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歴歩

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平泉町・無量光院跡 古い溝跡、導水路か

2008年10月04日 | Weblog
 平泉町文化財センターは、国特別史跡「無量光院跡」の20年度発掘調査で、池の西側土塁の裾で用水路の下から古い溝跡を確認した。溝の底が砂となっていることから、12世紀のものであれば池に水を引く導水路の可能性があるとして遺物の科学的分析を進める。
 溝跡は長さ2・3m、幅0・7m、深さ0・3m。また、昨年板状の部材が見つかった池の縁である西側土の近くで新たな板の一部(幅40cm、厚さ2,3cm)も出土した。何に使われていたのかなど検証する方針とする。
 さらに本堂から北東約100mの場所で、池の北端とみられる土塁も見つかった。
 調査は9月31日に終了する予定で、一般の人を対象にした現地説明会を4日午後2時15分から行う。
[参考:9/30岩手日日新聞、10/3毎日新聞]
備考
吾妻鏡文治5年(1189)己酉 9月17日 甲戌
無量光院(新御堂と号す)の事
 秀衡これを建立す。その堂内の四壁の扉に観経の大意を図絵す。しかのみならず秀衡自ら狩猟の躰を図絵す。本仏は阿弥陀の丈六なり。三重の宝塔・院内の荘厳、悉く以て宇治平等院を模す所なり。

写真は、現地・無量光院跡の案内板

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