竹田恒泰氏が桜井誠氏の発言に対して明確に反論したが、今回二人の発言はひとまず置いておいて、二人の距離感とこの問題の影響を考えたい。
以前『そこまで言って…』の番組において在特会に肯定的な発言をした竹田恒泰氏を『ニセ旧皇族・ちょいキモ殿下の竹田恒泰』と揶揄した小林よしのりが、次のようなブログをアップしている。
「正論」(「自称正論」というべきだが)1月号で、
「在特会はいいこともした」発言について、
「事実を述べただけです。
訂正も謝罪もするつもりはありません」
と強弁しています。
竹田は10月20日放送読売テレビ
「そこまで言って委員会」で、
在日が「日本人の名前に変えることによって、
犯罪歴から金融歴から全部消すことができる」
と発言しました。
これについて竹田はヌケヌケと、
この発言は警察や司法当局から
犯罪歴が消えるという意味ではなく、
通名が変わることでわかりにくく
なると言っただけだと言い逃れしています。以下略。
媚韓の小林よしのりが在特会をヘイト集団や差別排外的集団と見ているのはわかるのだが、竹田氏がその一部分、一事象を擁護したからといって、"ニセ旧皇族"は言い過ぎだろう。
このように当時の在特会は極右団体としてヘイト、排外主義団体のレッテルを貼られ、写真に同時に写るだけでも同じレッテルを貼られてしまうのである。
靖国神社問題や皇統に関する見解が似ていても対中国やコロナ、オリンピックへの思うところは様々であろう。
現在では左右の分断だけでなく保守派でもいくつかに分断されているが、その原因がコロナ禍でのオリンピック開催であることは最早説明は不要だろう。
本日8日その原因であるオリンピックも閉会されるが、竹田氏の反応にその距離感のヒントがあるように感じられる。
つまり、桜井氏を訴えてもいいし、訴えなくてもいい、要するにどうでもいい案件な訳だ。保守派にとっては不毛な議論なのであり、無用の分断ということだろう。
したがって今のままの距離感を保って旧皇族を馬鹿にする小林よしのりに両者対峙するほうが得策なのだろう。
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