戦の国 The nation of battle

冲方丁の『戦の国』を読みました。
歴史小説でした。
戦国武将6人の物語でした。

戦国時代、下克上の時代の武将の決断、こころの中が描かれていました。

私にとって、あまり知らなかった、上杉謙信、大谷吉継、小早川秀秋について書かれていたので、こういうことだったのかと思いながら読みました。

少し軽い内容、読み物だったと思います。

私の読後評価は、読みやすかったので、まあ良いかということで、4☆です。

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マチネの終わりに 

平野啓一郎の『マチネの終わりに』を読みました。
40歳の男と42歳の女の恋愛物語でした。

天才ギターリストの男性と、母親が日本人のハーフの女性の話でした。

深く愛しながら、一緒になることが許されない二人が、再び巡りあうことは・・・。

女性には婚約者がおり・・・。
男性はスランプが・・・。
すれ違いが生じ・・・。
別々の相手と結婚し、子供が生まれる・・・。

大人の恋の行くえが。

話の展開、遅いなあと思っていましたが、途中から読みやすくなりました。
エンデイングは良かった。

私の読後評価は、合格ラインの4☆です。
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幻庵 Gennan

百田尚樹の『幻庵』を読みました。
上下本で、長編小説でした。
江戸時代の囲碁棋士の話でした。

江戸時代、囲碁の世界は家元制が確立し、徳川幕府と大名から保護され、大切にされたことから、多くの有名な棋士が出現しました。
そのトップの棋士の間の戦いが描かれた話でした。

碁の技術的な話が多く、長編小説のわりには、単調な話の展開でした。
私は碁はやらないので、技術的な話にはついていけませんでした。

従い、私にとっては、この小説はいらない分類になります。
私の読後評価は、読まなくて良い、低い点数の3☆です。
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盤上の向日葵 Sunflowers on a chessboard

柚月裕子の『盤上の向日葵』を読みました。
長編小説でしたが、読みやすく、良かったです。

警察物語であり、埼玉県の山中で身元不明の白骨死体が発見され・・・。
一緒に埋められていたのは、高価な伝説の将棋の駒で・・・。
かって棋士を目指していた若手刑事が、ベテラン刑事とコンビを組んで捜査にあたる・・・。

今年は、中学生棋士の藤井四段が出てきて、私も興味を持って、ニュースを見ていました。
その将棋のことが、描かれていました。
兎に角、読み応えがあり、話の展開も早くスムーズで、良かった。
 
私の読後評価は、最高点に近い、4☆です。
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オペレーションZ Operation Z

真山仁の『オペレーションZ』を読みました。
経済小説、近未来小説でした。
良かった、最近読んだ小説の中で、ベストだと思いました。

日本の国の借金は、1,000兆円であり・・・。
国の予算は、100兆円で、内借金の利子払いが25兆円・・・。
国の収入は50兆円で、毎年、借金が50兆円増えている現状が・・・。
このままでは、国家破綻が近いうちに起こる・・・。
総理の密名の下、歳出半減のミッションが・・・。
さて、どうなることか???

日本の国の現状が、国民に共有されず、甘い考えと気分が社会に・・・。
この小説が、国民に広く理解されば良いがと思った。

私の読後評価は、ベストの5☆です。
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平安京の生活 A life in Heian era

今日は、「歴史のロマン」の講義を受講しました。
若井先生より、「平安京の生活」について、学びました。

内容は、
*右京が寂れて、左京が栄えた。
*東の端の京極を越えて、東が栄えていった。
*北がセレブで、南が下町だった。
*火事が多く、内裏が火事に多くあった。
*世捨て人の鴨長明は、『方丈記』で、大火事、つむじ風、福原遷都で、世の中の無常を書いている。
*内裏が炎上し、藤原道長の邸宅であった、土御門殿に天皇が仮住まいされ、その土御門殿が現在の御所の場所である。
などでした。
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適塾 Teki School

今日は、久し振りに、森之宮の「歴史学・近世」の講義を受講しました。
講義項目は、「大阪の正月行事」と「適塾」でしたが、講義内容が、いつもながら、いまいちで、2時間の講義の内、半分は眠りとなりました。
同じ講義教師ですので、毎回ダメです、どうしょうもないでしょう。

*「大阪の正月行事」は全く内容が乏しく、これは書きようがない。
*「適塾」は少しましでしたので、少し書くと、
+緒方洪庵は備中足守藩の武士の家に生まれた。
+武士に向いていないことより、医学を学んだ。
+大阪に、西洋医学を学ぶ「適塾」を開設した。
+成績順に、クラス分けをして、席順を決めた。(本当に勉強するには、これが良いと思った。)

そして、午後は、成果発表会の我が班の発表方法を討議した。
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墨龍賦

葉室麟の『墨龍賦』を読みました。
時代小説でした。
この作家の時代小説は、読み応えがあります。

戦国時代に生きた、ひとりの絵師の話でした。

主人公の絵師を通じて、信長、秀吉、家康などの、戦国時代のことが書かれていました。
この小説より、あの時代の、覇権争いも分かります。

武人の魂を持ち続けた絵師、このような絵師が居たのですねえ。

歴史小説としても読むことができます、私の読後評価は4☆です。
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侍 Samurai

遠藤周作の『侍』を読みました。
歴史小説でした。
慶長遣欧使節の支倉常長の半生が書かれていました。

支倉常長に興味を持ったので、この小説を読みました。

遣欧使節が出発する時に、既に、キリスト経は禁教となっており・・・。
キリシタンでない武士が、キリスト教の神父と一緒に、スペインとローマに行く・・・。
日本はキリスト教徒への弾圧がされていることが伝わっており、先々で、歓迎されていず・・・。

これじゃ、ダメだと思うはずが、ローマまで行き、成果なしで、帰国する。
帰国後は、形式的にも、キリシタンということで、処罰がある。

兎に角、支倉常長は不運な半生だったと分かった。
歴史的な事項が分かったので、私の読後評価は、4☆とします。

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院政 Rule by a retired emperor

今日は、久し振りに、「歴史のロマン」の講義を受講しました。
狩野先生より、「院政」について学びました。
今日の講義で、漠然と理解していた、「院政」について、理解が深まったと思います。
良かった。

内容は、
*平安時代は約400年で、律令政治、摂関政治、院政、平氏政権と、4分割に分けられる。
*院政は、後三条上皇から始まり、白河上皇で定着し、後鳥羽上皇で終わり、150年間であった。
*白河上皇は40年間、鳥羽上皇は30年間、後白河上皇40年間と、長く政治を行った。
*院近臣政治となった。
*院御所は、御所ではなく、京都内の東だったり、南だったり洛中だったりした。
*藤原家による、摂関政治を排除して、上皇が政治の実権を握った、大きな方針は上皇、日々の政治は天皇と区別した政治だった。
などでした。
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