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file004 Jim PIERSALL 【ジム・ピアソール】

2005-07-08 | PQR
【栄光の旅路】
Jim PIERSALL

外野守備の達人として語られる事の多い名手・ピアソールだが
その現役生活は決して順風満帆であったわけではない。
父親に無理矢理野球をやらされていたというピアソールは、
その極度の期待が重圧になったのか、
一種の神経衰弱に陥ってしまう。

試合中、「誰かが俺を殺そうとしている」と守備位置からベンチに戻ってしまう。
バックネットによじ上り、ファンに向かってわめく。
興奮してグランドに降りてきたファンに対して
「お前はナイフを持っているだろう」と殴りつける......etc

結局52年のシーズン途中、6週間にわたり、
精神病院で、電気ショック療法を受ける事になるのだが、
彼が名外野手として名を馳せるのはこの入院以降の事である。

53年、復活すると、打率.272、3本塁打、52打点。
守備での働きが認められたのか、
MVP投票では9位にランクされた。

通算で1604安打、591打点、打率.272。
57年には19本塁打、63打点、
60年は18本塁打、66打点をマークするなど
意外なパンチ力も秘めており、
決して、守備だけの選手では無かった。

61年には打率.322と高打率もマークしている。

ゴールド・グラブ2度獲得、
オールスターにも2度出場している。


※以上の事柄はジミー・ピアソール原作の映画「栄光の旅路」で詳しく描かれている。

http://mlb.mlb.com/NASApp/mlb/mlb/stats_historical/mlb_player_locator_results.jsp?playerLocator=piersall

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