テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

東京のご当地ラーメン・八王子ラーメン

2012-01-21 09:57:18 | 日記
これまで遠くにいるからと、案内も来なかった大学のゼミのOB会ですが、今年は誘われました。素直に嬉しい。会場は国立ということなので、昼間、その先の八王子まで足を伸ばしました。



 八王子駅の「そごう」は、今月末で閉店とのこと。世の中の移り変わりを感じます。次に八王子に来る時は、駅ビルはどのような姿になっているのであろうか。



 駅前には山車が出ていて、人だかりがありました。ビルの谷間で行われる伝統行事というのは、いかにも東京らしい光景です。



 八王子といえば、東京のご当地ラーメン・八王子ラーメンの地です。その八王子ラーメンを出す「弘富」へ行きました。八王子駅北口を出て、東へ歩いていくとあります。



 写真、ボケましたが、ラーメン(600円)です。スープは、あっさりしたしょうゆ味。少し魚介の香りを感じます。大きなチャーシューは柔らかです。最大の特徴は、薬味に刻んだ生の玉ねぎが使われていることでしょうか。昨今の、魚粉を用いたり、背脂をぶちかけたりするラーメンからすると、あっさりしすぎているように感じます。逆に上品といえば上品な、昔ながらのラーメンでした。



 八王子の市街地をぬけて浅川へ。ここまでくると、東京といえども、空が広いです。乾燥した関東の冬ですねえ。



 浅川を渡った住宅街の細い路地。



 この路地の中に、民家を改造したようなラーメン店があります。まるで香川のうどん店のような立地と店のたたずまいです。これが、八王子ラーメンの有名店「星の家」です。



 品書きには、「当店はやわらか麺です。かためは出来ません」の注意書き。このような注意書きは、初めて見ました。



 南京ラーメン(600円)です。スープの色は、かなり濃い色をしています。けれども、あっさりめで、そんなにしょっぱくはありません。麺はたしかにやわらかいです。ただ、コシのないクタッとした麺ではなく、独特の弾力のある不思議な麺です。



 この刻み玉ねぎが特徴。ただ、正直に言って玉ねぎを使う効用がよくわかりませんでした。同じ玉ねぎでも、渋谷の「喜楽」のように焦がしてあると、その風味がスープにも反映するのですが。



 さて、国立です。



 エっ、国立の象徴の三角屋根の駅舎がないじゃん。はあ~、東京って、ちょっと行かないでいると、すぐに変わってしまいますね。



 OB会は、こちらも民家を改造したお店でした。



 和食で、ゆっくりご歓談。



 話に夢中で、料理の味はよく覚えていません。



 来年の再会を約して終わりました。


居酒屋 北ちゃん~安くて、「チーター」がおいしい

2012-01-19 09:57:07 | 大衆居酒屋
 「カイロス」を出るとすぐそばにある「居酒屋 北ちゃん」になだれこみました。わりと最近できたお店のようです。以前は、お弁当屋さんか何かだったところです。



 表に出ていた品書きです。



 本線は、店内のこの品書きのとおり、鶏料理のようです。それを、一通り、1人前ずつ頼みました。



 まず意味不明の名称のチーター(500円)。名前の由来をきいたのですが、明確な回答はありませんでした。それはともかく、皮がパリっと焼けていて、中は柔らかく、いい焼き加減。おいしいです。味つけは、香川の骨付き鶏と異なり、甘じょっぱいタレです。 



 手羽先(300円)。5本で1人前ですから、安いですねえ。



 皮(300円)。チーターや手羽先の味つけの感じから、今治風の皮が出てくるものだとばっかり思っていたのですが、予想とは大違いのものでした。パリパリに揚った皮でした。夏場、ビールのお供にいいかもしれません。今はちょっと時期外れ?



 砂ずりです。300円で大きなずりが山盛りになって出てまいりました。どれも量が多いので、まちがって2人前ずつ注文が通っているのかななどと考えてしまいました。



 鶏を一通りたいらげたので、お魚も、ということでコチの刺身(500円)。身の柔らかい魚でした。



 店内にこのようなものが飾ってあったので、「あれは何ですか」と聞くと、「デベラ」と答えたと思います。酔っ払ってきたため、よく聞き取れなかったのですが。「食べてみますか」といわれたので、食べてみることに。



 軽く炙ってあります。パリパリしていて、これまた夏のビールにあいそうです。



 揚げ出し豆腐も400円。相場よりは安いですかね。



 チーターがおいしかったので、最後にもう一度食べようということで、追加注文。



 なぜかお店から、海老のサービス。



 仕上げにウメ雑炊2人前(400円×2)。お鍋の大きさが伝わらないかもしれませんが、やたら大きな鍋で出てきました。注文するときは、どのくらいの量か確認してからの方がいいと思われます。脂っぽいものを食べた後だけに、ウメの風味がさわやかに感じられ、結局は全部食べきりました。



 ということで、価格は安く抑えられています。それでもって、チーターはなかなかいけます。地理的に松山のはずれだから、この値段でやっていけるのかなあ。

「居酒屋 北ちゃん」 松山市山越6-16-14

カフェ カイロス

2012-01-17 09:41:42 | 洋食
 わりと最近できたらしい「カフェ カイロス」に連れて行かれました。



 街なかからかなり離れていて、西環状線からちょっと入った、わかりづらいところにありました。こんなところで営業が成り立つのかと思いましたが、同じ山越の住宅・農地混在地帯にある「虎石」や「ごちそうさま」も繁盛しているようなので、自動車社会では、やり方一つなのでしょう。



