続・てんしん日記2022

teacapブログから引っ越しました。
花の写真、本の感想、日々のできごと等々かな。

山本譲司さんのてんしん

2006-10-24 00:42:27 | ノンジャンル
「獄窓記」も読んでないのに、YちゃんとUさんが「いい、いい」というので講演会について行った。国会議員で、うちの選挙区で、(一度家にも見えた?)秘書給与事件で刑務所に入って本を書いた人くらいしか知らなかったけど、塀の中にいる人の事情のあまりのひどさに心底ゆさぶられ、本を書き(3冊目だそうです)、勉強し、提言し、とうとう、法務省や厚生労働省を動かし、新たに北海道に一つ刑務所でない行き場(自立を促す場)を建設するまでになったという。刑期を終えても帰る所がなく、支える人がないという、ずっと孤立してきて刑務所が唯一ほっとする人がいるとの話に声も出ない。読み書きそろばんを教えられることもなく、現代のジャンバルジャンのような受刑者を生み出している状況に警鐘をならしている。
ご本人は起訴されたとき、刑務所にさっさと入ったと明るく話していたけど、こんな決断がターニングポイントにもなり、新たな目標をつかんだようで、暗い話題ながらちっとも悲観していません、ときっぱり話された。
Yちゃんは、また国会議員になってほしいと思ったけど、ならなくていいね、と感想をもらした。私は昨日の続きで、戦争している場合じゃないね、とつくづく思った。