
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発掘された日本列島2008 太子塚古墳 人物埴輪

2008年08月25日 | Weblog
 盾持人埴輪
 かぶり物に魔除けの入墨、盾を持ち墓を守る武人の埴輪です。


2018.9.5追記
太子塚古墳は群馬県高崎市箕郷町にある、古墳時代中期末(5世紀末)築造、全長24mの帆立貝式古墳。
盾持人埴輪は句兵(くへい)と言う武器を盾に付けているのが特徴
中国では、句兵(こうへい)と称される。盾と句兵を持つ方相氏の姿を想像させる。
日本最古の盾持人埴輪は、桜井市の茅原大墓(ちはらおおはか)古墳(全長約86mの帆立貝式前方後円墳、4世紀末)から出土。句兵のような武器は見当たらない。




キーワード: 盾持人埴輪、盾持ち人埴輪
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