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仙台市・長町駅東遺跡 見学会

2008年07月31日 | Weblog
 仙台市教育委員会文化財課は、同市長町駅東遺跡の見学会を行うことを発表している。
 今年4月より、国史跡郡山遺跡の役所跡官衙(かんが)を支えた集落跡と考えられている長町駅東遺跡の発掘調査を実施しており、その調査成果について公開する。

.調査成果の概要
 発掘調査を平成10年から行い、これまでに400軒以上の竪穴住居跡が発見している。
 特に本遺跡の集落は、当時の一般の集落とは違い、集落の周りを大溝と材木列で区画する構造になっている。
これまでの調査から、東側に隣接する郡山遺跡の役所跡(官衙)や寺院の造営や運営に関わった人々の大集落が存在し、この時期の集落としては、東北地方でも最大級の集落であった。
【37街区の調査】
 約20軒の竪穴住居跡や掘立柱建物跡・溝跡などを発見。平成15・16年度の調査で発見された、集落の区画施設である大溝跡や材木列の東側延長部分が発見された。
【40街区の調査】
 30軒以上の竪穴住居跡などを発見。この周辺が長町駅東遺跡の集落の南端となっている可能性がある。

一般向け遺跡見学会
 平成20年8月2日(土)午前10時より
 第1会場: 37街区 午前10時~10時40分
 第2会場: 40街区 午前11時~11時30分
[参考:仙台市教育局文化財課、河北新報]

備考
郡山遺跡(こおりやまいせき)は、現在の仙台市太白区郡山に所在する古代の官衙(役所)跡。
陸奥国の国府と推定される。

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