歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

忠南公州市・公山城 百済王宮関連施設とみられる掘立柱建物跡と多量の鏃が出土

2011年09月09日 | Weblog
 公州大博物館は8日、熊津首都期百済(475~536)王城に指定されたりもする公州公山城(공주 공산성、公州市山城洞)の第4次発掘調査の結果、熊津遷都(475)直後に作ったとみられる掘立柱(壁柱式、벽주식)建物(굴립주 건물)跡をはじめとする熊津~泗沘時代百済建物跡、貯水池、盛土敷地と築台などを確認したと話した。
 同博物館は、今回確認した施設が「百済王宮関連付属施設」と説明している。
 多量の武器や中国製磁気などが出土した。
 熊津~泗沘期建物跡の上層では大規模な火災層が確認され、またその上では統一新羅時代文化層が現れた。 特に火災層では鏃が多量に出土した。
 このような掘立柱建物跡は、公山城頂上部、あるいは近隣の艇止山遺跡(정지산 유적)などの地で確認されたことがあるという。
[参考:聨合ニュース、大田日報]

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篠山市・ヤケヤノ坪遺跡 弥生時代中後期頃の方形周溝墓7基、鉄斧も見つかる

2011年09月09日 | Weblog
 県立考古博物館(播磨町)は7日、篠山市西岡屋のヤケヤノ坪遺跡で、弥生時代中期後半から後期(1世紀ごろ)の方形周溝墓7基以上が見つかったと発表した。
 一辺4~10m前後の溝から、県内の丹波地域で最も古い鉄斧(長さ約7cm)や死者の供養のために置かれたとされる壺や甕などの土器のかけらが数百点入っており、同館は装飾的な模様から土器の一部を瀬戸内産および播磨産とみている。

 また、同遺跡から南約100mの西岡屋遺跡では、奈良時代後半(8世紀)と鎌倉時代前半(12世紀ごろ)の建物跡計8棟の柱穴が出土した。 このうち奈良時代の5棟は、柱穴の並び方が整然としていることや、馬の形をした祭祀用の人形「土馬」が見つかっていることから、行政機関の倉庫として使われていた可能性があるという。
 両遺跡とも、奈良時代に多紀郡郡衙があったとされる場所に近い。
 現地説明会は、9月10日(土)午後1時半から開かれる。 同市西岡屋の岡野文化会館に集合。
[参考:神戸新聞、朝日新聞]

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伊達市・宮脇遺跡 建物跡の南西角に石の基壇が見つかる

2011年09月09日 | Weblog
 伊達市教委は7日、再建後の霊山寺跡とされる宮脇遺跡(同市霊山町大石)で、石で造られた基壇が見つかったと発表した。
 また、平瓦や棟瓦など総瓦葺きの建物に必要な複数の種類の瓦を確認した。
 伊達市教委は、本年度は仏堂に伴う基壇や池跡の調査を進めている。
 現地説明会が、10日午後1時30分から開かれる。
[参考:福島民有ニュース、福島県文化財センターHP]

過去の関連ニュース・情報 
 2010.11.26宮脇遺跡 室町時代に再建後、京都北山文化の影響を受けた池、庭園跡見つかる
 2009.12.20宮脇遺跡 室町期の霊山寺跡 建物跡を囲む溝と石組みが出土
 2008.10.29宮脇遺跡 室町期の霊山寺跡 発掘調査現地説明会開催案内
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