歴歩

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足利市・樺崎寺跡 浄土庭園の池で新たな岬を確認、多宝塔を意識か

2010年03月12日 | Weblog
 市教委は11日、足利氏の氏寺である国史跡樺崎寺跡(法界寺跡)の発掘調査で、浄土庭園の池で新たな岬を確認したと発表した。岬は正面に多宝塔跡を臨む位置にあり、多宝塔を意識して造られたのだろうとみている。園池の発掘調査は9割ほど終了、岬2カ所、中島2カ所を配置した園地の全容が分かり、市教委は本格的な復元整備を進めていく。
 新たな岬は園池の北部東岸。西側の八幡山に向かい岬状に伸び、粘土に礫を張り付け州浜としていた。
 江戸期の池の土中から瓦や陶磁器、下駄など約100点が出土。2007年度の調査に続いて「巡礼札」も出土、「坂東三十三所」と書かれた墨書きが確認された。
 市教委は14日午前10時半から、現地で市民を対象にした発掘説明会を開く。
[参考:下野新聞、東京新聞]

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