テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

福寿

2011-05-08 08:52:16 | 焼肉
 エス・ピー・シーから『愛媛馳走案内』というガイド本が刊行されました。この手のガイドは、お店が掲載料を払う形態が基本(つまり広告本)だと聞いているのですが、『愛媛馳走案内』の掲載店は、たしかに評判の店、誰もが知っているような有名店が網羅されています。昨年刊行された、どうでもいいような居酒屋やうどん屋やお好み焼屋を「厳選」したガイド本よりは、格段に食べ歩きの参考になりそうです。ということで、さっそく取り上げられていた「福寿」にいってみました。48番札所西林寺がある通り沿いにあります。



 なぜか斜めに撮れていましたが、外見は焼肉屋さんというよりも郊外型のカフェか何かのようです。



 キムチ盛り合わせ(600円)です。お皿が、洋食の前菜をのせそうなものを使用しています。



 肝心のお肉ですが、「珠玉の名店50店」の1つだけあって、ふつうの焼肉店よりも高めの価格設定です。お望みならば、これ以上のお肉も用意されているとのこと。



 まずはロールネギタン(1200円)。ちょっと薄めに切られたタンでネギがまかれています。「このまま焼いて食べてください」とのこと。タンから出た脂がネギに混ざって、複合的な味に。焼肉というよりも、一品料理みたいです。



 品書きに「王様」とあったサーロインロース(2300円)。焼き過ぎないように1枚1枚、ていねいに焼きました食べると、口の中に脂が広がり、お肉がどんどん小さくなっていきます。う~ん、たしかにいいお肉です。



 極上バラ(1850円)。こちらの方が、さらに焦げやすいので注意が必要です。こちらは、ほんとうに柔らかく脂の旨みが広がります。



 今回の生肉食中毒事件が大騒ぎになるちょっと前に行ったので、ありました和牛サーロインユッケ(1600円)。見てのとおり、ふつうのお店のユッケよりも、肉の一片一片が大きく切られていて、お肉の旨みがしっかりと味わえるようになっています。このユッケはすばらしい。事件の影響で「自粛」したりしているのであろうか。だとしたら哀しいです。焼肉業界も早く正常化してもらいたいものです。



 上ハラミ(1800円)。品書きに「これはハラミか?」と書き添えてありました。ハラミというと、ロースやバラに比べて、肉の繊維があって歯ごたえが出てきます。しかし、この上ハラミは、柔らかくて別のお肉みたいです。お店のいうとおりです。形が縦長で変わっています。特別な部位なんでしょうかね。



 サシがいっぱい入っているお肉を食べたせいか、もうこれでだいたい満足。最後に、あっさり福寿クッパ(500円)。こちらは、量少なめで、具も玉子以外はほとんど入っていませんでした。焼肉店のクッパというよりも、居酒屋系の雑炊ないしはお茶漬けみたいな位置づけのものでしょうか。とにかくお肉は、ガイド本のいうとおり、おいしいお店でございました。場所が中心部から遠く離れているのが難点ですねえ。



 さて、シャム社長は、学校の遠足やらなんやらで、市内の札所は行ったことがあるそうです。悔しいので、「福寿」に行く前に、48番札所西林寺に寄りました。これで1つ、シャム社長に追いつきました。



 特に必見作品はないお寺ですが、人になれたネコちゃんがいました。さわらせてくれます。



 ついでのついでに杖ノ淵へ。



 弘法大師さまのおかげで、この泉があるとのこと。



 この日も、無事に過ごせた上、おいしいものを食べることができたのも、弘法大師のおかげでしょうか。

「福寿」 松山市高井町729-1 089-975-5011


最新の画像もっと見る

コメントを投稿