堺市は同市北区にある5世紀後半の前方後円墳「ニサンザイ古墳」(東百舌鳥陵墓参考地)の前方部側の濠から木製の蓋形埴輪の一部(最長約79cmの木製品3点)が見つかったと発表した。
切り込みや透かし、紋様が刻まれており、傘の先につく「立ち飾り」を模した一部とみられるという。
木製の蓋形埴輪の出土は初めてで、素焼きの円筒形埴輪と一緒に墳丘に多数並べられていた可能性があるという。
前方部側の濠の底では築造当時の墳丘の端も確認。墳丘長は約300mと確認された。墳丘は中段斜面に葺石を敷いているのに対し、最下段には殆どなかった。
[参考:産経新聞]
過去の関連ニュース・情報
ニサンザイ古墳
2014-02-06 後円部直径が、これまでの測量結果(1926年、156m)より10m以上大きく、約170mと推定される。古墳の葺石が簡素化され、まばらにしか敷かれていないことも判明。
2013-02-21 周濠から木造の橋脚跡が見つかった。
2012-11-28 墳丘の全長がこれまでの見方より約10m長い300m以上あることが分かった。5世紀後半の築造で、仁徳天皇陵(堺市堺区、全長486m)の次に築造されたとみられる。
切り込みや透かし、紋様が刻まれており、傘の先につく「立ち飾り」を模した一部とみられるという。
木製の蓋形埴輪の出土は初めてで、素焼きの円筒形埴輪と一緒に墳丘に多数並べられていた可能性があるという。
前方部側の濠の底では築造当時の墳丘の端も確認。墳丘長は約300mと確認された。墳丘は中段斜面に葺石を敷いているのに対し、最下段には殆どなかった。
[参考:産経新聞]
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