命日でした。
20年経ちました。
あの時は日常が戻ってくることなんかないと思ったし、笑うこともないと思ったけど。
時が流れ、きっとダンナが生きている日常とは違うけど日常は戻ったし。
いっぱい笑ってる。
時薬、そんなにすぐには効かないけれどじっくりじっくり時間が癒してくれる。
いまでもダンナのことを思い出して泣いたりすることもあるけど、でもきっとそれは立ち直っていないってことではない。
彼が見ることのできなかった未来を見せてあげたかったなっていう思いがあったり。
20年前には息子に先立たれる義両親の気持ちに寄りそうこともできなかったけど、今は分かると思う。
なんとなく20年は一区切りかなって思ったり。
金木犀の香りがまた一段とあの日を思い出させる、そんな命日でした。