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今治・新谷森ノ前遺跡 弥生後期の丸太列が県内初出土

2015年01月30日 | Weblog
 愛媛県埋蔵文化財センターは29日、今治市新谷(にや)の新谷森ノ前遺跡で、約1800年前の丸太列が県内で初めて出土したと発表した。
 木材を引き上げる際のスロープとして使ったとみられる。 南北方向へ長さ約2.1m、角度約14度のスロープ状に9本(長さ約1.2m、幅約0.2m)のヒノキ材が並び、丸太列のそばには幅約6.5m、深さ約1.2mの貯木場とみられる空間があった。 さらにスロープを下ると、建築部材を再利用して作られた堰とみられる遺構も残っていた。
 ほかに、武器形木製品(県内初)や新たに複数の竜を描いた絵画土器も見つかった。
 弥生時代中期から後期にかけて今治平野の拠点的集落の一つだったと考えられるとしている。
 現地説明会は31日(土)午後1時から開かれる。
[参考:愛媛新聞、愛媛県埋蔵文化財センターHP]

過去の関連ニュース・情報
2014.3.8 新谷森ノ前遺跡 前回より50年新しい竜を描いた絵画土器が出土
 2013年に続いて、竜を描いた弥生時代後期(約1900年前)の絵画土器が見つかる。昨年より約50年新しい時期のものであり、竜の土器を使った祭祀が長期間続けられていたことが分かったとしている。
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