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坂井市・六呂瀬山1号墳 全長143mの前方後円墳と確定し北陸最大に

2022年11月08日 | Weblog
 福井県坂井市教委は11月4日、六呂瀬山古墳群(同市丸岡町)の発掘調査で、1号墳が「葺石」の状況から、全長143mの前方後円墳と確定し、北陸最大の古墳であることが判明したと発表した。 
 これまでは全長141mの前方後円墳・秋常山1号墳(石川県能美市、4世紀末)が北陸最大級とされてきた。
 東側造り出し部からは、家形埴輪の棟飾りである鰹木(かつおぎ)や小型の壺が見つかり、祭祀が行われていたことが確認され、北陸随一の王の墓であることが裏付けられ、継体天皇につながる墓であることが改めて示されたとする。
 12日午前9時半と同11時半から、現地説明会が開かれる。
[参考:福井新聞、中日新聞]

過去の関連ニュース・情報
◆六呂瀬山古墳群
1号墳 全長143mの前方後円墳 4世紀末の築造
2号墳 1号墳の陪塚で方墳(16m×14m)
3号墳 全長約90mの前方後円墳 5世紀前葉
4号墳 3号墳の陪塚で方墳(16m×13m)

◆『日本書紀』巻十七巻首 男大迹天皇 繼體天皇
継体天皇即位前紀◆男大迹天皇。〈更名彦太尊。譽田天皇五世孫彦主人王之子也。母曰振媛。振媛活目天皇七世之孫也。天皇父聞振媛顏容姪妙甚有媺色。自近江國高嶋郡三尾之別業。遣使聘于三國坂中井。〈中。此云那。〉納以爲妃。遂産天皇。天皇幼年父王薨。振媛逎歎曰。妾今遠離桑梓。安能得膝養。余歸寧高向。〈☆高向者。越前國邑名。〉奉養天皇。天皇壯大。愛士禮賢。意豁如也。

☆高向=高椋村(現在の坂井市丸岡町)



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