等伯 Tohaku

安部龍太郎の『等伯』を読みました。
第148回直木賞受賞作品でした。
初めて、この作家の小説を読みましたが、この小説はむちゃくちゃ良かった。

武士の家に生まれたが、絵師の家の養子になり、当代随一の絵師となった長谷川等伯の生涯を書いた小説でした。
戦国の世にあって、次々と悲劇を呼びますが・・・。
身近な人々の死・・・。
戦乱の死と悲劇・・・。
苦難を乗り越えて、絵師として、道を究めようと・・・。
一流の人々との出会いと交流を得て・・・。

兎に角、良かった。
最近読んだ本の中で、一番と感じた。

この小説の主人公の「長谷川等伯」の壁画を、数年前に、智積院で見て、感動したことを思い出しました。
春になると、等伯の絵を見に、一日かけて、本法寺と智積院(もう一度)を訪ねようと思いました。

私の読後評価は、最高点の5☆です。

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アクテイブメジャーズ Active Measures

今野敏の『アクテイブメジャーズ』を読みました。
良かった、面白かった。
この作家は、私の好きな作家のひとりですが、この小説は良かった。

警察小説です。
公安のエリートが主人公でした。
対外諜報のスケシャリストの研修を受けた主人公が、新たなミッションを受けます。
同僚の調査をすることになりますが・・・。
同じ時期に、新聞社の編集局次長が、マンションから転落して死亡し・・・。
謎の女性・・・。
ロシアのスパイ・・・。

話の展開も良く。
読み易く。
早いスピードで読み進められます。

読んでいて、面白かった、楽しかった。
私の読後評価は5☆です。

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リストラ屋 Restructuring Man

黒木亮の『リストラ屋』を読みました。
経済小説でした。

資本主義の影が書かれていました。
株主主義、株価主義による会社経営が書かれていました。

経営不振に陥った会社を、コストカッターにより経営再建を図ろうとしますが・・・。
会社の実態を無視した、コストカッターによる、粉飾経営による企業経営が・・・。
時間とともに、株価は上昇するが、会社経営は悪化していき・・・。

この小説を読んでいて、ライブドアー事件を思い出しました。

読み易い小説でしたが、内容に深みが・・・、新しい驚きも無かったので、私の読後評価は3☆とします。

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何者 Who are you

朝井リョウの『何者』を読みました。
平成24年度直木賞作品です。
評価が難しい小説と思いました。

大学生の就活を通しての、大学生の生態が描かれていました。
現代社会の、大学生の、ネット依存社会の、ちょっとシニカルな感じを受けました。

5人の大学生、バンド活動を行っていた男子、演劇をやっていた男子、海外留学をしていた女子などが主人公です。
現代の就活ですので、甘くなく、大変なことが、書かれています。

大学生は、就活はこうゆうものだろうなあとは想像ができました。

評価が難しい小説だったので、私の読後評価は3☆です。

今週は、風邪をひいて静養をしています、今日くらいから、よくなってきました。

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ランチ会 The Lunch Meeting

月に一度の「N氏とのランチ会」を、いつもの「イタリア料理店」で、今週の木曜日に行いました。
写真は、当日の前菜です。

当日の話題は、
*株価と円為替の見通し(分からない)
*都知事選挙(五分五分で分からない)
*若い世代の政治行動
*大企業での今年度のベースアップはあるだろう
*OB会の人事情報
*マドンナを囲む会
などでした。

いつもながら、幅広い話題についての、フランクな話し合いで、楽しい時間を持てました。
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獣の聖域 The holy place of the animal

勝目梓の『獣の聖域』を読みました。
223頁の小説ですので、すぐ読めてしまいます。
大衆小説というのでしょうか。

私立探偵が、失踪人探しをします・・・。、
調査の過程で、小心者の人物のはずが・・・。
リストラをされていた、痴漢騒動や、愛人に金をゆすられていた・・・。
そして・・・。

時間つぶしに読むなら良いでしょう。

私の読後評価は3☆です。
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私市ハイキング Hiking at Kisaichi

今日は、ハイキングサークルの人々で、合計12名で、私市・星のブランコをハイキングしました。

天気が良く、寒くなく、良いハイキングでした。
くろんど池、磐船神社、星のブランコをハイキングしました。
アップダウンが少なく、歩き易いコースで、歩道は良く整備されていました。
季節の良い、秋にもう一度来たいと思いました。

兎に角、良いハイキングでした。

今日の私の万歩計は、29,438歩、17.6kmでした。
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成果発表会の準備 Preparation of Lesson End Presentation

今日は、「美の世界」の講義を受講しました。
桃山時代の障壁画、陶器などを学びました。

長谷川等伯の障壁画の話がありました。
京都の智積院で、以前、長谷川等伯の国宝・障壁画を見たのを思い出しました。
あの絵は、大きかった、凄かった!、すごい迫力を受けたのを、思い出しました。

午後には、我が3班のメンバーは、クラスミーテイングで、3月の成果発表会の準備をしました。
発表内容の概要は決定できました。
パワーポイントでの発表を考えており、その内容もほぼ決めました。
最終案は、「ニューオータニの叙々園で、焼肉ランチを食べながら、決めることとしました。

写真は、チョコレートとお菓子を食べながら、発表案を検討しているところです。
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水色の娼婦 The Blue Colour Prostitute

西木正明の『水色の娼婦』を読みました。
この作家は、私の好きな作家の一人ですが、この小説はいまいちでした。

アルゼンチンのブエノスアイレスで育った女性を中心にした話です。
父はアルゼンチンの海軍大臣、母は日本人・・・。
母は遊郭で春を売る女性だった・・・。
主人公の彼女は、タンゴダンサーとなり、娼婦として生きていく・・・。

第二次世界大戦、ヨーロッパでの状況と、彼女のその後が、話が展開する・・・。

読み易いし、悪くはないのですが。
イマイチ話に深さが感じられなかった。

そういうことで、私の読後評価は普通の3☆とします。
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リバース Reverse

石田衣良の『リバース』を読みました。
恋愛小説です、良かったです。

ネットで性別を偽って出会った男女の物語です。
メール交換だけで親しくなって行く男女・・・。
それも、お互い、自分の性別を偽って、ネット通信を続けて・・・。
仕事や恋愛について、身近な人間に話せないような本音を・・・。

新しい出会いと恋の物語です。

読み始めは、どんな話かなあと疑心暗鬼でしたが、読み進めて行くと、良くなった。

私の読後評価は4☆です。

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