全南文化財研究所は26日、10月から発掘調査中の咸平金山里方台形古墳(금산리 방대형고분、全南記念物第151号、全長40~50m、高さ約9m)で人物埴輪(인물식륜)と動物埴輪(동물식륜)が出土したと発表した。
人物埴輪は顔と頭の一部が出土した。目を現わすために2つの穴を平行にあけ、真ん中に鼻部分があったとみられる。頭の部分は三角形に見える、鼻周辺には6本の陰刻の線でひげを描写している。韓国で人物埴輪の出土は初めて。
また、馬形埴輪の顔の一部と脚部が出土した。
埴輪は日本からの輸入品というよりは栄山江流域に居住した工人が日本の埴輪の存在を知って製作したようだとする。また材質は、丈夫な須恵器(스에키)土器系としている。
古墳築造時期は5世紀後半から6世紀前半間と推定される。
これまでの調査で、墳丘表面を割石で覆った葺石跡が確認されている。
6世紀まで韓半島南部で強力な勢力を維持した馬韓の支配層墓と推定されるとする。
[参考:聯合ニュース、東亜日報]
2019.7.3 馬韓と葺石情報を追記
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