 店内に入ると、和服姿の女性が出迎えてくれたので、びっくりしました。



 トマトとベーコンのピッツァです。生地が薄くてパリパリの、好きな型のピッツァでした。チーズがたっぷりかかっていて、なかなかいい感じでした。



 ビーフシチューセット(1200円)。シチューはちょっとコクが足りないかなと思いましたが、値段を考えればあまりだいそれた希望はいえないでしょう。お肉はやわらかく煮込まれていました。



 セットになっているサラダ。



 そしてバゲットです。この他にグレープフルーツジュースもつきました。



 焼きカレー(1000円)です。門司の名物料理ですが、いろいろなお店に取り入れられ始めているようです。辛めのカレールーに玉子とチーズをのせて、焼き上げるという作り方だと思います。



 「カイロス」の焼きカレーは、玉子が半熟に仕上がっておらず、固ゆで状態。これでは、玉子をカレーに混ぜ合わせることができません。改善の余地アリでしょう。



 ところで、洋食類が品書きにいっぱい載っていたので、ワインを頼んでみたら、置いてないとのことでした。なんか、肩すかしをくいました。ということは、喫茶店としての営業が主なのかな?

「カフェ カイロス」 松山市山越6-15-14   089-908-5250

お好み鉄板 すみれ~コース料理はおトクでした

2012-01-15 10:30:09 | 大衆居酒屋
 松山城の裏(北)側に回り込んだところにある「すみれ」。お好み焼のお店です。むかし、広島出身の人に、「松山のお好み焼店の中で、広島人が許せるお店はどこか」と尋ねたところ、この「すみれ」の名前があがっていましたっけ。実際に行くのは、今回が初めてです。私はその手の情報に疎いのですが、連れて行ってくれた人の話によると、市役所を退職された方が始めたお店とのことです。



 本日はコースで頼んであるとのこと。最初に枝豆が登場。



 枝豆をボリボリ齧りながら待っていると、しらすを使ったサラダがやってきました。



 ようやく鉄板焼きのお店らしい品として、ピザがきました。



 微妙に具が違っていて、2種類来ました。でもこれは、ピザというよりもピザもどきでしょうか。ピザの台となる生地が、お好み焼用のタネでつくられているようです。そこにベーコンだとかチーズだとかの、ピザ用の具材を載せて焼いたようです。何か、これまでに食べたことのない奇妙なものを食べ感じです。



 羽根付きの餃子。



 豚もやし炒め。



 鶏肉のホイル焼き。よく飲んだこともあり、ここらへんでもうお腹いっぱいという感じでした。



 だし巻き玉子です。これぐらいならば食べられるか。



 と、最後に好きなお好み焼か焼きそばを1人1個注文できるとのことです。看板料理に行き着く前に、お腹いっぱいというところなのですが、みんな貧乏人根性を出して、「どれでもいいのならば、高いやつを頼もう」と、値段高めのお好み焼を、てんでに注文しました。



 ネギと玉子がのっかった広島風のお好み焼。互いのものを、とりわけて食べました。



 これはネギがふんだんにのっていますねえ。もう酔っ払っているので、名称はいちいち覚えていません。



 こちらはすじ煮込みがのった広島風お好み焼。すじ煮込みとお好み焼があまりあわなかったような気もするのですが、酔っ払っているので、そもそも味がよくわかりません。



 非常に残念なことに、肝心のお好み焼がおいしいのかどうか、酔っ払いの舌には判別不能でした。お好み焼に行き着く前に、みんなお腹がいっぱいだといっていたので、お好み焼が残るのかと思ったら、恐るべし、最後にはきれいに片付いていました。誰か大食漢がいたんだな。



 デザートのアイスクリームです。



 これで、飲み放題がついて3千円です。お得感があるような気がします。いや、おトクでしょう。男子学生向けには、いいと思います。

「すみれ」 松山市平和通4-1-6   089-945-0430



寒風の佐野② 厄除け大師といもフライ

2012-01-13 11:00:13 | 国内旅行ー関東・甲信越
 佐野ラーメンのもう1軒は、「優華」にいってみました。



 こちらも、ラーメンと餃子だけの構成。



 さのらーめん(550円)です。やはり澄んだあっさりめのスープでした。



 麺は平打ちで、このように不均一な部分があり、手打ち感を感じます。ただ、「大金」よりもやわらかめでした。手打ち麺という感じならば、一昨年経験した上州藤岡のラーメンの方が、もっと強く感じたかな。



 佐野といえば、ラーメンの他に厄除け大師が有名です。



 なにやら仏像を盗まれたとマスコミで騒がれていました。厄除けなのに、災難がやってきてはシャレになりません。



 門前といえば、関東ではふつうは蕎麦でしょうが、佐野はやっぱりラーメン。



 そして厄除け大師の門前には、もう1つの佐野名物・いもフライのお店がありました。



 ふかしたジャガイモをパン粉でくるんで揚げるだけの簡単な料理で、地元の子どもたちがおやつに食べていたんだろうな、と思わせるB級感あふれる一品でございます。



 特製ソースをかけてできあがり。1本100円です。ホクホクしていて、なかなかいけます。これならば、ご家庭でもできるでしょう。



 ソースが味の決め手ということになりますが、佐野市は地ソースがある街とのことです。地ソースは、大阪や神戸の関西が中心だと思うのですが、ここ佐野市にもソース文化がしっかりとあるようです。



 そして、この「さのまる」くんは、佐野市のいわゆるゆるキャラのようです。



 ラーメン鉢をかぶって、腰には刀の代わりにいもフライを差しています。佐野名物で武装ですね。