歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

大阪市・亀井遺跡 国内最古、2400年前の石製分銅が出土

2013年06月08日 | Weblog
 奈良文化財研究所の分析で7日、弥生時代の環濠集落の亀井遺跡(大阪府八尾市など)で1981年に出土した弥生時代前期末(約2400年前)の石製品11点(長さ3~8cm、直径1~4.5cmの円柱形)が、国内最古の天秤用の分銅とみられることが分かった。
 これまでの原の辻遺跡(長崎県壱岐市)の中国製とみられる青銅製分銅の「権」(弥生時代後期)より500年以上遡るという。
 一緒に出土した石杵に、赤色顔料の朱が付いていたことから、朱の配分量を厳密に量るために必要だったのではないかとみている。
 石材は輝緑岩などで、製作途中とみられる1点を除く10点の重さは、6種に分類でき、最軽量は8・7gで、ほかは17・6g、34・5g、最重量は約32倍の280gだった。 最大値280gを基準にすると、8.7g、17.5g、35g、70g、140g、280gと2、4、8、16,32倍となる、重さの違う6個1セットで、本来は2セットあったとみている。
[参考:共同通信、毎日新聞]
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古賀市・谷山北地区遺跡群 新たに武器、農具を確認

2013年06月08日 | Weblog
 古賀市教委は7日、今年4月に馬具が見つかった谷山北地区遺跡群船原3号墳の墓道入口から約5m離れた埋納坑から、あらたに漆塗りの弓や鉄鏃などの武器や農具が確認されたと発表した。
 馬具のほかに、武器、農具も一緒にまとめて埋納されているのは珍しいという。
 弓は金銅製の鞍などの下に敷き詰められ、見た目は黒い漆膜状だが等間隔に装着された飾り鉄製金具や、先端に取り付ける金具「弓弭(ゆはず、弓の両端の、弦の輪をかける部分)」が4点確認されたことから弓と判定した。長さは推定2・2~2・3m。少なくとも6点、漆膜状の広がりから、それ以上あるとみられるという。飾り用の「両頭金具」も見つかった。
 鉄鏃は数十点が束で見つかった。
 農具は鉄製の鋤先や鎌など。ほかに直径約9cmの馬鈴2点など金銅製品がこれまでに31点以上が確認された。
 木製の鐙も3組あったことが新たに判明したため、少なくとも4組の馬具が埋納されていたことが分かった。(前回は2組以上としていた)
[参考:共同通信、西日本新聞、毎日新聞、産経新聞、古賀市HP]

過去の関連ニュース・情報
2013.4.29 古賀市・谷山北地区遺跡群 船原3号墳に隣接した埋納坑から古墳時代後期の金銅製馬具が一式出土
 圃場(ほじょう)整備の途中で、7世紀初頭前後に築かれた船原3号墳の墓道入り口から5m離れたところに、長さ5.2m、幅0.8m、深さ0.7mほどの埋納坑があり、馬具がまとめて納められていたのが発見された。
 鉄製の壺鐙や輪鐙、金銅張りの鞍、紐を連結する辻金具や轡引手(くつわひって)、雲珠(うず)や杏葉(ぎょうよう)、鈴などの馬装飾のほか、馬冑(ばちゅ、馬用の冑(かぶと))や馬甲(ばこう、馬用の甲(よろい))と見られる鉄製品も多数あった。 鞍や鐙の数から2セット以上の可能性もあるという。
 金銅製の轡引手は国宝の藤ノ木古墳や宮地嶽古墳(福岡県)の出土品など4例しかない。

2011.10.23 太宰府市・大宰府跡 弓金具の「両頭金具」が出土
 弓の両端に付ける弓金具「両頭金具」(鉄製で長さ2・4~2・9cm、直径3mm)が7点出土したと発表した。 8世紀の製造とみられる。 大宰府での弓の管理を示す初の発見。



キーワード: 船原3号墳、船原古墳
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