歴歩

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兵庫県たつの市・布勢駅家 868年の播磨国地震の痕跡

2011年05月19日 | Weblog
 貞観地震は平安時代前期の貞観11年(869)に発生。この前年に播磨国地震が起きた。
 当時の「日本三代実録」の記述などから、寺院などが全て倒壊したと推測されている。
  「播磨國言う。地大いに震動す。諸郡の官舍、諸定額寺の堂塔、みなことごとく頽倒す。」
 実際、たつの市揖西町小犬丸にある古代山陽道の遺跡「布勢駅家」では、1988年の調査で、屋根ごと地面にひっくり返ったような瓦が大量に出土し、播磨国地震で倒壊した官舎の痕跡だと推定されている。
 断層の掘削調査から、震源地は姫路市安富町付近で、地震の規模はM7だったと推定されている。
[参考:神戸新聞]

古代における地震の痕跡・影響は、本ブログからもある程度みれる。
 地震の痕跡

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