昨日がなければ明日もない

宮部みゆきの『昨日がなければ明日がない』を読みました。
ベストセラー作家の小説でした。
そのわりには、イマイチでした。

私立探偵が主人公の小説で・・・。
3篇の短編小説だったが・・・。
何か、あの有名作家にしては、なにかイマイチで・・・。
女性が、事件にからんで・・・。

私の読後評価は、普通の3☆です。
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励み場

青山文平の『励み場』を読みました。
時代小説、江戸時代に武家になろうとした主人公と伴侶の物語でした。
良かった、この作家の小説は、いつも、読み終わった後の気分が良いです。

江戸時代の農村で、名子と呼ばれた人々がいた・・・。
戦国武将が、戦乱が無くなり、農民となって行って・・・。
百姓の間にも、貨幣経済が浸透し・・・。

一種のサクセスストーリーであり、善人ばかり登場し、後味の良い小説でした。
私の読後評価は、満足の4☆です。
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不発弾

相場英雄の『不発弾』を読みました。
経済小説、経済犯罪小説でした。
最近の経済事件を題材にしており、臨場感があって、良かったです。

九州の炭鉱町で生まれ、バブル直前に証券会社に入社し・・・。
経済人として、経験を積み、成功をして・・・。
株価の変動により、負債が発生する会社を相手に・・・。
激動の金融業界を生き延びる主人公は・・・。

山一証券や銀行の倒産や、東芝の粉飾決算問題など、史実を織り交ぜながら書かれていました。
良かったです、私の読後評価は、4☆です。
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利生の人

天津佳之の『利生の人』を読みました。
歴史小説でした。
この作家の小説を初めて読みましたが良かったです。

第12回日経小説大賞受賞作品でした。
足利尊氏と楠木正成を中心とした物語でした。

尊氏、正成、後醍醐天皇、護良親王など、人物描写が良かったです。
この時代のことは、勉強などより知っていましたが、そうだったのかと思う場面もありました。
尊氏は、戦いに負けて、いったん、九州まで行っていたのも、再認識しました。

良かったです。
良い歴史小説でした、私の読後評価は、満足の4☆です。
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天を測る

今野敏の『天を測る』を読みました。
この作家にしては、珍しい、歴史小説でした。
幕末、咸臨丸でアメリカへ行った、主要メンバーの一人の半生記でした。

知られざる幕末の英雄の物語で・・・。
算術の天才の小野友五郎が大活躍する・・・。
明治維新期には、英雄・天才が登場して、革新的な行動をする・・・。
勝海舟と福沢諭吉は、能力がなく、悪く書かれていたのが驚きでした。

良かったです。
私の読後評価は、大満足で、最高点に近い、4☆です。
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宗棍

今野敏の『宗棍』を読みました。
沖縄空手の物語でした。
良かったです。

松村宗棍の人生でした。
琉球政府の科挙に合格し・・・。
空手道に邁進する若者・・・。
サクセスストーリーであり、読みやすい小説でした。

ストーリーが単純で、すいすい読めました。
私の読後評価は、合格点の4☆です。
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