歴歩

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守山市 播磨田東遺跡 市最大の前方後方周溝墓 

2008年07月31日 | Weblog
 市教委は、播磨田東遺跡から、古墳時代初頭(三世紀末)の市内最大の前方後方型周溝墓(全長26m)が見つかったことを発表した。市内でこれまで発見された9例の中では最大となる。今回の墓の南東5mの位置にも前方後方型周溝墓があり、二つの墓の関係についても関心が高まる。
 三世紀前半までの弥生時代の墓は四角く溝を掘り、真ん中部分に土を盛る「方形周溝墓」が主流だった。しかし、古墳時代に入り、実力者の墓として四角の一辺を途切れさせる前方後方型周溝墓が登場する。身分階層があったことを示す発見であり、古墳時代の王権体制を考えるうえで貴重とする。
 現地説明会は8月2日午後2時から開かれる。

 播磨田東遺跡では、これまでに円形の竪穴住居跡(約2千年前の弥生時代中期)、方形の竪穴住居跡(古墳時代前期)が見つかったり、平成14年8月には、古墳時代後期(5世紀末~6世紀代)の木棺墓から副葬品とみられる金製空玉とガラス小玉が出土している
[参考:中日新聞、守山市立埋蔵文化財センター(広報もりやま)]


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