古谷経衡を論破した竹田恒泰

▪️皇族の減少問題

古谷経衡
『必然だ、中近世に渡って側室があった訳だがそれが無くなって今の象徴天皇制になったら、そりゃあ減りますわ、歴史の必然だ。

アナウンサー
「昔から男子が生まれない時代はそれぞれに悩みが深かった。」

古谷経衡
『竹田さんは反対するかもしれないけど、僕は女性でなく、女系天皇でいいと思う。

万世一系なんてものは歴史学的に神話としてはいいけれど、これは証明なんか出来ない訳でね。
国民の総意の象徴な訳だから、天皇陛下がそれでいいと言えば女系天皇でいいし、女性宮家創設でもいい、我々は天皇陛下のご意思に従うだけだと思っている。』

アナウンサー
「現在の皇室典範では、皇位は皇統に属する男系男子が継承することになっております。更に12条には【皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる】この様に明記されております。だからこそそれを改正して女性宮家創設をという声もあるわけなんですが、古谷さんは女性宮家創設に賛成ということで、」


古谷経衡
『僕は賛成ですね、良いことだと思います。というか、これからも存続していくんなら受け入れるしか無いですし、第一に天皇、その周りの皇族の皆さんが、それで良いと思っているんだったらそれで良い。』

アナウンサー
「竹田恒泰さんは女性宮家創設に反対ですよね」


竹田恒泰
『まず、天皇陛下がそれで良いと仰る訳がない、政治的御発言はなさいません。あと皇族減少は必然だとおっしゃいましたが、皇室に関して言えば少子化は起きていないんですよ。じゃあ何故小泉政権下でああゆうことになったかと言いますと、お子様は御生れになっているんですけど、9人連続で女の子だった訳ですよ。

ですから少子化が進んで人数がない訳ではない、9人全員が女子だった、そろそろ男の子が生まれないと、小泉政権の時問題になったので、その辺は違うかなと。

あと万世一系云々ですけども、古谷さんが今仰ったそんな意見もあるんですが、これが正しい、正しくないを言ってもしょうがないんであって、私はこうやって見解が別れることが最大の問題だと思っているんです。つまりですね、男系継承が途切れた時にそんなもん天皇じゃないと言う人もいれば、これだっていいじゃないゃないかという人もいる。これが問題だと思うんですね。

例えば現在の天皇陛下が天皇であられることを俺は認めないとかそういう話はない訳ですね。要するに非の打ち所がない天皇なんですが、天皇は血統の原理なのでこれが変わった時にある人は認めある人は認めない、そうすると非の打ち所がある天皇になってしまう。

ですから私は男系維持がいいと言う、古谷さんはそうじゃなくてもいいじゃないかと言う、この意見の相違が問題。』


古谷経衡
『まぁでも一つの物事に対して意見の相違、多様性があるっていうのはいいことじゃないですか』


竹田恒泰
『現在はそれないんで、今は良いですけど今後対立がおきてくる』

古谷経衡
『最近はいないけど、へんな人がいたっていいと思うな(笑)』

▪️大嘗祭の費用の問題

アナウンサー
「現在の上皇陛下の時は22億円がかかった、そして宗教色が強いということから、秋篠宮殿下がそれを国費で賄うということが適当かどうか。」

古谷経衡
『これは秋篠宮殿下は本当に立派だと思いますよ、だって生活費から賄うようご意向を表明されているということですけど、これはどう考えても、過去の判例から見ても、憲法の政教分離が位置付けられている訳で、現政権と真っ向から違うこと言っている訳ですよ。僕は大嘗祭は宗教行事だと思います。秋篠宮殿下は正しいと思っている。』


竹田恒泰
『秋篠宮殿下が正しいとするならば、天皇陛下が間違っていることになるんです、つまり今回国費で賄うことが閣議決定されいる訳ですが、陛下が了承済みなわけですよ、秋篠宮殿下は違う見解を述べられたのですが、私は国民として宮様のご発言を論評するのは控えたい。

政教分離に関しては問題がないと判例で出ている。過去同じような違憲訴訟がいっぱい出たんですけど全部原告敗訴してるんです。

憲法に政教分離があり、かたや天皇が書いてある、一見矛盾するように思いますけど、矛盾が無いように読む、政教分離の例外です。』


▪️天皇陛下の退位と即位どんな環境で行われるのが良いのか？

古谷経衡
『僕は若干古い人間で、戦前国民は陛下の赤子と言って天皇陛下の子供だった訳ですよ、今上陛下と周りの皇族が合議で決めるべきだと思います。醜悪だったのが、現政権安倍政権の2016年の生前退位反対の時、故渡辺昇一さんとか櫻井よしこさんとかが勝手に考える皇室を押し付けてるんですよ、時代が時代なら逆臣だと言われるんじゃないかと思うんですね、天皇陛下が退位したいと言うんだったら赤子達はうけとめるって言うのが僕は思っていてだからご意思次第』


竹田恒泰
『でも、それをやってしまうと天皇陛下のお言葉で即政治の中身が決まってしまう事になるんですよ。反対意見を言ってはいけない雰囲気は良く無いんですね、賛成反対色々やった上で国会であそこまでちゃんと決めたわけですから、国会の議決というのは民主主義における最高の決定なので、敢えて反対意見すら言える空気で議論されたことが意味があるので、もし反対意見が言えない空気で進められるとしたら、やっぱり天皇の政治発言ともなりかねないわけで。』


古谷経衡
『ただ2016年の有識者会議の故渡辺昇一さんとかは筋論としては僕は悪すぎると思う、それは言いたい』

竹田恒泰
『それはそうかも知れませんけども反対意見があったこともこれはこれで価値があると思いますよ』

古谷
『あぁ勿論勿論』