小説十八史略三 Chinese 18 histories-3

陳舜臣の『小説十八史略(三)』を読みました。
漢帝国の話です。三国志へ入るところまでの話です。

漢帝国は、新帝国をはさんで、前漢と後漢の時代があり、これをひとまとめにしても良いと私は考えます。
この漢帝国は、約400年続いたので、中国でも屈指の長く続いた時代といえます。

皇帝に誰がなるか、皇帝を誰にするかが、中国の歴史であると言ってもよいと私は思います。
漢帝国の時も、いろいろとあったのです、幼帝を選んで、母親や外戚が権力を握ったり、宦官が力を持ったり、儒教官僚が政治を動かしたり、ややこしい運営がされます。

日本は、中国から律令制、漢字、儒教、仏教と、多くの文化を輸入しましたが、宦官は取り入れませんでした、これはなぜなのでしょうね。

漢帝国は、外戚政治と宦官権力の弊害から、滅亡します、そして、これから三国志の時代へと入って行きます。

宮城谷昌光の『三国志』を去年読んだので、次の『小説十八史略(四)』は読みやすいだろうと思っています。

I read " Chinese 18 histories-3 " by Chin Shun Shin yesterday.
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