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茨木市・千提寺西遺跡 フランシスコ・ザビエルの肖像画が発見された地でキリシタン墓が見つかる

2013年03月20日 | Weblog
 大阪府教委は19日、「隠れキリシタンの里」として知られる茨木市千提寺(せんだいじ)で16世紀末~17世紀にキリシタンを埋葬したとみられる11基の墓が見つかったと発表した。
 新名神高速道路の建設に伴い、府教委が昨年1月から調査、中世から近世の墓を約90基確認した。発掘調査を実施し、墓を発見したのは初めて。 現場を千提寺西遺跡と命名。
 このうち長方形の2基(長さ2・1m、幅0・7mと0・8m)は、伸展葬の墓で、穴の上部には墓標とみられる十数個の石組みがあった。
 伸展葬や石組みはキリシタン墓特有の様式で、徳川幕府が禁教令を出した1614年頃までに造られた墓の可能性が高いという。ほかにも同じ様式とみられる墓が9基(長さ1~2m、幅0・7m)出土した。
 中世から近世にかけては、屈葬が主流で、墓は円形や方形が多い。
 一帯はキリシタン大名・高山右近(1552-1615)の旧領地で、古民家などに、キリスト教を日本に伝えた宣教師フランシスコ・ザビエルの肖像画(重文)やマリア像、キリシタン墓碑などが伝わる。
 近畿でのキリシタン墓は、高槻城跡(高槻市)に次いで2例目であり、ほかに大分や長崎など全国でも5カ所ほどしかないという。
 現地説明会は23日(土)午後0時15分~3時に開かれる。
[参考:共同通信、読売新聞、大阪府文化財センターHP]

キリシタンを埋葬か?高山右近の旧領で墓を発見(読売新聞) - goo ニュース


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