GUMBO

.

file005 Wade BOGGS 【ウェイド・ボッグス】

2005-07-09 | ABC
【チキン・マン】
Wade BOGGS

芸術的なバッティングセンスを誇る
80~90年代を代表する安打製造機だが、
完璧主義者で、気難し屋。
そしてかなりの迷信家.....。
試合前は必ずチキンとチーズケーキを口にし、
150球の守備練習をこなす。決まった時間に打撃練習を行い、
試合中、打席に入る際は必ずバットで“chai”と地面に書いた。
(これはヘブライ語で“命”という意味)
試合が終ると、今度は必ず
ホットドッグ/ポテトチップス/アイスティーを食した。

76年にレッド・ソックスに入団、
メジャー定着までは6年を要し、
82年、24才で、ようやくデビューするが、
デビュー一年目から才能を開花させ、
104試合の出場で、打率.349の高打率を残し、
早くも安打製造機の片鱗をのぞかせる。

1983年に打率.361、74打点で初の首位打者に輝くと
85年、.368、8本塁打、71打点
86年、.357、8本塁打、78打点
87年、.363、24本塁打、89打点
88年、.366、5本塁打、58打点
....と、高打率で4年連続の首位打者を獲得、
83年から89年までは7年連続で200本安打以上を記録した。
また、ボッグスは選球眼も素晴らしく、
86年から89年の間は、4年連続で100四球以上を選び、
パワーヒッターではないにも関わらず、
通算で、6度の最高出塁率に輝いている。

通算本塁打は118本と、多くはないが、
87年、キャリア唯一の本塁打20本以上となる
24本をマーク、『打とうと思えば打てる』事を示した。

92年、打率.259で、デビュー以来初めての打率2割台と不調に陥り、
93年にはレッド・ソックスからヤンキースへ移籍、
打率.302をマークし、やや復調。
94年には、打率.342、11本塁打、55打点で完全復活を遂げた
96年には、打率.311、2本塁打、41打点でヤンキースをリーグ優勝に導き、
ワールド・シリーズでは打率.273を打ち、チームの勝利に貢献
念願の世界一の美酒に酔いしれた。

97年、打率.292に終わり、翌年、地元のデビルレイズへ移籍、
99年には3000本安打をホームランで達成し、
ベースを回る途中、86年に交通事故でこの世を去った天国の母へ
キッスのプレゼントを送った。

99年、デビルレイズでその現役生活を終えた。

あまり語られないが
ボッグスは97年と99年に1試合づつ
ピッチャーとして試合に出場している。
2試合で1失点、2三振、防御率3.86という
『悪くない』数字を残している。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